全部全部がすきなもの

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主ガチ勢の刀  2019-03-16 11:11:47 
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  • No.201 by 宗三 / 朧  2019-04-29 15:09:19 





(/ うるせぇ!!!でも大包平はお育ち良いから人前だとちゃんと主って呼んでくれそうです。推しに限らず男士の育ちの良さ見せつけられると悶えたくなるんですけど私だけでしょうか…
蜻蛉さん真面目すぎて不器用になっちゃうの好きすぎて…お団子ボイスさいっこうに可愛いですよね。三名槍で一番子供の扱い慣れてなさそう。
というか早く元六神将の三振りのスロットを増やしたい!!!!!2スロってだけで厳しいので早く色んなところ連れ回したいです。そう、例え石の投げられない打刀になっても… )


【朧】

…あ、こらこら。髭切はお部屋から出ちゃだめ。他の子に移っちゃったら大変でしょ?
( 今朝方程の体調の悪さは見受けられない。ある程度しっかりと話も出来る様子の彼を見ると、ほっと胸を撫で下ろす。寝ることで症状が緩和だなんて、本当に病原菌でも貰ってきてしまったのだろうか。考えている内にいつの間にやら布団から出ている彼を慌てて引き止め上記を。宥めるように小さく肩を叩くと、厨へと向かう為障子を開ける___が、ぴたりと歩みが止まる。嗚呼、なんと気の利く刀たちなのか。部屋の前に置かれた盆と二人分の食事、そして“後で僕の部屋に来るように”だなんてお怒りの一筆。微かに牡丹の香りのする文から目を逸らすと、冷茶のみを手に取り彼の側の卓へと置く。放り投げられていた携帯端末を拾い上げ、卓袱台へと頬杖を。なんだかどっと気疲れしてしまった。数時間前に返された後輩からの返信を見ると、軽く眉を寄せる。「葵ちゃんのとこの宗三も熱出てるって。」自分も彼も、安心させるために伝える。未だ来ない政府からの対応と共に溜息を吐き。)


【宗三左文字】

……すみませんね、情けなくて。
( 背中が僅かに触れ合い、目を細める。寒気の纏わりつく身体は、布団の中に独りでないというだけで幾許かの充足感に満たされ。振り向けばそこに彼女の小さな身体がある、その事実に心を昂らせる程の元気はないらしい。ただし、邪ではなく純粋に思うのは___このまま彼女に触れたら、この恋しさももっと満たされるのではないか、ということ。暫しの間思い悩んだが、病に冒されている頭では上手く測れないだけで即断だったのかもしれない。言い訳の如く上記を告げる。一つ寝返りを打って彼女の方へと向くと、華奢な肩をぐっと抱き寄せる。自分とは違う小柄な体躯に扇情され、短い髪を掻き分けて頸へと顔を埋め。手を出している訳ではない、ただの触れ合いだ。供述とは反対に熱の篭った息を白い首筋に充てつつ、背中を丸める。ああ、酷く落ち着く。無意識に小さく彼女を呼んだのを最後に、すっと足元の泥濘に攫われ意識を手放し、くたりと腕から力が抜け。)



  • No.202 by 葵/髭切  2019-04-29 22:11:44 




(/わかります、なんかこう、萌が通り越して「え??いい子かよ……」と打ちひしがれてます。逆にパッと見お育ち良さそうな子が敵を足蹴にしたりとかのお育ち悪い行動してもグッときます。
ど真面目故の……ですよね。三名槍で一番真面目ですし、生真面目すぎて疲れてないといいな。お団子可愛いですよね!!甘やかしたすぎる。
わっっかります!!!ある程度進んでくるとスロット数で刀装ガチガチに積んで勝負!みたいになっちゃいますよね。)


【髭切】

ありゃ、有難う。……そっか、向こうも駄目なんだ。現世の空気が僕達に合わなかったのかな。
( 立ち上がろうとすると途端に制止の声を受けて、口癖を零すと床の方へと戻る。冷茶が卓に置かれるのをぼんやりと長め、世話焼きな刀達で良かったと仲間への感謝を込めて。何かと誤解が生まれてしまったかもしれない、治り次第藤色の打刀にまた突っかかられそうな気もするが病気に侵されている以上仕方があるまい。心の中で言い訳をしながら、貰った冷茶をぐいと仰ぐ。喉を通る冷たさが心地よいと同時に、飲む時の喉の痛みが辛く眉を顰めると。汗ばんでいる以上随分と身体が乾いていたようで、一息に飲み切ってしまうと茶器を卓に戻して深く息を吐き出す。刀剣で熱を出す、だなんてそうあるまいと思っていたが、昨日共に出掛けた後輩もどうやら倒れてしまったらしい。線の細い彼らしいといえばらしいかもしれないが、もう経験値も入らない程成長してしまった自分でもこうなのだから向こうはもっと酷いのだろう。政府から何か有益な情報が得られれば良いのだが、今のところ何もかもが不明だ。現世で何か瘴気にでもやられたのだろうか、唯一思い当たる事をぽつりと零すと。 )


