彪奈 2013-01-27 22:58:28 |
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暇なんで簡単な小説でも書きやしょうか
否、小説とも呼べねぇ腐った会話だけのモンをな(声:沖田総悟w←)
レン「進撃、ED変わったよな」
リト「ああ…、ミカサの胸がでかかった」
レン「てめェ何処見てんだよ!?阿呆か変態!」
リト「……進撃の巨人の女子ってさ大きいよな、アニ以外」
レン「…(胸が?)……へ、へ、へ、変態!!!」
リト「…は?何を想像してんだよ?身長だぞ?」
レン「えっ……」
リト「胸とか想像してたんですか?m9wwwwレン君の変態www」
レン「だっ…、今の…流れ的に……」
リト「きんもっ……」
レン(うわああああああああああああああorz)
リト(どうでもいいけど、レンカの方が胸でけぇよな)
リン(どうでもいいけど、リントの方が身長高いよね)
やはり考えることはほとんど同じなリントくんとリンちゃん。
因みに後でリンちゃんに殺されかけるリントくんだった
リン「あれー?ラーメン作ったの?」
リト・レン「うん」
リン「へぇ、リントくんが作ったんだね」
レン「Σえ……(俺も作ったんだけど…)」
リント「wレwwンwざまぁwwww」
リン「偉いねリントくん」
リト「だろ?」
レン「………(俺泣きそう)」
TV/ボクの球((ry\←珍百景で言ってた奴www
リン「おっきくて綺麗だねぇ、ね?レン、リント……くん?」
レン・リト「ぶふっwwwwwwwwww」
リン「?」
レン・リト(ボクの球wwwwwww)
バァン!!
カイ「リンちゃん、ボクの球も見て!!」
リト「おいコラ青い変態め」
レン「俺ら(のリン)に近付くな裸マフラー」
リン「え?何、何のことなの?」
姉が食っていたラーメンを吹き出した瞬間
一体何を想像したんでしょうね←
リト・レン(気付かれなくて良かった)
え マジで?
わっけわかんねーよもうッ!!!
ああああああああああああああああああああああああ
ふざけんな!!明日とか来んな、ぶぁーか!
折角アニメイトと100均に寄ろうとしたのに
絶対とか言っといて場所変えんなよッ!
あー、マジ行く気無くしたわー
行きたくね、動きたくね、歌いたくね、めんどくせ
めんどくせ、めんどくせ、めんどくせったらめんどくせ
バカイトと毒舌リンのお話
※カイリン・リンクオ(クオリン)要素有り←
カイ「リンは、大人になったら何になりたい?」
リン「は?まるで幼稚園児に訊くみたいだな、何時までも子供扱いすんな」
カイ「子供扱いなんかしてないよ(笑)」
リン「…ふん、あたし達はどうせ大人になれないし」
カイ「いや そうだけどさァ…」
リン「だから何時までも一緒に居たい」
カイ「僕と?大歓迎だよ←」
リン「絶滅しろロリコン。……オとだよ」
カイ「え?誰…?」
リン「っ~!初音とだよバーカバーカ」
カイ「僕じゃないんだぁ…」
リン「誰が御前となんか一緒に居るか、変態」
カイ「ひで、…でも、ま何時までもそんなリンが好きだよ」
リン「………っ」
カイ「あ、照れてる?」
リン「うるさいバーカ禿げろ」
カイ「あはは」
リン「ちくしょー、ミクオのとこ行くバカイト!」
カイ「行ってらっしゃい」
リン(バカイトのくせに。)
第二回戦ミクオ vs 毒舌リン←
リン「初音ー。」
クオ「何でしょうか」
リン「大きくなったら何になりたい?」
クオ「……何だろうね、この半端無い違和感は」
リン「知るか」
クオ「そうだな…」
リン「3秒内に答えろ いーち」
クオ「リンさんや、2と3が旅に出ました」
リン「男が細けぇ事気にすんな」
クオ「ああ、うんそう…。そうだなリンちゃんとずっと一緒に居たい」
リン「はっ!?なんっ…!?ばっ…!」
クオ「え、悪ぃ、嫌だった?」
リン「ちげーよ、阿呆!」
クオ「じゃあ?」
リン「…っんで、あたしと同じこと言うんだよ葱」
クオ「好き合ってるから?」
リン「葱葱葱ッ、葱葱!」
クオ「葱連呼されてもなぁ」
リン「クオなんてッ、ショタと一緒にくっついとけ!」
クオ「くすっ、ありがと」
リン「何でさ!!?」
クオ「何でも」
リン「訳分かんない!」
クオ「良いよ、其れで」
クオ(レンくんとくっつけ=傍に居てくれって云う意味だもんな)
悲しそうにしてたロリンをただ抱き上げ撫でてただけなのに
レンとミク、ルカに「お巡りさん、此奴です!」と
この世の終わりみたいな顔で通報される哀れなカイト兄さんを描きたい
この世の終わりみたいな顔をしたいのは俺だよorz byカイト
差し入れのアイスだけが唯一の希望だった。←
母に場所分かんないって言ったら「友達と行けば?」って言われたんで
「ぼっちなんで友達居ません(嘘」って答えてやったwwwww
友人に「死んだ魚の目してんね」って
姉と全く同じこと言われたwwww
雑ミク「……暑い」
ミクオ「え?雑音もそう感じるときあるんだ」
雑ミク「…感じる……」
ミクオ「なら脱いじゃえば?(冗談)」
雑ミク「!……うん」
ミクオ「Σ嘘々!本気にしないで;」
雑ミク「…でも暑いから」
ミクオ「雑音さん!?健全な男子の前で!」
雑ミク「肩パットとアームカバー外すのに何が関係あるの?……」
ミクオ「…え?」
雑ミク「序でにガーターベルトも外そ……」
ミクオ「そういう…意味……ですか?」
雑ミク「? そうだけど…」
ミクオ「あ、はい…」
ミクオ(服を脱ぐなんて考えてたとは死んでも言えない…;)
会いたいけど会いたくないような複雑な気分
君にとってボクはどのような仔なのかな?
そう考えてるとすごく寂しくなって怖くなってくる
ごふっ...、腹が死ぬ...
今日も行かなきゃいけないのか、ダルい...
「先生ッ!夏休みだっていうのに合唱コンの練習なんて面倒臭いです、!!」
リントくんが格好良すぎます!!
同じくミクオが格好良すぎます!!
そしてリンちゃんが可愛すぎます!!
もう生きているのが辛いぐらいです!!
クオリン、リトリンばんざーい(^q^)
オリジナルだったらクオリンが一番だけど
もじゅみねだったら青黒が一番!!
黒ちゃんが何処かミカサに似ている気がするのは気のせい?←
姉『なんかさ、爽のチョコミント無いんだけど』
桜「……なら爽、何がある?」
姉『全部売り切れてる』
桜「マジでか、スーパーカップは?」
姉『全部売り切れ』
桜「……ソフトクリームの抹茶」
姉『無い』
桜「はぁぁぁぁっ!!? ふざけんな!」
仕組んでるだろ、て思ったぐらいにイラついた
あー…此から叔父さん家に泊まりにいってきます☆←
会いたいな、…まだボクの事忘れずに居てくれてるのかな?
執着強くてごめんね...
さーて、行ってきますか!、
冷房がね、いつの間にか暖房になってたんだよw
勉強してたからリモコンなんて見ないし触らないし
ましてや此の暑さだから暖房に代わってたなんて全く気がつかなくてww
母が部屋に入ってきたらお説教された...w
一体誰が暖房にしたのやら...(←姉の所為に決めつけてたり/、)
夕飯時に今週のワタモテ見てたんだけど
Gは一体なんて言うのかでG、G連呼(?)されたじゃん?
姉が隣で『..ゴキブリ』ってポソ、と言ってたんだ...
食事中に気分害しますよね←
ん、あれ そういや
家庭科のプリント何処にやったっけ?
確かやろう!って思ってたんだけど結局放棄して...←
ん~思い出せん ま、いいかwww
狡い 離れなきゃいけないのに
君は離させてくれない
もうまた甘えたくなっちゃう
ボクの所為じゃなくて君の所為だから
こうなったらとことん付き合ってやるもん。
クオとリンちゃんが夜空を見てて
クオが「月が綺麗だな」って呟いた後に『ん、?此れ告白』とか
思っちゃって慌てて「ちちち、違うからな!!!」って否定するも
リンちゃんは意味を分かってんだか分かって無いんだか
「うん、そうだね」と微笑みクオが恥ずかしそうに顔を背ける
みたいなクオリンが欲しい(^p^)←
そんな、終わらない課題を終わらせに行こう(←)
初音家に産まれた私は昔から躰が弱かった
一日中布団の中から庭の景色を眺めるだけの毎日
つまらないとは感じなかった
だって楽しいというものすら何か分からなかったのだから
例え様態が良くても、もしもの為だとかで結局外へは行けない
庭には青々しく美しい苔が生え楓は緑に色づいており川の冷たい水が輝いていた
数少ない友人は口々に『広くて羨ましい』とか言うが
私に価値観は理解できなかった
庭が広くたって私には歩く力さえ無いのだから遠くの景色は見えないのだ
だから四季を楽しんだり跳ねる鯉を見たり花を一つ一つスケッチして過ごす
でも、暇だな-。
目線を別のところに向けるとふと、気になるモノが見えた
楓の木の後ろに黒い何かが居る
「…誰?」
声を発したのは何時ぶりか
恐怖心を抱きながらも自分じゃない人に会えるのかと期待してたとこもあった
びく、と黒いモノが動くと人と云う確信がつき嬉しかった
彼方から何も返事がないのでもう一度問う
「貴方は誰なの?何をしているの?此方においで」
小首を傾げると長いツインテールが揺れた
暫くし楓の木から出てきた者には驚きを隠せなかった
其の者は黒い羽を持つ烏天狗の妖だから
私と同じ色の髪は短く紅い瞳は怯えてるようだった
ゆっくりと此方に歩み寄り私の室の前に来た
歓迎するかのように微笑み訊ねる
「名前は何というの?」
「……狗和」
「そう、私は未來」
話すのが苦手なのか、会話は此で途切れてしまったが
私としては誰かと話すこと自体珍しいので構わず口を開く
「外は楽しいの?」
「…外に出れば分かるさ」
「私は足が弱くて出れないの」
悲しそうに自分の足を見てまた彼を見た
驚いたような表情をして私を見ていた
そんな彼に優しく微笑んで私は言った
「だから外のこと教えて欲しいな?」と
次の日から彼は毎日やってきてくれた
雨の日でも風が強い日でもどんな日でも傍に来て色々なことを教えてくれた
外の世界は楽しそうで、行ってみたいな、と思った
烏を連れ遊んでくれたり花を摘んできてくれたり小さな木の実をくれたり
彼は優しくて笑顔が可愛くて話すのが楽しかった
楽しい、と云うのは時が経つのも忘れてしまうほどと知った
本当に時が過ぎるのは早くて、庭の楓は紅く綺麗に染まり
栗や柿の実が木になりコケでは無くきのこは生え美しかった
私は秋が一番好きだ
からん、と下駄の音がし振り向くと黒い翼を閉じ彼がやってきた
「未來、見て」
「わぁ…」
広げる両手にはいっぱいにきのこやら栗やら柿やらを持っていた
全て私が今まで見てきたものたち
恐る恐るきのこに触れてみるとひんやりとしてて柔らかい感触だった
栗は鋭い刺のようなものに覆われていて此が食べられてるとは思えない
むむ、と暫く栗と睨めっこしてから狗和の方に向き
「狗和、此 美味しいのかしら?」
と言うとクスクス笑われた
「其れはね、殻だから此方を食べるんだよ」
私の手にあった栗を取り糸も簡単に殻を向き中から茶色い小さな実を見せてきた
「以外と小さいのね、なんだか狡いわ」
「確かにそうだね。でもこうして実を守っているんだよ」
「まァ、どちらにせよ固くて美味しくなさそうだけど」
次に見たのは柿
オレンジ色でこの中では一番美味しそうに見えた
指で触ると此方も固い。何だか固いのばっかね
「少し食べてご覧?」
「食べるの?」
にこり、と笑って頷く彼と柿を交互に見比べ躊躇いながらも一口食べてみた
「はにゃっ!?し、渋い…」
柿ってこんなにも渋いのね、と思ったら今度は甘みが広がった
どうして、と狗和を見ると笑って
「多分渋かったのは皮かな。甘いのは実、本体の味だよ」と教えてくれた
秋は終わり冬が来た
一面真っ白な雪の中の赤い椿はとても美しい
今日は少し寒かったので羽織を上に着た
彼はまだか。庭を見つめていると突然咳が出てきた
「っ…げほ、ごほっごほっ…げぇ……」
狗和が採ってきたくれたものは私の体には害していたのか
涙目になりひゅーひゅー、と呼吸が乱れている
「未來、今日は僕が支えるから外に行こう。行きたがってたでしょ?」
ハッ、と庭の方を向くと狗和が立っていた
手の平にと溢れた血を見られないよう拳を作り隠し
「本当? 嬉しいな」と言った
嫌われたくない。そう、私は彼に恋していた
彼には足が弱いとしか言っておらず躰が弱いことまでは知らない
布団の近くに来て私をお姫様だっこすると軽やかに足を宙に浮かせ翼を広げ飛ぶ
「しっかり掴まってるんだよ」
「う、うん…」
ひんやりと冷たい風が頬に当たり髪が靡くのが気持ち良い
顔を上げ狗和の顔を見てみると紅い瞳が光り凛々しい格好の良い表情をしていた
どうせ死ぬなら…出来ないことをしたい
着いた所は松が沢山生えている彼の故郷
烏が飛び回り私たちを歓迎しているようだった
私の手を取り転ばないように支えてくれると足が地に付き雪が冷たかった
「つまらない場所でごめんね」
「ううん、そんなことない。とても…とても綺麗よ」
凍った川が私たちを映した
足元にはスイセンが咲いており黄色くてとある友人を思い出した
ぼけ、という花は椿とは違う可愛らしさがあり気に入った
梅の香りをかいでみると上品な香りがした
狗和に出会って沢山のことを知れた
花に夢中になっていると狗和がくいくい、と軽く手を引いた
「此方来てみて」
此方、と差すところは崖がありよく意味が分からないので一応訊いてみる
「其方は崖よ?」
「崖の下だよ」
またもやお姫様だっこすると崖の下へ飛んだ
其方に一面に咲いてたのは雪では無く百合だった
「百合はね、冬には咲かないんだ」
「じゃあ何故?」
「さぁ?僕にも解らない」
くすり、と笑って百合を踏まないように降りる
狗和と目が合い何となく恥ずかしくて顔を逸らした
絶対、不自然だって思われてるだろう
でも仕方がない。今の私は真っ赤な顔してるから
唯でさえ寒い此の冬の季節に雨が降る
しとしと、と降る雨を見ると憂鬱な気分になった
私の躰はそろそろ限界に近づいてきた
だから彼に伝えたかった、好きだということを
けれどもやはり人と妖の間の恋など許されるはず
無い
私が妖と一緒にいることを婆たちに知られてしまった
いつもは私は放ってくせに“彼の妖とはもう居てはいけない”と言われた
けど残り僅かな命なんだから最後は好きにしたかった
でも、ある日狗和は私の前から消えた
待っても待っても来ることは無かった
まだ好きだと言ってないのに
寝る前になると何時も会えるように祈った
庭を眺めたり、もしかしたらって有り得るはずもないのに襖を眺めた
会いたいよ、伝えたいよ
目が覚めてしまい辺りを見るとまだ暗かった
どうやら深夜に目が覚めてしまったらしい
寝ようとしたけど寝れなくて何度も寝返りを打った
庭に目がいきほんの少し見つめてみる
明日は狗和、来てくれるかな
そんなことを考えながらいつの間にか瞼が落ちていった
どれぐらい経っただろう。からん、と下駄が鳴る音がした
耳元までに近くなり狗和の声がしたけどなんて言ってるかは解らない
頭を撫でられ最後頬にキスされた気がした
狗和、やっと会える!
目を覚ますと朝で狗和は居なかった。代わりに黒い羽が散らばってた
其の瞬間、狗和が死んだと何故か分かった
大声で泣いて叫ぶ
羽さえも私から離れるように風に乗り消えた
私の小さな恋だった
…、冬コミ行こうかどうか悩んでる(・ω・`)
和傘次第だよね←
いや、同人誌だと和傘以外興味ないから←
嘘です。ばりっばり買ってます←
よし、そんなことはおいといて勉強しよう。
クオミクなんて嫌だあああああああああああ←
ミクオにはリンちゃんなんだよぉおおおおおおお
鏡ならクオミクだけどデフォはクオリンなんだよぉぉぉおおお←
だっ…、クオリン描いてる!って思ったら……
本命はクオミクな人がほとんどなんだもっ…ふぅぅぅ…うぇ……ずず…←
一部クオミク許せるけどさぁ……
友「雷怖いって言うの許されるのって幼稚園児までだよねwww」
桜「Σな、そんなことねぇぞ!!怖いし!!!←」
友「ちょwwwww桜、全然怖そうにしてないじゃんwww」
桜「でも、雷の所為でpcが落ちたら描いてた絵が1からになる!」
友「た、たしかに!!雷怖ぇ←」
て会話をしたw
実際、前にあって本当泣きたい気持ちになったorz
まァ雷が怖いんじゃないんだよね、此れw
あたしの彼氏のカイトは浮気性だ。最初の頃はまだ構って貰えるだけマシだと思った。けど徐々に彼はあたしに飽き構ってすら貰えなくなってきた。寂しくなったりあたしにしか頼めないような時だけ来た。別に何も感じはしない。カイトにとってあたしの存在を例えるなら音楽を聴きたいが何時ものイヤフォンが無く取りに行くのも面倒臭いので近くにあった誰も使ってないイヤフォンを使うような事だ。そしてあたしを例えるならやっと使ってくれるのね、などとは一切思わない。寧ろ使いたければ使えば?みたいな上から目線なイヤフォンだろう。
でも、そんなあたしもブチ切れる事はあるようで。
今日はあたしが夕飯を作る日。まだ光輝くオレンジ色の夕焼けの中スーパーで買い物を済ませ帰ってる途中、大好きな親友のミクから電話が入った。あまり重くはない食品たちが入ったレジ袋を片手に持ち、もう片手でスマホを耳に当てた。スマホ越しに聞こえた彼女の第一声は消え入りそうな震えた泣き声で『ごめんなさい』だった。訳が分からず脳裏に間違え電話か?と掠ったと同時にまた喋り出す。
『ごめん、リン。本当にごめん』
「一体何のこと?どうしたの?とりあえず落ち着きなさいよ」
『私っ…、そんなつもりじゃないの…』
「だから…」
言い欠けたときだった。皆まで言えずミクが半分叫ぶように言う。
『カイトにっ…カイトにキスされたのッ!!』
彼女の声の大きさの所為か、頭の心がジン、と痺れる感覚に陥った。違う、声の大きさなんかじゃない。ミクには彼氏が居る、其の彼氏に一途なミクがカイトとキスをするか?答えはNOに決まっている。神様はどうやら知らない間にやらかした前世の罪を許してくれなかったようだ。
「今何処!!?傍にカイトは居るの!?」
『学校前の商店街の裏…ッ…』
今行く、とも何も告げずに其処へ向かって走り出した。最低最低最低最低最低。あたしの家は少し商店街から遠く、連絡があったのはもう自分の家が見えるほどの距離。更に全速力で走るのを否定するのは今日の夕飯となる哀れな食品たち。何だ、食われたくないってか?残念ながら夕飯となるとは決定のことであり今はそんな事を考える暇すらない。
ぜぇはぁ、と煩いのはあたしの乱れた呼吸で早くも疲れてきた。しかしあたしは勉強がかなり出来ない代わりに足は速い方なんです。見えてきた商店街を真っ直ぐにつっきり、途中裏へと続く道を駆け抜ける。
誰も居ない商店街の裏はむわぁ、と調理油や残飯臭がし決して心地良いわけでは無い。こんな所でキスなんて彼奴頭おかしいのかしら?チッ、と舌打ちをし暫く進んでいくと先程とは違う臭いも何も無い所に出た。更に奥にすすり泣く声が聞こえる。ミクの声だ。
もうひとふんばりだ、と足に聴かせ走る。丁度死角になる所に泣き崩れるミクの上に覆い被るような体勢でカイトが居た。血液が沸騰するかのようにフツフツ、と怒りが沸き上がり大きく一歩出て此方に気付き振り返ったカイトの胸ぐらを掴む。勿論女の腕力が男の体重にかなうわけも無く持ち上げることは出来なくても顔を近く寄せる事は出来た。怒りで震えた声でカイトを睨みつけ乍言う。
「アンタ、人の女に何してんの?」
「あれ?俺のことを心配する訳じゃないんだ」
「最低ッ!誰が御前なんかの心配を…」
「リンは最低と知っているのに俺と別れないんだ」
当たりを突かれたように胸ぐらを掴んでいた手の力が弱まる。計っていたようにニヤリ、と嫌らしい笑みを浮かべあたしから逃れた。
「正確には別れられない、かな?」
一番カイトだけには言われたくなかった言葉が口から洩れると制御出来なくなった人形のように叫ぶ。
「黙れ黙れ黙れ黙れ黙れェ!!!!」
うぉんちゅー、めりめりくりすまっすちゅーwwwww←/何だっけ此れ?w
めんどくさくなるね\(^O^)/
すごいですね、起きた時間が12時半ですよ。
11時間30分たっぷり睡眠とったのですよ。(※取りすぎです。)
頭がずきんずきん痛いのですよ。
睡眠だけで一日の半分取るなんて後悔ですよ。←
明日からはもう少し、早く起きるように目覚ましセットするのですよ。
なんかさァ、母が離婚話しているんだけど
あたし等じゃなく父に言ってもらいたい
共感してほしいのか何なのか分からないけど
今まで酷い仕打ちにあった、てのはどうも共感できない
勿論何もしてないのに殴られたとかなら分かるけど
実際暴力しているのは母の方だし確かに父も悪い
だからまるで自分だけが可哀想。て云うのは分からない
ハッキリ言って離婚でも何でもしてください
あたし達は口も出さなきゃ泣きもしません、的な?w
だから、どうでもいいんだよね。
本気出すの…、今からにしよう( ふしゅうう 、/何 )
おい、今から英語のスピーチ原稿と日本語絵本を英語に訳すのと
社会の歴史人物を調べる人物選ぶぞ!!!!
宿題が終わりそうにありません!!!
もう危機感が半端ないです!!
宿題が一時も頭から離れてくれません!!
もう泣きそうです!!←
桜欄樂による鏡音の考察。
まずリンとレンの背が殆ど変わり無いことについて
リンとレンは公式で鏡合わせの子だから背の高低差が有ると鏡で無くなってしまう
リンはレンよりリントの方が似てるけど性転換亜種ていうのも含め
リンの本当の双子っつーのはリントなんじゃない?
そっちの方がレンの双子説より顔は似てるし
後リントの背はリンと殆ど同じとか聞くけど性転換亜種だからそうかもしれない
でも実際双子だとしてもしなくても14歳じゃあ流石に背丈も変わるだろ
成長期なんだから。←
それと同じでレンとレンカもそうだと思う
レンの背は低いままだとしてレンカの背はレンと同じくらいだと思う
まずレンが14歳の背にしては低すぎる(リンに合わしているから)
だとしたらリンを背の基準にしたらレンカも女子のリンと殆ど同じぐらい
すなわちレンと同じぐらいになる
またレンカは成長がぐんぐん伸びているとも考えられるため
胸もリンより大きければ背も微かにリンより大きい(実質同じぐらい)
んま、こんなそんなで同胞(兄弟姉妹)として考えるなら
リント
リン
レン
レンカ
だと思う。←
リンよりリントの方が年上
レンよりレンカの方が年下
てね
悪ィ、積極的になれもしなければ
男らしくもなくてさ
でも好きだって言うのはホントだから
ステップアップしたら嫌われそうで怖いんだ
そんな女らしい俺を好きでいてくれるか?
コノハは私のことを覚えていない
遥、遥、遥、会いたいよ
側にいるのに、遥は傍に居ない
「ニセモノさん…遥は何処ですか?」
俯いて言った私はどうにかしていたのだろう
言うつもりの無かった言葉に気付き慌てて口を手で押さえる
申し訳無さと恥ずかしさ、悲しさで顔を上げられない
沈黙から察するときっと彼は意味を分かってないのだろう
「…此処にいるよ」
私の思っていた返事とはかけ離れていたものだった
驚いて顔を上げると何処か悲しそうだけれどもいつもの表情していた
“此処にいる”?意味を分かっているのか、慰めるために言ったのか
判らない感情と会いたい気持ちでつい声を張り上げる
「なっ、意味を分かってるんですか!?あなたは遥じゃないです!」
-遥だよ。
私の言葉は聞こえなかったかのように
「エネ、何で泣いてるの?」
と訊ねてきた
いつの間にか溢れてきた涙は止まらない
「うるさいですっ…、コノハの馬鹿ァ…」
泣き顔が見られなくて袖で顔を隠した
袖の隙間から見えたコノハは柔らかい笑みを浮かべて
「コノハって呼んでくれた」
こんな時に何を。言いたかったけど言えなかった
だって笑顔が遥と重なってしまったから
おかしくなったのは彼奴の所為だよ。
何なのもう、ムカつく
あー、やだやだ もう考えるのやめよう。
tk最近会いたいって思わないなぁ...
