グール 2014-12-31 23:36:56 |
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あ、うん
(中に入ると少し寒気がして。暗い中を懐中電灯1つで歩いていくと時おり先に入った他の客達の叫び声が聞こえ、そのたびにビクッと反応して。「なかなか雰囲気あるね…ヒナミちゃんとか好きそう…」ホラー映画などを見ていたことを思い出せば言い
今度連れて来てみるか。
(相手の発言に返事をしながら、受け取った電灯で周囲を照らしていて。まだ大した脅かしはないらしく、物々しい雰囲気と断末魔の叫びのような表情の自画像のような立て掛けなどを無視して通り過ぎて行き。しかし、唐突に現れた偽物の血塗れの生首が目の前に落ちてくるとさすがに驚いたのか後方へと一瞬で退き、電灯を持っていた手を離してしまい、「…わ、悪い」と正気に戻ると慌てた仕草で電灯を拾い)
董香ちゃんの退きの速さが凄い…
(相手の速さに驚けば生首よりそちらに目がいってしまい。「やっぱり董香ちゃんでもビックリするんだ」とクスッと笑うと再び歩きだして。ある一室まで来ると小さな女の子がしゃがんで泣いてるので近づいて声をかけて「大丈夫?迷子になったの…?」と聞くと女の子が振り返り、その顔の目がくり貫かれて真っ黒になっており
…っ!?
(相手の笑みを見て、咄嗟のことだったとはいえ今更恥ずかしくなり不機嫌そうな顔つきで部屋へと進んで行き。振り返った女の子の顔を見ると、怖いというよりも予想外のことに驚愕して目を見開いて。しかし今度は笑われないためにもと構えていたため退くことはなく、女の子も攻撃的な脅かしをするわけではなかったため、なるべく遠巻きにしながら「…だ、大丈夫かよ」と話しかけていた相手へと視線を移し)
ひっ!?
(顔を近づけて話していたためビクッと反応すれば声にもならない悲鳴をあげてすぐにその子から離れればすぐにその部屋を出ていき「び、ビックリしたね…」と未だ心臓がバクバク激しく心音しているのが分かり。「次は…壁の穴に手を入れるんだよね…」その穴は何処だろうと探し始め
壁の穴、か…。
(軽く頷きながら今いる部屋ですることを思い出し。持っている電灯をあちこちへと照らし、実際に近くは壁伝いに手を滑らせながらその穴を探し。しばらくそうしていると、部屋の一角にさほど大きくもない穴が空いているのを見付け、「…これ。あったけど」とさすがに先が見えない場所にいきなり手を突っ込む気にはなれないのかしばらくそれを見つめていて)
えっと……どうしよっか…?
(穴の向こうに絶対何か居ると思うと手を入れる事に躊躇してしまい、相手にどうするか一応聞いてみて。「董香ちゃん、入れてみる?」と怖いものがあまり無さそうなので聞いてみて
…別にいいけど。
(引き攣りがちの表情になりながら肯定し、「逃げんじゃねーぞ」と手を入れた後の向こう側のアクションで相手が先にどこかへ行かないようにと低い声で相手を睨むようにして言い。相手の腕を掴んでおいてから片手を穴の中へと入れると、最初こそひんやりとした感覚以外は特に何もなく、何もないのかと手を探ると向こう側から腕を引っ張られ、驚きで言葉も発さずにそれを振りほどくと慌てて穴から手を引き抜いて)
えっ…なんで手を掴むの…
(相手がいきなり何かに引っ張られるような格好になれば手を掴まれていたので自分も少し引っ張られて、驚けば「董香ちゃん!?どうかしたの!?」と急いで手を引き抜いた様子の相手を見れば聞いて
…手、引っ張られた。
(さすがに先ほどの出来事には悪寒が走ったのか、視線を落としたままあった出来事を手短に話し。相手の腕を掴んだままだったことに気がつくとすぐに離し、「入れてみれば?」といつもの調子で提案してみて)
ぼ、僕は遠慮しとくよ
(相手にいれてみればと言われれば苦笑いをしながら両手を前に出してぶんぶんと手を振り、入れようとはせず。相手のことだからまた無理やりにでも入れさせようとするだろうと思うと少しずつ相手から離れて
いいから。
(遠慮する相手に眉を顰めると、離れようとする相手の腕を掴んで。先ほど自分から手を入れた穴の前まで連れてくると、「ほら」と掴んだ腕を離して)
……はぁ…
(相手に聞こえないように小さな溜め息をつけば恐る恐る手を穴に入れていき。最初はなんともなかったがいきなり冷たい手で掴まれて引っ張られるとビクッと体が反応して。引き抜こうとするがなかなか離してもらえず、やっと離してもらえればすぐに引き抜いて
……。
(自分が先ほど手を突っ込んだあとで何も起きなかったため、何も起きないことがわかっていて。相手の反応を見て思わず場違いとはわかりながらもおかしくて笑ってしまい。「次、行くよ」と声をかけて次の部屋へと続く扉を電灯で指さして)
う、うん
(少しぐったりしては直ぐに相手の後に続いて歩きだし。次の部屋にはいると変な臭いが充満しており「なんだろう…この匂…なんだかよく嗅いだことのある匂い…」と鼻につんざくような鉄の臭いが鼻をつき、例えるなら血のような香りが部屋の中を充満して
…血だな。
(部屋に入ったと同時に鼻をつく臭いに思わず顔を顰めて。十中八九は鉄か何かを加工している臭いなのだろうと思うものの、何かあるのかと目を凝らしながら電灯で部屋の中を照らし)
………
(周りをキョロキョロしながら部屋の中を歩いているが何もなく、どうしようか相手に尋ねようと相手の方を見ると相手の後ろに人影らしきものが見えて「董香ちゃん、後ろの何…?」と恐る恐る指差し
はぁ?後ろ?
(すっかり臭いに気を取られていたため、背後の人影にはまったくとして気がついておらず。先程まで歩いていた場所に人がいるなどと微塵も考えておらず、眉を顰めながら電灯を後ろに向けて振り返り。背後には片目を失いかなりの怪我を負った血まみれの人間の姿があり、予想外のことに思わず仰け反り)
うわっ!?
(懐中電灯の光で露になった人が目に入り、その異様な姿に驚けば尻餅をついてしまい。「あ、あれ…?」部屋から逃げるために出口のドアを開けようとするが開かず、その間にも先程の人間が手を伸ばして片足を引きずりながら近づいてきて
は!?脅かしだよな、これ…
(さすがに気味が悪いのか逃げるようにして出口へと向かい。相手同様に扉を開けようとドアノブをガチャガチャと回すものの頑として開かず。人間の血塗れの手がもう届くか届かないのぎりぎりのところで突然扉が開き、体重でこじ開けようとしていたためそのままつんのめってドアから出たまま倒れ)
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