某日、寮部屋にて　(　〆　)　

じゃあ懐き具合で？大きくなったら俺が逆に食われちまいそうで怖いから駄目。(　下手な言葉選びで首傾げ　／　距離の近づいた頭をぽん、と一撫で　) それぜってえ変なフィルター掛かってる。先ずきらきら要素何処だよ、……眼鏡？(　暫し思考巡らすも辿り着いた先は若干的外れで　) まあ……嫌がる事はしたくねえから、ゆっくりで構わねえんだけどね。(　微笑みを湛えた小さな溜め息と共に瞼伏せ　／　恋人繋ぎに変えて握り直し　)

ん、気が向いたらね。えー、俺だってそんな無理やりとかの趣味ないから大丈夫だよ。慧ちゃんが可愛かったらどうなるかわかんないけど。(　笑いながら平然と危険な言葉を告げ　)……っ、ふ……真面目なのにちょっとバカ。(　笑い堪えようとするも肩が震えて　)わかってると思うけど、嫌だとかは絶対ないからね。ないけど、たぶん反射的に嫌とかやめてとか言っちゃいそう。(　やや真剣な口調で前置きとも取れる否定を　／　握った手に視線落とし　)

いつ向くの、その気。うわ、恐ろしい宣言聞いちまった。まあ追い付かねえでしょ、俺の背丈にはまだ。(　頬杖つき視線流し　／　余裕綽々と口角を上げ　) え、違えの？───って、待て。笑ってんだろお前。(　ジト目で見据え震える肩を視界に捉え肘で軽く脇腹小突き　) ……多分だけど俺、それされちゃ普通に止めちまうわ。本気で嫌がってる場合とか考慮しちまうし。加虐趣味もねえから正直気ぃ使い過ぎて萎えると思う。(　眉尻下げては困り笑み溢し　／　握った手をゆらゆらと揺らし　)

さあ、それはどうだろ。あー、ひど。まだ俺も成長の可能性あるかんね。つうか、伸びなかったって何もできないわけじゃないし。(　ゆるり首傾げ　／　意味深な視線向け　)できる限り我慢したってば。慧ちゃん真面目な顔でたまに抜けてること言うもんだから、面白すぎて……(　身を捩りつつ無遠慮に笑み溢し　)それが想像つくから踏ん切りつかない、ってのもちょっとあるんだよね。結局は俺が素直に求めるしかないんだろうけど。お互い辛くなったら意味なさすぎるし……頑張ってみる？(　眉下げ笑み　／　徐に肩をそっと押し意思表示を　)

……また躱された。今で大体7cmは差があんだから難しいだろうよ。なにその含みのある台詞、俺警戒しといた方がいい？(　頬杖つき不貞腐れた調子で　／　戯れに自身の体躯を両腕で抱き竦め　) はあ？俺は至って真面目なんですけど。(　笑み溢す相手を尻目に唇尖らせ文句垂れ　) ……こういうのって頑張って至るもんじゃねえだろ。それに急いでもねえし。出来ねえからって嫌う事もないよ、俺は一緒に居られるだけでも幸せだから。だからンな顔すんな、巽の馬鹿。(　数拍置いた後盛大に溜め息吐き　／　仄暗い雰囲気を脱する様に両腕伸ばしわしゃわしゃと頭撫で　)

案外すぐ向くかもよ。んで、たぶんわかりにくいだろうけど好きじゃなきゃ甘えに行かないからね俺。いつからとは言わないけど、デートの話のときは確実にそう。興味ない人の買い出しに付き合うほど優しくないんで。(　突如として淡々と話し　)えーなに、警戒しちゃうの？慧ちゃんなんて不意打ちでもしなきゃ押し倒されてくれなそうだもん。(　不満げに溢すも笑み浮かべて　)ん。真面目で抜けててかーわいい。因みに眼鏡壊したときとかもめっちゃ可愛いなと思った。完璧っぽくて抜けてんの、親近感沸くし。(　思い出したかのように揶揄い　)あーあ、優しさに甘えてるうちに年変わっちゃうかもなあ……なんて。欲に負けて慧ちゃんが他の奴襲っちゃう前になんとかしないとね。(　されるがままで調子取り戻したかのようにふざけ始め　)