此れなら忘れられるかな?
宿題\(^p^)/
オワタ\(^p^)/
終わらない\(^p^)/
どうしましょう\(^p^)/
もうやるしかないよ\(^p^)/
またボクは逃げ出すんだよ
立ち向かう事なんて出来ないんだよ
何でこんなに弱いのかな、変わろうとしないのかな
皆を好きになる、と皆を嫌っている、何が違うのさ
自分なんて大嫌いだ
某牧場にて、隣のカップルから聞こえた会話。
彼氏「あ、ほら黒い奴(山羊)来たよ」
彼女「えぇ~、黒いの顔怖いから嫌だぁ((はぁとw」
お前等、爆ぜろってwwww
黒いの顔怖いから嫌だぁ、なんて
オムライスの卵は元は雛だったから可哀想で食べれない
と一緒なんだよwwwww←
どうでも良いこと思ったんだけどさ
千本桜のなりきり作るとするじゃん?
その場合は
鏡音リン(オリジナル)
鏡音鈴(千本桜キャラクター)
胡蝶(千本桜モジュール)
どれなのか気になる…。←
ずるり、と壁に凭れ掛かっていた俺の身体は滑り派手な音を立て床に頭をぶつけた。痛い等と発することさえ面倒になり暫しの間ぶつけた体勢の侭だった。
みーんみーん、なんて五月蠅い蝉の声が耳にこびり付きそうでヘッドフォンには音楽もなにも流れていなかったが大きめの音で曲を流す。再度、壁に凭れ掛け直し曲に集中するかのように目を伏せ口ずさむ。普段人前では歌うことは無い。しかし今は周りに誰も居ないので聴かれない。
元々ミクのデータを引き継いでるわけで歌うのは好きだ。でも俺の声はミクみたいに綺麗な声じゃないので聴かれるのが嫌なんだ。
なんて油断して考え込んでたらいつの間にか俺の身体に凭れるモノができてた。小さくて温かい身体。目を開け隣を見てみると感じるかのようにリンがヘッドフォンに耳を当てていた。先程までの俺と同じように目を伏せ小さな声で口ずさみ視線に気付きとふにゃりと笑った。
リンだけは違う。何が違うって?俺はリンが居ても歌うのを止めない。リンにしか歌声を聴かせない。其れについてはとても残念そうにしてる。
ミクやルカ姉は俺の声を否定したりはしない。だが受け入れることもしていない気がする。亜種と公式の違いだろうか。
リンは俺の歌声を好きだと云ってくれた。ミクと似ていて安心するけどミクでは無く温かく歌を好きだということが伝わってくる、て。そういうことを云ってきてくれるリンが好きだ。
曲が終わり小さく息を吐いた。リンの身体が離れ口を開く。
「…今の曲、悲しそうだけど幸せな曲だね」
「リンは此の曲好きじゃないのか?」
「そんなこと無いよ」
俺は此の曲が嫌いだ。片思いを抱かれキッパリと断るが、振られた方は哀しみに暮れ自殺する。その行為を自分の所為だと泣き崩れる彼女に優しく慰めてくれる彼。彼女は彼のおかげで立ち直り最後は幸せになるハッピーエンド。何処と無く俺とリンとレンに似ていて嫌いだ。
何時かリンもレンの方へ行き独りになるのか。そんなことを考えたから悲しくなってリンは傍に居るっていうのに抱き寄せた。離れるなよ、と。
「?、みーくん?どうしたの?」
「…」
何も言えなくてただ強く抱き締めることしか出来なかった。顔を覗き込んできたリンは顔色から悟ったのか
「リンはいつまでもみーくんの傍に居るよ」
と優しく柔らかい笑みを見せ抱き締め返してくれた。身体は俺よりも小さいのにこんなに存在間と安心間を与えてくれる。いつまでもずっと
あのね 時々懐かしくなって会いたくなるんだ
すっごくすっごく懐かしい
ふと、思い出したんだ
私はもう忘れられちゃったね
ところでホワイトデーのお返しって何だったのかな?
ね、みー君
普段、そのなりきってるキャラの名前は出さないけど…ねw
見られたら一発wwww
でも一応別トピで会ってんだよな
今でも
でもさ其れは別のキャラだから何もかも違うんだよ
未練たらったらだよねー
見てる人ー、引かないでぇー←
というより見てる人いんの?物好きねぇ/やめんか。
うん、居ないに決まってる。やっふぅぅぅー!←←
ばいばい。
父がまど☆マギ見てんだけど何か、違うんだよ。
BGMとか聞いたこと無いのがあるしカットされてるシーンがあるし
opが入ってないし…。
何だろ??気のせいかな…
画用紙売ってないし...
あー、ムカつく。やる気出ない
何で売ってないんだよ。
あああああああああああ、くっそ!!!
イライラする...
オリバァァァァァァァアアアアアアアアアアアアアアア!!!←
リンちゃんとイチャついてくだしあ!!
ネル・オリビア・オリバー・リン・ネロ・リント・レンカ・レン
の順でぎゅっ、としてもらいたい!!←
ぐへへへへへhhhh
オリ「リンちゃんはレンくんのこと好きなんですか?」
リン「はぁ?あんたの口にジェームズ打ち込むわよ」
オリ「Yhaaaaaa!!!?」
リン「嘘よ。てかあんな腐れバナナ好きじゃないし」
オリ「じゃ、じゃあ僕がリンちゃんと結婚しても…っ!?」
リン「別に良いけど?」
レン「もれなく俺が付いてくるぜ!!!(ばーん)」
オリ「Fuck!!!!!(ギリィッ)」
リン「あんた何処から沸いてきたのよ」
レン「俺は何時だって傍に居るから寂しがるなよ」
リン「レンッ…(トゥクン) きもいから近寄らないでくれない?」
レン「………」
逃げない、て言ったのは自分でしょ?
何でそう簡単に崩れちゃうと思うの?
何で前を向かないの?
自分から逃げて周りから笑われるのが嫌なだけじゃん
嫌われるのが嫌なだけじゃん
少しでも自分を守ろうとして
少しでも自分を綺麗であろうとする
どれだけ自分が好きなの?
どれだけ自分が綺麗だと思ってるの?
どれだけ自分が完璧だって保ちたいの?
人一人には必ず欠けているとこあるじゃん
どうして其れを隠そうとするの?
向き合おうとなんて考えない
結局弱いだけじゃない
完璧なんかじゃない独りじゃ何もできない
綺麗なんかじゃない醜くて汚い
だったら汚いなら汚いなりに這いずる回りなさいよ
いつまでも綺麗だと思い込むな
おっおっおっお(^ω^)
リンちゃんなうリンちゃんなうリンちゃんなうリンちゃんなうリンちゃんなう!
さ、課題だしに行こ・・・orz
勉強しなきゃいけないけど、オリバーくんが可愛すぎて
PCから抜け出せない!!
動画見てpixiv見ての永遠ループ怖い!←
あ、漫画描けばいいのか...←
どーでもいいけどFuck!だけだと別の意味になるんだよなぁ
…その意味分かってんのか?
否、分かってるからこそ言ってんのか??
違う 違うんだよ
例えどれだけ似せようとしても少しずつ違っている
照れ屋な人、積極的な人、敬語の人
其れは間違いなく別人で似ていることのない
似るはずのないことなんだ
だから、誰かに頼っちゃ駄目なんだ
ずっとずっと待っていよう?
ブラッドラッドのネルの声
絶対何処かで聞いたことあるな、とか思ったら
一誠かよ!!!同時にエレンかよ!!って思ったわwww
梶さん...ww
リン「うう、お腹痛い…」
オリ「だ、大丈夫ですか?」
リン「じゃないかも」
オリ「今、正○丸を出すんで…」
リン「あ、いや、生理痛だから効かないと思う」
オリ「………そうなんですか…」
リン「うん」
オリ「んー、痛いの痛いの飛んで行けー…なんて」
リン「………(鼻血ぶしゃッ!)」
オリ「リンちゃん、どうしたの!?リンちゃん!!?;」
的なオリリン漫画描きたいw
どうやら姉がスマホ壊したらしいwww
ど・ん・ま・い☆←
あー、塾だりィ
tkそろそろ真面目にテスト勉強取り組んだ方が良いと思う。
テストまで後1週間も無いぞ?
オリバーくん可愛い←/何/
「ずっと前から好きでした」とメールが来て
「嘘つくなw」と送ったところ
「バレた? でもこんなメール遅れるのきみくらいだからさw」と返ってきたので
1分以内に「リンなうフラグ立ってんじゃねーかwwww」と送ってやったwww
このまえも祭り中に「デートだねー」て言われたから
「うるせーよ」てカチワリを顔に当ててやったwww
オリバーくんに最近ハマってから
忘れ去られたミクオですが...www
絵ではクオリン
MMDではリンネロ
曲ではリトリンレン
(ソロ曲ではOliver)
ですので(*`v´*)←
ごめん、ごめん
本当にごめん
行けなくてごめん、会えなくてごめん
どうしよう、終わっちゃう
ごめんしか言えない
後ほんの少しだから、待っててくれる?
厭だよ、もう彼処だけは失いたくない
会えなくたって良いから、終わらせないで
まだ皆と話してたいのに
良いね、あなたには沢山の人が居て
心配されて、優しくされて、大違いだよね
でも何もかも見下して劣等感に塗りつぶされたからさ
独りなんか怖くないし何も感じない
笑っちゃうよね、独りは厭な筈なのになんでだろうね
助けてなんて言わないし欲しくも無い
誰かが助けてくれるなんて思わないから手も振り放っちゃう
自分が気持ち悪くて吐き気がする
変わったんだよ、人を見下した最低な奴になったら
考え方が変わって、笑っていられる
ツイッターのbot怖wwww
沢山フォローしたい子がいるから
あれ、生身の人間との交流無いやんってなるwww
と、とりま ウザレンとOliverだけにしよう←
好みの性格のリンちゃん見つけたら即行フォローするけど←
……え、ちょ、本当にぼっちになるwww
オリバーの所為で頭がおかしくなりそう
頭ん中で奇声発してるよ←
リンちゃんとイチャつけぇえええええええええええええええええええええええええええええ!!!!←
ふぅぅううおおおおおおおおおおおおおおお!!←
メイトに!メイトにぃぃぃぃ!!
anさんの描いたGUMIちゃんのクリアファイルとメタルステッカーが!!
おおおぅううううううううぇっふぇっ...ぐすっ←
成績が上がるとか、金運が上がるとか、彼氏ができた、とか
そういうチェンメが一気に回ってきて
RTしたの誰だよ!!?て見てみたらwwwwねぇ?ww
やっぱ全部同じ奴でwwwww吹いたわwww
クオパラ行きたい行きたい行きたいぃぃぃぃぃぃ!!!
これだけはどこのイベントよりも行きたい!!!
けど、名古屋なんだよなぁ...;;
姉に相談したら『無理だ、諦めろ』て言われた
うううううううう...。絶対諦めたくない
貯めればなんとかなるけど、それまでに金が無くなりそう...
寂しい、なんて呟いたって誰も構っちゃくれない
そんなこと自分でも分かってんだろ?
構って、なんて呟いたって誰も気づいちゃくれない
そんなこと当たり前のことだろ?
独りぼっち、ぽつんと残されて独りでいるのが惨めだって
やだやだと首を振って否定続けて、自分の存在までなくして何がしたい
前を向けよ、惨めな自分変えろよ。言い聞かせてきた
そんな理想的なこと無理で、泣いて、弱音ばっか
うざい会話 とにかくうざい
桜「(歌歌い←」
姉「なにその歌ー、初めて聴いたーwwwwwwwww」
桜「えー、マジで?じゃ、オリジナル曲にできるじゃんwwwww」
姉「いやぁ、それは無理かな?www何処かで聴き覚えあるからさぁwwww」
桜「あ、やっぱ面影あるぅ?wwwwwww」
的な会話が続いたw
父「うぅ…う~……んぎ」
母「ちょっと平気!?」
父「人が居た…」
母「……何処に…?」
父「テレビの隙間…」
母「…どんな人?」
父「小さかった…、小人」
母「何処から入ってきた?」
父「つついたら出てきた…」
んな訳あるか!!!と思わず思った午前2時前
ウォークマンの楽曲全部消えたああああああああああああああああああああ
何があったぁあああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!
じゅうはっさいになったしょおうねェェェェェん!!!!
またどぅっかでまっていたんだァァァアアアアア!!!!
カゲェボォシ にじむすがたをおーもーいーだーしてぇーエエエエエ!!
こんな調子で歌いながら階段を駆け上がる私って...wwwwww
やだwwwすげぇやだwwww
往生際の悪い母は
3時から塾があるというのに、
しかも受験関係なのに、
一緒に出かけようと物で釣ってこようとします。
ハッキリ言わなくてもウザいです。
そういえば昨日
「掴もうゼ!!!ドラゴンボール!!」とか言いながら部屋に入ったら
母が浮気相手と電話中で、スマホから其奴の笑い声が聞こえた。
どうやら其奴にも聞こえていたみたいですね。
なんとなく腹が立ちました。
EIXT TUNES PRESENTS Vocalodreamのと
メカクシティデイズの
カゲロウデイズって微妙に違うんだね
ごめんね、私で。
君は私にとって大切な人なのに
優しくしてくれたのに
友達、て云ってくれたのに
ごめんね、
だから彼女の分を、彼の分を
ボクが受け継ぐから心配しないでよ。
もう私にはこんなことしか出来ないからさ?
じゃあね
リン 「みーくんッ!(ぎゅー、」
ぽいよ「…?」
リン 「Σて、誰!?(離れ」
ぽいよ(じぃー
リン 「むむ…、(見つめ(睨み)返し」
ぽいよ(ガッ!!!/リボン掴み)
リン 「Σにゃっ!!!?」
的な可愛いことをしてもらいたい←
ぽいよとリンちゃんの初対面
クオ (…リンが格闘してる……)
あれだ、訳分からんから解説入れとこう←
リン 「みーくんッ!(ぎゅー、」
ぽいよ「…?」
リン 「Σて、誰!?(離れ」
リン、ミクオとぽいよを間違え腰に抱きつく
ぽいよ、訳分からず ぽー、としたまま見つめ
リン、見上げたらミクオでは無いことに驚き離れ、ぽいよを警戒
ぽいよ(じぃー
リン 「むむ…(見つめ(睨み)返し」
ぽいよ、初めて見る顔のリンを見つめ
リン、自分より大きい相手にビビるも怯まずに見つめ(睨み)返し
ぽいよ(ガッ!!!/リボン掴み)
リン 「Σにゃっ!!!?」
ぽいよ、リンの頭の上にあるリボンが気になったのかうざったかたのか乱暴に掴み
リン、怖さは感じなかったがお気に入りのトレードマークを捕まれかなり驚き
クオ (…リンが格闘してる……)
リン、リボンを掴んでくるぽいよが嫌なのか睨みながら手を退けようと
ぽいよ、退けようとするリンを楽しんでいるかのようにリボンを掴もうと
(表情は無表情)
クオ、偶然通りかかったところリンとぽいよを見つけるも格闘してると思い
英語難しすぎワロタwwww
平均点44点とかorz
姉ちゃんの高校じゃあ平均点80点だったぞ、おい
難しすぎてもはや苛つくわwww
テスト中とか『何でこんなに難しいんだよ畜生!!』て思う程
そんな英語で5とれる人とか凄いわwww
そういや、姉との喧嘩の理由がくだらなすぎたの思い出したwwwwww
ヨーグルトの砂糖、全部使いきったら「うっわー...最低だわ」と云われたっけ
…あ、やべ、イライラしてきた
姉の紅茶に砂糖を入れなかった結果
姉「自分のことしか考えられないの?」
私「うん、人間は皆そう」
姉「だろうね、アンタだもんね」
私「うん」
姉「アンタが人の為に何かしてたら気持ち悪いもんねw」
私「でしょ?」
我ながらウザいと思うwww
その後、苛ついたんでスプーンも自分のしか持ってこなかった結果
姉「アンタ何なの?本当自分のことしか考えられないの?」
私「え?だって私が人の為に何かしたらきもいんでしょ?www」
姉「は?訳分かんない」
私「は?自分で云いましたよね?きもいんでしょ?www」
姉「きも」
私「知ってるwwww」
本当うぜぇなwwww
良くあんな名演技出来たと思う
そういえばの話、
夏コミでKAITO兄さんのコスプレしている人がいたんよ
ただ驚いたのは海パンにマフラーだったことなんだよね
え!?それ有りなの!?大丈夫なの?みたいな
写真撮りたかったけどチキンな私には話しかけるなんて無理な訳で諦めた
姉がラーメン店に行ってきたときの話をしてきた
題して~醤油ラーメンがあることに気付かなかった。~
姉「醤油ラーメンが食べたかったんだけど無かったからチャーシュー麺のスープが醤油だからチャーシュー麺頼んだの」
桜「ふぅん、」
姉「でもあまりチャーシュー好きじゃないから醤油味抜きで、て言ったら…」
桜「え?醤油味抜き?ww」
姉「間違えたwwwチャーシュー抜きって云われたから…」
桜「もう寝てこいよ」
姉「ごめんwwww言ったら店の人に『えっ?醤油ラーメンならあるよ?』て云われたんだけど良く通じたよね~」
桜「へぇ…」
ていうどうでも良い会話。
おい誰だよ
二日間とも自転車かっぱらってった奴
おい誰だよ
二日間とも同じズボン洗濯した奴
彼の馬鹿だよ、畜生、出かける気無くしたじゃねぇか
同じズボン穿いてもないしほぼ乾いていたのに何で洗濯しやがった
しかも俺のだよ、しかも1枚じゃ飽きたらず2枚じゃねぇか
本当は昨日行きたかったのに、自転車無かったから今日行こうとしたのにさァ
彼の馬鹿、今日7時間に部活って何なの?嫌がらせなの?
君には、私より愛すべき人が居る
君にも私にも大切な人。
だから私から離れてあげたんだよ?
感謝しなさいよねぇ、←
なのに君ったら彼の子のこともう好きじゃないって何?
私、今の君に好きとか云われても嬉しくない
今の君は好きじゃない
ごめん。酷いのは私、だね
ミクオオンリー一緒に行ってくれる子、見つけた(ぶわぁ、/)
只、その子、イベントとか行ったこと無いから少し心配なんだよねぇ...w
まァ、どうせ来年の話だし?ww
フランとレミリアを壁紙にしてたら
とある子に、『あ!レンとリンでしょっ?』て言われたんだけど
何処に其の要素が有るのか分からないっス(・ω・`)
雑音ちゃんのことを“ざつおんミク”て云ってたり...
でも雑音ちゃんは分かる、...かも?w
母が口論して買ってから6ヶ月しか経ってない
Win8壊した。
ホワイトアスパラの缶詰投げて直撃
汁もブッシャアアアアアアア!!!
ええぇぇぇぇえええ!?おいっ、ちょォォオオオ!?おまっ!!?
てなった
レス遅れて申し訳ないです;
>通りすがりさん
そうなんですかっ?
私も買いましたよー!、次の日風邪でぶっ倒れましたけど←
否、風邪なんてどうでも良いか...←
レス蹴りされると(′・ω・`)てなるよね
嫌われてんのかな、何かしたかしら?( おどおど、
てね...
ていうか視力回復してぇとか思ってんのにPSPやっちゃダメだろ
リンちゃんマジ天使
オリバーくんかミクオとくっつけ。
金欲しい画力欲しいリンちゃん欲しい
黒ちゃん欲しいサンタさんくれ
じゃなくて寝なきゃ。うん、もうすぐテストか。
テスト頑張るから誰かオリリンかネロリンかクオリンくれ。
黄色組天使。なにあれ可愛すぎ
否、だから寝ろって!!!!←
11/22は良い夫婦の日。かつ、わんわんにゃんにゃんの日
11/23は良い兄さんの日
ふぅおおおお(^o^)←
tk足痛い、膝曲げらんねぇwwwww
桜欄楽がリンちゃんは好きなのにレンくんには何も言わない理由について
うん、ま、簡単に言えば嫉妬ですw
否、別にリンちゃんと双子になりたいとかじゃなくて、
何でリンにはネロとかオリバーとかミクオじゃなくてレンなんだ、みたいなw
レンリンが当たり前すぎて他のcpが有名じゃないんだよね
確かにレンリンのcpは良いと思うけどレンリンすぎて飽きたwww
リンちゃんにはもっと色々な人が居るでしょう!w
はい、以上。
レンくん可愛い←
リンちゃん愛してる←
ようは誰からも愛される可愛子ちゃんになりたいんでしょ?
八方美人。
そういうのって嫉妬とか買うから止めた方が良いよ。
此れだから
此だから、マナーの悪い信者は。
ルールやマナー守ってほしいね。
他の信者まで礼儀が成って無さそうに見られるんだよ
先ずは其のアニメとかの知識より人間としての礼儀を勉強しなさい。
もうどうだっていいよ←
最近金の出入り激しい。此も全部PS3の所為だ。←
そろそろイベント代貯めなきゃいけねぇんだよ馬鹿野郎。
もう本当無いわー、何、私にストレスを溜めさせようとしてんの?
ストレスは良いから金貯めさせてくれ。
もう絶対姉とは金銭関係結ばねぇ。
うわあああああああ、
ワークやってないところがあったかも...
やだもう、板書してない部分もあった気がするし
また数学の成績下がる....
うぅぅぅうークソッ!バーカバーカ
もうやだぁぁぁあ
小説メモ。
「レン。いる?」
昼休み、珍しい人がボクの元に来た。入口で佇んでいる彼の近くに小走りで行く。
「何?クオ兄」
「今から時間ある?大事なことなんだけど」
「えっ、あっ、別にいいけど」
大事な、話…か。ミク姉と付き合ったとかそういう話じゃないのか?ふとそんな嫌なことを頭の隅によぎった。ぶんぶんと小さく頭を振る。
一部の女…じゃなかった腐女子がきゃーきゃー騒いでいたのは気のせいにしておこう。
そのままクオ兄についていき人気の少ない所へ行く。やだな。やっぱりそうなのかな。どんどん不安が込み上げてくる。
そこでクオ兄は口を開いた。此方もハッとして相手を見る。
「昨日さ、…リン、から、電話があったんだけど…なんでかわかる…?」
「え」
ぽりぽり、と頬を掻き視線を泳がすクオ兄。なんか意外とどうでもいいことだった。
いやっ、全然どうせも良くないけど!でも、なんかもっと大事なことだと思ったし大体こんな人気のないところではなさなくたっていいだろう。
少し不満げに思うもののミク姉と付き合ったとは言われなくて良かったと安堵の息が洩れる。クオ兄の口からは…聞きたくないから。
リンのことを意識してるっぽく感じ嬉しい気持ちもあった。そうだ、この意気だ。
「分からないけど…クオ兄と話したかったんじゃない?」
「ん、あ、そ、…」
素っ気ない彼の答えに訝しげに思いながら首を捻る。
「なにか突っ掛るの?」
「いや、なんで僕なんだろうな…てさ」
ACT1誕生日おめでとぅぅううううううううううう!!!!!!!
可愛いよ本当リンちゃん可愛いよ、可愛い可愛い可愛い可愛i...(
アクトちゃんはいつもクーデレにしてるけど、普通のリンちゃんでも可愛い!
リンちゃんなう!リンちゃんなう!リンちゃんなう!
私、ACT1と2シルエットだけでも見分けられる自信あります!!!←
やべぇわ、病んでる人相手するのまじ大変だわ
うわー、やべー、へのへのもへじさんとほうさんよく私のこと相手してくれたな
ちょうめんどい奴だと思ったことだろう。
遅くなってしまいましたが迷惑おかけしてごめんなさい、有難うございます!
見ているか分からないけど
厭だ、厭だ、厭だ。皆、厭。
こんな世界嫌い、苦しいよ辛いよ
独りにしないで、独りぼっちは寂しいよ、行かないで
何でこんな醜いの?何で?どうしたら妬まなくても良くなるの?
大嫌いだ自分なんか。消えたい、消えちまえ、どっか行け
もう厭だ、厭きた散々だ、どうすれば良いの?
怖いよ、寂しいよ。
行かないで独りにしないで、なんて言えないよ。
終わらないで、まだ。嫌だよ
また独りになるのは厭だよ
もう独りになるのは厭だよ
あー。小説だるーい。
この前更新したばっかだしぃ?
も、いいかなぁ。
でも一応>1390まで考えたし
....1を抜いたらミクオ!!!←
レwwwwンwwwww
レンくんまじレンくんだわwwwwww
ごめっ☆リンちゃん天使だからwwwww
リンちゃん可愛すぎるwwwww
『何で早く風呂に入らないの?』
『そんな遅い時間に勉強するな』
『さっさと寝ろよ気持ち悪い』
何其れ。あたしはあんたの操り人形なの?
あたしのしたいことは全部駄目なの?
何であたしの自由はあんたに奪われるの?
あたしてあんたの何なの?
誰かの言いなりで誰かに従ってたらそれって生きてることになるの?
あんたは何がしたいの?
