こっち向けよ。＿BL

いやいやいや（ツッコミを笑って言おうとしたが目と目が合ってしまい笑えず。さっきの無理やりいれたスイカ割のこと気にしているのかと思いもしたが相手も笑ってくれて済んだこと、その内容は置いて、相手がこちらを抱き寄せているいじょう寝ないとならばそんな中自身が寝れるわけもなく「お前起きてんなら離れた方が俺、寝れるんだけど‥‥‥‥なんで寝ねえの？」あんだけ眠たいと言っていたのは他でもない、聖なのに疑問がふと浮かび。

__...何でって話したいから。
（寝ない理由を聞かれると小さく肩を竦めて考える。口から出た言葉はただ率直に思った事。彼をずっと見遣るとｷｽしたい。なんて思ってしまう。でもそんな事は彼には内緒。そっと彼の髪に指を絡ませては笑みを零す。「__...俊。」小さく呼ぶ。目を瞑り彼の返事を待つ。今になってはもう眠気なんてある訳がない。既に目は覚めている為本当にただ彼とこのまま話していたいだけ。）

俺は眠い（今度は真逆の立場になってしまい散々抱きしめられた仕返しにこちらかも髪を弄られた後、ぎゅっと上記を述べながら抱きしめ、名を呼ばれたので今度は寝ぼけてじゃなくちゃんと「なに？」と抱きしめた手を緩ませ返事をし「わかった、スイカ割のこつとか閃いたんだろ？聖そうゆうくだんないこと考えてくれんもんなっ」眠たいのが本心だがら、喋りたいと言ったので会話をもってきてはキラキラとした顔で述べ。

__...なら寝ていい。
（"眠い"と言うものの己と離れた方が寝れると言ったくせに逆に抱き締めてくる彼。行動と言葉が矛盾している事に笑みを零す。名前を呼んだだけで会話を次々と出してくる彼。「__...俊、黙って。」その話を止めるかの様に彼の唇に人差し指を当てる。「喋ってたら眠れないよ ? 」小馬鹿にしたように前記を述べる。 ）

‥‥‥悪趣味（喋りたいと言って喋れば眠れと言うのだからむっとなり。抱きしめたら暖かくなり眠れるのだろうかと思いもしたが既に布団の中自体が暖かくあまり意味なく、聖が笑みを零したことに満足し「4時には起こせよ。後寂しくなったらえーっと、下でTVみとけ」言い終われば目を瞑り相手を緩く抱きしめたまらま直様深い眠りについてしまい。

__...ん、おやすみ。
（目を瞑り眠りにつく彼。その前に述べられた言葉に笑みが零れる。そっと彼の髪に触れ上記を呟く。可愛い。いつ頃から思い始めた感情だろうか。己の腕の中で眠る彼の額に唇を押し当てる。"起きるなよ。"そんなことを願い乍も今度は彼の口端に口付け。「__...俺だけの俊にしていいかな。」真顔で呟く。暫したてば笑みを零しなーんて。と小さく肩を竦め布団から出ようとして身体を捻る。）

（あれからどれほど寝ただろう。目が覚め、スッキリした
気持ちで頭を掻きながら起き上がると隣にはもう温もりがない。額が少し痒いが気にせず。きっと随分前に寂しくなってTVでも見にいったんだろうなと納得し、窓から見る景色がやけに暗めになっており「今何時だよ‥」欠伸を一つしながら時計をさがすと午後六時。六時？覚えてる記憶では四時には起こせと伝えた気が‥寝相がかなり悪く制服や髪が乱れたまま階段を下りリビングへとかけより「俺四時に起こせって言ったんだけど。」六時じゃんと付け加え怒り気味な口調になるもお腹がなってしまい「‥‥‥帰るわ‥‥腹、減ったし‥」聖ともう少しなにか話をしたいが腹の減りを満たしたい気持ちでいっぱいになり。今度休みの日に遊び来よなんてぽけっと考え。

（階段の降りる足音。俊が起きたんだな。ふと時計を見ればもう6時。己も気が付かない間にこんなにも時間が経っていた。「__...俊怒ってんだろうな。」確か彼は四時に起こせと言っていたはず。微かな記憶を思い返す。とか考えていれば既に怒った彼が目の前に。「ごめん。」一言そう謝る。そして帰ると言い出した彼の腕を掴み止める。起こさなかった事に対して帰ると言ったのか。顔を顰めて見遣れば「__...行くなよ。今日は泊まってけよ。」と述べる。）

お、おう（あまりの唐突ぶりにただこくりと頷くことしかできず。やましい気持ちなど出てこないよう必至に気持ちを抑え、履こうとした靴を玄関においたまま相手の方を向き「以外に、寂しがり屋なのな」にやにやした表情をし。俺じゃない別の誰かがこうやって喋ったり、一緒にいればそうやって誘うのだろうかと自分じゃない誰かと置き換えた時も同じように優しく接する聖が思いうかび。一瞬眉をさげ微笑みすぐにニッとなり「んじゃ、飯食べよ。腹減って仕方ない。」ぐいぐいリビングへと相手共々行き。

__...ん。
（最近彼は時々寂しそうな表情をする。それも一瞬。そして何事もなかったように笑う。こうやって今まで無理してきたのだろう。不意に彼を抱き締める。「__...俊。」彼の口端に口付けをする。どういう反応するかはわからない。嫌がるかもしれない。だから唇にはしない。そっと彼から離れる。そのまま一足先にﾘﾋﾞﾝｸﾞへ向い何かご飯になるものを探し始める。完璧なｷｽではないけれどしてしまった。後悔や羞恥が混じり彼から離れた。）

