先輩、後輩[BL]

>志乃先輩

こ、濃いっすね…(弟にこんな風に言われるぐらいだから相当オタクなんだろうなあと思い、返された言葉を聞けばここで先輩が好きって告白できたらどんなにいいだろうなと内心思いながらも「いないっす…好きな人はいますけどね…」と相手の顔見て視線送ってみて。相手にどうぞと言われれば「おじゃまします！」と緊張しているせいなのか玄関に響く大きな声がでてしまい。

蓮

まぁ、頭が良いから腹立つんだけどね?(有名大学に通っている兄が頭をよぎり“ないない“と手で空中を切れば「へー、青春だねー」と平常心を保ちながら言うが心は荒んでいて“蓮が好きになるんだから可愛いんだろうなぁ“と自分で考えるだけで悲しくなってしまい。“ちょっと待っててね“と言えば階段をかけのぼり自分の部屋に入れば服を適当にしまって見た目だけ綺麗を作り相手を呼びに下におりてきて

>志乃先輩

へぇー、そうなんすか！凄いっすね！(頭が良いと聞けば何校か頭良さげな学校を想像して、そんなところに通う人が──と少々失礼なことを思ってしまい、青春と言われれば「先輩は、好きな人いないんすか？」と問い返し、また自分がどん底に突き落とされる質問だなと思いながらもやはり気になってしまい。「了解です」どんな部屋なんだろうなと想像しつつ楽しみにしてしばらく経てば相手が戻ってきていて

>蓮
握手会とか地方でも行くよ、お兄ちゃん(あまり兄の事を思い出すと忌々しい思い出しかないので思い出すのを止めて“好きな人は……ん、内緒“と恥ずかしくて赤面すれば顔を剃らして、“じゃあ、こっち“と相手の目の前にスリッパを置けば二階にあがり自分の部屋に入り。部屋はモノクロで揃えられていてベットは少し乱れていて、机上にはお菓子の袋や読んでいたであろうマンガが置いてあり

>志乃先輩
凄いっすね……(ドルオタ的にも、と思いそれ以上お兄さんの話で盛り上がってもあれかなと思い辞め。内緒と言われてしまえばこれは美人さんに惚れているパターンなのか？とか勝手な想像広げつつも、いやこれぐらいじゃ俺はめげないぞ！と内心燃えていて。「はい！」スリッパを置かれればそれをつっかけて相手について上がっていき部屋に入ればモノクロ調である相手の部屋を隅々まで見渡して「かっこいいっすねー」と褒めれば、お菓子や漫画が転がっていることに突然自分が入ってきたから片付けきれなかったんだろうなーと思い。

>蓮

普段はね、もうちょっと綺麗なんだよ!?(焦りながら机上の袋をゴミ箱に捨てたり、マンガを本棚に戻したりすれば“蓮の好きな人ってどんな人?“と問いかければ自分の部屋にある小さい冷蔵庫からお茶しかなかったのでお茶を取り出せばコップに注ぎ片付けたばかりの机上におけば“座れば?“とクッションをだしながら言い。好きな人を聞いた自分を軽く後悔しながらも興味はあるようでキラキラとした瞳を相手に向けて、無理なら大丈夫だからね、と笑いかけて

>志乃先輩

そんなに焦らなくても大丈夫っすよ先輩、突然客が来て─、なんて対応できないっすよね(相手の焦る姿にクスクスと笑いつつもフォローを入れれば、突然の問いに驚きつつもクッションの上に座り「俺の好きな人っすかー？まず年上っすね」とりあえず目の前の相手のことを考えながら最初の特徴を上げてみれば

>蓮
本当にいつもはもうちょっと…(好きな人に最悪の姿を晒してしまったとしょんぼりすれば、相手から好きな人の特徴が発せられ、“学校同じ?年上ってことは社会人かな?“と続けて質問すれば、クローゼットからお菓子を取り出して自分もクッションに座れば相手に視線を合わせて“好きだなぁ“なんて言いそうになってしまうが何とか押さえ込んで