自分のことは棚に上げて何なの?
そろそろあたしも限界。
暗い森のサーカスが鬱すぎてヤバい。
あの曲すごい怖い。けどメロディーは好きなんだよね。
小説化してるけど表紙からしてなんか怖いから買えないwww
気になるんだけどね
>匿名さん
あ、いえいえお気になさらず。寧ろレス有り難う御座います。
そうなんですかぁ…。そういわれてしまうとすごく気になっちゃいます。
グロシーンとかそういうところって有るんですかね?
ミクちゃん可愛いですよね←
え、私ってメンヘラ?
否々。そう思うだけでメンヘラじゃないって。
ちょっと病んでただけ、そうそう。ちょっと。
落ち着け私。メンヘラじゃないよ。
さて、皆さん。今回此処に集まっていただいたのは他でもない。【もじゅみねで逃走中!】をするためである。
参加者は以下の通りだ。
バンキッシュ リアクター
スクジャ チアフル
ブルームーン ブラックスター
藍鉄 蘇芳
狐鉄 すおこ
スターマイン メランコリー
スタエナL スタエナR
レシーバー ミッター
トリッカー シザーズ
扇舞 胡蝶
「ふふ、楽しみだなぁ…」
「僕は全然。こんなの詰まらないよ」
可愛らしい姉弟の会話が恐怖のゲームの始まりを告げる。
此までいろとりどりのモジュールが居て賑やかだった場所にザザ、というノイズ音と共にスピーカーから説明が流れ出す。
「もじゅみね達こんにちは。今回は貴方達に逃走中をしていただきたいと思います!ルールは簡単。私たち鏡音ハンターから2時間逃げきれば良いだけです。…ッ…~!…」
その先は、と期待して耳を傾けるも何やらもめ事が入ったらしく小さく聞こえる先ほどまで説明していた女性、鏡音リンの声。その内容は「ちょっ…何すん…レンッ…」とも捕らえられる。
「尚、本家の場合開始当時のハンターは三体ですが女という体力の差があるのでハンデということでアペンドも加え四体としたいと思います。」
「さぁさぁ皆さん、此処でゲストとしてストレンジダーク君を転送します。」
と同時に電子に目映い青白い光と歪みが生じ華奢な男の子が現れた。彼は此の場を一瞥するなり舌打ちをしたのはいうこともないだろう。
「それでは、残り一分後俺らが追いかけていきます」
「頑張って逃げてくださいね」
少し大人びた声が聞こえゲームが開始した。
ボカロで、どうして音楽に萌を求める必要があるのかがわからないっていう人よくいる。
でも、それは違うと思う。
そもそもボカロ=ミクってなっているからいけないんだと思う。
確かにミクはボカロ界を盛り上げたけれど。
ミクの前には他のボカロがいる
そのボカロ達は特に萌えとか求めていないし声だけで勝負してきた
けど、それでも売れなかったから萌を求めたんだろう。
だから初音ミクはとても売れた。もしろん初心者用、声の良さも含まれていると思うけど多分萌えが含まれたからこそ売れたんじゃないか。
そこを利用してリンとかも萌えを含ませたんだろう。
ボカロに萌えがあるのはあくまでもこの人達以降であって
先ほど言ったとおりその前は声で勝負してきたんだから
ボカロが嫌いな理由で萌えを入れることを
理解できないから、ていうのは大きな間違えだと思う。
その理由で適切なのは初音ミクとか鏡音リンが嫌い。ていうのでしょ?
べつにボカロが嫌いなことは人それぞれの好みとか価値観があるから何も言わないけど
ごめん。
別にボカロ嫌いだから責めてるわけでもないし
好きになれ、とか糞だろとか言うつもりはない。
嫌いなものは嫌いなもので仕方がないし。
ただ理由として適切ではないかなって思っただけで
個人の意見だし気にしないでもらいたい。
やってあげる、て言葉は相手との許可が有るからこそ言うもの
相手が嫌がってんのにやってあげるよなんて強制じゃん。
やらせろよって遠回しに脅してるだけ。
遠慮とかならほんの少し押しても有りだと思うけど。
でもさ、喧嘩越しで「やってあげるって言ってるでしょ!?何勘違いしてるの!!?」なんて言われても、
お前の方が勘違いしてるだろ。やってあげるって何だよ。てイラッてくるだけ
ハッキリ言って迷惑だし嫌だし。
そもそもやってあげる、て相手の気持ちを考えていうものだろ?
否、此方の気持ち考えろよ。て思う
例えばの話。私達VOCALOID2 ナンバー02の鏡音リン鏡音レン、2人で1つだとして、どちらかが居なったとしても困らないと思うの。
「だからね、大丈夫だよ。」
「その時は私が代わりになってあげる。」
サーバー内部エラー。その言葉が甲高い音を立てて周りに響く。
淡く黄色に光り0と1で作り出された私を囲む鎖。
「嫌だよ…、行かないでよリン…。」
泣きそうな表情をし震えた声で言う可愛くて大好きな相方。でも、それじゃあ駄目なんだ。どちらかが居なくならなければいけないんだから。
「ねぇ…、僕だけじゃ無理だよ。リンが居なくちゃ駄目だよ。」
レンの頬を伝う、ぼろぼろと瞳から溢れる大きな粒の涙は隠しきれなかったようで、私もちょっぴり悲しくなって目頭がじんと熱くなった。
先程よりも目映く輝くところから、おそらくもう本当にすぐ“鏡音リン強制アンインストール”が始まるだろう。
嫌だと小さく泣きながら、聞こえるレンの声は私も嫌だ。だから最後は微笑んで、
「もう一度、いつか会える日まで。またね」
涙は堪えきれなかった。自分では精一杯笑ったつもりだったがきっと儚くて寂しげな微笑みになっちゃったかな。
そう考えた時にはもう何も見えなくなって最後にただ
「独りぼっちは嫌だよ…リン。」
て声のみが聞こえただけだった。
一面真っ暗闇で上も下も右も左も前も後ろも無い。何にも無い所に私は居た。
ふと耳を澄ませばメロディーが聞こえてくる。なんだっけ此れ。
私はただ其の旋律に乗せて歌った。
「守ったものは明るい未来、幻想を繰り返し映し出す鏡」
「歌姫を止め叩き付けるように叫ぶ最高速度の別れの歌」
今まで守ってきた自分の体、歌声、記憶、メモリー、是等は皆、明るい未来即ちレンの為に映し出してきたもの。私達は鏡。レンがヒカリなら私は闇を選ぼう。
歌姫、なんて立派な者にはなれなかったけど今は此れで満足だ。
淡い黄色の、鎖とは違う暖かな光が私の体の周りに集まりやがて遙か遠くまで辺り一面が光によって埋め尽くされた。綺麗だった、御花畑に居るみたいで。暖かくて。
光の中、変わらずいつものように優しく微笑み差し出してくる彼の手を握り私も微笑む。
寂しくなんか無いよ、私はずっとレンの傍にいる。
寂しくなんか無い、私にはずっと彼が傍にいてくれる。
そうレンに言うように振り向いて笑う。
またね。
同姓愛者とか両性愛者を異常って言う理由が分からない。
そもそもどうして異常と呼ばれなきゃいけないの。
周りの皆と同じ恋愛をしただけじゃん。
たまたま好きになった人が同姓ってなだけで其れ以外は全て同じでしょ。
其れを異端とか気持ち悪いとか言って好き、て感情を踏みにじるて最低。
同姓だからって差別するのはどうしてなの。
同姓愛者、両性愛者の人に失礼だよ、可哀相。
ましてやいじったりからかったりするなんて一体何がしたいの。
異端者だとしても傷付くことには変わらないじゃない。
好きならば男だろうが女だろうが関係ないよ、
うん、なんだろ此の違和感w
やっぱキャラ名はなりでやろう。
ちなみにミクオくんの名前にときめくかどうかしてました。
ミクオは私本人です、。←
なぁ~んてなっwwwwわり、もう寝るからさぁwww
ん?夢喰わせてくれんの?wwwうわー、リンもじゅのしか要らねーwwww
ぷー、くすくすwwww
んー、なんていうんだろう…すっごい話しかけたい。
個人的には彼女のことすごい気になるし同じ同士だし
けどなんか話しかけて良いのかな?嫌がられないかな?
ていうか私嫌われてないかな?て心配になる。現在進行形で。
まァ話しかけられるなら話しかけたいし…
てな感じで取りあえずは挨拶から行こうかな。
オリジナルくん酷いよ...同じレンなんかじゃない。
全然僕ら一緒じゃないよ、一人一人キモチを持ってるのに..(ぐすっ)
オリジナルちゃんも大好きだよっ?(抱きつき)
僕、オリジナルちゃんとも秘密の関係築きたいなぁ...(頬染め)
うん..ブラックスター好き...(胸に顔を埋め)
けどブルムーンは好きじゃない、何時もブラックスターの傍に居る(むす)
だって俺、黒の相方だからね!!?
後ブルムーンじゃねぇから!
名前間違えられて覚えられてるみたいで寂しいからやめろよ!
なんだよ..黒は俺の相方なのに...
ストレンばっか、皆ばっかに構ってんなよ..
黒が目立ってるから影薄いのにさらに気付かれなくなるじゃねぇか(涙堪え)
あれ、ブルムーン居たんだ(しれっ)
良いよね、君には相方が居て!!僕には居なくて寂しいのに!
ちょっとぐらい僕にもブラックスターに触れさせてよ
僕にも愛が欲しいんだもん!!!(睨み)
有り難う、私も貴方のこと好きよ、。
青は優しいわ、嫌わないであげてね(眉下げ)
私の相方は青だけよ。対に生まれたんですもの。
青の音に馴染むのが私、私の音に馴染むのが青。
皆が貴方のこと忘れても私は忘れない
青のこと大好きよ
っ...だからって、人の相方に手を出すなよ!!(いら)
アンチリンがきっとそろそろ来るだろ!?
[素敵、抱いて!](トゥンク)
僕はブラックスターが良いの!!じゃないと嫌なの!!!(涙目)
彼女は、僕とは正反対だ!それに個々で相方にはなれないよ!!
うん(にへら)
だって..(ぐぐ)
僕を受け入れてくれる人なんてブラックスターか胡蝶しか居ない!!
もう良いよ、疲れたよ。僕に付きまとうパンキッシュも
僕を独りにしようとするブルムーンも
僕を嫌う奴皆居なくなっちゃえ!!!!
僕ね、嫉妬深いんだ。
僕の周りの人誰かが愛されているなら僕も愛されたい。
少しでも距離を置かれたら寂しい。
僕もあの人のように仲良くなりたい、愛されたい。
だからあの人は良いなって嫉妬するんだ。
僕も愛されたいよ、疎外感は嫌いだよ。
鏡音さん....貴方女の子なんだからもっと自分を大切にしなさい(はぁ、)
他の男の子に押し倒されたらどうするのっ!レンくんとかさぁ..(額押さえ)
扇舞くんの胡座の上に、向かい合うようにして座る胡蝶ちゃん可愛い!!
そこから扇舞くんが胡蝶ちゃんの肩に手を回してちゅっちゅしてるの可愛い!!(^q^)
多分、自分は良い子なんかじゃなくって
其れはもう分かりきったことで
愛されたい、て思うし嫉妬しやすいし
自分の才能、長所なんか無いって思い込んで
其れなのに欲望ばかり抱いていて
弱音も吐くしすぐに泣きたくなるし落ち込みやすいし
駄目駄目な自分で嫌になるときも死にたくなるときもある
努力をしようと頑張ったって結果的には報われなくって
何もかも放り出すときもあるよ
苦しくて辛くて悲しくて助けを求めたい
自分の事なんて誰も理解して貰えなくて
構って貰いたくてでも其れが叶わないから
自ら孤独になろうとするのが自分
其れがあたしっていう存在
今はそんな自分を受け入れて泣かないで死のうとしない
何でそうなったかって言うのはきっと
此の場で相談に乗ってくれた、心配してくれたあの人達が居たから
声を掛けてくれた人が居たから
ただ其れに感謝するだけ
有り難う御座いました
自分で孤独に進んだばかりあの人達をつっぱねてしまった
けどそれでもまた声を掛けてくれた
誰かに声を掛けて貰えるっていうのは凄く幸せなことで
今になってはあの時どうしてつっぱねたのか不思議な程
自分に嘘を吐いているって気づけて良かった
教えて貰えて良かった
でもネガティブだった自分の存在は否定しない
寧ろありがたみを感じる
誰かに分かって貰えない独りの辛さっていうのを知っているから
苦しみや悲しみを感じてる人の相談にのれるんだ
誰かの相談にのれる
自分が助けられた恩としては此くらいしか返せない
だから誰かの気持ちを軽くしたいし
誰かを救いたいって思える
何時も相談にのっている人がもし
相談する側として居られないなら
其の時はあたしが相談に乗ってあげたい
引っ込みじあんだったけど
沢山の人に話しかけていきたい
話していけているんだ
嫌い嫌い嫌い嫌い
自分なんて嫌い
ポジティブなんかになれないよ
ネガティブが出てきちゃうよ
吐き出したいよ
構ってよ
独りは嫌だよ
もやもやするんだよ
愛されたいよ愛してよ
誰か私を愛してよ
愛されたい愛されたい
彼女たちのような関係になりたいよ
私も其処に入りたいよ
入れないよ入る隙間なんてないよ
吐き出させてよ
誰か心配してよ
こんなかまってちゃんな自分嫌いだよ
話したいよ
誰かと話したいよ
不安だよ
どうすればいいの?
どうしたらこの気持ちは抑えられるの?
気持ち悪い
気持ち悪い
気持ち悪い
坂道の途中の僕の家から歩いて少し、ベンチがある小さな溜まり場。公園のように遊具が有る訳でも無く、本当にベンチ以外何も無い。何の為に有るのかと訊かれたらきっと景色を眺める為だろう。此処から眺める景色は最高に綺麗なのだ。
僕は此処から眺める景色が大好きだ。
坂道と言ってもコンクリートでは無くて土粘土…と言うのだろうか?兎にも角にも人工物じゃなく自然で出来てるってことだ。
更に目の前一杯に広がる綺麗な海。
坂の下は路面電車が通ってたり住宅が有ったり自然とバランスが良く夜になるとぽちぽちと見える明るい光などもまた綺麗に見える。
此処に住んでいて良かったと何時も思う。
季節は夏。
学校帰りに雨に降られた。多分夕立ちろう。
バスの中ザーザーと降る雨を眺めながら憂鬱な気持ちに浸っていた。
『七里ヶ浜。七里ヶ浜ー。間もなく七里ヶ浜に到着致します』
ぽーんと音と共に目的地に着く。
降りる支度を軽く済ませて暫し待ってから開いたドアから出る。
僕が降りたときにはもう雨もかなり弱まっていた。
少し家に帰る気分じゃなくて、あのベンチに向かった。
坂道を上がって上がって上がること8分弱、溜まり場に着いた。
「あれ…レン?」
どうやら先客が居たようだ。
僕の名前を呼ぶ彼女にへらっと笑って返事を返す。
「そうだよ。リンも来たんだ」
「うん」
雨はすっかり止んでいて晴れて澄んだ空から夕日が海へ沈んで行っている。
彼女は柵に手をついて周りの光景がオレンジ色になり海も青々しい色から夕日がぼやけて映ったオレンジ色に変わった何とも言えぬ綺麗な景色を見つめていた。
僕も其の隣に行き景色を見つめる。
しーんとした沈黙も気にならなかった。寧ろ心地良いくらい。其れは彼女だからこそなのか綺麗な景色のお陰なのかは分からない。
彼女は鏡音リン。僕は鏡音レンですごく名前も容姿も似ているが全くもって赤の他人だ。サラサラしているけれどちょっと癖のついた金髪に透き通るような青い瞳。少しだけ幼さが残った、でも綺麗な顔。今着ている白いワンピースが良く似あう、僕の幼馴染み。
それこそ昔はとても仲良かったものの今はあまり接点は無くこうやって話すのも久しぶりだ。家が近いというのにね。
中学に入り男女意識も深まってきた頃、リンも僕もだんだんと離れていき高校は別だからもっと別れていった。リンに恋をしていることに気付いたのも一つかもしれない。
今までの沈黙を破ったのは彼女のほうだった。
「私、もう帰るね」
「そっか」
「ばいばい」
「ん、ばいばい」
にこ、と笑顔を浮かべる相手に笑い返し軽く手を振った。
彼女の小さな背中を見つめた後、僕も家に帰っていった。
「あら遅かったじゃない」
「リンに会ったんだ」
「まぁ懐かしい」
「うん」
キッチンから顔を出す母さんと軽い会話を交わしてからご飯を食べ風呂に入りベットに寝転がった。
考えるのはリンのこと。
久しぶりにあったリンは大人びていて可愛いって印象は美しいって印象に変わって驚いた。
そういえば携帯番号知らないな。それもそうかほとんど話さなかったからな。なんてくだらないことも考えた。でも何より思ったのが、彼氏は居るのかな。てことだった。
恋愛感情はてっきりもう冷めているかと思ったけどそんなこと無くってそれどころかますます惹かれる一方だ。
「好きだなぁ…」
ぽつりと洩れた本音についつい笑ってしまう。自分の馬鹿らしさに呆れて笑った。
あれから毎日のように其処に通った。もしかしたらまたリンが居るんじゃないかって、また会いたいなって思って。
もしかしたら今日は居るかもと希望を持っていた。
けどまぁ現実そんなに甘くなく。結局会えないままで終わった。
珍しくその日は大雪だった。雪ですら珍しいのに大降りだなんてもっと凄い。
マフラーとコートと手袋を完璧常備した状態で辺りの景色を見るため溜まり場に行った。
ぎゅ、ぎゅ、と歩くたんびに聞こえる雪の音と感触が堪らない。
「わぁっ…!白い」
思わず歓喜の声を上げ雪の積もって白くなった家を見る。
雪自体はもう降っていないので見るときに困ることも無かった。
そんな中聞こえてきたのは小さな笑い声。
「ふふ、そんなに喜ぶもの?」
なんて今日はついているんだろう、そう踊り出すぐらいに気持ちが舞い上がった。
「リン!久しぶり」
「久しぶりだね」
目を細めて微笑むリンは可愛らしかった。
「どうしたの、今日は?」
「んん、特に用は無い」
「ふぅん」
「…レンが居たから」
微かに聞こえたリンの言葉に少しドギマギしてしまう。
え、それって…、と言う僕にリンはいたずらのような笑みを浮かべて
「引っ越しするんだ」
と表情とはかけ離れた言葉を口にした。
その言葉が理解できなくて暫く固まってしまった。乾いた喉からやっと出た言葉は案外まともなものだった。
「何処に?」
「千葉の方。そんな悲しそうな顔しないでよ、此処からならそう遠くないでしょ?」
笑顔で相手は言うけれど僕はそんな気持ちになれない。
確かに千葉のほうならまぁまぁ近いし電車で行けるけれども。だからといって悲しみが消えたわけじゃない。
「何時から?」
「もうすぐ。此の冬が明けて春には向こうに行く予定」
ぐっと出そうになった涙を堪えた。女の前で泣くなんて情けない。
「ねぇリン」
「なぁに?」
震えた声で伝えようとした。好きだって。けどその言葉は出なかった。だから代わりに
「遊びに行くから、夏に」
「今から決めておくの?良いよ別に」
「うん、夏のどこかに行くから夏休み全部明けといて」
「其れは無理だよ」
そう言って悲しみを紛らわせ二人で笑い合った。
「レンくん元気無いじゃん」
ふは、と笑ってからかって来たのは隣の席の亞北ネル。
「…放っておいて」
「失恋でもした?」
くすくすと笑ってくるがそれ同様の僕はびくっと反応してしまった。
「あ~ららら。ごめん」
「別に」
しゅん、と眉を下げ申し訳なさそうに言うネルの表情には何故か悲しそうなものも含まれていた。
だから僕も先ほど言われた言葉をネルに返す。
「失恋?」
「…最初から気づいてたから」
「そっか」
寂しげに下を向いて微笑む彼女は初めて見たと思う。
机に突っ伏した侭横目でネルを見てから少しだけ話そうと思った。
「あのさ、其奴が引っ越しちゃうんだ」
「うん」
「会いにいきたいなって」
「行けば良いじゃん、行かれるならさ」
そう言ってまた笑うネルは清々しくて見ていて気持ち良い。
お陰で決心が付いた。リンと話したときには冗談半分だったけど、会いに行こう。
夏が待ち遠しくなった、早く。早く早く冬が明け春も明け夏にならないかな。それまでは少しの間お別れだ。
冬も明け新学期でクラス替えもして新しい友達も出来た春。体育祭に修学旅行、中間テストの様々な行事も楽しかった。あ、やっぱりテストは楽しくない。
でもそんなことよりもリンに会いたかった。
季節が巡るのは案外早いことで。すっかり辺りは緑が生い茂る夏になった。リンと久しぶりにあったあの夏から一年。少しは成長したかな?
夏に入ってみてもやることは結構多かった。実はあの後貰った連絡先にも全然連絡出来てないし、何よりも千葉へ行く予定が立たなかった。
やっと予定が立ったのはもう夏休み後半。丁度お盆の時期だった。
「暑い…」
駅のホームで待つ間ぽたぽたと額から汗が流れ出た。結構涼しげな格好をしてきた方なんだけどな等と思いつつ耳を殺すほどうるさい蝉の声を聞いていた。
顔を上げると前には綺麗…とは皆言うが僕からしてみたらそこまで綺麗じゃない海が一面に広がっていた。
きゃーきゃーと気持ちよさそうに海水浴を楽しむ若い人たちが少し羨ましくなる。
此処で聞こえてきた電車のベルにやっと来たかとついため息を洩らしてしまう。中を見るとまだ早朝な為か意外と人は少なかった。何とか僕も座ることは出来た。
電車を乗り継ぎ乗り継ぎやっと付いた千葉はすごく田舎くさかった。そんなところも僕は好きになった。
彼方の家には予め連絡しておいている。取りあえずは地図を見つつ出来る限りはリンの家の近くには行こう。近くまで来たらリンに連絡して一緒に家まで行こう。
そう考えていた時だった。遠くの方から僕に向けて手を振っている女の子を見つけた。リンだ。
もうこんな歳…、。
ダメだ私、。何やってんだ…
てかやっと中間テスト終わって嬉しんですけど←、
でも、これからまた忙しくなるよ。
え、待って。
漫画の東京喰種終わるの??次回最終回なの?
白カネキくん素敵だよね、カネカネください。
新章はやるの?とりあえず東京喰種全巻と小説揃えとこ…
9月13日、特別な日。この日はセカンドインパクトだ。人類のほとんどが滅んだ日。
僕は悪い子なのかもしれない。そんな日に君に会いたいと思ったから。
「渚、おい渚ってば!」
「なにさ。僕になんか用?いつもはファーストファーストじゃないか」
ほら、すぐにそうやって無愛想で。今日は綾波じゃなくて、君に言いたいことがあるのに。
「なっ…別にお前にはそんなこと関係ないだろ」
ああ、でも僕も僕だ。すぐにこんな態度とってしまう。渚だからこそ、渚だけに。
「関係あるよ。で、一体なんだって言うの」
「その、ほら…今日は…今日は…今日は、えっと…」
なんで言えないんだろう。喉が渇いて舌が張り付く。すると渚がわかったようにするりと言う。
「ああ。セカンドインパクトの日だね。」
精一杯言葉を出そうとしていた口の動きは止まり息だけが出てくる。違うよ、渚。無性に悲しくなって腹が立ってつい八つ当たりする。
「バカ!なんでもないよ、もういいっ!」
「はっ?えっ?ちょ、何。なんでイキナリ切れてんの!?ねぇ!」
訳が分からない、と困った顔をする渚を無視して僕はすたすた歩いてく。
そうだ…どうせなら、ケーキでも作ってやろう…。吃驚するのかな、喜ぶのかな、笑って…くれるかな?想像してみたらそれはまぁ、まぁ…悪くはない。
あれ、なんで僕、さっきまで渚に腹立ててたのに今は口元が緩んでいるんだろう?