【葵】

そ、そうざ、何して……____……もう…。
( 彼とは数秒前迄背中合わせだった筈なのだが。突然後ろから引き寄せられ、身を強ばらせたと思った矢先に掻き分けられる髪が首筋に当たって擽ったい。だが、突如としてぞわりと総毛立つ感覚がした。項に掛かる熱い吐息の所為なのだが、而してこの感覚には良くない覚えがある。耳に入る呼吸音や彼の細い腕に抱き竦められている事実が頭の警鐘を増長させる。良くない。良くないのに、満更でもないと思ってしまう自分が嫌でもあって彼の名を呼んで制止して。次第にぞわぞわする感覚が減り、小さく自分を呼ぶ声が聞こえると、力の抜けた彼の方をそっと振り返る。どうやら漸く寝付いたらしく、深く溜息を付いて。然し、意中の相手と同衾という経験自体が随分と永く前の事に思っていた以上意識せざるを得なく、中々自分が寝る訳にも行かず。直に食堂に戻らない初期刀が来るだろう、この状況が見つかれば確実に雷が落ちる。年頃の娘が布団に男を入れるのはおよし、雅じゃない、と。理由を話せば伝わるだろうが、傍から見れば無防備極まりない。長谷部にも怒られてしまいそう、なんて考えると回された彼の腕をポンポンと撫でながら式神の管狐を呼び、伝令に遣わせて。 )




  • No.203 by 宗三 / 朧  2019-04-29 23:34:00 





(/ すみません、いちおーーーー確認を!!思ってた展開と違う…ってなったら申し訳ないので確認を!失礼します!!!
これ朝チュ…ごほん、もう一回起きたとき葵ちゃんは既にお布団外、ということなんでしょうか。それともあれですか、絆されて一緒に寝ちゃう感じでしょうか。前者だとちょっぴりしょんぼりして後者だと熱に浮かされた自分の行動に頭を抱える予定です(ネタバレ) )



  • No.204 by 葵/髭切  2019-04-30 00:11:19 




(/わ゛ーーー申し訳ありません!!曖昧な表現するから!!ごめんなさい!!
個人的には次第に落ち着いてきて一緒に寝て欲しいです。寝ながらスマホいじってたらそのまま寝落ちしてそうな感じを想像していただけると!足癖の悪さといい初期刀ママにこってり絞られてそう。絞られてくれ。
もう本当にすみません、逐一気を使って頂いて有難いと同時に申し訳なさでいっぱいです……!)




  • No.205 by 宗三 / 朧  2019-04-30 03:20:17 





(/ いえいえいえ、此方の読解力不足が顕著で申し訳なさが半端ないです、すみません…!!!!!
ということでしっかり頭を抱えさせておきました。初期刀な分朧本丸よりもずけずけ来るのかなとか想像しちゃいますね。例えばこう、朧本丸だと廊下に置いてあるのが普通に室内にあるみたいな…お母さんに如何わしい本見られた気分。)


【朧】

まあ、近侍外すわけにもいかないし。治るまでは一緒にのんびりしよっか。
( 満ちていた冷茶を喉を見せて飲み干す彼を姿を眺める。眉を顰めた姿もそうだが、普段では余り見受けられない姿だ。何をしていても様になってしまうのは美丈夫の特権か、将又その美丈夫に容易く籠絡されてしまった憐れな主人の色眼鏡か。憂いた様子の彼の髪をそっと梳かし、上記を。幾ら考えたところで上の動きを待つ他ない。演練は元より、出陣も遠征も数日放棄したところで今更何も変わらないだろう。暫くは彼に掛り切りか、暢気に笑みを浮かべると卓上へと置いた端末が電子音を発する。画面を除くと、待望の政府からの達しのようだ。報告したのが卯の刻、今が巳の初刻。この早さだと受理を伝えるだけの内容だろう。期待せずに文面を目で追う。現代へと赴いた事により霊力の供給が滞り一時的に___予想とは外れ、随分と詳細に記されている。「なんか原因分かったみたい。ちょっと待ってね…」顔を上げずに彼に伝えると、解決法が載っているかを確認する為に斜めに読む。目に留まった、場にそぐわない単語に思わず瞬きを。近辺の文を辿ると、思わず無意識に息を呑む。まるで何かの冗談のような一文を何度も読み返し、行き場のない困惑を珍しく面に出して彼を見据え。)


