妖 学 園 / nl bl　

幽紀

…？うん。あ、ボクにでも出来ることだかんな！勉強系は……無しで（もう一度ｺｸﾝｯと頷けばハッとしたように上記述べて、苦笑混じりに頬掻き『おわっ……蛇の癖に～…』脱走に失敗すると、少しﾑｽｯとしながら相手の肩に顔を埋めるように凭れかかり

>紺

ふふ、それなら例えば私が貴女への欲求が抑えられない時、私を満たす…なんて願いは受け入れられますか？(明らかに意地の悪い声音で、しかし真顔で問いかけるそれは完全に単なるセクハラそのもので、それでも本人は全く悪びれた様子は無く
いいではありませんか、先ほどの貴女にはまた新たな魅力を感じましたよ？(ムスッと面白くなさそうにしている紺の髪をサラサラと撫でながら違った一面が見れたことを純粋に喜んでいて

幽紀

んー……うんっ？！う、受け入れるも何も…時と場合による……いやいや、えっ？（真顔で問いかけてくる相手に言葉の意味を理解していないのか、小首傾げればすぐに理解して、瞬間ﾎﾞﾌｯと顔を真っ赤にすると慌てふためきながら『み…魅力…？……～っチョコ！チョコ食べよう！ね！』新たな魅力を感じたと述べながら己の髪を撫でる相手に少し嬉しく思ったのか、ﾋﾟﾝｯと耳を立てては慌てて話題変えて

>紺

つまり時と場合によっては受け入れてくださるのですね、これは楽しみですねぇ(顔を真っ赤にしながらも発せられた言葉にニヤリと笑みを浮かべては紺の肩を柔らかく抱き、耳を甘噛みして
そうですね、本来の目的を忘れてしまうところでした(明らかに話を逸らされたのはわかったがそれを咎めることはせずに素直に頷いては椅子から立ち上がり

幽紀

そ…それはっ……うあっ？！ばっ、耳噛むな…！（己の発言にﾊｯとすれば、手の甲で口元押さえながら受け入れる訳ではないと否定しようとするも、耳を甘噛みされればﾋﾞｸｯと大きく肩跳ねさせて『ﾌｩ…ほら、チョコトリュフとウイスキーボンボン作ってみた！』立ち上がる相手を見上げてはほっとしたように一つ息を吐き、気を取り直してお皿に乗せたチョコを見せてみて

>紺

…『それは…』なんです？(誤魔化すように何かをいいかけてすぐに耳にやってきた感触のせいか言葉を途切れさせた紺に耳を甘噛みする口をそっと離してからわざとらしい態度で続く言葉を問いかけて
なるほど、どちらも美味しそうですね…ではいただきます(お皿に乗ったチョコレートについて説明を聞きながら数回頷いてはトリュフチョコを摘み、口に放り込んで

幽紀

え…？いや、…だから…それは受け入れられない！…恥ずかしいじゃん（わざとらしく言葉の続きを聞いてくる相手からﾌﾟｲｯと顔を背ければ、小さめな声で言葉の続きを述べて『どう？ちゃんと甘さ控えられてるかい？』ブラックチョコで作ってる為、己は味見が出来ずにいて、少し不安げにチョコを口にする相手に問いてみて

>紺

おや…それは残念、まあそんなところも貴女らしいのでしょうかね(拒否をするという意思を聞けばあからさまに残念そうに呟き、恥ずかしいからという理由を聞けば苦笑しつつ肩を大きく竦めてみせて
…ほろ苦いビターな味わいの中に微かな甘みが口の中に広がって…とても美味です、…ふむ、こちらも美味(回りくどい前置きをした割には、最終的には『美味』という簡潔な感想を述べては続けてウィスキーボンボンを口に放り込んでやはりそれも簡潔な言葉ながらも素直な感想を述べては絶賛をして

幽紀

…幽紀の場合は、平然と恥ずかしい事言ったり意地悪するところだよね（大きく肩を竦めては苦笑を浮かべる相手を少し見つめれば、ﾆｼｼｯと悪戯に笑って『おー…何かグルメリポーターっぽい…。って、美味しい？良かった！チョコトリュフの方は生クリームと混ぜたから、苦いの無くなっちゃったんじゃないかと思ってさ』良くテレビの食レポで耳にするようなコメントを述べる相手にﾎﾞｿｯと呟いては、美味という言葉に嬉しげに微笑んで

>紺

私はただ己の欲望に忠実なだけです(指摘を受ければそれらの行動は全て自分のしたいようにするというスタイル故のものだとニヤリと笑みを浮かべながら言ってのけて
むしろその味わいのメリハリが私の舌を飽きさせずに自然と手が伸びます(苦味が無くなったのではないかという紺のその心配は無用とでも言いたげに感想を更に口にしては微笑み

