禁断の恋 〆

そう、ですか
早く帰りましょう
(あっさりと別れた2人にどんな関係なのか分からず、本当はただ仲の良い村娘なのだがぐるぐると考え込んでおり、早く帰ろうと下着も買ったからか早く帰りたがり、どことなく拗ねているような怒っているような雰囲気で)


ｰｰｰｰｰｰ
あーーー!!!
むしろ、こちらが申し訳ありません!!
私が勘違いをしておりました!!
今度こそ了解しました、よろしくお願いします。

…？
(下着屋ではさすがに店の前で待っており、そこでの買い物も終えれば帰路を辿るがその道で相手はなにやら機嫌を悪くしており。なにか相手を怒らせるようなことをしてしまっただろうかと心配すれば「ティファ？どうしたんだ？」と顔を覗き込みながら相手の様子を伺い。)

ーーーーー

いえいえ、説明不足で申し訳ありません！

こちらこそよろしくお願いします！

………シエテはあのような女性が好みなのですか?
それともあの服装でしょうか?
(下着屋で下着とある物を買った帰り道にどうしたのかと問われれば、あのような人が好みなのか服装なのかと不機嫌ですと言わんばかりに頬を膨らませており、今日帰ったら抱き締めたり、撫でりその他しないと許さないとプンプン怒っており)


ｰｰｰｰｰｰ
いえいえ、こちらこそ理解力が無くてすみません

…はぁ？ユエルとはそんなんじゃないって。
(どうやら相手は先ほどの店員と自分が仲良く話していたことに嫉妬して腹を立てているようで、不機嫌そうに頬を膨らませる相手にたったそれしきのことでと呆れており。今夜は抱きしめたりしないとなどと怒っている相手に「はいはい」と今夜は面倒なことになりそうだとため息をつけば帰り道の途中、食材を買い足せばやがて家につき。)

呆れていますね?
……別に仲良くしては駄目とは言いません。シエテの事は信頼も信用もしていると前に言った通りですが、周りの女性は信頼も信用もしていません。
(どこか呆れている様子の相手に呆れているなとプリプリ怒れば、シエテは良いが他の女性は心変わりする可能性もあるのだからと言い、家に着けば食材が痛まないように冷蔵庫に入れたり、買った服をしまったりと一通りのやる事が終われば抱きしめろと両手を広げて迫り)

(相手は人間嫌いを克服したと思っていたがどうやらそれは自分だけに心を開いただけで見当違いのようで。それもそのはず、相手を拾ってからこの家の中で過ごしていたので自分以外の人間とはは接触していないため、勘違いしてしまうのも無理はなくて。さっきの宣言通り、さぁ抱きしめろと両手を広げながら迫る相手に「待て、それはいろいろ終わってから。」と相手を止めて。窓からさす日差しは茜色に染まっており、晩御飯を作るのにいい時間帯。少し早いかもだが晩御飯などを済ませてからの方がゆっくり構えるだろうと思って。)

…………今夜は寝かせないと思っていてくださいね
(待てと止められれば大人しくピタリと止まりはしたが不服なのは変わらず、目は据わっているがご飯もお風呂も終えた方が構って貰え甘えさせても貰えるときちんと理解したらしく、まるで死刑宣告のように上記を言えば、あの手この手でやる気にさせてみせるとやる気に満ちており、それなら早くご飯にしようと相手を急かしては)

…待て、そこまでするのか？
(確かに自分は構うといったがそこまでするとは思っておらず、昨晩も相手の気のすむまで構わされたため連日することになるとは思っていなくて。もし本気ならばその死刑宣告に覚悟しなければならないと冷や汗をかけば相手に急かされながら調理を始めて)

大丈夫ですよ。
何せ若いですし、何より溜め込むよりはマシでしょう?あと、嫌でも慣らせます。
(大丈夫とまるで聖母のような笑みを浮かべるが言っている内容は全く可愛くなく、若いし何より回数をこなせば慣れて自分と同じような体力馬鹿になると言えば、その為の準備品も買ったしと言いかけてそれは言わないように我慢すれば、調理を始めた相手を見て料理の大体のメニューを思い浮かべればそれに合うお皿を並べ手伝いをして)

いや、なにも大丈夫じゃないんだけど…。
(相手は慈悲深い笑顔を浮かべているがその実、告げる言葉はこちらのことを本気で枯らしに来ているもので、昨晩のように求められてしまえば体力が持たないと、今夜のことが思いやられると冷や汗をかいて。今日の献立はシチュー。少し早い時間帯から調理を始めたため時間をかけて(なんとか今夜の時間を遅らせようとして)煮込めば、辺りにいい匂いが漂えばシチューが出来て(しまい)。相手が用意してくれた皿に盛れば「いただこうか。」と席について。)

あぁ、安心してください。
貴方が動けなくなってもこちらが勝手に動きますので。
(これまた何一つとして安心出来るような言葉でない事を言えば、相手が動けなくなったら自分で動く、枯れたその感覚もきっと癖になるはずとにこやかな笑みを見せており、シチューを見れば珍しく煮込み料理だなとは思ったがその思惑までは分からなかったようで、そのまま食卓につき「いただきます」と手を合わせて挨拶をして食事を始め)

ティファって本当はサキュバスなんじゃ…。
(相手が今夜の時間のことについて言葉を紡ぐたびにこちらは先が思いやられているのに、それとは対照的に相手は清々しいまでに笑顔を浮かべており。そこまでしてこちらのことを求めてくる相手が気高きエルフ族ではなくもはや堕落の淫魔族に見えてきて。食事の最中もなるべく、できるだけ、気持ち遅めにゆっくりと、おかわりもしながらと牛歩戦術でその時間を引き延ばすもそんな抵抗をしたところで刻まれていく時間に勝てることはできなくてお互いに食事が終わってしまい。)