【宗三左文字】

_____………主。
( 薄らと、瞼越しに朝の光を感じる。身体の気怠さと頭に走る鈍い痛みが、目を覚ますことを億劫にさせた。眠りも浅かったようだし、もう暫し惰眠を貪っても良いかもしれない。腕の中に収まる柔らかな体躯を甘えるように抱き寄せ、嫋やかな花のような香りに身を包まれ___そこでやっと違和感を覚え、重い瞼を上げる。目を開けて一番最初に目に入るのは、滑らかな女性の白い首筋。艶のある濡れた黒髪が対照的で、何処か蠱惑的にさえ思える。見紛う筈もない、愛しい主その人だ。急いで腕を解き、思わず勢いよく上体を起こす。側頭部がずきりと痛んだが、それどころではない。一体何故。そこでやっと此処が自室でないことに気付き、床に就く前の記憶が蘇る。余りの熱に頭でも沸いていたのだろうか、掌で顔を覆う。想い人と一つの寝具で共寝だなんて、自分らしくもない。部屋を見回して時間を確認する。巳の刻の初刻、だろうか。矢張り余り睡眠時間としては長くはないようだが、先刻に比べて幾分か症状は和らいでいる。彼女の側で安心したとでも云うのか。兎に角この状況は不味い、どう見ても同衾の後だ。端正な寝息を立てる彼女の肩を躊躇いがちに揺らし。)



  • No.206 by 葵/髭切  2019-04-30 08:37:07 




(/いえいえいえ、書いていないことを読み取るのは至難の業ですからどうかお気になさらず……!申し訳ありませんでした!
葵を部屋の外で発見次第お説教タイム始まりそうですもんね。お母さん怖。一筆箋に一筆じゃないお小言書いてありそうです。)


【髭切】

__どうかしたのかい?
( 近侍は外さない、その一言にほっと安堵して息を吐く。近侍が仮に変わってしまったらと思うととても平生を保って居られるとは思わないし、其れこそ鬼になってしまいそうな心地がする。その心配も無くなって、治るまでゆるりと休めの合図が出ると柔らかく微笑んで頷き。するとどうやら彼女の薄い端末に言伝が来たらしい。聞きなれない電子音に少々驚いたが、彼女の発言によると原因がわかった、との事だし政府からなのだろうか。何時もと変わって意外にも早い対応に何目線か感心してうんうんと頷く。そのまま卓に頬杖を付いて愛らしい彼女の様子をじっと眺めて。内容は知らないのだが、ある程度まで読み進めた所で段々と彼女の気色が変わっていくのだけは手に取るように判り、異変を覚える。何か都合の悪い文章でもあったのだろうか。それとも真逆、不治のものだとか。何も知らない以上主人が取り乱すと此方迄不安になってしまいそうだ。彼女の方へと距離を詰めると、何かあったのかとぴかぴか光る薄い板を覗き込んで。 )



【葵】

んー……?おはよ……何…?
( 肩を揺すられる絶妙な感覚に沈んだ意識が浮上する。__嗚呼、いつの間にか眠ってしまっていたのか。中々開かない瞼だが寝る前の記憶はある、眠る前まで背後に居た彼に起こされているようだ。緩慢な動作でごろりと寝返りを打って彼の方を向くと、薄らと瞼を持ち上げる。とうに起き上がって居たらしく、上の方から垂れる彼の長い髪が美しい。眠気に任せて出た声は何処か間延びしていて。此方もゆっくりと上体を起こして彼と目を合わせる。「どうしたの?」何があったのか良く分からないが、少々狼狽している様だ。対照的に呑気な自分は欠伸までしており、片手で自重を支えつつ、もう片方の手を手梳にして彼の髪を整えてやり。巫女服の合わせが緩んでいる事に気付かず、何か連絡が入っていないかと端末を手に取ると。一件の新規通知、政府から。珍しく早い対応にどうせ大した事は書いていなさそうだ、と開いて読み進める。すると矢っ張り意外にも多い文章量。流し読みをしながら言葉を咀嚼していると、或る一文が目に止まる。差出人を三回ほど確認しつつ、その前後の文をまた読む。……え、と小さく言葉を零すと、力の抜けた手から端末がするりと滑り落ち。 )




  • No.207 by 宗三 / 朧  2019-04-30 09:48:14 





(/ 歌仙さんって何かしら見ちゃっても言いふらすタイプには見えませんけど、厨で世間話的にみっちゃんには言ってそうです。誤解解かないと夜ご飯お赤飯とかになりそう。)


【朧】

あ、ま、って。__あの、解決法、…あるにはあるんだけど…
( 人工呼吸の要領で、口から体内に審神者の霊気を送り込む。大層なことを宣ってはいるが、要は彼とキスしろということらしい。男性の審神者や、恋仲とは別の刀を現代に佩した審神者もいるだろうに、容赦がない。人工呼吸に容赦も何もないだろうが、意識のない相手と意識のある相手では雲泥の差だ。せめて彼で良かったと思うべきか否か、様子を窺うように視線を上げると、予想外に近い彼の顔。じわり、?に熱さが滲むのが分かった。咄嗟に携帯端末を取り、画面を胸に当てる。主人の一存でどうにかしていい問題なのだろうか。まさか、そんな筈はない。意を決して口を開くと、躊躇いつつ画面を彼へと向ける。彼と口付け、無論何度も考えたことはある。しかし想像の中ではもっと雰囲気も流れもあり、こんな展開は想定外だ。彼の反応が怖くて、気まずく顔を背け。)