幽紀

忠実……ねぇ～…（ハァ…と深く溜め息を漏らせば、ﾆﾔﾘと笑みを浮かべる相手の鼻をｷﾞｭｳｯと摘まんでやり『ふむ…じゃ今度の新入生歓迎会で、なんかお菓子でも作ろうかな』自然と手が伸びると褒められ、作った甲斐が有ったな…と思ってはｺﾛｺﾛと指先でチョコを転がしながらそう呟いては、小さく笑って

>紺

んがっ、何をするのです(急に鼻を摘まれれば妙な声が漏れて、抗議するように上記言えばその手を掴まえて止めさせようとしていて
それは間違いなく人気が出るでしょうね(これだけ美味しいチョコレートを作れるだけの腕前があるなら新入生達にも間違いなく受けるだろうと確信を抱きながら何度も頷き

幽紀

…ﾍﾍｯ、日頃？の仕返し（悪戯に笑っては、止めようと己の手を掴む相手の手にｶﾌﾟｯと甘噛みして『そうかな？…幽紀にそう言って貰えると、凄い自信でるな』相手の膝上にチョコの乗ったお皿を置けば、己はいつの間にか焼いていた油揚げを頬張りながら、ﾊﾟﾀﾝｯと少し大きく尻尾を動かしては上記述べて

>紺

ふふ、全くお茶目なお方ですね(いたずらっ子のように微笑む表情に軽く見とれながら楽しげに笑い、自身の手に甘噛みをしてくる紺の頭を空いている手で優しく撫でていて
おや？この匂いは…なるほどなるほど、貴女も他の狐の例に漏れずということですか(自身はチョコレートを摘みながらチョコレートとは違った香りを感じ取り鼻を利かせて匂いの正体を理解すれば納得した様子で頷いていて

>紺
あぁ・・・そう。（つんつんすれば、「なんでキャンディごときで喜ぶのか・・・」とあきれ顔で告げて

幽紀

ふほひふあい、ひうんへおー…（怯む所か寧ろ楽しげに笑う相手に<少し位、怯んでよー…>と、噛みついたまま不満げに呟いては渋々口を離し、己の頭を撫でる手を取ればつついたり押したりとしながら『あふっ……っん？他の狐達が本当に好きなのかは分かんないけど、ボクはお揚げさんが大好物さ』熱くて食べづらいのか、はふはふっとてこずりながら食べていれば上記答えて、小さく<レストランとか行ってる子もいたし>と思い出す様に呟いて

葦月

誰かに何かを貰うと、何か凄い嬉しいじゃん？（つつかれれば擽ったかったのか、尻尾でﾎﾟﾌﾎﾟﾌと軽く叩いてみて呆れ顔で何故と問う相手にﾆﾍﾗと笑いながら

>紺

貴女の愛らしさに胸を打たれこそすれ、怯んだりはしませんよ(こちらの腕に噛みついたまま不満そうな表情を浮かべる紺が言わんとすることをすぐさま理解すれば冗談めいた様子で肩を大きく竦めては言ってのけて
ほう？狐、特に妖であるならば好物といえば油揚げと相場が決まっているものとばかり思っていましたが…いやはやイメージの力は恐ろしい(狐といえば油揚げという通説を覆すような答えに軽く感嘆したような声を漏らしていて

幽紀

あっ…愛らしくない！って、そうじゃなくて…ボクには恐がらせる能力は備わっていなかったか…いや、まぁ…これじゃあね～…（ﾌﾞﾝﾌﾞﾝと大きく首を振って愛らしいという言葉を否定すると、己に恐がらせる事が出来ないと分かれば深く溜め息をついて『案外語り継がれてる事も、事実とは違うこともあるもんね～…。あ、蛇の脱け殻を財布に入れとくと、お金の貯まりが良くなるって本当なのかい？』ｺｸｺｸｯと数回頷いてはそういえば…と、誰かが話していた事を聞いてみて

>紺

っ！いやぁ、紺に抱き締められてキスされたりなんかしたらとても恐ろしいですねぇ～(怖がらせる能力は無かったなんて自虐的な紺の台詞を聞けば何やら閃いたとでも言わんばかりの表情を浮かべたかと思えばわざとらしい口調でそんなことを言ってのけて
あまり信憑性はないかもしれませんねぇ…何せ蛇そのものである私が貧乏学生ですから(質問を投げかけられれば苦笑を浮かべて手をヒラヒラと振りながらそう答えて

幽紀

……！…あ……。（相手の言葉にﾋﾟｸﾋﾟｸｯと片耳を小さく動かせば、ｷﾗｷﾗと目を輝かせて早速相手の膝の上に座り抱き着いてみるが、ふと己のしようとしている事に気付くとｶｧｯと顔を一気に赤らめどうしようかと考えると、暫くして答えが出たのか相手を見上げれば相手の唇にほんの一瞬だけのキスし『へぇ～…やっぱ不確かなんだね～…。…って、幽紀って貧乏だったのかい？！』蛇である相手が貧乏だと聞けば少し納得したように頷くが、貧乏という単語にﾊｯとすれば驚いたように