>志乃先輩

大丈夫です、信じてます(こんなところも可愛いなあと思い、落ち込んでいる相手の頭を軽く撫で。「先輩食いつきいいっすねー、学校は一緒っすよ」だって目の前に好きな人いるし、と心の中でツッコめば「あと、可愛いっす」と相手見つつ第二の特徴上げていけば、今完全に自分の思っていること口にしたなーと恥ずかしくなり

>蓮
本当に?(ｼﾞｨ、と相手を見つめれさ頭上に置かれる手にドキドキしてしまい、目線をそらして。“蓮に可愛いって言われるってことは相当可愛いよね。何年?“と突っ込んだことを聞きながらポテチの袋を開ければ食べはじめて。相手の好きな人をしりたいとは思うが、自分の気持ちを必死に押さえつけてる感じが息苦しくて

>志乃先輩

本当っすよ(じっと見つめられれば不覚にもキュンとしてしてしまい、想像の世界に入ってしまいそうになる自分を阻止して相手のグイグイ来る質問に「3年っす」手で3を作りながら言えば相手の開いたポテチを摘んで。

>蓮

じゃあ良かった(ふわりと微笑めば、“３年?んー…早川さん?“とクラスで人気のある女子の名前を出せば“早川さんと蓮だったらお似合いかもしれない“と自分で言った言葉に傷付き、ポテチのやけぐいをはじめて。“ご飯食べてくの？“などと問いかければ自分のご飯をどうしようか考えているのかあごあたりに手を添えて

>志乃先輩

早川先輩…はわかりますけど違います(苦笑すればまだ言い出せる勇気が足りずに頭を悩ませていて、相手のポテチ食うペースが上がったな…とふと気が付き予想だにしなかった問に目を見開けば「…えっ、いいんですか！？」と驚いた声で聞いてみて

>蓮

じゃあ佐々木さん(３年の間で可愛いと定評のある人の名前を出して。“いいよ?てか、蓮のお家とかが大丈夫なら…なんか食べたいものある?“と問いかければポテチを食べるスピードをいつも通りに戻せば“たいていのものは作れるよ“と続けて

>志乃先輩

その人も、違うっす…もっと、身近な人…(ぼそっと漏らし、先輩の作ったものなら手作りという時点でなんでも良かったのだが自分の好物であるカレーを思いつけば「カレー、お願いしてもいいっすか？」と尋ねてみて

>蓮
えー、もうわかんない(考えすぎると胸が痛くなってくるのでやめれば、“カレーなんかでいいの?“と問いかければリビングに向かおうとするが一人にさせてはあれかなぁ、と考えれば“一緒にリビング行く？'と聞きながらポテチをしまい

>志乃先輩

…あはは(これ以上問い詰められたら心臓もたなそうだなと思い、乾いた笑いを漏らし「いいっすよ、好物ですもん」と笑顔で相手に告げれば「もちろんっす！」と行く気まんまんで嬉しそうに立ち上がり

>蓮

後で教えてね?(サラリと爆弾発言すれば“わかった。じゃあカレーね“と笑いかければ制服じゃ汚すと面倒だから学校指定のジャージに着替えればリビングに向かい、蒸し暑いのでクーラーをつけ、キッチンに向かい冷蔵庫を漁って

>志乃先輩

あー、ハイ(いきなり告白しなくちゃいけなくなったのでどうしよう、と緊張で胸が痛くなり軽く心臓辺りを抑えれば、色々してくれている相手に待つだけだと失礼かなと思い「手伝いましょうか？」と聞いてみて

>蓮

ん?あ、大丈夫だよ?(手伝うと言った相手にお客様にやらせるのは気が引けたので穏やかに言えば、“テレビとか見てていいよ?“と適当なことを言いつつ手には野菜とピーラーを持っていて、シンクで野菜を洗えばピーラーで皮をむきはじめ