（口にではないけれど、間違いなく触れた。からかってどう反応するのか楽しみたいだけだろうか、ちょっとは自惚れてもいいのだろうか、わからない。わかるとしたら限りなく体が熱を浴びている、それだけ。バレないよう顔を腕で隠し相手が離れ台所で何かを探す背中をみながら手を伸ばせば触れられそうな距離まで行き俯いては「‥‥好き‥‥‥です。」敬語風にポツリ述べ。何を思ってここで言ってしまったのか自分でもわからず顔を赤くし「やっぱ俺帰る、家近いし。じゃ、じゃーな。今のきにっ、きにすんな」リビングからダッシュで玄関までいき慌てすぎて靴を何度か履き直しドアの鍵を開け。

（この家には何もない。然し自分の気でも紛らわす様に無いような所も探し始める。すると背中の方から聞こえてきた声。"好き"そんなこと言われたのは初めてで。どう反応していいのか迷っていれば再び帰ると言い出す彼。「__..待てって...」振り返り言い終わる頃にはもう彼の姿はない。己も玄関へ急いで向う。そこには慌てて出ていこうとする彼。後ろからそっと抱き締めては彼を止める。「__...さっき、行くなって言ったろ。」彼の髪に口付けを落とす。）

だって俺お前に、す、好きとか、言ってしまって‥‥（びくっと口づけに反応するもドアノブを強く握りしめ下をただずっとみつめ。相手の返答が怖くて逃げようとした。振るなら振ればいい、だけどもうぎくしゃくしてすれ違っていくのが嫌だった。なかったことにしてほしいとさえ思った。「友達としてじゃなく、気付ば恋愛感情だったよ‥引くよな。わざわざ引き止めたりしたくていいぜ、ケータイ持ってんだし‥繋がりならほら、電波でも出来るし‥‥‥」もう想いを告げた分思っていることを全部言うも相手の方を振り返ろうとはせず。

__...阿呆か。
（ﾄﾞｱﾉﾌﾞを握り締めている彼の手に触れ離させる。そして此方に身体を向かせれば上記をぼそ、と呟き彼の唇に口付け。何度も優しく重ねては次第に舌を偲ばせる。「__...好き。」ｷｽの合間に前記を述べて。これ以上逃げない様に彼を壁まで追い込む。ｷｽは止める事もなくだんだん激しく絡め舐めとる。「__...俊」再び彼の名前を呼ぶ。口付けを止め彼と額を合わせては笑みを零す。）

んっ、はっ、や‥苦しっ、んぅ‥‥っ‥（ぷはっと涙目になりながらキスが終わった直後息を乱しながら大きく呼吸し「長すぎるんだよバーカ。バーカ。バーカ。ばーーーかっ」全て丸く抑えられた感じで悔しく馬鹿を連呼し、途中で聞こえた二文字は額を合わせた瞬間嘘ではないのだと確信し「バーカ」とこちらもつられて笑みを零し。

__...馬鹿って言い過ぎ。
（口付けの時は可愛く声を洩らしていたのにも関わらず今となっては馬鹿の連呼。もう一度黙らせる為にしてやろうか。なんて考えるも少し無理矢理やりすぎたことに反省。「__...これでも帰りたい ? 」再び彼を抱き締める。先程まで帰ると言っていた彼に変化は無いものかと尋ねて。もし此処で帰ると言われたらその時は手を引こう。そんなことを考え乍も彼に帰ると言われるとは少しも思ってないもの。何処か自信の満ち溢れた笑を零して。）

‥帰りたくない（此方も相手の背中に腕を回せば抱きしめ「わかってるくせにずるい。」相手のさっきからの笑みが見透かされてしょうがなく拗ね。抱きしめたのはいいけれどこの状態からどう切り替えていいか分からず、寧ろはれてくっつきましたーそれじゃ明日ねと逆にこっちの方が気まずくない気もなくないかと思うも帰れないので「いつまでこれしとくんだ？体が火照る」スッと腕を離し赤くなりすぎた顔で面と向かって目を繋がず述べ。

__...俊は何考えてるかわからないから。
（"わかってるくせに。"と言われると彼の事はずっと見てきたのだからわかるに決まってる。然し逆に反対の事を述べてしまう。す、と離れる彼。離れる事に少し顔を顰めるも家の中に居るのには変わりない。故に引き止める理由もなく。「__...何しようか。」急に困ってきた。好きと言ったはいいもののこのあとどう対応していいのか分からず前記を呟く。）

そんな俺の心は複雑じゃねーよっ（ふはっと笑いながら言い。ずっと玄関に居るのも寒くて仕方がないのでひとまず壁から離れては「台所行こ。ここさみいし」と我ながら想いを告げ終え平常心でいることができ。あれこれ考えようとするとまた脳内がぐちゃぐちゃしそうだったので止め、今は好きな人と繋がれたことに喜べばいいやと頭の周りが花状態の如くふわふわしてるせいか上記を言葉に出しても柔らかい表情にしかならず。

__...俊。
（玄関から去ろうとする彼。然し其れを止めるように彼の名前を呼ぶ。何処か嬉しそうな彼を見れば此方もつられて笑みを零してしまう。己が呼ぶと振り返る彼。そのまま引き寄せ唇に口付け。「__..戻ろうか。」ｷｽだけすれば一足先にﾘﾋﾞﾝｸﾞへ。取り敢えずｿﾌｧに腰掛け寛ごう。足を投げ出し腰掛ける。「__俊は此処。」己の隣を軽く叩けば前記を述べる。）