俺に甘いねえ、お前も大概。ほぼ答えみてえなもんじゃんそれ。(　ご満悦な表情で相手へ視線流し　) そりゃそうだろ。簡単に絆される様な男じゃねえもん。(　べ、と短く舌出し　) ……眼鏡壊したのは徐々忘れてくんね？あれ思い出す度恥ずくなるから。なァんで抜けちまうかな、格好つかねえ。(　未だ記憶に新しい事柄に言葉詰まらせ　／　悩ましく眉間に皺寄せ　) 年変わっても卒業しても、俺ら一緒じゃん。機会なんざ幾らでもあんだろ。なあに、お前には俺が誰彼構わず襲う狼にでも見えてんの？結構一途なんですけど、慧ちゃん。(　普段の調子に安堵し頬弛め　／　撫で回し乱れた髪を直す様に手櫛で整え　)

慧ちゃんに意地悪とかできないからね。つうか、意地悪してもバレそう。(　大袈裟に肩竦め　)だよね。んー、絆されてくれても良いんだけどな。(　わざとらしく眉下げ　)忘れるときには他の事柄ないと無理かなー、なんて。抜けてるとこも可愛いから大丈夫だって。(　眉間を擦りながらフォローにもならない言葉を掛けて　)ん、そうだね。そう言ってくれると安心するわ。まあ自分からする分には問題ないんだけど。好きな子に触れられっとどきどきしちゃうの。(　胸に手を当て瞼伏せ　／　くす　)可愛くて格好良い王子様だと思ってるよ。(　問い掛けには答えずふざけて抱きつき　)

悪戯なら兎も角意地悪は即バレんだろ。因みに何する気だったの。(　恐る恐る耳傾け　) 攻略が難しい方が燃えるでしょ、知らねえけど。(　平然と適当抜かし　) ……お前、可愛い可愛い言い過ぎ。俺捕まえていう言葉じゃねえだろ。(　腑に落ちない様子でされるがままに　) 俺でもドキドキはすんぞ、普通に。相手が出来たての恋人なら尚更。あ、聞いておきてえ事あったんだよね。(　ふと思い至り　／　顎下に片手添え　) っと───ふは、巽の贔屓目すげえ。(　抱き留めれば思わず朗笑溢し　)

あ、やっぱり？んー、答えないとか触れないとか──だめだな、俺が耐えらんないから。(　詳しく考えていなかった、とばかりに適当並べるも苦笑いし　)まあでも、もう付き合ってるわけだし。靡いてくれたんで。攻略できなくても他の奴に取られないだけで大丈夫でーす。(　ゆるりとピース　)もう癖だよね、これは。可愛いとか好きとか、言うなって方が無理だし。(　平然と首振り　)え、何急に。なんか怖いこと？(　怪訝な顔して身構え　)たぶん恋人フィルター増し増しなの。誰よりも魅力的に見えちゃうんだからどうしようもないじゃん？(　背中に腕回し　／　表情緩め　)

俺も耐えられる気ぃしねえからその案ボツな。(　想像の上を行く思考に瞠目　／　戦々恐々とし乍ら首を横に振り　) ……お前のそういう所好き。一見あっさりしてそうなのに、結構独占欲に塗れてる所。(　目を細め愛おしげに視線流せば呟き　) えー……じゃあ俺が慣れなきゃ駄目じゃん。それか俺もお前に可愛いねって言い続けるか。可愛い合戦。(　ぱっと閃き巫山戯た調子で口角上げ　) ぷ、っはは…！怖くねえって。ただ俺達の記念日って10日と11日どっちが正しいのかなって。(　未遂で終わった前者を思い返し首を傾げ　) そこはフィルター抜きでも魅力的に感じて欲しいとこだけど。まあ俺も人の事言えねえんだけどさ。巽が可愛くて仕方ねえの。(　腰元にするりと腕回し　／　柔く眦を垂れ　)

あ゛ー……疲れたァ。巽が足りねえ。本文の方待たせちまってごめんな。近々返すから、もうちょい待ってて。

触れんのやめる、とかしても絶対忘れて触れちゃうと思うんだよね。(　困ったように眉下げ笑み　)あ"ー……やめて。隠し通せてないのつらすぎんじゃん。あっさりしてられるほど大人じゃないんだよね、俺。(　大袈裟に頭抱えて唸り　)俺は普通に嬉しくて喜んじゃうんだけど、大丈夫そ？(　悪戯に笑み　)やばいこと言われるかと思った。ん、確かにね。本当はもっとスマートにできれば良かったんだけどさ。10日のあれはマジで不本意だったし、まあほぼ告白だけど。(　食指揺らしつつ考え　)本当にはっきり言った、って考えんなら11日じゃない？(　首傾げ　)あれ、元々魅力的だと思ってんの、伝わってなかった？なーんて。こうしてるとめっちゃ落ち着く。(　目尻下げ擦り寄り　)