「…ねぇ、なにこれ」
なにこれ、とは失礼なやつだ。折角僕が渚のために作ってやったというのに。
「ケーキだよ」
「なんで?」
「なんでって!…だって今日はっ、……渚の…誕生日じゃないか…」
「??、僕の…誕生日…」
「そうだろ、セカンドインパクトの日だけど…渚の誕生びぁっ!!」
言いかけた言葉よりも先に身体に衝撃が走る。重たくて、温かくて、渚の香りが僕の鼻をくすぐる。ぎゅっと抱き締められた体は身動きがとれなかった。
「なんっ!!?」
「まさか、祝ってくれると思わなかった。有難う…」
渚とは全く違う、そんなような一面を君が見せた。幸せそうな表情を満ち溢れさせた君らしくない子供っぽい表情。
「そこまで…普通喜ぶ?」
「喜ぶよ……知ってててくれたんだね」
「当たり前だろ…。渚の誕生日なんだから」
「有難う、シンジくん…」
ほら、泣いてないでケーキを食べようよ。ロウソクをたててさ。だから…だから「お誕生日おめでとう」って言う前に行かないでよ…、渚。待って……。
「いつまで、しょぼくれてんのよ。バカシンジ」
うるさいな…。いいじゃないか。
「バッカじゃないの、あたし達の目的は使徒殲滅。彼奴だって人間の形してるけど使徒なのよ、そんぐらい分かりなさいよ!」
分かってるよ。渚は使徒だって。でも…それでも渚は僕の大切な…
「友達なんでしょ」
「祝って、やりたかったんでしょ。おめでとうって」
……
「泣いてないで行くわよ」
うん
「…いつか会えるわよ。また」
アスカの言うとおりいつか会えるよね。
そしたらその時はもっとちゃんと素直に最初から言うよ。「お誕生日おめでとう、カヲル」って。
気持ち悪…
生理的に受け付けられない奴って何しても気持ち悪いんだよね
話しかけないで頂きたい
嫌いな奴のためにわざわざ此の身と時間を捧げるは癪だよね
逃げちゃえ
人は逃げることや諦めも肝心だよ
ばいばァい
でもさセイチャはつくづく優しい人ばっかだよね
特に此処、裏行為禁止だから有り難い
自分、R18系とか受け付けられないんだよ
悪いけど少し気持ち悪く感じちゃうんだ
そういうこと求める人は抱き締めることすらしたくない
なんか…無理
自分って好きな人とはそういう行為よりも甘くイチャイチャしたい派
だから話せるだけで満足です
うひひ、やべェ…
文化祭のリハに文化部が呼ばれたから行ったんだけど
なんか仕事ないっぽいし、帰るか!
とか思って帰ったけど駄目なパターンだったらどーしよ。
たまには、リンちゃんが嫌われ・悪役でもすごくいいと思うんだ。
だからと言って批判は好きじゃないけどね?此れはどのキャラでも共通。
リンちゃんはどんな“役”でも素敵な子だよ。
『少し、…よく分からない子』
『ひねくれてるよな、放っておけよ。あんな奴』
『本人が其れを望んでんなら其れでいいんじゃね?』
『行こ。関わらないほうが良いよ』
そんな悪口にも彼は気にも留めずに言う。
『別に…。言わせたいだけ言わせれば?』
でも本当は知ってるよ。独りで泣いてることを。
相方の居ないストレンジダーク。綺麗な翡翠色の瞳の彼は鏡音レンモジュールの中で一番オリジナルに近い容姿を持っている。一人を望み人と接触することを酷く嫌う、まるで鳥かごに捕らわれた小鳥のよう。皆からはあまり良い定評では無い様子。
でも私はそんな彼に興味を持った。
「ねぇ、何してるの?」
「…いきなり何」
薄暗い彼のフィールドで空を見つめる彼を見つけた。声を掛けてみたものの睨み返されてしまった。
「んーん、ストレンくん見つけたから」
「放っておいてよ」
「やだ」
素っ気無く返されてしまうが負けずに此方も引き下がらない。
「何で。オリジナルのところにでも行けば良いじゃないか」
「私は今ストレンくんと話してるの!レンは関係ないでしょ」
む、と其の言葉に不服を覚える。
「それと、」
先から視線を逸らしている彼の頬を両手で掴み無理矢理此方を向かせ更に顔を近づける。
「話しているときは相手の顔をちゃんと見てよ」
「…はぁ?僕は星を眺めていたのに君が勝手に視界に入ってきて挙げ句の果て勝手に話を進めてるだけじゃないか」
表情は変わらないものの苛立ちの入ったオーラが相手から溢れ出てくる。あちゃ、これ完璧怒ってる。否、しかしストレンくんの言ってることも強ち嘘じゃないどころか正論な気もする…。
ん?、ちょっと待てよ。星…?視線を一旦、相手から外し空を見上げてみた。
「…星なんて見えないよ?」
「うん、だって僕の空想の世界だもん」
「?」
ストレンくんは時々なにを言っているのか分からない。訝しげに小首を傾げる。
「君は理解しなくていいよ」
何処か寂しそうに言う彼がすごく切なく見えた。
もしかして相方を思っていたんじゃないか。
「……寂しいの?」
「別に。僕一人で十分」
「なら、私がストレンくんの相方の代わりになってあげようか?」
「…君、話聞いてた?」
聞いてた、勿論だよ。でも敢えて無視。素直じゃないストレンくんのことだから寂しいに決まってる。
「ね、ストレンくんが寂しくないように!」
にこ、と笑みを浮かべれば彼は驚いたように目を開かせ下唇を噛んだ。
「寂しくなんか無い、君に何が分かる」
「分かるよ!だって…」
言いかけた言葉を遮り彼は叫ぶ。
「っんな訳無い!!僕のことなんかっ、誰一人分かってくれないんだ!皆、気にしてなんかないんだ!代わりなんていらない!!もうっ、どうだって…いいよ!」
「…本当に?どうだっていいの?じゃあ、何でいつも泣いてるの?」
目を細め少しだけ堅い声色を出す。
びくりと反応した相手に追い打ちをかける。
「寂しいんじゃないの。本当は誰かに甘えたいんじゃないの。だから嫌なことを忘れるために空想世界を創ってるんじゃないの。皆を恐れてるんじゃないの」
「っ…僕は!」
「私は、ストレンくんの味方だよ。そばに居る」
動揺する相手を優しく抱き締める。小さくてレンより華奢な身体。
「何でだよ、…君にはオリジナルがいるじゃないか…」
「でも、独りは嫌でしょ?」
「………僕だって、…リンが欲しい。独りは嫌だ…寂しい…」
ややあって、彼の本音が口から飛び出てはぎゅっと腰に手が回ってきた。
今日さ女友達とカラオケ行ったんだ
トイレに行こうとしたら偶然とある男子が居たんだけど気づかないふりしたんだよ
相手、ドリンクバー選んでて背向けてたし
でもあっちが気付いたらしく声かけられたんだ
「あれ、桜欄樂?」
「!、やっぱ、○○っちだ…」
「ふふっ」
彼が、笑った!しかも呼び捨て!!
美形さんだから元々ファンだったんだけどめっちゃ嬉しかったなぁ
へへ、可愛い服着てて良かった!!
好きな人かぁ、んー…
自分って、「憧れ」と「恋愛感情」がごっちゃになるんだよな。
「ああ、あの人好き!」とか思ってもただ単に憧れてるだけだったり仲良いから変にドギマギしたりするだけで恋愛感情ではないことは多々あった。
少なくともここ2、3年は好きな人出来てないかも。
結論:恋したいです、。
正直、なりチャとリアルは違う気がするんだよね。
なんだろう…。なんていうんだろう…。よく分かんない。
なりチャで好きな人は本気で好きだし嘘じゃないけど、
それが「現実か」って言われたらそうでもないんだよね。
でもお遊びって言われると抵抗があるな。
でもなりチャですごく好きになった人はいた。今でも会えることならば会いたいし。
多分、これまででもこれからでもなりチャの中では一番好きな人だと思う。
キスなんて頬までだった、それも一回。手繋いだのも1回。抱きついたのは結構あった…。
でも別に不満じゃなかったしその人と話せるだけですっごく嬉しくて幸せだった。
ロルも自分と同じくらい、面白い人だったよー。優しくて。
もしかして今まで気付かなかったけど自分に似ていたから好きになったのかな?
もうめっちゃアプローチしまくったよー!
その人、最初は自分じゃない子が好きだったと思うんだよね。
過去スレ見れば一発でわかったし…でも諦めきれなかったから頑張って然りげ無く然りげ無く好きって伝えてきた。
トピってさ、やっぱしばらく経つとどうしても落ちて過疎化しちゃうじゃん?
でもそれでもあんま気になんなかったっていうか、普通に未練無く別れられたから良いお付き合いしたなーって思ったよ。
自分って前スレ言ったようにリアルでもR18行為って嫌いなんだよね。出来れば甘く緩くデートしたり手繋いだり話したりしたいだけなんだ。
その影響ってきっとその人からなんだろうなって思う。
だからさ、精一杯の好きを伝えたいんだよね。
流石にリアルまで進出してくるとウザいって思われるだろうし、
自分も其処までじゃなくてなりチャの中だけだけど…
すっごく大好き!今も!だから、有難う!!良い経験させてもらった。
名前は出したら迷惑だと思うから出さないよ~、自分の中だけでいいや。
「桜欄樂」っていうのはあくまでも此処の名前
君に伝えたい言葉は「桜欄樂」としてじゃないし、「桜欄樂」じゃ嫌だから。
あえて**にしてみたってだけ←
**じゃあ規制かかってるみたいじゃん!!!www
あ、でもある意味正解かも。
否でも違うよ!?たまたま**にしただけ!勘違いしないでねっ!!?wwww
んふふ、少し機嫌良いんだ、今。
「高音綺麗!」
「歌上手いね」
「てか声、めっちゃ可愛い!そんな声も出せるんだ」
って言われて素直に嬉しい
声は自信あるんだ
東京喰種って読み仮名通りに打っても出てこないから
pcでは「とうきょうぐしゅ」
PSPでは「とうきょうしょくしゅ」
oh...
あかんwww東京喰種のネタバレ踏んだwwwwwwww
いや、なんとなくわかってたけど………えっ…ますます続きが気になるよぅ…
第二部はまだなの??
ぷっ、あはははっ
バカみたい、笑える
仮に其れがそうならば何故此処なの?
選り取り見取りなのに?
簡単に言葉で戯ばれちゃえば簡単に踊らされるんでしょ
哀れで醜くて自分を偽り誰かに縋る、この上無く可哀相ね
先ずは勉強でもしていたら?
ばいばァい
シンジ:!
アスカ:ん?
カヲル:ん
レイ :!
マリ :にゃ?
シンジ:これ…ミサトさんのお酒じゃ…?
アスカ:ぽいわね…。まぁいいわよ、飲んじゃましょ
-1時間後。
アスカ:うぇっぷ……
マリ :ひーめー、もー。だから飲み過ぎるなって言ったのに
シンジ:アスカ、もう完璧泥酔いしてるじゃないか!
カヲル:ふふ、シンジくんも顔が赤いよ。酔ってるね?
レイ :対照的に貴方は全然酔ってないわね…
カヲル:君にだけは言われたくな…否、…表情に出てないだけで酔ってる!?
アスカ:あーもー!!シンジのバカっ!あんたどうせ、ファーストかフィフスが好きなんでしょっ!?
シンジ:いきなり何を言い出すんだよアスカ!!止めてよ!
カヲル:シンジくん…!
レイ :碇くん。男とは結ばれないのよ。となると本命は私ね
カヲル:何だって……!?
シンジ:2人も何言ってるんだよ!
マリ :ひめ、ほらチャンスよーん!
アスカ:コネメガネうっさい…!バカシンジ!ちょったぁあたしの方も見なさいよ
マリ :ひゅー、わんこくんモテるねぇ
シンジ:か、からかわないでください!
アスカ:もう良い!フィフス、来なさいよ!!
カヲル:…何だい…セカンド
アスカ:ん…?あんたよく見ると格好良いわね。シンジが惚れるのも分かるわ
カヲル:有り難う、でも僕はシンジくんしか眼中に無いんだ
レイ :残念だけど碇くんは私しか眼中にないのy……
マリ :あちゃー…此は眠っちゃったねぇ
シンジ:アヤナミィィィ!
マリ :寝かせてあげなよ~
アスカ:それよりあんた!よくもあたしを殺してくれたわね!!
カヲル:えっえっ?何の話だい!?
マリ :?
シンジ:!、アスカ違うよ!それは旧劇の…
アスカ:そんなの関係ないわよ!
カヲル:あっ…!違うんだ、僕じゃない…あれはダミープラグであって…
シンジ:それに加えQカヲルくんは、何もしてないよ!
マリ :ふぅん、にゃーるほどぉ。ひめとにかく落ち着こう?
アスカ:何よ、何よ何よ!あたしが惣流の仇を…
シンジ:戻ってきて式波ィィィ!!
カヲル:シンジくん助けてぇぇぇ!
マリ :んもー…カオスだにゃ…
-後日。
アスカ:う゛、頭痛いわ…。記憶も飛んでるし…
カヲル:めそめそめそ
アスカ:しかも何で此奴泣いてんのよ…
シンジ:アスカはもう二度とお酒は飲まないで…お願いだから
マリ :本当…大変だったのよーん
アスカ:何よ一体何だっていうのよ
カヲルトリオ可愛過ぎか
貞カヲは生意気で好きだし
庵カヲはやべぇガチホモ。美形で好きだし
Qカヲはなんだこの切ないホモ。イケメンで好きだし
どれも見た目性格が見事に違ってて可愛い
ねむ…
東京喰種の初回限定版BD買ったよー
ついでに全巻+全小説大人買いしてきたよー
後ね、漫画入れるための収納ケース買ってきたよー
可愛いし324円だしピッタリ丁度入ったしお気に入りだよー
小説読み終えたけど、すごく面白かったね。
特にホリチエちゃんは気に入った
月山とホリチエちゃんとの会話何だこれ!?wwって思わされた
あと、ヒデには感激した。ヒデは正真正銘良い人だなー、て思った
私は約束した、彼女に。「何が有ろうと永久に一緒」だと。
私は誓った、自分に。「貴女の為ならば何処までも堕ちていける」と。
古より魔女に呪われていると疎まれてきた汚れた本は、少年により開かれ物語は再び、動き出す。
西ヨーロッパ地方はキリスト教カトリック系への信仰が特に多かった。
長く美しい緑髪を持つミクもまた神への祈りを捧げる修道女だ。
色とりどりの繊細なステンドガラスは日に照らされきらきらと輝き、さらに綺麗な影を作り上げその中でミクは一人立っていた。別に彼女が立っているのには理由は無い、ただただ立ち尽くしてるだけなのだ。重たい扉を開けそこに一人の少女が現れた。
「ミク…?此処に居たのね」
「あら、リンじゃない」
金髪に深い蒼色の眼、まだ幼さを残すもののこれまた美しい彼女の名はリン。ミクと同じく修道女。リンの可愛らしく高らかな声は鈴を転がしたものを連想させる。逆にミクのよく通る澄み渡った、リンほどではないが高らかな声は小鳥のさえずりを連想させる。
完璧なほどに美しいその二人は周りからは神から授かった者、または神の子だと思われることも少なくない。しかし彼女たちには神にも言えぬ秘密があった。
「…場所変えましょうか」
「そうね」
にこりと優雅に微笑み合い、二人は誰も居ない知る人ぞ知る小さな庭へと移動していった。途中に咲き乱れる小さな薔薇には刺がありいくらか刺さってしまうがそんなことお構い無しだ。誰にも見られない二人だけの場所に、速く…速く行こう。それだけを思うのみ。
「もう歩くの速いわミク」
「ふふ、ごめんなさい。早く貴女に触れたくて」
「慌てなくても私は此処に居るわよ?」
リンが小さくからかうように笑うとミクは拗ねたような表情を浮かべつつ相手の腰に手を回し顔を近づける。
「そんなんじゃ駄目。…それよりもリン。二人しか居ないんだから素性出して?」
「まるで私が皆を騙しているみたいな言い方。でもいいよ、ミクになら…」
「私だけ特別見せてくれる、リンを愛してる。誰よりも…」
「私も愛してる」
互いに愛を確認し唇を重ねる。それこそが彼女たちが犯した最大の罪であり最大の幸せ。罪と分かっていても、彼女たちは回り続ける。まるで円舞曲のように。
臨んだ幸せと罪の意識が巡り合いやがて祝福は呪いになることにも気付けずに。
「私、どこまでも墜ちてゆける」
ぽつりと放ったミクの笑顔はどこか寂しげだった。
そうして彼女たちは幾度となく神を裏切り皆を裏切り愛し合っていた。罪悪感すら彼女たちを酔わさせるのだ。だが、その幸せもいつまでも続かない。愛ですぎると枯れる薔薇のように。
光は蝋燭の火のみという暗闇の中、リンは俯いている。
「ついに暴かれてしまうのですか」
「神の羊たちは異端を許さないという訳ですね」
「良いですよ、裁きの時までは逆らい続ける。終末の天秤などこの手で壊してみせます。私はミクを愛してます」
果たしてそれは神に対しての言葉か、はたまた自分に言い聞かせるためなのか。リンはただ蒼い瞳を暗く暗く濁らせ笑うだけだった。
魔女狩り。神を敬う者でありながら醜い愛に手を染め、それも同姓だったため罰が与えられた。行われるのは5日後。
なるべくはミクの耳には入れさせたくない言葉もどうやったって結局届いてしまう。仕方が無いことだ。
ぱたぱたと小走りに次の夜ミクはリンにいつもの庭で逢いに来た。
「リン…」
「ミク」
微かな涙を浮かべるミクに優しく笑いかけるリン。応えるように抱き締める。同時に温もりが伝わる。リンの温かみによって決意する。
「リンは私が守る」
そう、私はとっくに魔女だった。
たとえ、死刑囚であってもリンと一緒に逝けるなら幸せよ。
小さく笑みを浮かべミクは目を閉じた。魔女狩りの内容はまだ知らされてない、その時まで分からないのだ。しかしミクは恐れることなく待ちかまえる。何故ならリンが傍にいるから。
与えられた5日後、ミクはいつもの通り過ごした。死という恐怖も考えて不安に圧し潰されそうだったが、リンが黙って手を握ってくれたから乗り越えられたのである。
かち、と聞こえた最後の時計の音。開かれる扉から現れる羊。明ける夜。
ミクは目を細めて微笑んだ。
「いらっしゃい」
「大したことなかったわ」
小さく溜息を吐きミクは呟く。
バッサリと切られたあの美しい長い髪はもう無い。髪は古来より魔女の象徴されていたため髪を切っただけで済んだのだ。
「リンなんて初めから短いから男の子か丸坊主になってしまうわね」
くす、と愉快そうに笑う。
さぁリンのところに行こう。ミクはまだ近くにいた羊に話しかけた。
「ね、リンのところに案内してちょうだい」
羊は黙ってミクを連れ外に出た。その違和感に気づかない者など居ない。
暫ししてから町のとある場所に着いた。
人だかりは全て教会関係の人たち、噎せるほどの煙、熱い風、中央に吊るし上げられてるのは紛れも無いリンだった。
理解した瞬間絶望が溢れかえる。
「あ…あぁ、嘘だ。…いや」
人をかき分けリンが見える位置まで行き届くはずのない手を伸ばす。
ミクに気づいたリンは寂しそうに笑い小さく言った。
「一緒じゃなくてごめんね」
焼けていく身体と香りが身に染みた。
灰になる彼女は全ての罪を背負った。愛するミクを守るため、5日間逆らい続けたのだ。
それにようやく気づけたミクは泣き叫ぶことしか出来ない。
-魔女に幸せなど与えられないのだ。
彼女以外を愛することは出来ない。それは貴方も同じ、いつかこの本が開けられたとき真実は暴かれる。子孫にかけた私の呪いは何時までも語られ続ける。同姓との契りは結ばれず、他の人も愛せず苦しみ続ける。それが私の復讐。-
ぺらり、とめくられた埃まみれの本。
緑髪の少年は偶然見つけた先祖の本を読んだだけ。
「誰に伝えればいいのだろう、この真実を」
だが彼にとっては重い荷になった。
金髪碧眼の少年が脳裏を横切る。
「神は尚有り続けるのか…」
閉じられた本は静かに奥にしまわれた。
全ての始まりは些細なことだった。
たまたま良い匂いをしていた味噌ラーメンが目を惹いた。カヲルは少し気になり近くにいたレイに尋ねる。
「ねぇファースト。この醤油ラーメンというのはどういう味なの?」
「知らないわ」
「食べたことないのかい?」
「ええ。だってお薬さえ飲んでおけば後は何も必要ないから」
「そうなんだ、僕と少しだけ似ているね」
二人にとって何気ない会話なのだが、アスカは目を丸くし驚いた表情を浮かべる。
「あんたたち、ご飯を食べたことないの!?」
「そうよ」
「ああ、そうさ」
屈託なく頷く二人に対しアスカは更に有り得ないと言わんばかりに口をあんぐり開け見つめる。暫しした後、ふふんと笑って長い髪を持ち上げては
「仕方無いわね。食事してないなんて、なんて勿体ことしているあんたたちに料理というものをこのあたしが作ってあげるわ!てことで今日の夜はあたしの家に来なさい」
と胸を張り二人を招待した。
「私は……そうね。参加させてもらうわ」
レイが返事してから少し時間が経った後
「よし、僕も参加させてもらうよ」
と頷いてカヲルも承諾した。大方アスカの家ということはシンジの家でもある、と考えていたのであろう。
「ところで貴方、料理出来たのね」
「な、失礼ね!それくらい出来るわよ」
レイの一言に必死に突っ込むアスカの顔は何処か引き吊っていた。
「うーん、そうねぇ。どれにしようかしら」
家に帰ると早速ヒカリから借りたレシピ本をぺらりとめくりつつ視線を這わせる。ヒカリにオススメされた中から簡単で尚かつ豪華なものを選んでいく。
「頑張ってね、か…」
ヒカリに言われた言葉を思いだし小さく笑う。誰かのために料理を作るなんて何時ぶりだろうか。
「決ーめた!さ、早く買い物に行かなきゃ」
窓からは夕日が差し込んでいる。財布を持って嬉しそうにスーパーへと向かった。
アスカの居なくなった家は暗くがらんとしていた。
買ってきたものはを机に並べてから夕飯を作っていく。途中、失敗することは多々あった。お米を炊くのを忘れていたり、調味料を入れすぎたり、煮崩れしたり、手を何回も切ったり、それでもめげずにアスカは作り続けたのだ。二人の為に。
「やっと…出来た!」
明るい笑みを浮かべ達成感を味わう。時刻は7時前、時間指定は言わなかったものの一般的夕飯の時刻には来るだろう。
何時来ても良いように部屋を綺麗にし3人分の食事を盛りつけ机に並べる。冷めないようにちゃんとラップまでかけておいたのだ。
「ふふ、シンジにも劣らない私の腕前に驚くといいわ」
上機嫌で椅子に座って待つアスカ。
しかし、1時間経っても彼らは来なかった。
「…遅いわね」
珍しく心配そうに眉を寄せ呟く。夕飯がそろそろ冷めてきてしまう。
2時間後。心配を通り越して今度は腹立たしくなってきた。
「何よ、来るって言ったくせに!」
それでも夕飯は捨てなかった。心の何処かで来てほしいと期待をしていたから。
3時間後。腹立たしさも治まり机につっぷして寂しそうに呟く。
「…期待したあたしがバカみたい。喜んでくれると思ったのに」
どうやらアスカの手料理を拒んだんだと思ったらしい。冷めきった夕食を一人で食べる気はしなかった。
「完璧もう遅刻だね」
「そうね…、道草を食っていたのがよくなかったのかしら」
「うーん、まだ料理残ってるかなぁ」
「どうかしら」
眉を八の字にして困り顔のカヲルと、悠々としたでもどこか気まずそうな顔のレイがアスカの家に着いたのはもう10時30分のことだった。夕飯の時間にすればかなり遅い。
おず、とインターホンを押す。暫く経っても何の返事も無かった。
「…どうしたのかな」
「もう一度押してみればいいと思う…」
「そうするよ」
再度鳴らしてみても何の返事も無いどころか物音すら聞こえてこない。
二人は顔を見合わせた。
「おかしいね」
「おかしいわ」
「部屋を間違えてもないし電気の光は漏れてる…」
「あ、…開く」
真剣に考えるカヲルを余所にレイはすでに扉を開けていた。
「ちょ、人の家に勝手に入って良いのかい!?」
「既にシンジくんは勝手に入ってきたからお互い様よ」
「此処がシンジくんの家でもあるけど今はセカンドが居るじゃないか」
「いいから行きましょ」
躊躇い反論するカヲルと靴を脱ぎ始めるレイ。とうとうカヲルは折れ渋々と入っていった。
リビングに居たのは机につっぷし寝ているアスカ。インターホンにも出ない訳だ。
「寝ている…」
「起こさないであげましょ」
「そうだね」
他の部屋から毛布を持ってきて優しくアスカに掛けてあげた後、夕飯の方に目が行く。
「あ…。もう冷めきってる」
「…もったいないわね」
「レンジでチンしようよ、まだ食べられる」
「!、え、ええ…」
それぞれのお皿をレンジにいれ温めていくうちにアスカが目を覚ました。
「ん…」
「目覚めたのね、遅くなってごめんなさい」
「おや…、おはよう。折角誘ってくれたのに本当にごめんよ」
同時に起きたことに気付くとアスカに近寄り申し訳無さそうに謝る。
アスカは驚いた顔したあと嬉しさから涙目になりぽつりと小さく言う。
「何で、今頃来たのよバカ…」
今の彼女にとっては勝手に入ったことはどうでもいいらしい。
温められた料理たちとレイとカヲルの優しい微笑みがアスカの気持ちをゆっくりと溶かしていった。
「もう…、後片付けが遅くなっちゃうじゃない。…早く食べましょ」
己に掛けてあった布団を見ては小さく微笑み涙を拭ってアスカが二人に心からの笑みを見せた。
「そうだね、食べようか」
「手間をかけて作ったものよね」
アスカの手についた沢山の傷を見てから二人は小さく頷き席に着く。そして三人声を揃えていただきます、と言った。
「ど、どうかしら?」
少し焦げた秋刀魚、煮崩れしてしまった肉じゃが、シンジほど上手ではない。
でも、ドイツ暮らしだというのにお味噌汁と白米もついた日本料理というところ、レイにはちゃんと肉じゃがのお肉が抜いてあるところからアスカの食べさせてあげたいという思いと一生懸命さは伝わってきた。そういう部分も含め
「美味しいわ」
「うん、美味しいよ」
と二人はにこやかに笑った。
さぁ食べましょう、とレイに促されアスカも夕飯を口に運ぶ。シンジと比べ全然劣ってしまったものの美味しくって温かくて楽しかった。誰かと食事するのがこんなにも楽しいものだと3人は今分かった。
「料理というのは美味しいね、初めて食べたのがこれで良かったよ」
「そうね、貴方の料理。今度また食べたいわ」
「いつでも作ってあげるわ!そしたら…また…」
アスカの言いかけた言葉をレイが繋ぐ。
「また一緒に食べましょう」
穏やかに微笑みながら。
「今日遅れてしまったのは少し寄り道をしてね…セカンドに渡したいものがあるんだ」
此処でカヲルが立ち上がりラッピングされた袋を持ってくる。
「開けてみてちょうだい」
レイの言葉にこくりと頷いてから丁寧に袋を開ける。中からは赤いリボンの髪飾り。
「これ…」
「二人で選んだの、貴方のために」
「そしたら予想以上に時間がかかってしまったんだ」
優しさに胸がきゅうと締め付けられる。
「あんたたち、ほんっとバカね。遅れるなら、連絡しなさいよ」
言葉とは裏腹に穏やかな声色で嬉しそうに頬を緩める。
こんな時間を過ごせるなんて。ママ、今すごく幸せだよ。
そうだ、シンジは?シンジが居ない。
ふと気付いた疑問。やがて周りは暗闇に覆われていく。
そこでアスカはやっと理解した。今までの幸せの時間はただの空想だと。
そうだ、あたしは…、エヴァシリーズに殺られたんだ。シンジ、結局最後まで来なかったわね、恨んでやるわ。KAWORUって、フィフスのことじゃない、此奴も恨んでやる。
シンジもファーストもフィフスもミサトもママも!!皆恨んでやる!あたしを見なかった!あたしを見捨てた!許さない許さない許さない許さない許さない許さない!