性に関しては別ですよ?
エルフと言うのは外界から隔たれて生活しているので、皆はそれの良さを知らないんです。
知ってしまえば……まぁ、歯止めは効きませんよね。
(エルフの気高いと言われる精神はあくまで前向きな姿勢や女神に対する信仰心であって性に関しては別物であり、そもそも人間に恋をするエルフはもちろん人とも接しないのだから謎に気高いと勘違いされてこちらが困惑側。むしろ人外なのだから子を成す為にその欲は人よりもあると説明すれば、ふと「人間の間ではエルフってどのように伝わっているのですか?」と興味を示し)

ティファはそれを知ってしまった…と。
(それそのものは別だと、はっきり言われてしまえばなんだか自分の中のエルフ観がガラガラと崩れてしまって。そしてその歯止めが利かなくなったエルフが目の前にいるため説得しかなくて。ふと、相手が人間の中でのエルフ観はどうなっているのかと問いかけられれば「うーん…人間嫌いで、プライドが高くて、見目麗しい種族って感じかな。」とあくまで己の中でエルフ観を述べれば入浴の準備をして。)

何ら間違いではありませんね
エルフは皆人間嫌いですよ。
初めを思い出して下さい、私だって貴方に対して抵抗したでしょう?
(誰が自分を物みたいに扱って辱める種族をどうして好きになれるのだと逆に質問すれば、私が貴方に対してこうなのは貴方は他の人間と違うと確信したからであって他の人間は嫌いだし触れて欲しくもない、あと魔法が使えなかった事で扱いも酷かったからその分の愛情に飢えているからだと説明し、人間側の説明は何も間違いではなく、むしろ下手をして近付こうとしたら魔法で反撃されてもおかしくないと付け加えれ)

人間はそんな人ばかりじゃないんだけどな…。
(どうやら相手は自分にだけ心を開いただけだったようで、その開きようがとても情熱的で熱烈なものだっただけに人間すべてに心を開いてくれていたと勘違いしてしまっていて。でも、だからと言ってみんなが皆人外を虐げるものばかりではないと誤解を解こうとして。入浴の準備をすれば「お先にいただきます。」と、今朝の様に変な洗い方をされてはたまらないと思い、別々に入ろうとして。)

心変わりしないという証拠はどこにあるのですか?
(エルフは一生添い遂げると決めたら意地でも曲げず、その人が亡くなったら後追いをする種族でもあると説明すれば、人間は浮気なる不埒な行為、魔が差すという言葉があるのだから、シエテも含め人間は皆裏切る可能性をエルフは皆知っており、それでもと思った相手とだけ添い遂げるのだと真剣な目をして言えば、お風呂にと行った相手を見送れば、自室にと宛てがわれた部屋にそそくさ戻り相手をその気にさせるための物を何やら支度しているらしく)

（そんなこと言い始めたら目の前のエルフが愛しているシエテという人間だってと言い返そうとするも、どうやら自分はその範疇になく、その気持ちを貫き通したいほどの人物らしくて照れ臭くなり。そうまでして己のことを信じてくれているのだから報いねばと「俺のこの気持ちは変わらないから。」と、決意のこもった表情でそう宣言して。どうやら相手は入浴中を襲撃することなどせずに大人しくしているようで。風呂場で一人、体を洗い、湯船に浸かっているとこれからの時間を思えばなかなか湯船から上がることができず、しかしそれで相手から逃れられるわけではないため覚悟を決めて湯船から上がれば体を拭き、服を着てから「お先に～。」とタオルを首に掛けながら部屋に戻って。）

だからこそ、私もシエテに対しての愛があるのですよ
(こちらの想いに答えるように真摯な瞳で自分は変わらないと宣言されれば、だからこそ自分が選んだのだと嬉しそうな笑みを浮かべ、お風呂から出た相手を見れば「ベッド近くのサイドテーブルにあるランプは付けておくのをおすすめします」と言ってから相手が部屋に行ったのを見送り、自分もお風呂に入ろうと諸々を持ってお風呂場に行き、髪や体を丹念に洗っては、ゆっくりと湯船に浸かってしばらくすれば、お風呂から上がり、髪や体の水分を拭き取れば下着屋で買った白色の勝負下着(ショーツ下部に謎の穴あり)を身につけエルフの民族衣装を着れば、相手の部屋に向かい、扉をノックして)

（そうやって変わらないと告げるのがシエテだと見通していたからこそ愛があるのだと笑みを浮かべながら告げられれば、そこまで見透かされているとはと呆れながらも嬉しく思って。サイドテーブルのランプを。雰囲気作りの類だろうかと考えながら、相手の言われた通りにランプに灯りをつけ相手を待っており。一瞬、寝たふりをしてこの晩は誤魔化そうかと悪巧みするも午後の相手の表情からして更に憂さ晴らされそうだと思えば一応、起きて待っており。やがてドアからノックの音が聞こえ、ドアを開ければそこには昼のリクエスト通りに民族衣装を着てくれている相手がおり、お湯のせいで上気した頬もあいまってその醸し出される雰囲気に心臓が高鳴り。その民族衣装の下に身につけられているもののことなど知る良しもなく全身の血の巡りが早くなるのを感じながら、相手を部屋の中に招き入れて。）