お疲れ様。んで、にやけるから急にそういうこと言うのやめといて。本文のはいつでもいーよ、俺が慧ちゃんと話したいあまり早く返しすぎてるだけだし。

あ、そうだ。言うの忘れてた。春ちゃんがお菓子作る作る詐欺やめてー、って言ってたよ。まあ要は慧ちゃんの作るお菓子がたべたーい、ってことだろうけど。
んで、慎ちゃんが慧ちゃんのご飯食べたいって。慎ちゃんからも食べたいのあったら作るって言ってるし……つうか今いるから、もし時間あったら会いに来て。

ちょーっと近頃忙しくしてて、今日と明日も多分満足に来れねえ。ごめんな。取り敢えず二人の伝言は承った、さんきゅ。向こうに遊びに行ったり、此処を好きに使ってくれても良いからさ、俺の事ちょっとだけ待っててくれる？(　肩落とし幾らか落ち込んだトーンで　／　眉尻下げ　)

さすがにそれを咎めたり愛想尽かしたり、なんてしないから安心して。俺もやらなきゃなこと色々あるから、待ってる間にそれ終わらせとく。(　苦笑いし　／　両拳握り頷き　)

どこかのおじいちゃんが起きるような時間に起きてんの。この時間ってめっちゃ珍しいでしょ？……なーんて。あんまり此処いっぱい埋めんのも本意じゃないから、ひとつ吉報だけ知らせとく。二組め誕生したから、また時間あったときにお祝いしにいこ。なんか作って盛大に祝う、って前話したもんね。

……それって喧嘩の真っ只中でも？(　声音こそ穏和でも揶揄する様な口振りで　／　親指の腹で頬撫で相手の顔窺って　) 良いじゃねえの。俺は好きだよ、巽のそういうとこも引っ括めて。(　愛おしさに負けて、両腕伸ばし撫で回しつつぽつりと呟き　) なに、俺に可愛いって言われんの好きなの？やっぱり変わってんねお前。(　曲解して呑み込み　／　満更でも無く口角上げ　) ん、じゃあ11日か。丸一日は空けれねえけど、一ヶ月記念お祝いしねえ……？(　若干尻窄みになり乍ら提案し　) あれじゃあ伝わんねえなあ、慧ちゃん鈍感で有名だから。(　戯れに減らず口叩き　／　口許に薄ら笑み湛え後頭部の髪を梳く様に撫でて　)

かァわいい。……ンでも本当の事だから。この忙しさ乗り切ったら全力で構う。覚悟しとけよ。有り難うな。巽が待っててくれるっつーだけで俄然やる気出てきた。お互い頑張ろーね。(　ぽん、と掌置く様に一頭撫で　) そういえば彼処でおめでたい事が起こってたみてえ。第二カップル誕生の報告受けんのも徐々じゃねえかな。

この時間帯に被るとかマジかよ。珍しいね、起きちまったの？ん、勿論。揃ってお祝いしに行こうな。若しかしたらお前の方が早く報告受けるかもしんねえけど。───朔はアイス好きだろ。だからアイスケーキも視野に入れてんの。優吾は何だったっけな、アイツなんでも喜んで食ってくれそう。ま、豪奢に手料理振る舞うっつーのは確定で。手伝ってね、ハニー。

そもそもあんまり喧嘩したくないな。お互い何も話さないとかつらすぎ。つうか、そうなっても俺だけが拗ねて終わりそうなんだけど。(　眉ひそめじとりとした視線向け　)慧ちゃんは俺に甘いね、ほんとに。恋人が人気者だと独占欲も出てくるでしょうよ。(　されるがままになりつつ言い訳じみた言葉をぽつり　)なんかちょーっと曲がってる気もするけど、うん。格好良いは頑なに言ってくんない慧ちゃんはやだ。(　けらりと笑って強請り　)なんでちょっと微妙なお誘いしてんの。俺も丸１日は無理だし、前夜祭後夜祭合わせてゆるーくしても……なーんて。(　思わず吹き出すように笑い　)たまーに意地悪なとこ隠せてないよ、もう。(　不満げに溢すと顔上げ見詰め　／　ふと思いついたとばかりにとびきりあざとく甘い声色を心掛け　)……慧ちゃんだぁいすき。

え、覚悟必要なくらい構うつもり？……構い倒される覚悟とか怖。んで、慧ちゃんも大概寂しがりだよね。(　口角上げ　)ちゃあんと頑張んないとね。当日やること終わんなくてしんどーい、とかなってたらやばすぎて泣けるし。