【宗三左文字】

何じゃないでしょう、恋仲でもない男を褥に入れるだなんて___
( 目を開けた主人は少しも狼狽える様子はない。どころか此方とは対照的に欠伸まで零している。暢気に薄桃の整えていない髪を梳く彼女に、初期刀の如く苦言を呈し。無論その男というのは自分のことなのだが。しかし想い人とが病中の相手ならば閨を開け、同衾を許してしまうという事実は看過できなかった。侃々を説教を続けると、此方の懸想になんて気にも留めないように薄い端末を操作する彼女。一つ眉を寄せると、また小言を___と思ったが、どうにも様子がおかしい。茫然自失、といった言葉がよく似合う。そう思った瞬間、ぽさりと端末が布団へと埋まる。意図的に落とした、という風には見受けられない。拾うべきなのだろうか。別段誰かとの個人的な遣り取りを見るわけでもあるまい、心ここに在らずといった様子の彼女の代わりに、端末へと手を伸ばし。)



  • No.208 by 葵 /髭切  2019-04-30 13:43:36 




(/近侍の牽制も相まって厨当番の間でようやっとくっついたかーっていう雰囲気になってそうです。井戸端会議かな。精のつくものたくさん並べられる……)



【髭切】

ん?……霊気を、経口で………__。
( 今まで距離を近付けただけでこんなにも朱が滲む事があっただろうか。矢張り何処か様子がおかしい。訝しげに眉を寄せて彼女の様子を観察する。軈て躊躇いがちに見せられた画面を覗き込むと、其処に書いてある通達を目で追う。何やら堅苦しい文書がつらつらと書かれており、その末端に見えた一文が気になった。直ぐには理解が及ばない以上、書いてある文面を目で追って読み上げる。目と耳とで漸く言葉を理解すると、言葉が出てこないものだった。要約すれば主人と接吻をしろ、との事なのだが。そんな司令があるものか、彼女との接吻は望ましい事であれど口付けを強要するなど趣味が悪い。審神者が嫌がったら一体どうするというのか。自分が彼女を拒むという事だけは決して無い。絶対である、のだが、彼女はどうなのだろうか。先日の接吻は夢の中に消えてしまっているようであるし。「…僕は構わないけれど、主がしたくないなら要らないよ。」あくまで選択権は彼女にある。望まぬ接吻など与えてなるものか。指で彼女の髪を撫でると、少し真剣な表情で告げて。 )


【葵】

……嘘。ほ、他に方法とか無いの…?
( 後ろから頭を殴られたような衝撃が走る。彼のくどくどと長い説教も頭に入らず、右から左へ抜けていくだけ。大層堅苦しい文面だが結局は彼と口付けをしなければならない。たかが唇を触れ合わせただけでどうにかなるのか。霊力の扱いも未熟な審神者になんて事を。抑、彼は好きでもない女と接吻等言語道断だろう。数日前まで接吻で子が出来ると思っていた程の彼は当然接吻など未経験の筈。申し訳が立たない。何かの冗談や夢では無いのか、彼が手を伸ばしている端末を掠めとると再び文書を読み込む。__嗚呼、何かの冗談だと言って欲しい。完全に取り乱してしまった意識では目の前の彼の事など視界にも入らない。他に方法を模索する思考の中で呟いた言葉は随分と震えていた。頼みの綱になりそうな先輩、彼女の所もそうなのだろうか。スクリーンショットを撮って彼女との通信履歴を迅速に開き、写真と共にメッセージを送る。"これ本当ですか"なんて縋るように確認を。 )




  • No.209 by 宗三 / 朧  2019-04-30 14:57:15 





(/ あとでみっちゃん直々に呼び出して「身体の付き合いから始めるのは良くないよ」とか大人のお付き合いをレクチャーされるんですね分かります。伊達男に大人の恋愛の方法教えてもらいたい……… )

【朧】

……髭切、嫌じゃないの?
( 柔らかな声に読み上げられる文章に、小さく頷く。彼の手から端末を再び取ると、何度読んでも変わらない、質の悪い嘘のような伝令を読み直す。無機質な文体が如何にも業務的だ。ふと彼の指が髪を撫でる。肩を跳ねさせ顔を上げると、梔子色の瞳が真剣さを湛えて此方を見据えている。ああ、普段はあんなにも甘露を溢す癖に、結局彼は業務だと割り切ってしまえるのか。一人で取り乱している自分が情けない。優しい手付きにそっと目を細める。此の儘の一方通行ならば、逆に運が良いと此方も割り切るべきか。ここで彼に口付けをしたところで、意図的に一振りに傾倒したわけではない。掌で携帯が震える。通知を覗くと、後輩である彼女にも同じ伝達が来たらしい。アプリを開くと、画面の向こうの彼女にも、蟠る自分にも向けて文字を打ち込む。“嫌なの?”元より煩悩に打ち勝てる程の高潔さなどないのだから。再び顔を上げると、揺れた瞳で彼を見詰め上記を。意を決したとは言え、込み上がる羞恥心を振り払う方法はなく、頬は紅潮する一方で。)