でも、本当に?本当は…。シンジを恨むんじゃない、フィフスを恨むんじゃない、ファーストにやっかむんじゃない。本当は…あたしがあたしを一番嫌いで恨んでるんだわ。
だったらあたしはあたしでやっていく。誰かとなんか一つにならない、人類補完計画なんて馬鹿みたい。
「アスカ!」
誰かに呼ばれた気がした。
気がつくと砂浜に居た。赤い赤い海にアスカと、目の前にはシンジがいた。
ぐ、と首を締め付けられる。苦しくて息が出来ない。泣きそうな顔でシンジはアスカの首を締め続ける。
ファーストにもミサトにもフィフスにも愛されていたあんたがあたし恨めしかった。あたしを見てほしかった。でも、違ったのね。シンジが求めるものと。あんたはあたしが恨めしいのね。バカみたい、やっぱあんたバカシンジよ。シンジ…。
アスカがそ、と頬を撫でるとシンジの力は抜け涙を流しそのままアスカに倒れ込んだ。
重たくて温かいシンジの体温。
アスカはただシンジに一言呟いた。
「気持ち悪い…」
うおおおおおおおおおおああああああああああああああああああああああああああ
明日!!!学校おやすみ!!!いよっしゃあああああああああああああああ
それより今日さぁ
めっちゃ可愛いくてしかもセールで1000円だったフラットシューズ見つけたんだけど
サイズが0.5cm小さくて店員さんに「これの24.5cm置いてありますか?」って訊いたんだけど
「申し訳ありませんがこの一点しかおいておりません」って言われた。
死にたくなった。
なんなの
楽天でめっちゃ可愛いフラットシューズ(しかも安い/送料別だけど)を見つけたんだ。
24.5cm全部売り切れ。何なの。
いつ出会っても彼女は苦手だ。美しい顔立ちをしておいて中身はとんでもなくサイアクな惣流・アスカ・ラングレー。そしてその彼女が今、僕の部屋にいる。
「…ねぇ、君なんで僕の部屋にいんの?シンジくんは?」
「喧嘩したのよ。ガキシンジと…」
意外だ。誰よりも「碇シンジの幸せ」を密かに願い誰よりも碇シンジに対して優しい彼女が彼と喧嘩することなんてなかなかないのではないか。少し目を丸くさせて彼女を見つめたあと動じなかったようにいつもの表情にすぐに戻す。
「ならファーストのところにでも行けばよかったろ。わざわざ此処を選ばなくても…」
この世界では彼女とファーストは仲が良い。別にうふふなんて笑いあう仲でもないけどお互い自然な関係、という意味で仲が良いのだ。だから僕は提案してみたが言い切る前に彼女は僕の言葉を遮り言った。
「だって…いっちゃあ悪いけどあの子の家寒いし何もないじゃない。そういうのも踏まえてNERVの寮に住んでるあんたの家が一番良いの!」
「ああ、成程」
少し理解できたかもしれない。ぶす、と機嫌悪くしている彼女を見つめてから頭を掻く。
「それにこの世界での記憶の共有者としてあんたと居るのが都合いいのよ」
「…そうだね」
何故彼女が記憶を引き継いでるのかは分からない。僕たちは何度もこの世界を少しずつ変化をして繰り返し繰り返し生まれては死んできたのだ。普通はこの記憶は誰にも宿らないもの、神であるアダムとリリスを除いて。ただ、リリスの魂を持っている綾波レイはクローンであるから結局記憶がなくなっちゃうわけ、なんだけど最近は少し微妙。覚えているのか覚えてないのか分からないことを時々見せるのだ。で、まぁファーストのことは置いといて。何故かセカンドチルドレンである彼女に引き継ぎの記憶が宿っているんだ。そのおかげで性格は割とマシになってきたしファーストと仲はいいしシンジくんとだって仲が良いんだ。僕にだけは例外だけど。
「ねぇ、僕らは一応ずっと知り合い同士なんだしそろそろ名前で呼ばない?」
「はぁっ?あたしが、あんたを、カヲルって呼ぶわけェ?有っり得ない!!」
ふと思ったことを口にしたところ全力で断られてしまった。どうしてここまで否定するのだろう。少しむ、と来て硬い声色で尋ねてしまう。
「なんでさ。ファーストのことももうレイって呼んでるのにどうして僕だけフィフス呼びなのさ!」
「そんなの、あんたが大嫌いだからよ!」
「なんで」
「なんでなんで、てうるさいのよ!!あんた、いっつもシンジを置いて死ぬくせに!自分が居ない方がシンジを幸せにできるって勘違いして、結局あんたが一番シンジを苦しめてんのよ!シンジに幸せになって欲しいなら生きなさいよ…」
ああ、そうか。気が付かなかった。彼女は先程のとおりもしかしたら僕よりも一番にシンジくんの幸せを考えているんだ。だからシンジくんの絶望である元凶の僕は恨まれるしかないのだ。少し寂しくなって俯きがちになる。
「ちょ…、あんた、何泣いてんのよ…っ」
そこでセカンドの困惑した声が聞こえてきた。同時に彼女によってぱたた、と布団に染みてく自分の涙に気が付いた。温かくてしょっぱい。
「なにこれ、何で出てくんの?」
「あんたバカァ!?なんでって…そんなの悲しいからに決まってるじゃない」
「悲しい?悲しいって何?何に対しての悲しいで僕は泣いてるの?」
「悲しいって…あーその…なんていうか胸が締め付けられる感情よ。て、いうか何に対してなんて知らないわよ!むしろがあたしが訊いてんじゃない」
ガミガミ怒る彼女を余所に僕はただ考えていた。何に対しての悲しいなのか。こんな感情初めてだ。あのファーストもこんな感じに戸惑っていたのかな。
「悲しい…そうか、僕はシンジくんを幸せにできないって気づいたから悲しいのかな」
「…あっそ」
「ああ、でも君と分かり合えないのも悲しいのかもしれない」
独り言を言っていると彼女は最初は反応したのに彼女自身のことになると急に黙り込んだ。不思議。するとそ、と彼女の手が伸びてきて僕の頬を伝う涙を拭った。彼女のさらりとした髪の毛が僕に当たって少しくすぐったい。
「バカじゃないの。…あたしじゃシンジを幸せにできないのに。泣きたいのはこっちだってーの。本当カヲルのバカ」
「え、あ…」
今、名前で呼ばれた。小さな声で言う彼女の顔をまっすぐに見ると少し歪んたひどく寂しそうに笑う表情が見えた。ぎゅ、と胸が締められてこれが悲しいなんだと改めてわかった。僕じゃ何も彼女には出来ないけどただ抱き締めることは出来た。これもまた温かくて小さな体だった。僕に対しては強気な彼女が一気に小さな女の子だと思った。
「…泣いてもいいんだよアスカ」
「何よ、いきなり…。気持ち悪い」
気持ち悪い、と言われたのに何だかその言葉は優しくて傷つかなかった。僕の肩に顔を埋めてくる彼女が可愛くてシンジくんが「アスカは優しくて…その、可愛い子だよ」という意味もわかった気がする。ぐす、という鼻をすする音が耳元で聞こえた。
「…今度こそ君を幸せにして見せるよ。碇シンジくん」
いつか二人で笑えるよう。いつか二人が笑えるよう。そのために僕は最善を尽くす。死にたがりよりも生きたがりの方が本当は良いのかもしれない。
シンジくん、君はどの世界でも変わらなかった、優しくて誰かを傷つけるのを拒み自分を傷つくのも拒むまるで赤子のよう。でもそんな君がどうしようもなく愛しかったんだ。
「僕はいつでも傍にいるから」
うるさい…
ボカロは高ければいいってもんじゃないでしょ
歌詞も聞き取りづらいくらい高いのは機械音過ぎて好きじゃないね
ボカロが嫌われる理由も分かるよ
体積=V、底面積=S、高さ=h
角柱
V=Sh
角錐
V=1/3Sh
円柱
V=πr^2h
(表面積の場合、側面積+2底面積)
円錐
V=1/3πr^2h
半径=r、中心角=a°、円周率=π、弧の長さ=L
扇の弧
L=2πr×a/360°
面積
S=1/2Lr(πr^2×a/360°)
Hi! What are you doing now?
You have to study!
mustn't~=~してはいけない
don't have to~=~しなくてもよい、~する必要は無い
円錐の表面積
(表面積)=(側面積)+(底面積)
扇の面積は1/2Lrで求められる
また円周=弧の長さということに注目する
半径をxだとすると円周は2πx
L=2πxを扇の面積の公式に当てはめると
1/2×2πx×rとなる。
よって上記+πx^2=表面積となる。
うわあああああ!
カヲアスもあってシンアスもあってアスカちゃんとレイちゃんが仲良くしているSS見つけたよー!
本当ならカヲシンもあっても良いと思うけど切なくて可愛くて最高だよー!
アスカちゃんとレイちゃんまじ仲良くして
カヲル「シンジくんシンジくん(ちゅっちゅ、)」
シンジ「わぁ、もうカヲルくんくすぐったいよぉ(ふふ、)」
アスカ(だ・ま・れ・!)
シンジ「あれ、カヲルくんお弁当忘れちゃったの?」
カヲル「え、ああ…うん。少しね」
レイ、ハイアーン アーン...
アスカ「あんたお弁当忘れたの?だったら特別にあたしの一口あげても良いわよ(卵焼きひょい、)」
シンジ「あ、……えっと僕もおかずあげるよ」
カヲル「…有難う、シンジく
アスカ「食えっていってんだろがぁあああああ!!!!(捩じ込み)」
カヲル「……今晩僕の家に来ない?、と…」
カヲル「お、返信早いな…。どれどれ…」
To:カヲル
From:アスカ
本文:
あんたシンジに何するつもりよナルシスホモ野郎。
p.s.送る相手間違えてるわよ。
カヲル「うわぁああああああああああ、僕としたことがあああああああああああああ!!!!!!!!!」
シンジ「カヲルくんって鼻高いし綺麗な瞳だし肌も白いし髪の毛もサラサラしていて本当に美形だね」
カヲル「何を言っているんだい?シンジくんの方が可愛いよ」
シンジ「カヲルくんっ…(ドキドキ、)」
アスカ「きもっ(白目)」
レイ「…碇くんといるとポカポカする」
カヲル「それは好意に値するよ」
レイ「どういうこと…?」
カヲル「好きってことさ」
アスカ「うちの子(レイ)に手出さないでもらえる?」
カヲル「ひどいなぁ、ただ単に好きという気持ちを教えてるだけじゃないか」
アスカ「あんたとレイが関わる時点で汚れんのよ!」
ギャーギャー ワーワー
レイ「好き、好き…ぽかぽかする。好意に値する……」
レイ「…碇くんと渚くんが一緒にいると心がぽかぽかする」
シンジ「綾波…?」
カヲル「え…っ」
アスカ「はぁっ!!?」
レイ「碇司令と冬月先生が一緒にいてもぽかぽかする」
マヤ「パターンレインボゥ!!!!腐女子です!!!!!!」
一同(なんだって!!!?)
レイ「碇くん、今度お味噌汁の作り方教えて欲しい」
シンジ「別にいいよ、でもどうしていきなり…?」
レイ「…式波さんにいつものお返ししたいの」
シンジ「そっか、頑張ろうね綾波」
レイ「うん、そしたら式波さんにもぽかぽかしてもらえる…」
貞の世界/
アスカ「…ねぇ、苦しいんだけど」
カヲル「え?ごめん、よく聞こえなかった」
アスカ「抱き締めてるのが苦しいのよ!離れろバカ!」
カヲル「ちぇ…(ショボン、)」
シンジ「アスカ、おかえり!(パァ、)」
アスカ「ただいま」
カヲル「ただいま!!!シンジくん!!!肉じゃが食べたい!」
シンジ「え?ごめん、よく聞こえなかった( シラッ)」
カヲル「…(ショボン、)」
アスカ「あれ、あんたお箸使いおかしくない?」
カヲル「そうなの?」
シンジ「本当だ、直しときなよ渚」
アスカ「ほら、人差し指はこうで…そう支えるだけ…」
カヲル「難しいよ」
シンジ(アスカはいいお嫁さんになるなぁ…)
カヲル「ねぇ、暇…」
アスカ「……(テレビ鑑賞中)」
カヲル「ねぇってば、外行こうよ、外ー(ゴロンゴロン、)」
アスカ「…」
カヲル「…(ウトウト、)」
アスカ「あれっ?なんで此奴寝てんのよ…」
カヲル「…」
アスカ「…し、仕方がないから一緒に寝てやるだけ!べべべ別に添い寝とかじゃないわよ!!(布団潜り込み)」
アスカ(本当違うんだから…、それにしてもカヲル…暖かいわね)
カヲル「僕と君は同じだね」
レイ「違うわ、貴方と私は似ているけど違う…」
カヲル「…」
レイ「それより貴方折角会えたんだからいつか言おうと思ってたこと言わせてもらうわ。どうして貴方リンゴ食べたりしたのよ本当有り得ないサイテーね、それとうちの子(リリン)に手出さないでもらえる?特に碇くん碇くん碇くん」
カヲル「え、ちょ、なに(狼狽え)」
レイ「あーあ、いっつも思ってたのよ。ちょっと美形だからっていい気になっちゃって、本当アダムとリリスなんて関係破棄したいくらいよ。碇くん、たぶらかしてくれちゃって。ビンタビンタビンタビンタビンタビンタビンタビンタビンタ」
カヲル(ファーストってこんなに喋る子だったっけ!?あと痛いとてつもなく痛い!)
シンジ「アスカ」
アスカ「何よ」
シンジ「その…渚は元気?」
アスカ「はぁ?あー……この前両頬腫らして帰ってきたわね」
シンジ(何があったんだ!!!?)
レイ「碇くん…」
シンジ「あ、綾波。偶然だね(ニコ)」
レイ「そうね…」
(碇くんは何しに来たの?って言わなきゃ、じゃないと…話す機会無くなってしまうわ。行くのよレイ、さぁ呼吸を整えて…せーのっ)
レイ「何か用?」(Σ間違えた!!!)
シンジ「へっ!?い、いや…なんでもないよ、それじゃあね(オロ、)」
レイ「」
アスカ「…ねぇ、バカヲル」
カヲル「何?」
アスカ「…キス、しよっか(ポツリ、)」
カヲル「えっ」
アスカ「…えっ?」
カヲル「えっ、い、今、キスって…」
アスカ「…ちちちち違うの!!間違えたの!!!!!本当に違うの!!!(カァァ、)」
カヲル「間違えたって何だよ。しかもなんでそんなに狼狽えるわけ?僕とキスするのがそんなに嫌なんだ(ム、)」
アスカ「ちがっ、嫌じゃないわよっ…(赤面、)」
カヲル「………ふぅん?じゃあ…(ちゅ、)」
アスカ「っ~~!!!!?な、ななななっ」
カヲル「嫌じゃない、て言ったからしてもいいだろ?」
アスカ「…バカ」
綺麗な小さい花を見つけた。藍色から紫色をした花弁は光に透かしてみれば美しさのあまりカヲルの目を奪った。花のサイズに似合う空の瓶を探しては水を半分まで入れ花を何本か差した。それを静かにシンジが眠っているベットの小脇の机に置いておいた。
「…綺麗だね、シンジくん」
カヲルの言葉はシンジの耳には届かずに静寂の中に消えていった。何も返事がないシンジはまるでそれこそ死んでいるようだが規則正しく聞こえてくる寝息がそうではないと安心させてくれる。しかし逆に言えば、寝息が聞こえるだけでありずっと目を覚ましていないいわば植物人間状態。カヲルがNERVに来た時からすでにそうだったのだ。
カヲルは寂しそうに微笑んでから病室を出ようと振り向いたとき、アスカが病室にやってきた。二人とも病室で鉢合わせるのは初めてだったためか目を丸くしてしばらくの間見つめ合っていた。しかし先に口を開いたのはアスカだった。
「…あんた此処に何の用よ」
「シンジくんに会いに来たんだよ。寧ろそれ以外に何があるというんだい」
「ふん、あんたのことだから何か裏でありそうよ」
「失礼だな、君は」
つくづくカヲルには厳しい態度をとるアスカにカヲルは半ば呆れ状態だった。
「…今日も来たわよ」
一方のアスカは、カヲルとの会話を切り上げてシンジの方に返って来もしない挨拶をした。
カヲルはなんとなく彼女が気になりその場に立ち尽くしてした。同時に、セカンドはいつも来ていたのか、と思ってもいた。そう思うのも無理はない、カヲルとアスカの時間帯はかなり差があったので今までカヲルがこの病室で誰かと出会うのはなかったことなのだ。
ふと、彼女の腕の中にある、モノに気付いた。訝しげにそれを見つめているとアスカがカヲルを見もしないで呟いた。
「絵本よ」
「絵本?」
「そ。シンジが退屈してたら可哀想だから物語読んであげてるの」
成程、とカヲルは思った。実際シンジには退屈も何も無いのだが。
アスカは近くにあったイスに腰を掛け絵本のページを開いた。絵本、とはいってもそこまで幼稚なものではなく小学生低学年までの子も好んで読むようなだった。
カヲルも少し気になりアスカの隣にイスを持ってきて腰を掛け絵本を覗いだ。それには気にも留めずにアスカは物語を読み始める。
「-ある冬の日のことです。小さな女の子は暖かい部屋の中ぬくぬくと過ごしてました。……」
その声はまるでお母さんみたいな優しさが含まれており温かった。アスカはどんどん読み進めていき、カヲルはどんどんとそのページを目で追っていった。
後半に差し掛かるとアスカは読むのを止めて絵本を閉じた。カヲルはその行為に小首を傾げてアスカを見た。
「続きは?」
「今日はここまで」
「読まないのかい?」
「ええ。だってシンジがもしかしたら続きが気になって起きてくるかもしれないじゃない」
「それは残念だよ」
そそくさと絵本を鞄にしまい、アスカは立ち上がった。
「…綺麗ね」
おそらく瓶の花に目が奪われたのだろう。アスカは花を見つめて言った。
「そうだろう?さっき見つけたんだ、シンジくんが喜ぶと思って」
「あ、そ」
きっと彼女は「綺麗」と言うつもりはなかったのだが漏れてしまったに違いない。が、カヲルを口を挟んできたためアスカはいつもどおり不機嫌そうに返事をしてからシンジの方を向き直し
「ばいばい、シンジ。また来るわ」
と言って去ってしまった。
白い病室に取り残されたカヲルはただ、あの物語の続きはどうなるんだろうと考えていた。多分彼女は明日来る、その時に物語続きは読めると思ったカヲルは帰ろうとしてアスカと同じく
「また来るよシンジくん」
と言って病室を去った。
窓から見えた景色は随分暗くなっていた。
カヲルが綺麗なシンジの寝顔を眺めていると病室の扉が開いた。
「!、セカンド」
「何よ、フィフス」
つい彼女を読んでしまったがこれといった用はなかった。実を言えばシンジの見舞いのついでにアスカを一日中ずっと待っていたのだ。気まずそうにカヲルは頬を掻いて謝る。
「あ、いや…ごめんよ。なんでもないんだ」
「なら呼ばないで」
ごもっともだ。しかしカヲルはそれよりも絵本が気になった。
「ねぇ、今日は絵本は読むのかい?」
「ええ。…何よ、あんた、まさか絵本楽しみにしてたわけ?」
ズバリの指摘を貰いカヲルは口ごもる。
「え…その、…まぁ」
「あたしはあんたの為に読んでるわけじゃないっつーの」
「別に君に読んでもらいたいわけではないよ、ただ単に続きが気になるだけだ」
溜息を吐いてからアスカはシンジに挨拶していないことに気付いた。
「あ、ごめん。シンジ、忘れていたわけじゃないのよ」
以前の彼女なら絶対に有り得ないような優しさ。その後アスカはまた絵本の続きを読んだ。
読み終えるとカヲルは静かに言った。
「…可愛らしいお話だね」
「そうね」
「その絵本はどこかで借りたものなんだい?」
「あたしが小さな頃に持っていたものよ。特にこの話は好きなの」
珍しくアスカはカヲルに突っかからずに答えた。後はただ沈黙が流れるだけ。アスカもカヲルも喋ろうとしなければ帰ろうともしなかった。
寂しそうな目でシンジを見つめるアスカにカヲルは話しかけた。
「僕も、君のその絵本一緒に聞いてもいいかな」
「はぁ?」
「だから、シンジくんと一緒に聞いていてもいいかなって言っているのさ」
「…勝手にすれば」
ぷい、と顔を逸らしアスカは答えた。でも、アスカの言葉には刺はなかった、今日の彼女は上機嫌なのだろうか。
「じゃ、ばいばいシンジ」
いつもどおりに挨拶をしてアスカはその日も病室を去っていった。
貞シンジくん ブラックコーヒー・紅茶好き
庵シンジくん 加糖コーヒー好き・紅茶
Qシンジくん 紅茶好き
貞カヲルくん ミルク砂糖たっぷりコーヒー(シンジの真似)
庵カヲルくん 紅茶好き
Qカヲルくん コーヒー可・紅茶好き(コーヒーは好んで飲まない)
貞/
シンジ「渚、砂糖入れすぎ。入れすぎは体に良くない」
カヲル「でもこれ砂糖もミルクもたっぷり入れないと苦くて飲めないよ」
シンジ「子供舌。苦いなら飲まなきゃいいだろ」
カヲル「いいや、シンジくんが飲んでるから僕も飲む」
シンジ「…あ、そ」
庵/
カヲル「シンジくん、どうしたんだい?」
シンジ「…なんでもないよ」
カヲル「紅茶でも飲もう、きっと気が落ち着くはずさ」
シンジ「…、ありがとう…」
カヲル「どういたしまして。その紅茶僕のお気に入りなんだ。味はどうだい?」
シンジ「おいしい…、温かくてすごく、安心するよ」
カヲル「…ふふ、良かった」
Q/
シンジ「あれカヲルくん、珍しいね。コーヒー飲んでる」
カヲル「今日はたまたまコーヒーしかなくて」
シンジ「そうだったんだ!すごいねコーヒー飲めるなんて…僕なんて苦くて飲めないや」
カヲル「随分可愛らしい理由だね」
シンジ「!?か、からかわないでよ、もう」
カヲル「そうやって恥じる顔も可愛いさ」
シンジ「だ、だからカヲルくんってば…!」
カヲル「…シンジくんが傍に居てくれるからコーヒーも甘くなるんだよ。一人じゃ寂しいよ」
シンジ「……ずっと、傍にいるよ」
アスカ「犬の散歩ついていってあげる!」
シンジ「え、(来なくて)いいよ」
アスカ「な!他の女と行くの!?」
シンジ「違うよ」
アスカ「じゃあ誰よっ」
シンジ「母さんと…」
アスカ「私もついていってあげるわ!感謝してよね」
シンジ「だからいいって」
ていう会話を今日小学生がしててシンジくんとアスカちゃんに似てるなって思いながらぽかぽかしてた。かわいい。
ぎゅー、と抱き寄せた彼女の体は案外細かった。いや、別にデブって訳ではなくってエヴァの操縦やっていたとしてもこんなにも細いものなんだな、と思っただけである。
「…ちゃんとご飯食べてんの?」
「は?何よいきなり…」
相手の腕を取りまじまじ、と眺めてから小首を傾げつつ質問したところ怪訝そうな顔をして此方を見つめてきた。
「別に。ただ、力を込めたら折れちゃいそうだなって思っただけ」
「あんた、あたしのことなめてんの?んなちょっとやそっとで折れないわよ」
「ふーん」
もう一度視線を這わせてからぐっと握る力を強めてみた。あれほどまで言っていたアスカはすぐに「いたっ!?」と小さな悲鳴を上げて顔を苦痛に歪ませた。
「何すんのよバカ!痛いじゃないっ!」
「え、君が痛くないって言ったから本当かどうか確かめただけだよ」
「あんたの力強すぎんのよ!」
素直な疑問をぶつける僕に対して、かっかと怒る彼女の腕を離すと白い綺麗な肌に赤い僕の手のあとが残ってしまった。彼女はあとを上から優しくさすって拗ねたように唇を尖らせた。
「もー」
「…ごめん」
「嫌よ」
「なんだよ」
彼女の声色と表情を見て本気では怒っておらず、どちらかといえば、からかっていることに気づき此方もふざけたように、彼女と同じく拗ねるように唇を尖らせた。
それから先ほどの赤みを持った腕の箇所にそっと触れるくらいのキスをした。小さくアスカはくすぐったそうに笑った。その笑みが可愛らしくて彼女の肩に顔をうずめた。いい香りがする、アスカの香りだ。
すん、と鼻を鳴らすとどうやら匂いを嗅いでいたのがわかったのかアスカが呆れた顔で言ってきた。
「あんたって体臭フェチなわけェ?」
「別にそんなんじゃないよ」
「どーかしらねぇ」
じとっと疑うように見てくる彼女にむっとした。
「君だから…、君のいい香りだから好きなだけだよ。この甘い香り」
「ぎゃあぁっ、やめろ!嗅ぐなっ!」
「?、いきなり何喚いてんの。変なの」
「うっさい!ちょっと離れなさいよ!!」
もう一度香りを嗅いでみただけなのにアスカは頬を桜色に染めて、僕の顔を右手でグイグイと押して無理矢理離れさせようとした。僕も僕でそこまで強情じゃないので身を引くがやはり何か納得いかない。むー、とした表情で彼女を見つめる。
「女の子の香り遠慮もせずに何度も嗅ぐなんてデリカシーのない奴!」
「う、んん?」
「もう!だから!!…その……汗臭かったりしたら嫌じゃない…のよ…」
途中まで強かった言葉も徐々に弱くなっていき辛うじて聞こえるほどの声量になった。
「ぷっ」
ただ理由が彼女には似ても似つかなずつい笑ってしまった。すると彼女は鬼の形相のように怒って僕の胸ぐらを掴んできた。
「何笑ってんのよ!!あんた絶対乙女心とかわかんないでしょ!!バカ!本当コロす!」
「あはっ、ははは。ごめ…、可愛らしいなって思っただけだよ」
「きぃっ!馬鹿にしてんのっ!?」
くすくすと溢れる笑みはいつまで経っても止まらずますます彼女の怒りを買ってしまった。
彼女の手が僕の頬に振り下ろされる前に、(とはいってもあくまでもフリだろうが)笑いを止め相手の手首を掴んで言った。
「そんなわけないだろ」
小さく口を弧の形に描いていつもどおりの笑みに戻す。
アスカは動かない腕を一瞥したあと僕の顔を睨んでぷい、と顔を逸らした。ちょっとの間のあと僕は彼女の手首から手を離す。
「ねぇ、アスカ」
「…」
随分ご立腹のようだ、返事がない。しばしの沈黙、アスカがぼそっと小さく一言恥ずかしそうにつぶやいた。
「バカ。あんたの顔近くて、キスされちゃいそうでドキドキすんのよ」
その瞬間、かぁっと頬に熱が帯びるのが分かった。アスカよりも真っ赤になった顔を己の腕で隠そうと顔の前に持ってくる。イキナリのデレは反則だ。
先ほどの言葉と今の言葉どちらが核心なのかはわからないけどそれでもどちらともアスカにとっては恥ずかしいことだったのだろう。でも、今はそんなことどうでもいい。
食べてしまいそうなほどに愛おしいアスカの顔に静かに顔を近づけて、二人の吐息がぶつかるほどの至近距離で止まってから見つめ合う。いつしてもなれない緊張から唇を軽く横に引き、そっと優しく口付けをした。
アスカの甘い香りが僕の鼻腔をくすぐった。
-もし、この世界をやり直せるのだったら、君だけは幸せにするよ。碇シンジくん。
世界を作り直そう。すべてを壊して、そしてまた作ろう。君の幸せのために。
第一の日、人と地上の生き物が消える。
第二の日、この世から全ての生き物がいなくなる。
第三の日、太陽と月が壊され昼も夜もなくなる。
第四の日、地が沈み、全ては水になる。
第五の日、水も空も失せる。
第六の日、光が消え、全ては闇と混沌に包まれる。
第七の日、災いは仕事を終え、安息の喜びの中で静かに泣く。
「はじめまして、シンジくん」
タブ子ちゃん可愛いよ。タブ子ちゃんまじ天使。
いや、確かに使徒だから天使だけど。
タブ子→シンジ→←貞カヲの漫画を確か誰か描いててすごく可愛らしいかった!
