ずっと貴方と…*【nl】

はいっ、ありがとうございます(何も疑わずに自分を受け入れてくれている相手に少し心が痛みながらも上記のように微笑みながら言い、「あ、あの…私、服が売っている所に行きたいですっ、荷物とか持ってこないで来ちゃったので…」ともぞもぞしながらお願いする)

言われてみれば何も持ってきてなかったね(確かに彼女は完全に手ぶらの状態で来たようで、これでは不便で仕方ないだろうと軽く同情しては｢じゃあまずは買い物行こうか｣と優しく言って

はいっ、(相手の言葉にパアッと表情が明るくなり勢い良く返事をし、「私、買い物とかもあまりした事ないので楽しみです」と付け加えてワクワクしている様子が伺える)

よっぽど大事に育てられたんだね(買い物の経験もあまり無いのだと聞けば、いよいよ自分の中の箱入り娘ではないかという疑惑が確信に近づいて上記述べて、それならばこんな時ぐらいは自由に楽しませてやりたいなと考えた末に｢ただ買い物して終わりじゃつまらないし色々寄り道しようか？｣と問いかけてみて

あはは…箱入りって言うか…何と言うか…(相手が全く疑わないので少し苦笑を浮かべて、「寄り道…ですか？楽しみですっ、色々教えてください」と目を輝かせて相手を見つめたかと思うとすぐに立ち上がり早く出かけたいのかそわそわしている様子が伺える)

よし、じゃあ行こうか？(今にも出発したくて仕方ない様子の相手を微笑ましく思いながら上記述べて自身も立ち上がり、玄関まで歩みを進めて

はいっ、(嬉しそうに玄関に向かいながら返事をし、靴をはくと「お邪魔しました、」と丁寧に挨拶をして外に走り出て行き早く、早くと相手を催促させて自分はスキップで走り回る)

はは、暫くここで暮らすことになるんだから行ってきますでいいんだよ？(お邪魔しましたなんて少々他人行儀な相手の言葉に苦笑しながらそう訂正をしていて、はしゃぎ、走り回る相手には｢転ばないようにね｣なんて少々ハラハラしていて

そ、そうですよねっ、えへへ…(優しく言われて少し照れ気味に答えるとはしゃぎ回る自分を相手が心配してくれている相手を見ると何故かドキッとしてしまい油断するとズトッと転けてしまう、「いたた、」と立ち上がると血が出ている)

短い間だけど僕らは家族のようなものな訳だしね(だから遠慮はいらないんだと微笑んでみせて、相手が転んでしまうと心配が的中してしまい｢だから言ったのに…｣と言っては相手の近くへ歩み寄って｢大丈夫？ちょっと待ってて、救急箱とってくるよ｣と言って家へと戻り

っ…はいっ、ありがとうございます、悠太さん(家族という言葉に嬉しくなるもののズキッとなにか胸にくるものを感じながらも気にしないようにし、「だ、大丈夫です…って行っちゃった…」家までわざわざ救急箱を取りに行く相手の後姿たをみて微笑み、「あの人が私のご先祖様でよかったはずなのに…」と小さく呟き)

お待たせ、傷口からばい菌が入るといけないからとりあえず洗うね？(そう言うと相手の返事も待たずに救急箱と一緒に持ってきたペットボトルに入ったミネラルウォーターで傷口を流して｢痛かったら言って｣と続けて消毒を始めて

は、はい…ありがとうございます、(自分を真剣に手当てしてくれているんだと思うと何故か笑みが浮かんでしまい、慌てて申し訳ないと顔を両手で隠して気持ちを落ち着かせようとする、「悠太さんは優しいですね、来たのが貴方の家で良かったです…」と感謝をすると傷口の消毒が終わり立ち上がる)

ん？どうかしたかい？(不意に笑ったかと思えば次には顔を両手で覆っていて、その行動を不思議に感じつつ問いかけて、優しいだなんて言われれば自分にとってこれぐらいのことは当たり前で｢優しい…かな？僕はこれぐらい普通だと思ってるんだけど｣それでも女の子に褒められるのは悪い気はしなくて照れ臭そうに頬を掻いていて

い、いえっ…なんでもないんです…(行動を変に思われてしまい恥ずかしそうに両手を除けると相手の様子を伺い、頬をかきながら照れている相手はとても可愛くて顔を赤らめながら「いえ…こんなに優しい人そんなにいないと思います、」と目を逸らしながら呟くと恥ずかしくなったのか誤魔化すように「さ、さぁっ、お買い物いきましょっ？」とドキドキしながら相手から離れて歩く)

は、ははは、茉莉ちゃんはお世辞が上手だね…(褒め殺しとはこういうことを言うのだろうな、なんて考えながら相手の照れ臭そうな空気が伝染したようで照れ笑いを浮かべて｢そうだね、あまりのんびりしてると時間なくなりそうだ｣と気を取り直しては相手と歩幅を合わせて歩き始める

お、お世辞なんかじゃないですっ(相手の謙遜する言葉につい慌てて否定してしまい、ごめんなさい、と謝ればまた恥ずかしそうに歩き出して「わぁ…大っきな建物…これってショッピングモールっていうものですか？」目の前に現れた大きな建物をみて嬉しそうに聞いて)

もしかしてショッピングモールを見るのも初めて？(ショッピングモールを前に物珍しげにしている相手の様子からそう推測しては問いかけて、中へ入ればかなり混雑しているようで人がかなり多く、ともすればはぐれないようにと｢混んでるね…｣なんて呟いては無意識に相手の手を握り

は、はいっ…こんなに大きいのに人でいっぱいですね…(嬉しそうに答えて中に入ると沢山の人が行き来しており、潰されながらも相手に手を握られて辛うじてはぐれはしなかったが、ドキドキしてしまい俯きながらついて行く)

うん、今日は休日だからね(人が多い理由をそう説明をしてはふと無意識に握ってしまった手を見て今更ながらに恥ずかしくなったようで｢あ、ご、ごめんね…はぐれるといけないとおもって｣と俯きがちな相手を見ては言い訳をするように述べて