【宗三左文字】

何ですか、さっきから上の空で。人の話を聞くときは___……?
( 自分が拾い上げるよりも先に、彼女の手中に収まる薄い端末。矢張り自分の言葉など耳を傾ける気もないらしい。思い返せばいつだってそうだ。あの薄い電子機器を覗き込むときは他の全てのことが疎らで、小さな画面にばかり視線を向ける。熟気に入らない。眉を寄せると、彼女の手の中からひょいと端末を奪い取る。体調を崩した近侍よりも大事な用事とは一体何なのか。画面に映るのは切り取られた文書の一部らしく、丁度結論が載っている。審神者、刀剣男士、経口、霊気、口移し___…よく、わからない。否、脳が理解を拒もうとしている。この症状を治す為には彼女と口付けをしろというのが政府の御達しだとでも。一段表情の色を険しく変えると、画面から彼女へと視線を戻す。「何ですか、これ。」上記に続く形で、一周回って冷静に問う。何かの冗句という可能性も否めない。先程からの取り乱しからいって可能性は薄いだろうが、一縷の望みを込めて。)



  • No.210 by 葵 /髭切  2019-04-30 19:07:45 




(/うーんさすが伊達男。誤解を解くのが大変そう。大人のお付き合い教えて欲しいですね、スパダリ筆頭ですし。「やっぱり愛を育む所から、ね?」とかいって駆け引きの極意を教えて欲しい。)



【髭切】

ん?嫌じゃないよ。僕は寧ろ本望だけれど、君が嫌じゃない?
( 熱に浮かされていても結局口からこぼれるのは甘い甘い砂糖菓子ばかり。こんなにも甘ったるい想いばかりを零しているのに、結局この想いが通じ合うことがないのが虚しい。嫌なことはしないで欲しい、それが一番の懸念で、髪を撫でる手を頬へと移す。揺れる瞳を覗き込むと、安心させるように微笑んで。微かに耳が捉えた振動音。確か通信している相手からの言伝を知らせるものだ。先の彼女の発言からして相手は新しい友人だろう。彼方も大変だな、なんて桃髪の後輩を他人事のように遠く気に掛けると、直ぐにその思考をやめる。今集中すべきは主人のこと。赤く染った頬が随分と愛おしい。これが霊力供給でなく本当に自分を想っての行為だったならどんなに幸せだっただろうか。仕事と言われても彼女と触れ合える事に喜びを感じているのに、あと一歩届かないのが残念でならない。もう片方の手も彼女の頬へと添えて頬を包むと、少し顔を近付ける。陶器のように透き通った肌、硝子玉の様な藍鉄の瞳。上気した頬も、自分のものになれば良いのに。そんな憧憬と共に目を閉じ。 )


【葵】

わ、私が聞きたい……やだよね普通、好きでもない女とこういうの。宗三、キス、した事ないだろうし。初めてなら本当に好きな人との方が……。
( 一体全体どういう事なのか。これは何、と聞かれても理解していない以上答えようがない。答えを知りたいのは寧ろこちらで、言葉に詰まりながらも首を振る。やがて振動した携帯からは先輩のメッセージが映る。"嫌なの?"と____自分の中で嫌だという気はさらさらないのだが。寧ろ目の前の線の細い美人とだなんて、嫌がる女の方が寧ろ少ないだろう。片想いである以上望ましいといえば望ましいのだが、彼がそうでなかった時が何より恐ろしい。失恋の傷は深くなればそれだけ業務に支障を来すだろう。困ったと言ったふうに眉を下げると、同様に困惑している寒色の瞳を見ながら上記をゆっくりと告げ__られたら、良かったのだが。純潔を重んじるきらいは相手にも働いてしまうようで、彼の初めての口付けを奪ってしまうことになるのは随分と気が引けて、段々申し訳無くなってくると目線は自然と白い布団のシーツに落ちる。思い返せば、彼は神様だ。尚のこと烏滸がましいのでは。乾いた笑いを零すと、尻すぼみな語尾を誤魔化して。 )




  • No.211 by 宗三 / 朧  2019-04-30 20:42:07 





(/ ああーみっちゃん素敵!!!!それに弁解する葵ちゃんが見たい…見たいです。みっちゃんじゃなくてもいいから必死に誤解を解く葵ちゃんが見たい。後で誰か出しましょうか。)