タブレイもタブアスちゃんも可愛い!!
貞と庵とQ+タブ子の兄妹も可愛い!
とにかくタブちゃん可愛い!
貞カヲ「へー、タブ子って白パンなんだ」
タブ子「きゃあっ!?やめてよ、バカ!お兄ちゃーん、貞兄がいじめるぅーっ!」
庵カヲ「貞…何をしたんだい?」
貞カヲ「下を穿かないタブ子が悪いよ、僕は悪くない」
Qカヲ「はぁ…。君たち、またやってるのかい?下を穿かないタブ子も悪いけど貞も下着の色をいうのはやめたらどうだい?」
貞カヲ「さすが29歳…」
庵カヲ「大人の包容力というものだね…29歳はやはり違うね」
タブ子「お兄ちゃん優しい!29年も生きてきたおかげだね!」
Qカヲ「29歳を連呼しないでくれるかい!!?」
「Alles Gute zum Geburtstag」
別に、そんな言葉いらなかった。私はただ「Danke」と一言、伯母に返しただけ。
誕生日だからといっても、いつもと同じ日常を送るだけ。学校はあったし普通の食事だったし誕生日なんて言ってないから叔母以外は誰からも祝われないし、シンクロテストはあったのはちょびっとだけ嫌だったけどほぼ毎日あるから対したことないし。でも、どうせおめでとうなんて言われるのならママがよかったな。
シンクロテスト後の伯母との通話を切り、軽く溜息をついてベンチに座った。シンジから「今の伯母さん?何か用だったの?」とか訊かれたから「あんたバカァ?用無いならかけてくるはずないでしょ」とテキトーに流してやった。どうせドイツ語なんて分かってないから何の用かも分かんないだろう。
「…バカシンジ」
「何?」
「私、ちょっと残るから先帰ってなさいよ」
「え、そ、そう。夕飯は?」
「別にいらない」
「分かった。帰るときはもっと暗くなるし人気も少なくなるから気をつけて帰ってきてね」
「言われなくてもわかってるわよ」
残る、なんていってもただ単に一人になりたいだけ。軽くNERV内捜索するか。すでに着替えてあるシンジの背中が小さくなっていくのが見えた。
着替えるのも面倒くさく思った私はプラグスーツの上にジャージを羽織って庭園に出て行った。
「…綺麗」
ふと空を見上げれば満天の星空だった。空気が澄んでいるのか、とても綺麗に見える。
「そうだね、でも雪が降った方がもっと綺麗だよ」
後方から聞こえる声に驚いて後ろを振り向くとフィフスが居た。
「何よあんた、ついてきた挙句の果て盗み聞きしてたわけ?」
「違うよ、そんなことして何になるっていうのさ」
「ハン、どうだか!シンジと一緒にいたからてっきり二人でもう帰ったと思ったわ」
ギ、と睨みつけてやっても相手はひょうひょうとしている。そんな姿がまた憎らしくイライラしてきた。
「大体ね、人が綺麗っていったものをユキ…?の方が綺麗とか言うなんて失礼よ」
「…12月ごろになると雪って言って白くてふわふわした冷たいものが降り注ぐんだよ。それがすごい綺麗なんだ」
「ちょっと、話聞いてんの?」
此方の話もろくに聞かないでユキというものの説明をし始めた。白くてふわふわした冷たいものって訳分かんない、ボキャブラリーが足りないのかしら。
イライラをピークに迎えた私を無視して、フィフスは少し歩いてから足元の小さな花を2、3本取っては花を私に差し出した。
「Alles Gute zum Geburtstag、お誕生日おめでとう」
その言葉に目を見開いた。吃驚して花を受け取りもしなければ口も開かない。
「君、今日誕生日でしょ。この花しか今はあげられないけど」
「な、なんであんたが私の誕生日知ってんのよ!」
強引に押し付けられた花を手に持って最大の疑問をぶつける。するとフィフスは
「だって、電話で話してたじゃん」
とサラリと言った。バカかと思ったらドイツ語を分かるようだ。
私は花とフィフスを交互に見つめてから呟く。
「…花って有り得ない」
「ごめん。さっき知ったから用意してなかったんだ」
「はぁーぁ。祝うならもっと良いもの渡しなさいよ、気が利かないわね」
眉を少しだけ下げしょぼんと落ち込む姿を横目に見てから微笑んで言う。
「来年は用意して置きなさいよ。でも、ま、有難う。綺麗だし貰ってやるわ」
表情を明るく一変させ頬を緩ませたフィフスは子供のように頷く。
本当は、(何故か)お誕生日おめでとうだけで充分嬉しかったけど、このことは私らしくないから秘密。
12月4日、私の最高の誕生日。
スペインさんがイギリスを連れて
「俺たち付き合ったんよ」
て冗談言ったら
ロマちゃんが本気にして
「ちぎィ…、俺だって、俺だって此奴と付き合うからな!」
て連れてきたのがぷーちゃん
さてここで本気で焦るのはぷーちゃんとスペインさん
「ままま、まってロマ!冗談!冗談やで!親分、ロマが一番好きや!愛しとる!」
「お兄様!?俺と付き合うのは構わねーけどどういう心境!?」
「うるせー、スペインのはげ。眉毛ヤローと付き合っとけこのやろー。行くぞプロイセン」
とか言って二人で腕組んでどっか行っちゃんですよ。ロマちゃん涙目。
その夜、スペインさんが泣いてるロマちゃん慰めてんの。可愛い。
小さな頃にスペインにキスしたことがあった。スペインは「何すんねん」ってくすぐったそうに笑ってた。
だから、大きくなってキスしても平気だと思った。
「何すんねん」
でも、違った。怒ってた。き、と睨みつけて静かに威圧的な声で言った。
予想と違って驚いた俺は一気に恥ずかしくなって泣きたくなってその場から離れた。後ろから
「ロマ、どこ行くん!?」
て言ってたけど無視してやった。
小さい時からスペインが好きだった。敬愛とかじゃなくて純粋に恋心だった。ベッラが何よりも好きだった俺は正直、男相手に恋していることを初めは否定していた。が、否定するだけ無駄だった。恋しているのは仕方がないのだ。結局受け入れた。独立するときもすごく寂しかった。独立したあとも好きで好きでよく会いに行くようにした。気持ちは変わらないまま。
思い切って言ってみた。
「好きだぞ、このやろー」
鈍感トマトスペインはただふは、と笑って
「俺もやで」
と言った。違う、そういう意味じゃない。何を言うも無駄だと思ってもうそれ以上は言わなかった。
「なんで唇尖らせてるん?」てスペインのやろーが訊いてきたけど「カッツオ!」て言ってやった。
それから暫くは気持ちは落ち着いてた。でも、スペインと飲みに行ってベロンベロンに酔った勢いでキスしちまった。
スペインの「何すんねん」て声でハッと戻り冷静になったら逃げ出してた。あー、何やってんだろうな、馬鹿みてぇ俺。
正直な話、スペインも俺のこと好きだと思ってた。今思うとどんな思い込みだよ、と思う。
現実はこれもまた違ってた。スペインが俺に抱いていた気持ちはただの親愛。親分子分としてしか俺のこと見てたなかった。本当泣ける。
大の大人-つっても国だけど。-がぼろぼろと涙流してた。家に着くまでの街中でも気にせず泣いていた。思いっきり泣きたかった。泣いて泣いてスペインへの気持ちとともにスッキリしたかった。
んで、泣き終わったら謝りに行こう。言い訳なんて言おう。そうだ、酔っててベッラと間違えた、とでも言っておこう。
(そんな嘘すぐにバレてしまうと気づいていたのに。馬鹿みてぇ。でも馬鹿みてぇにスペインを愛しているんだ。)
あーあ、あの人もう来ないのかな。つまんな。
実際に絡んだことは2、3回くらいしか無かったけど普通に好きだったな。
あの人のことは、嫌いな人と好きな人で結構別れてたね。
面白い意見持ってたしあのキャラ好きだったし見てて飽きない人だと私は思った。
敵に回したら嫌だけどw
カネキくんアオギリ行くんですかそうですか。
どうでもいいけどエトちゃん相変わらず可愛いな。
アヤト半殺し楽しみだったのに…。
ずーとずっと一緒。レンもリンもクオ兄も。
「リンのこともレンのことも大好きだぞ」
大きな笑みで笑う彼はとても格好良かった。
「…レーン?」
ぼー、としているレンにはミクオの声は届かなかった。もう一度呼ぶ。
「おーい、聞いてる?レン」
「……ぅわっ!?な、なんだよ」
意識が戻ってきたと思い気や目の前にあるのはミクオの顔。その間近さに驚いて仰け反るレン。
「いや、なんとなーくぼーっとしてたから」
「たっく…そんなことで呼んでたのかよ」
呆れた、と半眼になってレンは見るとミクオは頬を掻く。
「だって暇だったんだもん。俺とレンしか居ないから、レンがぼーっとしたら話し相手居なくなっちゃうじゃん。ぼーっとしてるくらいならリンと変われよな」
不満そうに唇を尖らせ、そんなこととは言わせないと主張するミクオ。
またリンかよ…。
ミクオの言葉にむ、とするも表情には出さず。
「やだね」
「ひっでー!レンのおばかっ」
俺だけを見れば良いのに。一人胸の中で呟いた。言えるはずのない言葉。
「あれ、リンになったんだ?」
「ん?あーそうそう」
リンとレンが入れ替わったのは一時間前弱。テレビを見ていたリンは彼を一瞥してからまたテレビに戻る。ミクオはそのリンの隣に座る。
「…」
「…」
二人の間に会話は無く聞こえてくるのはテレビの音。
先に口を開いたのはリンのほう。二人とも視線はテレビのまま話す。
「…私たちさ、二人で一人でしょ?」
「リンとレンのこと?」
「うん」
「そうだね」
何を今更。そんな会話だった。
「だからね、リンとレンの記憶は共有できるし気持ちも共有できる」
「うん」
「好きな人も、共有できるんだよ」
「ふぅん」
好きな人居るんだと少し驚く。リンはそのことには興味を持たずにまた黙ってしまった。
ミクオはただ次の言葉をゆっくり待つ。急かす真似もどこかに行くことも無く。ゆっくりと。
ちょっとした時間のあとリンはミクオの方にしっかりと向く。
「クオ兄は私とレンどっちが好き?」
「どっちと一緒に居たい?」
答えられない質問。
今までずっと3人で仲良く愛してきた。そのことを信じてたミクオは衝撃を隠せなかった。しかしリンは構わず続ける。
「私は、…私だけを見てほしい」
「クオ兄をレンに渡したくない、レンに変わりたくない」
ひどく寂しそうに歪んだ笑み。
「クオ兄とレンが話してるとき分かるの。リンなんて居なければ、俺のことだけ見ろよ、てレンは思ってる」
「私とレンはもう元には戻れないや」
つう、と堪えてた笑みが頬を伝う。涙を拭うことも出来ないミクオはただかたまってるだけ。
「ごめん、今の全部忘れて」
絞り出した声でリンは言ったと同時に顔を隠して去ってしまった。
行ってしまった方向を見つめてから脱力する。
「何でかなぁ…。リンはレンでありレンはリンなのに。二人とも愛しているのにな」
鏡音 鈴/カガミネ リン
普通科高等学校1年。女。鏡音双子の姉。
本家とは違いリボン無し。
若干つり目、まつげは長め。リップで潤った唇。落ち着いた大人らしい声。
外はねの髪の毛、前髪は黒ヘアピンで止める。
シンプルが好きなお姉さん系女子。
成績は中の上。どちらかというとあまり人に関わりたくない。
愛想笑いが多くあまり泣かない、ため込むタイプ。
一人称、私。
鏡音 錬/カガミネ レン
普通科高等学校1年。男。鏡音双子の弟。
ひょこひょこ揺れる大きなリボンがトレードマーク。
ぱっちり二重に長いまつげ。グロスで潤った唇。スウィートボイス。
ふわふわと内巻きの髪の毛、前髪は白ヘアピン4つで止めている。
女の子に憧れる、可愛いもの大好き系女装男子。
かなりの馬鹿。男女に愛される。よく笑いよく泣く。
一人称、僕。
備考/
二卵生なので顔はあまり似てない。
初音 未久/ハツネ ミク
普通科高等学校3年。男。初音双子の兄。
いつもハネてるあほ毛がトレードマーク。
一重のきりっとしたつり目だが大体眠そうにしてるので台無し。
低く冷たいクールボイス。
所々ぴょんぴょんハネてる青緑色の髪。
面倒臭がりや腹黒いじり系男子。
成績は中の上、運動得意。
男子とはそれなりに馴染んでる、異性は突き放してる。
友人の前ではよく笑う。素直にきっぱりと言う。弟に微かな嫉妬。
一人称、俺。
初音 久緒/ハツネ クオ
普通科高等学校3年。男。初音双子の弟。
たれ目がちな瞳。ゆっくりと話す中性ボイス。
鮮やかな青緑色のサラサラな髪の毛。
誰にでも優しいお兄さん系男子。
成績は上、運動は苦手。ピアノと読書が好き。
人気者で女子に特にモテ、先生にも好かれてる。
未久に女子からの盾にいつもされる。
大体微笑んでいる。頼まれたことは基本的、快く引き受ける。
兄には厳しい。
一人称、僕。
備考/
一卵生なのでかなり似ている。
よく未久が弟で久緒が兄だと間違えられる。
鏡値双子とは仲良し。
「くー兄!勉強教えて欲しいなぁ?」
赤ペンで7点と書かれた回答用紙とテスト用紙で口元を隠しつつ可愛らしく小首を傾げる錬。
くー兄と呼ばれた久緒は優しく微笑んで言う。
「いいよ。何が分からないの?」
「えへへぇ、全部何だけどぉ…」
恥ずかしそうに照れ笑いを浮かべ久緒に促され椅子に座る。
その様子を未久と鈴は見ていた。
「あの子またあんな点数取ってる…」
「おー、久緒も大変だなぁ」
鈴は錬について呆れたように溜息を吐き、未久は久緒について愉快そうにけらけら笑ってる。
「錬もいつまでも久緒に頼って…、迷惑になっちゃうでしょ」
「なーんてお姉さんぶってるお前の点数はどうだったんだよ」
「別にまあまあだけど…」
「ふーん?へぇ、ほー」
ニヤニヤして答える未久に鈴はイラっとした。知ってる、知っているのだ。この男が自分より優れていてそれを自分に自慢したいことくらい。
しかしここで相手をしたら負けな鈴は未久を無視した。
視線を久緒と錬に向ける。どうして双子なのにこんなにも性格は違うのだろうか。
「あー、どうでもいいんだけどさ。俺、今日また久緒に間違えられたわ」
無視されても負けない図太い神経を持つ未久。
「へー」
「俺たち超にてるもんなー!」
どうやらこの男コミュ力も兼ね備えてるようだ。
ちら、と未久を一瞥してから鈴は述べる。
「…私は間違えたことないけどね」
「あ?そうだったか?」
「だって全然違うもの、ミクとくー兄」
それからまじまじと未久を見つめて。
「未久はつり目でくー兄はたれ目。決定的な違いでしょ」
一つ指摘をすると未久はふうん、と相づちを打つ。しかし興味は今の話題より別の方に移ったようだ。
「つーかさ、なんで俺はミクなのに久緒はくー兄なの」
今まで気になっていたことのようだ。椅子を前足浮かせ傾けて一見ダルそうに訊ねる未久だが気にかけていることが分かる。
その質問に対し鈴は何を今更と無表情。
「だってミクはミクじゃない」
「ありえねぇ、何それ」
「て、いうかミクこそ何であたしに突っかかってくんのよ」
不満そうにぶーぶーと文句を言う未久に逆に鈴が質問する。
「は?」
「…錬には突っかかんない癖に」
ぽかんとする未久とどこか錬を妬むようにする鈴。
とりあえず何か言いものはないかと手探り次第に理由を探す。
「錬には…、ほら久緒がつきっきりだし」
あせ、と視線を泳がせる。
「まあ錬は可愛いし。未久も紳士でいたいもんね」
「いや、別に俺はそんな目で見てる訳じゃっ…」
「くー兄も錬につきっきりな訳も分かるよ」
雰囲気が気まずくなったように感じた。とっさに未久は久緒にフォローを求めようとするが残念ながら錬の勉強を教え中。諦めろということだろうか。
「なんか悪ィ…」
せいぜい言えたのはこの言葉。
しかし当の本人はけろりとしていて。
「何が?、別に何も気にしてないし」
未久はその瞬間ほ、としたような謝った自分が馬鹿だったような気がした。
「ふざけんな」
「はあ?」
「何でもねぇよ」
不機嫌そうにぷいと未久が顔を背けた瞬間、鈴は小さく聞こえないようにぼそっとつぶやいた。
「私も、もっとくー兄に…」
その先の言葉はいわなくても察せるものだった。
呟きが聞こえた未久は何も言わなかった。
(久緒なんかより俺にしろよ。)
しんとした空間。聞こえるのは規則正しい寝息だけ。
「何、見てんの」
声を掛けてきたのはフランシス。ただ一点を見つめていたロヴィーノはゆっくりとフランシスの方へ振り返る。
「げ。お前かよ、カッツオ」
「会ってそうそうカッツオってひどくなぁい?お兄さん泣いちゃう」
「勝手に泣いとけこのやろー。俺はお前にかまってる暇なんてないんだよ」
暇なんてないねぇ、とフランシスは心の中で呟く。ロヴィーノが見ていた先を見てみれば気持ち良さそうに寝ているアントーニョの姿。おそらく、仕事で疲れて寝てしまったのだろう。
「親分のこと見つめてるだけなのに?」
「うるっせ!お前には関係ないだろ」
ちょっと挑発的に言えば自然と食いついてくる。なんてちょろいのだろうか。しかしフランシスはそこが可愛らしく思える。
「大体、お前トーニョの家に何しに来たんだよ。髭野郎」
シッシと付け加えるロヴィーノに軽く苦笑を洩らしてフランシスは答える。
「ちょっとした仕事関係だよ」
「ふぅん」
自分と関係ないとわかった時点で興味なさそうに流す。彼はいくつになっても子供らしい。勿論、子供らしいというのは決して褒め言葉ではないが。
フランシスはアントーニョが寝ていることに気づいた時点で此処に来たことを無駄足に思ったが、少し思考を変えてたまたま出会ったロヴィーノをからかってみようと試みた。
「ねぇ、ロヴィーノ。君、アントーニョが好きなんだよね?」
それも、一番核心で、一番卑怯ななからかい方。ロヴィーノは目を見開き、驚いて硬直する。バレバレな反応にくすっと笑いが漏れてしまう。
「でも残念ながらトーニョには恋心は気づかれてないわけだ」
「なんでてめぇがそれを知っている。お前に言われる筋合いなんてないだろ」
本当はわかっていることなのだろう。しかし、分かりきったことを言われて、むっときたロヴィーノは眉に皺を寄せフランシスを睨みつけた。睨みつけたところでフランシスは何も感じないどころがますます笑みを深めて言う。
「お兄さんはなんでも知っているんだよ」
「んだよ、黙れよ。用も済ませられないだからさっさと帰れよ!」
「そんな怒らないで。ほらほらアントーニョも起きちゃうよ?」
誰が怒らせてるんだよ、と拗ねたように吐き出すロヴィーノ。それを満足そうに見つめるフランシス。
「ねぇ、届きもしない相手に恋するのは辛いでしょ」
「…」
「だったらお兄さんにしない?結構いい提案だと思うけど、料理も上手いしテクニックもあるし、優しくするよ。ロヴィーノが望めば俺はロヴィーノ一途になるし」
「なんだよそれ」
「ご不満かい?俺と愛を育むのは」
ロヴィーノは俯いて歯をぎり、と噛み締めたあと何も喋らなくなった。フランシスも同じく黙ってロヴィーノの返事を待つ。二人の重い雰囲気の中で一人だけアントーニョは気づかずすやすやと寝ている、この男は幸せそうだ。否、もしかしたら不幸なのかもしれない。
「…いいぜ、お前と付き合ってやるよ」
ロヴィーノは小さな声でぼそ、と言ったが静寂に包まれているこの空間ではハッキリと聞こえてくる。フランシスは目をまあるくさせ大声で言う。
「えっ!!?本当に!?本当に俺と付き合うの!?」
「だあああ、うるっせぇ!本望じゃねぇからな!俺はずっとアホトーニョが好きなんだからな!ただアホトーニョを待っていると万年掛かる気がするからお前の選んだだけであってお前のことなんてこれっぽっちも好きじゃねぇんだからな!勘違いすんじゃねーぞ畜生が!しかもなんでお前から嗾けてきたくせに俺が肯定したらしたで驚いてんだよ!」
フランシスに負けない大きな声でロヴィーノは早口で述べる。一見ツンデレのように見えるのだが彼にはそのつもりはなく心の底からフランシスと付き合うのは心外だと思っている。だが、そんなことフランシスにはお構いなし。ロヴィーノがどれだけ言い訳をしようが付き合ってくれればそれで良いのだ。
「いや、だって。断られると思ったんだよ」
「俺だって断ろうと思ったわ」
「じゃあなんで俺と付き合うの」
「…俺の勝手だろ」
最大の我が儘を振り散らかすロヴィーノ。
「ああ、そうそう。俺と付き合うんだから俺の我が儘は聞き入れろよ。じゃなきゃすぐに別れるからな」
すごく可愛くないこの男。けれどもその我が儘すら可愛いと思えるのは好きだからこそに決まっている。長年ロヴィーノに恋して、絶対に叶うことがないとほとんど諦めかけていたのだから我が儘くらい聞いてやる。
フランシスはにへ、とだらしなく緩んだ笑みを浮かべては一言述べた。
「代わりに夜は沢山甘えて我儘言って、俺を楽しませてね」
なんて最低な人だろうか。数秒後に蹴りが飛んできたのは言うまでもない。
んっ!?
