関西兄妹＿禁断の恋＿

あ、こら！勝手に撮るなー！消せえよ！（写メを撮られてはずかしくなるも笑いながら妹の携帯を取り上げようとして「まったく…将来の旦那さんが心配やで…」肩に頭をあずけてきた妹にドキッとし、少し顔を赤くするも冷静さを保ち答えて）

嫌やー。待ち受けにするんー。(クスクスしながら口を尖らせては取られないように避けて「まだまだ先の話やんか〜。」ふふっと笑いながら兄をチラ見すると顔の赤い兄に少し不思議でジッと見つめて)

あ！待ち受けだけわ堪忍してやー！恥ずかしいわ！（待ち受けにらすると言われ恥ずかしくなり慌てて「ど、どないしたん？」不思議そうにこちらをみる妹を見ては質問して）

ぷっ、冗談冗談〜。流石に待ち受けはウチも恥ずかしいわ！(吹き出すように笑えば首を横に振って「え、いや…お兄ちゃん顔赤なってると思って…熱？」質問されれば肩から頭を離して兄の頬にそっと触れて)

なんや・・さすがに冗談か・・もうびくっりするわ～（妹の言葉にほっと胸をなでおろし「な、なんともない！ただ、ちょっとお風呂につかりすぎただけや！もう、俺上にあがるな！」慌てて妹の手をのけて少し急ぎ足で自分の部屋に向かう）

あ、せやけどこの写真は永久保存やで！(ニコッと笑っては先程の写真をチラつかせて「え、そうなん…おやすみ。…変なお兄ちゃん」慌てる兄に呆然と座ったまま見送れば呟き自分もそろそろ上がろうかと立ち上がって。

別にええけど・・あまり他の人には見せるなよ？（チラつかせてる写真を目にしては１つため息をついて「あ～・・あかんな・・どうも、調子狂うわ～・・悠姫は妹やそう・・ただの妹・・」自分の部屋に入りベッドに寝転がりながら自分に言い聞かせる）

はーい。心配せんでも誰にも見せへんよ〜(ニコニコしながら頷いて携帯をしまって「…お兄ちゃん今日は変やったなぁ〜。…もう寝よ。おやすみお兄ちゃん。」自室に入れば呟きベットに寝転がり隣の部屋の兄に向かって聞こえないと分かっているものの小さく言い電気を消して寝て)

おーい、起きろー！学校遅刻するでー！（翌朝、朝練があるため野球のユニフォームに着替え親に妹を起こしてくるようたのまれて妹の部屋をノックする）

うわっ⁉︎…ふぁ〜。起きたー…(バサッと布団から起き上がればいそいそと制服を着始めて「お兄ちゃん朝練いってらっしゃーい！」とドア越しに言い)

おう、悠姫も遅刻すんなや～（妹が起きたことを確認し、自分の部屋から荷物を持って親に「いってくるでー」と声をかけて軽く走りながら家を出ていく）

はーい！(荷物を持ってはドタドタと下に降り親と会話を交わして「え？お兄ちゃんお弁当忘れたん？…んも〜しゃーないなぁ…。はい、行ってきまーす」兄の忘れたお弁当をと荷物を持って家から出て行って)

うん・・？あれ？おっかしいな・・確かカバンに入れたはずやのに・・（昼休憩になり、お腹がすいて弁当を食べようと思いカバンの中を見るも入っておらず「すまん、先に食べてええで」一緒に食べようと思ってた友達に一言言って）

おーい、お兄ちゃーん？コレ探しとるんちゃう？(兄の教室に来れば手を振りながらお弁当を見せて「あ、こんにちわ〜」兄の友達と目が合えば愛想よくニコッと微笑み手を振ったりして)

あ！それや！それ！もう、ほんまにおおきになー（妹の声に気づき振り向くと涙目で近づいてお弁当をうけとり「悠姫は、もうお昼食べたんか？」友達とのやり取りを見た後ふと思い聞いてみる）

あははっ、今度は気いつけてよね〜(涙目の兄を面白そうに笑って「え？ウチまだ食べとらんけど？」ポカンとした顔をすれば兄を見て首を傾げながら答えて)

お、ならちょうどええやん、どうや？これから一緒に昼飯食べへんか？（妹がまだ食べてないと聞くと笑顔になり誘ってみる）

え、ええの？…でもお兄ちゃん、友達と食べるんやないの？(兄の誘いに嬉しそうに微笑むも後ろで楽しそうに食べる兄の友達をチラッと見ては兄を見つめて)

うん？ああ、どうせあいつらもう食い終ってるはずやし大丈夫やろ？な？（後ろを振り向き友達に確認をとると「いってきー」などの声がきこえ「それより、悠姫も誰かと食べる約束とかしてないんか？」自分は良いかもしれないが、妹の方が心配になり確認して）

そうなんや…(兄と友達のやりとりを見て安堵のため息を吐いて「ウチも友達に先食べててって言ったからもう食べ終わってるんちゃうかな？」教室の時計をチラ見しては記憶を辿るように首を傾げながら答えて)