【朧】

……ごめん、多分今の何の意味もない……
( 彼の口から溢れる砂糖はいつもと変わらなかった。違いがあるとするならば、言われている相手がいつもよりも真面に受け取ってしまっていることくらいか。こんなにも美麗な風采の神様にそんなことを言われ、嫌がる方が珍しいのではないか。彼の手が?に添えられる。小さく浮かべた笑みは見惚れてしまう程に美しくて、意識しなければ呼吸の方法さえ忘れてしまいそうだった。両頬が彼の手に包まれ、僅かに近付く距離。小さく口から呼吸が漏れ、そっと瞼を下ろす。心臓が煩い。彼と、好きな人と、キスするんだ_____数秒の後、はっと目を開ける。違う、口付けをするのは私であって、ついでにこれも審神者の業務の一環なのだ。胸中で自分を叱責すると、再び畳へと手を突く。片手は彼の閉じた瞳を覆い、少しの間の後___柔い唇を、僅かに合わせる。リップ音も鳴らないような、触れるだけの口付け。?が熱い。彼に聞こえてしまいそうな程鼓動が高鳴る。ふと何周も回って冷静になった脳が、とある一文を想起する。人工呼吸の要領で。違う、これもっと深いキスだ。そうっと身体を離し、情けなさに自らの顔を覆い、呻くように上記を溢す。これじゃただキスしただけだ、改めてそう思うと自分の耳が赤くなる音を聞き。)


【宗三左文字】

…へえ。僕が嫌じゃなかったら、してくれるんですね。
( 段々と下がり、軈て布団へと埋まっていく彼女の視線を目で追う。先程は少し驚いたが、冷静に考えると自分にとって悪いことが一つもない話だ。業務という後ろ楯があれば不埒な行為、とも言い難いだろう。そっと愁眉を開く。しかし、自分も鬼ではない。此方の一方的な想いを彼女に押し付けようという気は更々ないのだ。経験があるとはいえ未だ年端もいかない少女なのだから。痛む喉に咳払いを一つすると、目線の合わない彼女に上記を告げる。距離を詰め、腕を伸ばす。彼女の濡鴉の髪を梳かすように手を通し、毛先までをつっと指で撫でる。首元まで降りた手をそのまま顎に添え、昨日のように顔を上げさせ。藤棚の瞳を覗き、「人と話すときは相手の目を見なさい」と、先程のお説教の続きを一つ。瞳にかかる細い黒髪を払い、手を下ろす。許される行為であるなら、本当は今すぐにでも色付いた唇を重ねてしまいたい。本丸で一番彼女を想っているのは確実に自分だというのに、未だ他の刀と同じ、主人と刀、という線引きの内に収まっていることが非常に口惜しい。こんなにも愛しているのに、合わせた瞳を緩く細め、砂糖をぐっと呑み込み。)



  • No.212 by 葵 /髭切  2019-04-30 21:45:42 





(/かしこまりました!ご負担にならなければぜひぜひお願いしたいです……!しょっきりママか歌仙ママかのお台所組が一番やりやすいでしょうか。宗三の目の前じゃないから本音ぼろぼろさせたいですね。)



【髭切】

……そうなのかい?元気出たけれど。
( あれ程耳に痛かった衣擦れの音が今はさして気になりもせず、寧ろ心音を増長させる物のように感じる。唇に感じる柔い感触、瞼に重なる冷たい手。時が止まったかのように感じて、珍しく鼓動が速まる音が耳に聴こえてくる。瞼越しに再び明るさが目に入ると、薄く睫毛を持ち上げる。先ず目に入った彼女は顔を覆い隠してしまって、ちらと髪の隙間から覗く耳が赤々と染まっている。何かあったのかと肩に手を置くと、背中を曲げて彼女の顔を覗き込もうとする。手で覆ってしまっている以上、確実に照れているであろう顔が拝めないのが惜しい。扨、接吻とはこれだけで良いのでは。意味が無い、と称する彼女に疑問符を浮かべ立てる。自分としては随分と心が元気になった。愛しい人との口付けというのはそれだけで元気になる物だが、確かに霊力が流れて来た様には思わなかった。__意味が無いとなると、ただの気分の高揚なのかもしれない。一人で舞い上がっているだけなら、未だ知らぬ先があるというのか。とくり、逸る心臓の音を全身で感じながら、また彼女の髪を撫でる。少し熱くなった気がする頬を高熱の所為にするべく相手の言葉を待って。 )


【葵】

…する、よ。ただ__"嫌じゃない"じゃなくて、"したい"って思ってくれるなら、私は絶対逃げない。
( 彼から帰ってきた言葉は、自分の張っていた予防線とは随分と掛け離れたもので。如何してこういう時まで彼は優しく髪を撫でるのだろう。本当に本当に、期待している自分が情けない。落とした視線が再び彼の方へと戻される事にすら心臓が飛び上がるほど速くなる。顔に熱が集まり、彼の瞳に吸い込まれる。彼にとっては何気ない説教の一つや顎を持ち上げる腕の細さの割に男性的で逞しい手の一つ一つに内心歓喜してしまっている自分に気が付く。__違う、これは色恋沙汰じゃなくて、飽くまで業務だと言うのに。そう喝を入れても余り心に響かないのは、相手が彼だからこそなのだろう。唾を飲み込んで口を開こうとするも、言葉が喉に張り付いて中々出てこない。漸く絞り出した答えは、矢っ張り何処か彼を気遣って仕舞うもので。彼が良いなら自分は寧ろ喜んで応じる程だ、自分で言葉を紡ぐ度に、丸で彼に告白でもしている様に思えてくる。朱が集まる頬も気にせず、こうなったらままよ、と一息に上記を告げると、蒲団に降ろされた彼の手に自分の手を重ねると、真剣な眼差しで左右で異なる翡翠と蒼玉を見詰め。 )