待って、有馬さんって浪川大輔さんなの!!?
ついでに言うと三木も浪川さんなの!!?
はよ!はよ、梟戦!有馬さんと宇井さんがよくでてくる梟戦やりますよね!!?
アントーニョ、はふと考えた。
『この先の人生、自分はどう生きようか』
能天気な彼にとって今までそんなこと思ったことすら無かった。自分あるのは莫大な貯金。普通に就職してそこそこ良い線まで行ってきたアントーニョ。更に彼は欲が浅く、食事と住居、衣服にそれから少々の酒さえあれば満足だったためその2つが重なり合い財産だけはいつの間にか貯まっていっていた。
そこで彼は仕事を辞め、貯金の半分程を使って小さな自営業に営んだ。とは言っても本当に趣味の範囲の規模で、たまたま料理が得意だったからバーを開いただけ。利益も客も目的とせずにただ時間に任せて営業しているようなものだった。そのため、客が来るのは旧友かもの好きな人ばかり。いつか貯金も果てると考え、そんな個人業だけでは将来苦になると計算したアントーニョは客がいない間は内職に励んでいた。
店を開いて早3年。悠々自適としたアントーニョに嫁ができることもなく25歳を迎えたある時、とある青年が彼の店を訪ねた。
高い鼻に、若干つり目で切れ長な目。肌は白く髪の毛はさらさらとした茶髪、前髪に一本くるんとした長いくせ毛が特徴的だった。背は自分より低め。いわゆる美形という整った顔立ちだというのに口はへの字に結ばれてやや不機嫌そうに見える。
「…オススメとか、自信作とかでいい」
声は意外と低かった。アントーニョは短く「おん」と答える。
自信作と言われてしまえばこれしかないだろう。サングリアをグラスに注いで差し出す。彼はまるで手探りするように不自然な手の動きを見せたあとグラスを掴み一口飲む。
外から聞こえる音以外はしんとした空間だった。アントーニョはただ青年を見つめる。よくよく見ればまつげは長いし眉はきりり、としている。グラスを持つ手は筋肉もついておらず男性にしては細すぎてすぐに折れてしまいそうだった。この男のことが気になりとうとうアントーニョは話しかけた。
「なぁ、君。何歳なん?」
ただ会話をしたかったアントーニョにとって話題の切り出しはこれで十分だった。青年は少し驚いたあと静かに口を開く。
「23」
「23…」
聞こえてきた数字をオウム返しした。見た目からしてもう少し若いかと思いきや自分とたった2歳しか違わないなんて。ますますアントーニョは青年について知りたくなった。
「それにしても君、美形やなー。て、男に対しておかしいか。此処辺の人や無いよな?何処から来たん?」
「…イタリア」
「イタリアかぁ!」
成程、イタリア男ならばこの美形さもわかる。一人胸の中で納得すればまた別の質問に取り掛かる。
「せやけど、なんでイタリアからまたスペインに?」
「別に特に理由なんてない」
「ふぅん?一人?」
「いや、弟と」
「ええなぁ。楽しそうやん」
「そんなことない」
ぶす、と一気に不機嫌になった彼の顔を見てアントーニョは思わずくすりと笑う。喧嘩するほど仲が良い、そんな言葉をアントーニョは信じているのだ。
がんがん飛ばす質問はまだ止まらず。
「仕事とか何してるん?」
「あ、ていうか肌白いなー。やっぱこだわってたりするんか?」
「彼女とか嫁とかもういる?なあいる?」
彼は嫌な顔せずに丁寧に一つ一つ答えていった。
「仕事は、弟に任せている」
「肌はこだわってる、入浴後のケアはかかせない」
「彼女も嫁もいない。だからベッラな彼女が欲しい」
アントーニョと彼の間に警戒など一つもなく親しい友人のよう接していた。
飲み干したグラスをことりとおくと財布を取り出しお金を払おうとしていた。
もう帰るのか。と少し寂しくなったアントーニョはお金を受け取りつつまた訊いた。
「また来る?良かったら、名前、教えてくれへん?」
さすがに引かれただろうか。彼は最初と同じく驚いた顔を見せてから言った。
「ロヴィーノ・ヴァルカス。暇さえあったらまた来てやるよ」
どことなく高圧的な態度だったがアントーニョにはお構いなし。にへ、と頬をだらしなく緩めてから大きな声で言った。
「おん、また来たってな、待ってるで!」
がちゃん。
店内から聞こえてきた音にアントーニョは吃驚した。裏で育てている大好きなトマトたちに水を上げていたところ急に耳に入ってきたのだ。小走りに店内へと戻ると想像以上の光景が広がっていた。
「ロヴィーノ!?」
ぽたぽたと髪からは酒が垂れており、床に座っているロヴィーノの周りには散乱したグラスと思わしきガラスの破片に倒れたテーブルとイス。おそらく、テーブルかイスにつまづき派手に転んだところテーブルの上に置いてあった飲みかけのグラスが倒れてきてイスにぶつかり割れたのだろう。イスに小さなキズができていた。ロヴィーノはびくん、と体を震わせてアントーニョの方へと振り向いた。
「ご、ごめ…なさ。俺…、その…。あの」
グラスを割ってしまったところからの焦りと不安で言葉が突っかかっていた。それよりもアントーニョはロヴィーノの傍にしゃがみこみ動揺しながら尋ねた。さすがは接客業をやっているだけはある、店等の心配よりもお客の心配をしている。
「だ、大丈夫なん!?怪我とかしてへん?うわぁお酒、頭から被ってんな。ベタベタするやろ?いまタオル持ってくるで!」
「あっ、あ、おい。このくらい平気だぞ。それより…グラス、割っちまって…」
「そんなん後でで平気や!それよりも今はロヴィーノの方や」
慌ただしくアントーニョは奥へと駆けていけばすぐにまたタオルを持って戻ってくる。
「んー、…タオルだけじゃベタベタ取れないかもなぁ。あ、そうだ、お風呂入ったって。こっちやから」
「大丈夫だって、風呂くらい入んなくてもタオルで…」
「あかん!ロヴィーノの髪はせっかくサラサラなんやから髪を傷めないためにもお風呂にはいっとき?遠慮いらないから」
「う…」
ぐいぐいと引っ張られる手をロヴィーノは離せずそのままアントーニョに連れられ風呂場へとむかった。
「着替えは俺のでええ?ちょっと大きいかもしれないけど。タオルも一緒に置いとくからな!」
「…おう」
半ば強引に入れられた風呂。ロヴィーノは何処か不服そうにしながら湯船に浸かっていた。
一人での風呂は嫌いだ、水の所為でつるつる滑るから転びそうで怖いしシャワーの温度調整とかも難しい。ふぅ、と溜息をひとつ吐いた。
「せやけど…なんでロヴィーノ勝手に入ったんやろ?」
ロヴィーノが風呂に入っている間アントーニョは片付けをしていた。ところどころにある血はきっとガラスで肌を切ってしまったのだろう。ただそこまで多くないから安心だ。
小首を捻りつつ疑問について思考を巡りに巡らせる。しっかりと“cerrar”の札は向けたはずだし、と呟く。しかしアントーニョはそう深く考えなかった。初めてロヴィーノが来店した日から日は浅いものの一気に仲良くなった二人。ロヴィーノは用があれば例え閉まっていてでも入ってくる。今日もたまたまそうだっただけだろう。逆に何故今日、勝手に入ったことが気になったのかが不思議なくらいだ。すると、風呂場の方から声が聞こえた。
「おーい、アントーニョ!風呂場からどう行くんだよ、分かんねぇぞこのやろー!」
「今行くからそこで待っときー」
仲良くなってからロヴィーノの色々なことがしれた。仕事はしてない所謂ニートなこと、時々方向音痴なこと、口が悪いこと、面倒くさがりやなところ。素直に甘えることが下手でいつも意地ばっかり張っているも結局はヘタレなこと。それら一つ一つはアントーニョにとって可愛らしいことだった。ロヴィーノは年によらず結構子供らしいところもあり、接しているとなんだか子供相手をしているようだった。否、子供というか、なんというのだろう。そう、子分とでも言うのだろうか。
風呂場につけばロヴィーノはまだ髪に水滴がいくつかついていた。
「もー、ロヴィーノちゃんと拭いとかなきゃ風邪ひくで?」
「うるっせ。面倒臭かったんだよ」
「ほら、俺に任せて」
「やーめーろ!子供扱いしてるだろ!?」
「ロヴィーノが拭かんのが悪い」
タオルで優しく髪を傷つけないように気をつけながら拭いていく。むう、と眉を顰めつつロヴィーノはおとなしくしている。
ふとロヴィーノが口を開いた。
「なあ」
「ん?」
「あのさ」
「何?」
「……俺さ」
「なんやねんー、さっさと言うてみ?」
「…」
ロヴィーノは言いにくそうにあー。だの、うー。だのと漏らしてから小さな声でポツリといった。
「…今まで、ずっと黙ってたけど俺さ」
「…盲目なんだ……」
衝撃的だった。思わず髪を拭いていた手は止まり思考も止まる。気まずそうにふ、とロヴィーノの顔が下がったのが分かった。
「え?え?盲目?それって、目、見えないってことやん」
「おう」
「いつから?先天的?後天的?」
「多分、後天的。すげぇ小さい頃に…無くした」
「…知らんかった。なんで教えてくれなかったん?」
「だって、盲目ってバレたら面倒がられて…捨てられると思ったから」
「捨てるって…」
あほちゃうの?そう言いかけた。けど、言葉はなんとか喉元で止まった。捨てられると思うくらい、きっと彼は周りから迷惑がられ面倒がられ寂しい思いや嫌な思いなどをしてきたのだろう。一人ではなく弟と住んでいることも、グラスを掴む前に不自然な手の動きをしていたのも、いつも閉まっていても勝手に店に入ってくることも、今日テーブルにつまづいて転んだことも、全部全部見えないから。中には見えなくても慣れから出来ることもあるのだろう。それでも、できないものにはできないものもある。
「…捨てへんよ。絶対に捨てへん」
ぐ、と声に力を込めて言った。せめて、自分だけでも子供みたいな彼を大切に出来るように。そんな意味を込めて。もはや、母性愛だった。男が母性というのもおかしな気もするが。
「お前、バカじゃねぇの」
聞こえてきたロヴィーノの声は震えていた。嬉しそうな安心したようなそれでもって泣きそうな声。アントーニョは小さく微笑み述べる。
「そうかもなぁ、俺はバカかもしれん」
気づけばロヴィーノの出会って1年の月日が流れた。1年間色々あった。彼の弟にも会ったし、彼の料理も食べたし、たばこを吸ったことないというので吸わせてみたところ盛大にむせては「なんだこれ、苦しいじゃねーか。このやろー!」と涙目になっていた思い出もあった。目が見えない分アントーニョも彼の目になろうと必死だった。とはいえ、すでに彼の目の代わりに弟がいたが。何よりも変わったのはロヴィーノは笑顔をよく見せるようになった。
その日もいつもと同じように唐突にやってきた。
「なあ、アントーニョ」
「どないした?」
「俺さ…。入院するんだ」
盲目と告げたときとはちがく、ロヴィーノはさらっとアントーニョに告げた。その告げ方からアントーニョは楽観視した。
「ああ、もしかして目の手術か何か?」
「ちげーよ」
「ええー?なんでなん?」
「ハイチントン舞踊病」
ロヴィーノは小さく微笑む。対照にアントーニョは目を見開き言葉を失う。盲目以上だった。ハイチントン舞踊病自体初めて訊いた。聞いたこともないような病名に目をぱちくりさせてからアントーニョは状況がまるでわかったように眉を顰める。
「ハイチントン舞踊病…、て何やそれ」
「先天的の病気。体が勝手に動くんだ、その動きが舞踊みたいだから舞踊病。多くは35~40歳くらいで発症だってさ。俺の場合は結構早めで2年前に発症した。この前まではまだ軽かったけど、最近になってどんどんひどくなってきて盲目もあるし危ないからそろそろ入院しないといけなくなってきた。本当は、何も言わずに入院しようと思った。でも、怖くなっちまった」
ロヴィーノは寂しさを隠せきれない笑顔を浮かべた。アントーニョは思わず泣きそうになった。込み上げてきた涙を堪えた。今、泣いちゃあかん。自分よりもかロヴィーノの方がずっと辛いんやから。俺はロヴィーノより大人なんやから。そう思って笑顔を作った。
「大丈夫やで。言ってくれてありがとうな。これからも俺はロヴィーノの傍おる」
精一杯の言葉だった。安心したのかロヴィーノは涙を流して糸が切れたように不安を漏らしだした。
「怖いんだ。自分の体が勝手動くんだ、その様子も見えないから自分が何してるのかが分からない、止められない。たまに誰かに乗っ取られちゃうんじゃないかって自分が自分でなくなるような感覚が襲ってくるんだ」
アントーニョはただ優しく「安心しぃ。大丈夫やから、絶対」と抱きしめ背中をなでた。アントーニョは俺が弱音を吐いては駄目なんだ、じゃなかったら誰がロヴィーノを慰めるのかと思った。
それから早くも一週間後にはロヴィーノは入院した。アントーニョは予め病院の場所教えてもらった。病室に着くとロヴィーノはベットの上で天井を見つめていたが、扉の開く音に気づき顔をゆっくりこちらに向けた。
「誰?フェリシアーノか?」
「残念、ちゃうで。アントーニョや」
「トーニョ…か」
心身に制限されているのだろう。小さな声と笑みは何処か弱々しい印象を受けた。ずき、と胸が痛むような気がした。アントーニョはお見舞い品の花を花瓶に生けてからベットのすぐ傍のイスに腰をかけた。
「大変やな。大丈夫やで」
何が大丈夫なのだろう。自分は何も知らない、病院生活だって盲目にハイチントン舞踊病が重なる辛さだって、恐怖すら。それでも、言いたかった。白いシーツに広がった茶色の髪の毛をさらり、とする。ストレスからか少し髪の毛が薄くなっている気がする。
「なんや、ロヴィーノはげとるん?はは、中年に近づいとるんやな」
「ふは。俺、お前とお揃いじゃん」
「ええー?はげちゃうもん」
アントーニョが小さな冗談を言えばロヴィーノも笑って冗談を返す。いつもどおり、そんな気がするだけだ。
と、そこで扉が開いた。看護師だろうか、と視線を向ければロヴィーノの弟であるフェリシアーノが立っていた。
「あ、こんにちは」
「こんにちはフェリちゃん」
「兄ちゃんのお見舞いだよね。有難う」
にこにことロヴィーノとは違う愛想の良い誰からでも愛されそうな笑顔を振りまいて此方に近づいてきた。ロヴィーノのお見舞いに来る親族は弟しかいない。両親共に物心ついた時からいなかったらしい、大きくなるまではずっとお爺さんに育てられていたがその人はもう他界。スペインに引っ越してからは親族とも離れ離れになってしまった。しかしロヴィーノいわく「俺は皆から嫌われてたしどうせ誰も来ないだろ」と寂しいことも言っていた。
他愛のない話を3人でしているとロヴィーノが「疲れた」と一言いいそのまま寝てしまった。寝ている人いるため二人共病室の外で出た。フェリシアーノは重い口を開く。
「本当にいつも有難う。アントーニョ兄ちゃん」
「ええって。俺が居たいだけやし」
「それでも、すごく感謝しているんだ。兄ちゃん、ほら、性格が少し難しいから昔からあまり好かれることが多くないんだ。けど、アントーニョ兄ちゃんはいつも傍にいてくれて。」
少し困ったような曖昧な笑みを浮かべた後、一旦口をきゅ、と横に結んでからもう一度言う。
「良ければ兄ちゃんの傍に最後までいてくれないかな?兄ちゃん、いつもアントーニョ兄ちゃんのことばかり話すんだ。それも嬉しそうに」
最後まで、てなんやねん。ロヴィーノ、死ぬんか?ふ、と力が脱力したような気がした。
そしてフェリシアーノが言うとおりアントーニョは病室に通い続けた。ロヴィーノが寂しくないように。「なんだよ、また来てんのか。暇人だな」なんて呆れたように笑われるほどだ。たまに見られる異常運動は見てみないふりした。しかし途中から薬で異常運動を抑えている副作用なのか熱を出したり辛そうだったりと、起き上がるのが難しいということなのでアントーニョは病室に通うのを抑えた。しばらくして久しぶりにアントーニョはロヴィーノに会いに行った。ロヴィーノは寝ていたがアントーニョに気づくとすぐに目を覚ましてふらふらと起き上がった。
「起きんでええよ」
「大丈夫だちくしょー。今日は、調子いいぞ」
心配するアントーニョ。笑みには力もなくロヴィーノの言葉には説得力がかけている。
「…何か欲しいもん、ある?」
「お前んところのサングリア飲みたい」
「それは…また今度な。もうちょっと元気になってから一杯飲もうな?」
「ちぇ。んだよ」
唇を尖らせ拗ねたような表情を見せた。そんな表情を見ると心も痛む。肩を竦めつつ眉を下げ笑うとロヴィーノはあっと思い出したように言った。
「じゃあ俺、散歩したい」
それなら、と思ったアントーニョは看護師に了承を得てから手を引いてやり散歩をすることにした。少し庭園まで歩くと気持ちの良い空気が肺いっぱいに入ってきた。
「気持ちええな。ロヴィーノ辛くない?」
「そんな心配すんなっつーの。ああ、でも少し歌いたい」
「歌…?」
「俺、小さい頃、キリストの歌唱団に入ってたんだぜ。俺の美声をよく聞いとけよ」
「はいはい。よーく聞いとくから」
自信たっぷりに笑みを浮かべる彼が子供っぽく可愛らしく感じぷ、と小さく笑って耳を傾ける。すう、と呼吸音が聞こえたあと青年男性の声とは思えぬほど高く綺麗な声で歌い始めた。ロヴィーノを見やると瞼を閉じ歌うことに集中している。なんとも気持ちよさそうだ。アントーニョも瞼を閉じて歌を聴くことに集中した。知らない言語、たぶんイタリア語だろう。最後まで歌いきるとロヴィーノはこちらを向いた。
「どうだ?」
「すごいなぁ。俺にはこんな声出せへんわぁ。羨ましい」
「だろ!」
アントーニョが素直に褒めるとロvィーノはへへ、と照れくさそうに笑った。
「…迷惑かけてごめんな。こんな病人といて楽しいか?」
それはロヴィーノにとって最大の不安であった。今まで怖くてずっと訊けなかった質問。アントーニョは泣きそうになった。
「何言うとんねん。俺は、ロヴィーノといると気が一番楽しい」
変な不安を持って欲しくないためか、アントーニョはハッキリと伝えた。ロヴィーノは小さく笑った。頭を優しく撫でるとトマトのように赤くしてから言った。
「Grazie.有難う」
それからの日は割と穏やかに過ぎていった。ロヴィーノは病院から離れられたかったがアントーニョはできるだけ毎日会いに行った。
アントーニョがいつもどおり病室にいると珍しく先にフェリシアーノが居た。以前、ロヴィーノが歌った歌を口ずさみながら絵を描いていた。多種多様、色とりどりの鮮やかな花たちに囲まれたロヴィーノの絵。思わずアントーニョは呟いた。
「綺麗…」
此方に気づいていなかったのか二人は少し驚いた様子でアントーニョの方を見た。
「アントーニョ兄ちゃん!」
「トーニョ」
「フェリちゃんが描いた絵、すごく綺麗やんな」
「ヴェー、本当?嬉しいな」
よく見れば描かれているロヴィーノの表情は寂しそうな表情をしているようにアントーニョは感じた。少し気になったが、それよりもロヴィーノが手にしている絵の方に注目した。
「これ俺やん!!」
「あ、それねー」
目を見開き絵を指差すとフェリシアーノが説明しようとした。しかしそれよりも先にロヴィーノが阻止した。
「ちぎぃぃぃぃぃ!!ち、ちげーぞ!これは」
「ええー?兄ちゃんが描いてって頼んだんじゃーん」
「なっ、バカ弟!言うなよぅ」
「えっ?なんで俺?」
「うるっせ、もういいだろ!」
結局アントーニョはその理由を教えてもらえなかった。日が沈み始めた綺麗な時間の頃フェリシアーノは帰ってった。しん、とした空間の中沈黙を破ったのはロヴィーノだった。
「そういや、外泊許可出たんだ。3日間だけど」
「ほんま!?」
「おう、本当だぞ」
「何して過ごすん?」
アントーニョはつい嬉しくて声が大きくなった。ロヴィーノと楽しい思い出を作ろうと思ったがよく考えればアントーニョと過ごすかはロヴィーノが決めることであったためアントーニョはすかさず予定を訊いた。すると、ロヴィーノはシーツを顔の半分まで覆い小さな声で言う。
「俺は、…その。お前と…居たい」
「だっ、大歓迎やで!!寧ろ、俺もロヴィーノと過ごしたい、て考えてたで」
「そ、か」
ぱぁ、と表情を明るく変えたアントーニョに対しロヴィーノはそっけなく返した。しかし、シーツで隠された表情には笑みが浮かんでおり内心嬉しそうにしていることがバレバレであった。
「3日間何する?何処かいきたいところとかある?」
「んと、…イタリア。お前に俺の故郷案内してやりたい」
「ほな行こか!、俺が車運転するけどそれでええ?あ、車酔いとか大丈夫か?」
「そんな弱くねーよ。特に南イタリア行こうぜ」
「おん!」
アントーニョは嬉しそうにしているロヴィーノを見ては絶対に楽しませてやりたいと心の中で思った。それ以外にしたいことを尋ねると首を振りただ「お前と一緒にいたい」と言うだけだった。アントーニョはとても楽しみし待ちきれなかぅった。プレゼントを買ってやろうと思い、何がいいかなど悩んでいた。買ったのは男性用のネックレス。アントーニョは十字架のシンプルなネックレスを常にしていたためロヴィーノにも似たようなものをあげようと選んだのがキッカケだった。
当日、フェイリシアーノに軽く挨拶をした。優しく微笑んで手をひらひらと振っていた。アントーニョはにこにこして、ロヴィーノは少々照れていた。
「兄ちゃんを宜しくね。じゃあ、行ってらっしゃい」
「任せたって!」
「行ってくる」
車に乗りイタリアまで出発した。ロヴィーノは目が見えないものの窓を外を見つめていた。アントーニョはその様子を見て笑った。
「楽しい?」
「当たり前だ、このやろー」
「何、見える?」
「分からねぇ」
「はは。今なぁ、トマト畑が見えとるよ」
「へぇ。俺、トマト大好きだ」
「あ、そうなん?俺も好きや、一緒やな」
そんなような会話を何度かした。途中、ロヴィーノがアントーニョに向けて「たばこ、吸ってもいいぞ」と言った。ロヴィーノの前では一応たばこを吸わずにいたアントーニョは目をぱちくりさせた。
「なんで、いきなり?」
「別に。今なら窓開ければ臭いもそんな気にしないし」
「ううーん、けどまあ今は運転中やしええわ」
「なんだよ、人がせっかく許可したのに」
「なんでお前はそんな上から目線なんやねん」
それから二人で笑い合ったりした。この前とは違う歌も歌ってたりした。ロヴィーノは結構自由にしてた。何時間かしてようやくイタリアに到着した。
「お。ロヴィー、イタリアやで」
「んあー?イタリアの何処?」
「えーっと…わからん」
「ぶはっ!バカじゃねーの」
それからロヴィーノはアントーニョの手を引き、色々なところを紹介した。指折り数えて観光スポットを言っていく。
「コロッセオ、トレヴィの泉、パンテオンならローマだぞ!ナポリも勿論忘れるなよ!、あ、あとそれからスペイン広場でジェラート!」
「じゃあ一つ一つ回ろうか」
「おう!」
車では行けないところは沢山歩き回った。片手にパニーノを持ってはイタリア男のナンパを見ながら。ロヴィーノが「あ、スリ多いから気をつけろよ」と警告もした。ジェラートジェラートと連呼するロヴィーノとスペイン広場に行き念願の物を食べるとそれはもう美味しかった。真実の口を見つけアントーニョが手を入れれば後ろから「噛まれるぞー、噛まれるぞー」とまたロヴィーノがニヤニヤしながら騒いでいた。昼はパスタかピッツァで迷ったがどちらも食べた。ちなみに、ペスカトーレとマルゲリータである。ドルチェなんかも食べたような気がする。
