黒いお狐様

ふふ、ちとのぼせたかのぅ…(手を握り返されれば顔が熱くなるような感覚がして、誤魔化すように苦笑しつつ上記言って、背中向けたまま察するように言う相手には言わんとすることがわかってしまい｢そ、それって…｣より一層顔の赤みが増して

上がるか…
(相手がのぼせたというと上記を述べて「楓が先に上がれよ」と言って、相手の顔が赤くなると「あーもう！お前の思ってることだよッ！早く上がってくれッ！」と背中を向けたまま言って

う、うむ、すまぬ、すぐあがるのじゃ(相手の状況を察すれば真っ赤な顔をしたまま謝罪をして素早く風呂場から出て高鳴る鼓動を抑えるように胸に手を当てていて

ふぅ…
(相手が素早く風呂場から出ると一息ついて、「こんな格好見せられねえよなぁ…」と自分の下半身を見て言って

…着替え終わったから先にリビングへ戻っておるぞ(相手を待たせないようにと手早く着替えを済ませて脱衣場を出て行こうとして最後に｢あそこまでうろたえる紅葉はなかなか面白かったぞ｣とからかうような言葉を残していき

おーう…
(相手が案外早い時間が着替えを済ませると上記のように返事をして、相手がからかうような言葉を残していくと「うるせー！」と言って風呂場から出て体を拭き、着替えを済ませてリビングへ向かい

くふふ…(風呂場の中から反論する声が聞こえればクスクス笑っていてソファーに座って髪をおろした姿のまま相手を待っていて

…
(リビングに戻ると髪をおろした姿の相手がソファに座っていてその隣に座って、「もう寝るか？」とあくびをしながら問いかけて

そうじゃな…寝る前に私の髪と尻尾を梳いてもらう…なんてことは頼めるかのぅ…？(モジモジしながら懐から櫛を取り出せば相手へと差し出して小首を傾げては｢嫌ならば良いのだが…｣と上目でねだるような表情を浮かべていて

わかった…
(相手が懐から櫛を取り出せばそれを受け取って相手の後ろに回り込んで、相手の髪を傷めないように優しく梳かして

ありがとう、丁寧に頼むぞ(相手が櫛を手に取れば表情を綻ばせて大胆にも相手の膝の上に腰掛けたまま背中を向けていて、｢優しい手つきじゃ…落ち着く｣と柔らかい口調で述べて

おう
(相手が自分の膝の上に腰掛けると上記のように返事をして、相手が柔らかい口調で言うと、「そうか？初めてしたんだけどな…」と言って、髪が終われば尻尾に取り掛かり左手を尻尾に添えて右手の櫛で撫でるように梳いて

(オチますね

きっとお主がしてくれるからそう感じるのであろう…(我ながら少しクサイかなとも思いながらも柔らかな笑顔を浮かべたまま上記述べて、尻尾を梳かれれば｢んん…あふぅ…｣と身悶えしながら悩ましい声を発していて


(/了解ですっ

そうか…
(相手が柔らかな表情を浮かべると、頬を緩ませながら上記を述べて、相手が悩ましい声を発すると「その声…どうにかならないか？少しエロいぞ」と尻尾を梳きながら言って

ん…そ、そんなこと言われても…ふぁっ…(指摘をされて堪えようとするも生理現象ばかりは如何ともし難く、声は漏れてしまい息は荒く肌は紅潮し始めて

少しガマンしろ
(相手が未だ声を漏らすと上記を述べて「もう少しだから…！」と焦り始めたのか最後の方は荒くして

あぅ…すまぬのじゃ…(顔の赤さを誤魔化すように俯きがちに呟き、荒く尻尾が扱われると｢ひぅっ!?あっ、もっと…優しく…ーーー！｣ビクビクと身体を大きく悶えさせた後、声にならない叫びを上げた後でグッタリとして

お前、尻尾も弱いんか…
(相手が俯きがちにつぶやく相手に上記を述べて、相手がビクビクと体を大きく悶えさせた後、グッタリすると「おいおい…大丈夫か？」と力が入っていない相手の体を支えてあげて

じ、実はな私の尻尾はその…人間で言えば…あの部分に近い感覚を持っておってな…(あの部分と言葉を発すれば顔は完全に真っ赤で声も小さく、身体を支えられれば｢はぁ、はぁ、すまぬ…でもお主が激しいから…｣なんて何も知らない人が聞いたら勘違いされそうな言葉を発して

そうだったんだ…
(相手が真っ赤な顔で声が小さくなっていけばニヤニヤしながら上記を述べて、「覚えておこう」と心の中で呟いて、相手が言葉を発すると「あはは…」と苦笑して「意味わかってんのかな…」冷や汗をかいて「はい、終わり、もう二階行って寝ろ」と言って