  • No.213 by 宗三 / 朧  2019-04-30 22:43:52 





(/ ぜんっっっっぜん負担じゃないです!!どっちのママがお好みでしょうか。うんうんってしっかり聞いて否定しないのがみっちゃんママで、雅じゃない風流じゃないとか言いつつ応援してくれるのが歌仙ママですね。おぎゃ…)


【朧】

…じゃあもういらない?おしまい?
( 止め処なく溢れる小さな呻きを呑み込み、聞こえた彼の声に顔を上げ、覆った手から瞳だけを出す。何事もなかったかのように平然としている彼が恨めしい。此方はファーストキスを数年間想いを寄せている相手に捧げられて、思考回路はぐちゃぐちゃだというのに。彼の前髪を払い、額に手を宛てがう。矢張り熱い。無論、今は自分も他人のことを言えないかもしれないが。「多分あの、もっと深く、恋仲、みたいに…」宛がった手を下ろすと、一単語ずつ区切り辿々しく告げる。伝わっているのだろうか。元よりこんな方法が見出されたのは十中八九刀剣男士と恋仲の審神者発祥だろう。だとすればより深く、更に言うのならば一度や二度では足りないかもしれない。余りの羞恥心で目に涙が浮かぶ。というかそんなの、自分一人で出来るわけもない。眉を下げ縋るように彼を見詰め。)


【宗三左文字】

___それ、臣下に対する告白の強要ですか。
( みるみる内に朱に染まる彼女の整った顔を眺める。未だ何処か幼さの残る顔立ちが愛らしく、紅潮した?がその魅力を増長させる。この表情を見られるのは自分だけなのだ、ここ数日でそう錯覚してしまった浅ましい心は、羞恥に歪む彼女の表情を見る度に浅く満たされる。言葉を選んでいたのか、漸く紡がれた其れを咀嚼すると眉を寄せる。それは詰まる所、自分に“口付けがしたい”と言えと、そういうことだろうか。真剣な眼差しには悪いが、賺さず揶揄を織り交ぜた薄い笑みと共に上記を。しかし揶揄は否定ではない。重なった彼女の手を取り、此方へと引き寄せる。華奢でひんやりと心地のいい冷たさを胸の中に収め、少しだけ顔を寄せる。香る椿油が、自分のものか彼女のものか分からなかった。「___どうか僕に、貴女の口付けを頂けますか。」片手は彼女の背へと回す。指先で厚い巫女服の上から背骨をなぞり。)



  • No.214 by 宗三 / 朧  2019-04-30 22:45:23 





(/ やだまた文字化けしてる…例の如くほっぺたです。私もしかして気付いてないだけでもうこれ何度か化けてたりしてます??だとしたら非常に申し訳ない… )



  • No.215 by 葵 /髭切  2019-04-30 23:43:58 




(/光忠ママの休日にホットケーキ焼いてくれるママ感すごくばぶ……でも歌仙ママは初期刀補正が掛かるから余計にそっちも気にな……うぅん優柔不断ですみません…!折角初期刀ということなので今回は歌仙ママで是非ともお願いしたく存じます!
いえいえ、お気になさらず!実を言ってしまえば何度かありましたが、バッチリ伝わってますのでぜーんぜん平気です!)



【髭切】

…お終いにしちゃうの?恋仲みたいに、ってその先があるのかい?
( お終い、と言われると途端に物足りなく感じるのは随分と浅ましいだろうか。甚だしく欲深い神様だと我ながら思うが、神様故に強欲でもいいだろうに。覗く硝子玉が潤んでいて何だかいけないことをしているような気がしてきた。政府は随分と意地の悪い。彼女を困らせて良いのは自分位だと言うのに、いとも容易く命令一つで彼女をこんなにも困らせてしまうとは妬けるもの。とはいえ自分も重宝とされていた身の上、無知という訳ではないにしろ知識量は少ない。例え平安の世に生まれていても男女が一夜を共にする場所に刀を置く風習等当時は少なかったのだから深い事は知らないもので。意味がうまいこと自分の中で繋がらない単語を聞き取ると、取り敢えず今しがたの接吻より甘いものがある事を知る。彼女としては自分がその砂糖に肖る事には抵抗が無いのだろうか。探求心と悪戯心の芽生えた子猫の心では知りたくない筈も無い。何せ相手が最愛の人物なのだから。縋るような瞳と視線が交差すると、追い求める様に同じく視線を返して再び少し顔を近付ける。近付いただけで熱が伝わるくらい彼女の頭は沸騰しているようだが、果たして大丈夫なのだろうか。眉を下げて大丈夫かと一言声を掛けると。 )