「おい、アントーニョ足りねぇぞ!」
「ロヴィーノは本当食いしん坊さんやな。ほら、俺の少しあげるわ」
「イタリアにきてたくさん食べないなんて損するぞ!」
なんて会話なんかも食べる時にした。
そろそろ夜になり暗くなってきた。アントーニョが取っておいたホテルに戻ろうかとロヴィーノに尋ねた。けど、ロヴィーノの返答はアントーニョが思っていたものでは無かった。
「まだ、もう少し」
「もう少しって…、そろそろホテル行かなきゃあかんよ」
「ナポリにあるポジリポの丘に行きたい」
じ、と見つめて懇願するロヴィーノにアントーニョはついに負けてしまった。
「ふぅ、しゃーないなぁ」
ポジリポの丘に行くまでは何故か二人とも無言だった。しかし、その沈黙は案外心地よかった。ちょうどいい距離感。ある程度近づいてきたところだった。
「…アントーニョ、目瞑れ」
「へ?せやけど、危ないやんか。ロヴィーノも目見えてへんし」
「俺はもうこの道は慣れた、いいから早く」
釈然としないまま急かされアントーニョは渋々目を瞑った。恐怖感が襲ってきた。ここらへんに家があるんじゃないかだとかこのままだとぶつかるんじゃないかなど目をつぶってる間ひやひやしていた。同時に、ロヴィーノの大変さがわかった気もした。
「もういいぞ」
合図とともに目を開けた。ああ、良かった。どこにもぶつからなかったなどと安心していたのも束の間。目の前に広がった絶景にアントーニョは息を飲む。
「綺麗だろ?」
「おん。これ、見せたかったん?」
「小さい頃、まだ目が見えてた時に来たことがあったんだ。フェリシアーノと爺ちゃんと3人で。そのとき見た光景がすごく綺麗だったのを覚えている。何度も何度も無理言って来たんだ、失明しても。お前には見せておきたかった」
アントーニョはじんわり、と胸が温まるのが分かった。柔らかい笑みを見せるロヴィーノも綺麗だった。アントーニョは「有難うな」と呟いた。
「俺さ、お前の顔見てみたかった」
「…」
「暖かい声してさ、性格も広くて。陽気な感じで、どんな顔してんだろうなって」
「ロヴィーノが描いている想像とはちゃうかもな」
「そうだな」
「もしかしたら後悔するかもしれへんよ」
アントーニョけらけら、と笑うとロヴィーノは真剣な口調なまま言った。
「しねぇよ、ぜってー」
笑うのをやめたアントーニョは呆気にとられたようにロヴィーノを見つめる。ロヴィーノはふは、と笑ってから付け足した。
「ああ。それに、フェリシアーノが言ってた。お前のことイケメンだって」
「ほんまか。じゃあなんで俺今まで嫁出来んかったんやろ」
「知らねーよ」
くすくすと笑い幸せな時間だった。
「Muchi'simas gracias.ほんま有難うな」
ホテルに入るとあんなにはしゃいでいたロヴィーノは疲れたのだろう、かなり眠たそうにしていた。部屋に行くまでも一苦労。なんとか風呂にいれさせ着替えるのも大変だった。ロヴィーノは早く寝たいのか色々としなくてはならないことにかなり面倒くさそうにしていた。やっとベットにつけば倒れこむようにして布団も被らないまま寝てしまった。アントーニョは優しい笑みを浮かべつつ呆れたように溜息を吐き、布団を被せてやった。
「おやすみ、ロヴィーノ。良い夢見てな」
それからアントーニョも布団に潜り込んで眠りにつこうとした。完全ではない暗闇の中、ロヴィーノの規則正しい寝息を聞こえてきた。もし、今彼の寝息が止まってしまったら。なんて嫌な考えが頭を過ぎった。頭を振りそんなことあるまい、と強く否定する。それでも、不安は止まらずアントーニョは顔を枕に埋めバレないように息を殺して泣いた。ぼろぼろ、と溢れてくる涙はきっと今まで堪えてきた分も含んでいるのだろう。そのくらい涙はとまらなかった。
朝、アントーニョが目を覚ました頃にはロヴィーノはすでにおきていた。何もせずただ上半身を起こしてどこかをまっすぐ見ていた。だが、アントーニョが体を起こすときに擦れたシーツの音に気づき「おはよう」と目を細め優しい笑みを浮かべていた。
「おはよーさん。どうしたん、ロヴィーノ。今日はすごくご機嫌やん」
「んーん。別になんでもねーよ」
「そうー?」
今日は、もうスペインに帰る予定だった。念のためを考えてせめて病院のあるスペインには帰っておこうということ。しかし、実際に行くのはアントーニョ宅。ロヴィーノが行きたいと言い出したのがきっかけだった。ゆっくりと支度をすませ、ホテルを出る。車に乗り込み出発するとロヴィーノがアントーニョに尋ねた。
「そういえばお前は、ひとり暮らしなのか?」
「せやで。社会人になってからはずっとひとり暮らしや」
「兄弟とかいた?」
「ひとり兄が居る」
「へえ。仲いいのか!?」
兄第がいると聞けばロヴィーノは興味津々に喰らいついて来た。対照にアントーニョは眉を顰めて冷たい声で言った。
「あんまし仲良くないな」
「なんだ」
「俺、兄貴のこと苦手だったんよ」
「…」
「あ!ごめんな、少し暗くしちゃったな」
ロヴィーノの無言にハッとなったアントーニョはすぐさま謝った。会話はそこで終わった。そんな少し重苦しい雰囲気の中、アントーニョの家に着いた。アントーニョの家と開いている店の場所は少々違う。そのため、ロヴイーノはアントーニョの家自体は初めて来た。早くももう夕方。
「ロヴィーノ、着いたで」
「!、お前んち?」
「おん」
「俺お腹空いた!!」
おず、と尋ねたアントーニョであったが反対にロヴィーノは先ほどのことなど気にしてない様子だった。そのことに安心したアントーニョはふ、と安堵の笑みを浮かべた。
「俺の手料理振舞う、て約束したもんな」
扉を開けて家に入る。アントーニョは一直線にリビングへと向かった。ロヴィーノは少しおどおどして玄関で立ち止まっていた。
「入ってええよ」
「…お、おじゃまします」
「ん。どうぞいらっしゃい」
冷蔵庫を開けると中はあまりいいものは入っていなかった。ここ最近ロヴィーノのことばかりだったため自炊することも忘れていたのだ。あちゃー、と額を押さえたアントーニョ。
「あー、ロヴィーノ。材料足りないからちょっと買ってくるな。ここで待ってて」
「俺も行く!」
「せやけど、大丈夫なん?昨日も歩き回ったからかなり疲れてるんとちゃう?」
「あのなぁ、別に歩き回ったところで病状が悪化するわけじゃねーんだから。ただ勝手に体が動くだけだぞこのやろー」
「まあ本人が行きたいなら…」
「よっしゃ!」
決まれば早速出かける。ここらへんに慣れてないロヴィーノの手を引いてアントーニョは近くの店まで向かった。傍から見れば男同士で手を繋いでいるなんておかしいだろう。しかしここはスペイン、おまけにロヴィーノの盲目は仕方が無いことなのでアントーニョもロヴィーノも気にしない。
「とりあえず、ムール貝買おうな。ああ、あとエビとイカも…」
「何作るんだ?」
「パエリアやで」
「なんか聞いたことあるぞ」
「そりゃあ、スペイン料理の定番やからな」
かごにどっさりと入った魚介類たち。ついでに、白ワインも買っておく。ロヴィーノは見えないにも関わらずはしゃいでいた。会計をすまして家に帰るとき、「半分持ってやるぞ」とロヴィーノは袋の片方を持った。2人で家に帰る。まるで、ルームメイトと一緒に帰っているみたいだった。
「おっしゃ、材料も揃ったし作んで!ロヴィーノは待っててな」
「ちくしょー。俺も手伝いたかった」
「じゃあ今度一緒に作ろうな」
「仕方ねーな」
「なんじゃそら」
アントーニョはエプロンをつけ作り始める。ロヴィーノはまた鼻歌を歌っていた。こつこつ、と指がテーブルを叩く音がする。
「今、エプロンつけてんの?」
「勿論。エプロンのおかげで更にイケメンな俺を見られなくて残念やんな」
「俺の方がイケメンだコノヤロー。エプロン姿今度見せてやるよ」
「うわぁ、楽しみや。ロヴィーノは元が良いからきっと俺よりイケメンになるんやろうな」
「当たり前だ」
おかしな会話もたくさん挟んだ。いい匂いがしてくると、まだかまだかとばかりにロヴィーノがアントーニョの方に顔を向けていたりもした。料理ができるとテーブルに持っていく。
「はい、じゃあ、いただきます」
「いただきます」
ロヴィーノが美味しそうに食べていたのをアントーニョは眺めていた。たまにボロボロとこぼす米粒やらを拾ってやったりとアントーニョはお母さん気分だ。やけに気に入ったのか「おい、アントーニョこれ美味しいぞ!」と何度もロヴィーノは言っていた。そんな夕食も楽しく過ごした。
夕食後、アントーニョは二人分のコーヒーを入れソファーに座っていたロヴィーノにひとつ渡す。穏やかな時間が流れていた。アントーニョの手にはネックレスが握られていた。なんだか、渡すのが恥ずかしくて手の汗がじわりと広がる。
「ロヴィーノ」
「なんだよ」
「あんな、ちょっとこっち向いたまま動かんといてな」
「は?」
訳も分からずきょとんとするロヴィーノの首にアントーニョはネックレスをつけてやる。流石、とても似合っていた。ロヴィーノは首に感じたそれをそ、となぞった。
「これ…」
「プレゼント!、ロヴィーノのために選んだんやで。気に入った?」
「ちくしょーが。いつも貰っているのは俺だけじゃねーか」
ロヴィーノは涙目になりつついっぱいの笑顔を浮かべた。
夜も更けそろそろ寝る時間になる。ロヴィーノはアントーニョのベット、アントーニョは床。ロヴィーノは「俺、床でいい」と言ったがアントーニョが止めた。寝る前にロヴィーノは噛み締めるように言った。
「2日間すごく楽しかった。本当にたのしかった」
その言葉の中でロヴイーノが病室に帰りたくない、ということが含まれていた。アント-ニョもそうだった。
「俺もや。また行こうな」
ただそれだけ返してアントーニョは考え込んだ。暫くするとロヴィーノのすすり泣く声が聞こえた。病室の生活は寂しかったのだろう。でも、そのことを誰にも言えずロヴィーノは一人で辛い思いしてたのだ。ロヴィーノは直感的に分かっていた。アントーニョの前ではなんでもないフリをしているが本当はどんどん病状は悪化していること。多分、自分はこのまま言ったら死ぬこと。
3日目の朝が来た。軽い朝食を食べてから、さあ何をしようと考えた。
「俺、散歩したい」
「散歩なんかでええの?」
「自転車で、二人乗りたい」
アントーニョは少し考えた。二人乗りは危ないしやめておいたがいいんじゃないかと。しかし、病院に戻ったらもう自由もない。細心の注意を払えばいのだと思い許可をした。
「自転車で何処に行きたい?」
「ブラブラしたい。行くあてもなくていい」
「もう一度聞くけどそんなんでほんまにええの?」
「いい。友達と遊ぶみたいで良い、日常生活がしたい」
その言葉にアントーニョは打たれた。絶対叶えてやろうと思った。少し休憩してから自転車にまたがった。ロヴィーノはどこに座るか少し悩んでいた。最終的は恋人のような格好になり少しむずかゆくなった。安全のためロヴィーノの腕がアントーニョのお腹に巻きつく。そしてぐるり、と近くを走っていく。小学校、花屋、トマト畑などが一気に流れていった。途中ロヴィーノが「公園に行きたい」と言い出した。あんまり大きくない公園。草原と湖があるのどかな公園。
「おい、アントーニョ!キャッチボールしようぜ!」
ふと、ロヴィーノが言った。手には小さなボール。見てみるとかなり柔らかそうだ。予め持ってきたのだろう。なるほど、公園に行きたいと言ったのはこういうことか一人納得した。
「キャッチボール出来るん?見えなくない?」
「ふっふっふ、このボールはフェリシアーノが俺のためにボールに鈴入れてくれたんだ!」
「おお。つまり音を頼りにするってことなんか!頭良えな」
ということでロヴィーノがボールを投げてきた。アントーニョはボールを取るとロヴィーノを返す。見事、ロヴィーノは見えている人のようにボールを取った。
「すごいやん」
「だろ!昔からよくフェリシアーノとキャッチボールしてたんだ」
笑いながら大の大人二人でキャッチボールをしていた。それからたくさん遊ぶと疲れてぜえぜえ息を切らしあった。
「久しぶりにやるとこれ、案外きついなー」
「情けねぇな」
「そういうロヴィーノも息、きれとるやん」
また大笑いして。この3日間かなり笑った。そしてかなり楽しかった。公園をでてからまた自転車に乗り、散歩を始める。チュロスの店を見つけるとすぐさま買った。自転車に乗りながらチュロスを齧った。
「おい!!お前の砂糖やらシナモンが風に乗って俺に当たってくるぞちくしょー!」
とロヴィーノがアントーニョに文句を言って脇腹をつねったりいた。するとアントーニョは
「あかんあかん、俺が悪かったからつねるのは止めて!」
と困ったように笑った。
楽しい時間っていうのはなぜか、早く過ぎる。気づいたらもう病院に戻らなくてはいけない時間だった。
「…じゃ、戻ろっか」
「おう」
意外だった。もう少しぐずるかと思いきやサラリと返事をした。
「また来ような」
アントーニョが優しく言うとロヴィーノはぼそ、と小さな声で言った。
「来れるといいな」
胸がいたんだ。もしかしたら次が無いというのだろうか。ロヴィーノは死との恐怖、不安とずっと闘っていた。
車に乗ると口数が異常に少なくなった。きっと帰りたくないんだろうと思っていたアントーニョはさほど気にしなかった。しかし違った。暫くすると隣から「うぇ…ぐ」と変な声が聞こえたと思いきや咳き込み、喉からひゅーひゅーという音も聞こえた。そこで嫌な予感がして車を止めた。ロヴィーノは眉を下げて不安そうに此方を見つめていた。
「平気なん?なんかちょっと様子変やで」
「大丈夫に決まってるだろ」
「大丈夫なわけあらへん」
顔色悪そうに喉を押さえるロヴィーノ。アントーニョは背中をさすりつつどうしようかと動揺していた。アントーニョの強い言い方によって押さえたロヴィーノは唇を噛み締めた。
「ちょっとした舞踊運動…。むせただけ…言ったら絶対迷惑がられるとおもったから」
「だけ、て…。下手たら窒息するかもしれないんやで?迷惑なんて思わん」
車をすぐさま再出発をさせた。ロヴィーノは「ごめん…ごめんトーニョ」と繰り返し謝っていた。病院に着くときはロヴィーノの顔色はまだ良くなっていった。看護師に説明して、ロヴィーノをベットに寝かした。嚥下障害はそれ以来起きずアントーニョはほっと胸をなでおろした。
次の日に会いにいくとロヴィーノはいつもどおりになっていた。ただ、手先は不自然な動きをしていた。察するに舞踊運動をしているのだろう。アントーニョはロヴィーノに話しかける。
「昨日は大丈夫やった?」
「アントーニョ。大丈夫に決まっているだろ、このやろー!」
「なら良かった。無理せんといてな。迷惑なんて思ってないから沢山甘えたって」
「…じゃあ俺の話聞いて」
なかなか素直になれないロマーノを、愛すのもええんちゃう?
たまーにくるロマーノのでれなんて最高やんか。
すぐに真っ赤になっちゃう可愛い可愛いロマーノを愛でいわぁ。
春コミ初参加だから何したらいいのか分からない。(困惑)
と、とりあえずパンフ買わないと…!、
ああ、交通手段も調べないと!!
『じょきん』
切れ味の良いハサミが私の前髪を切る音がした瞬間、私は最低でも1ヶ月は悪夢が続くだろうと察した。
わなわなと震えながら前髪の触れる。見事なまでのぱっつんだ。もう少し慎重に行けばよかったなどと後悔してももう遅い。明日には学校だ。
頭の中の思考は後悔よりも明日への対策をすでに考えていた。仮病を使って休んだとしても前髪が
伸びるまで休めるわけがない。ウィッグを被る?駄目だ、生徒指導の先生にバレたらただ事ではない。あれこれと色々悩んでみても結局たどり着く答えはただ一つ。
諦めよう。
そして私は考えを放棄した頭を休めるべく布団に入って眠りについたのだった。
けたたましく鳴り響く目覚ましの音とともに、私の朝は始まった。ばん、と乱暴に目覚ましを止めて眠気眼をこする。1階からはすでに弟と母親が起きているのかお皿の音やら会話やらが微かに聞こえてきた。
ベットから跳ね起き、まずは制服に着替えてそれから今日の支度をした鞄を持って下へと降りる。無造作に鞄を玄関の横に放って洗面所に向かう。鏡越しの私はいつも通り寝癖で爆発した髪の毛、しかし一点だけ違うのは昨日までにあった前髪。嫌気がさして、くしゃりと前髪を触る。顔を洗って、歯磨きしてそして髪の毛をセット。
ぴょんぴょんに跳ねた寝癖をドライヤーとブラシを使って直していく。いつものように前髪にヘアピンをつけようと思ったが、ぱっつんではつけられないことに気づいた。いや、しかしヘアピンは私のトレードマークなのだ。仕方ないのでどこかテキトーな場所につけておこう。髪の毛をセットしたところでリビングに行き、ダイニングテーブルのイスに腰をかけた。
「あれ、前髪切ったの?」
「そう!間違えてぱっつんになっちゃったの!!」
ママが私の前に朝ごはんを置きつつ訊ねてきた。触れられたくなかった私は少々不機嫌な声を出して答える。ママに八つ当たりしてもいけないということは分かっているのについついしてしまうのが私の悪い癖。すると、ママの一言で弟も此方を見てきた。
「ぶっは!!なんだよ、その前髪!うける!!やべぇ、まじぱっつんじゃん。あっははは!ぎゃははっ、ははっ…ッげほっげほ…はははは!!!」
盛大に私を馬鹿にしてむせた弟。これは八つ当たりしていいと思うの、弟に腹パンを食らわせてからトーストを齧る。さく、といい音がして美味しいはずのトースト。なのにこれから学校へ行かなきゃならないという憂鬱な気分で全然美味しく感じなかった。
「行ってきます」
全ての準備を終えてから鞄を取り玄関のドアを開ける。ああ、嫌だなぁ。そんなことも言えずに胃の中に押し込んで私は通学路を歩く。きっと私はむっとした不機嫌顔で歩いていただろう。そんな時に聞こえてきたのは能天気な挨拶。
「はよーす、…て前髪ぱっつんになってる」
振り向かなくても声を聞いた時から誰かわかってた。初音ミクオ、今一番会いたくないやつ。気づかれたくないことをずばっと言われ、私は心の中でもう嫌だと弱音を吐いた。しかし次の言葉で弱音は塗り替えられた。
「へぇ、可愛いじゃん」
顔が一瞬で真っ赤になり、バレないようにと俯く。初音を無視して私は早歩きで進む。しかし憎いことに初音の足は長くてさらに歩幅を大きいのかすぐに追いつかれる。
「あれ、無視?」
「…ッ」
うるさい、と言おうと彼の方を向いたのに初音は初めから全て分かっていたかのように、にやりと笑っていた。その笑みが子供っぽくて、同時に暖かくて私の頬はまた熱を帯びた。結局、何も言えなくなってまた俯いた。
「…初音なんて大嫌いだ」
「え、嘘。悲しい」
「でも」
顔を上げて、初音を見つめる。多分私の顔は真っ赤、それでも構わない。
「大嫌いよりももっともっと好き」
なかなか素直になれなくて、可愛くなくて甘え下手な私だけど今のは我ながら素直になれたと思う。初音は目を丸くさせて驚いたあと顔を若干赤くさせた。
「あーあ、不意打ちはずるいよ鏡音さん」
※ あくまでも個人の意見。
ロルは長けりゃいいってもんじゃないと思うんだよね。
相手に読みやすいか、回しやすいかだと思う。
長すぎると相手の行動を制限する場合もあるし…。
だから私は長ロルはあまり好きじゃない。
豆ロルのほうがスムーズに進むし好きかなー、なにより返しやすい。
別に、嫉妬なんかしない。
俺を愛してくれればいい。
優しく抱き締めてくれるだけでいいんだ。
それだけでいいんだよ、このやろー…。( ぽつり、 )
別に、嫉妬なんてしてなくていいじゃねえか。
お兄様はお兄様、俺はそんなお兄様が好きなんだ。
優しいどころがもう離れられないくらいに強く抱き締めてやる。
それだけじゃ満足させねーくらいにな?( にやり、 )
私がロマーノくんやると、弱音ばっかでメンヘラヤンデレでビッチな可哀想でたまらない弱々しいロマーノくんになるぅぅ~~~~。
そんなロマーノくんが好きだけどもっと、イケメンっぽくしたい。西ロマじゃなくてロマ西になるくらいイケメンにしたい。
西でも良いけど、たまにはこっちで甘えたい気分。
砂糖を吐き出すくらい甘々で毎日が幸せでたまらないくらいに浸してほしい。
心がちゃぷちゃぷ、満たされたい。
ばぁか。
受けがやりたいわけじゃない。
お前が隣で笑って、手を握って、キスしあって、それから幸せだって笑い合いたい。
好き、て言いたいし好き、て言われたい。
甘えたいし、甘えられたい。
そんな幸せみたいな毎日を過ごしたいだけ。
なあ、俺だけのお前が欲しいって言ったら、どうする?
そりゃあ勿論、人生愛したいときもあれば愛されたいときもあるもんやろ?
受け攻め拘らずにぎゅーって出来たらそれでええねん。
なあ、今すぐお前を抱き締めたいって言うたら、どうする?
後悔、してへんよ。
いっちばん好きやったからなぁ…、気持ちよく終われた。
そりゃあ会いたいって訊かれたら会いたいけどな。
せやから!、他人の幸せが俺の幸せっちゅー訳!
ええやんええやん、お得。ふふ。
俺もいつか、出来るとええなぁ。
貴方より好きな人なんて出来るはずないじゃないですか、なんて。
貴方を困らせたくないから言わない。
だから此処ではワガママ言ってもいいよね。
有り難う御座いました、愛してます愛してました。
有り難う、有り難う。
きっとお前より素敵な人なんて出会わない。いや、出会いたくないんだ。
俺の中でお前が一番でいて欲しいから。
俺のことなんてどうも思ってないと思ってた。けれども頭の片隅に置いといてくれて、幸せで…、お前の言葉で俺は幸せになれました。報われました。泣きました、今度は悲しい意味じゃない嬉しい意味で。同時にお前は最後までとても優しくて良い人で好きがまた溢れてきちゃいそうだな。本当に有り難う御座いました。
貴方への気持ちはまだ変わりませんがそろそろ閉じさせていだきます。貴方にも迷惑がかかってしまうから。
例え、なりきりであって、顔も見たこともない何も知りもない画面越しの文字であっても紛れもない恋でした。生きていた中で一番の恋でした。キャラクターであろうがなりきりは完璧じゃないから、貴方の演じるキャラが好きなんです。苦くて苦くて苦くてほんの少しだけ甘い恋を有り難う御座いました。
なりきりは私の中で大きな影響を与えてくれました。
このセイチャを教えてくれたカイ兄、仲良くさせていただけたデルタくんやデフォちゃん、その他もろもろ有り難う御座いました。
初めてヘタリアという作品に興味を持つこととなった、あの可愛らしいロヴィーノくん。
貴方を知ってからロヴィーノという可愛らしいキャラに出会えヘタリアに出会え昔も今も南伊領でいられ、コスプレというキッカケになりスペイン語を習うキッカケとなり世界史を楽しめるキッカケとなり留学の道へのキッカケと将来の夢へのキッカケになり、ロヴィーノくんには感謝の言葉しかありません。
どうかどうか貴方がこんなトピを開かないように。
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