【葵】

うぇ……し、臣下というか…あー…。
( 彼に翻弄されっぱなしなのだが、いつの間にこんなにも惚れ込んでしまっていたのだろうか。何時からだったかも解らないけれど、兎に角彼の揶揄には言いたいことが沢山ある。それも全て言葉に出来ていればの話になるが。強要の心算は無いし、何なら彼を臣下の一人として見た事等最初の数ヶ月だけだったのでは。兎に角今は彼を一人の男性として認めてしまっている。暫し何かを口にしようかとまごついていた後、軈て諦めたように一つ溜息を吐いて。__逃げない、と言った以上待ったは無しだ、ならば、と確認する様に彼と目を合わせる。「じゃあ、いくよ?_ごめんね。懸想と躊躇が入り交じって一瞬目を逸らすと、又瞼を閉じてしまう。上記に続けて述べると、身長の差を埋める為に肩に手を置いて、ぐっと顔を近付ける。寸前での一瞬の躊躇の後、自分の唇を彼の薄い唇へと重ねる。恋仲でも無いのに、先刻耳にだけ入っていた彼の説教が今更頭の中に浮かんでくる。今は其れでも霊力が__否、待て。霊気をどうすれば良いのか。抑まともに霊力を扱いきれない審神者にこれをさせて意味はあるのか。良く分からないままにそうっと唇を離すと、自分の唇に触れれば、え、今の意味あった?なんて自問に耽り。 )





  • No.216 by 宗三 / 朧  2019-05-01 01:44:56 





(/ 歌仙ママ承知致しましたー!!余り動かした経験ないんですけど、温かく見守って頂けると嬉しいです。次のガチ勢候補としても挙げられてましたし、どうぞサンプル程度に見て頂ければと…!
ぎゃあああやっぱり!!すみません、うちのスマホ氏は厨二病が抜けきらないようでして、ほっぺただけどうしても異字体が先に出てきちゃうんですよね。主様の返信にいっつも興奮して碌に推敲もせずだだーっと打っちゃってるので本当に申し訳ない…!! )


【朧】

___その、髭切も身体は男の人、…だよね?えっと、異性に対してしたくなるようなこと、して良いよって言ったら…
( 彼の心配そうな愁眉を見ると、掌で自らの?を包む。冷たい。そこまで紅潮しているのかと自負すると、申し訳無さそうに目を逸らし。矢張り彼は実践刀の太刀、寧ろ見目の幼い守り刀の方が知識ならば豊富かもしれない。たった今ファーストキスを終えたばかりの生娘には少々荷が重い。しかし短刀は勿論、何かと豊富そうな伊達男辺りに「キスの仕方教えてください」だなんて言える筈もない。大体、純粋無垢な彼に邪な知識を植え付けることなんて___そこまで考えて、ふと顔を上げる。普段あれだけ主人と距離の近い彼の事、劣情とは言わずとも多少の下心程度あるのではないか。溜まった唾液を嚥下すると、再び羞恥心に眉を下げる。躊躇いながら口を開くと、小さな声で上記を。「……それとも、私じゃ無理?」尻窄んだ語尾に小さく付け加える。ある程度彼から此方を求めてくれない限り、深い口付けなんて絶対に不可能だ。もしこの問いに頷かれたらと思うと、又目頭が熱くなるのを感じ。)


【宗三左文字】

………すみません、足りないようですが。
( その謝罪に一体何の意味があるのか、そろそろ此方の懸想にも勘付かれても可笑しくはないというのに。華奢な肩を抱くと、彼女に身を任せ睫毛を落とす。五感の一つが潰れ、彼女の浅い呼吸の音や厚い布の衣摺れを耳が拾い上げる。その内唇に重なる柔らかな感覚。最愛の彼女と、口付けをしている。その事実に心は粟立ち、薄眼を開けたくなる衝動を抑え、此方からも小さく彼女の唇を食み____そう思った瞬間、すっと彼女が離れる。一等不満の色を顕にすると、眉を寄せ上記を。鈍い頭の痛みはそのままだし、未だ柔らかな感触も愉しみ足りない。呆然としている姿に小さく首を傾げると、取り敢えずは再びの接吻を阻む彼女の手を取り下ろさせる。「何か問題でも?」一応と聞いてやると、再び顔を近づける。一年間焦らされて急に止められるわけもない。性急な自分を必死に抑え込むと、相手の反応を待ち。)



  • No.217 by 葵 /髭切  2019-05-01 07:43:47 




(/わーいやったー!よろしくお願いします!歌仙ママ楽しみです……!
気になさらないでください、大丈夫ですよ!文脈的に頬しかないな!ってわかりますし文字化け気にならないくらい文章が綺麗なのでいつもひゃぁあって悶えてますので!此方こそ推敲してないので読み直して文章汚いなって思う事沢山あります故もうしわけない…そう言って頂けて嬉しい限りです。)



【髭切】

…していいの?男神にこういう言霊取られると面倒くさいよ、本気にしちゃうから。
( したい事をして良い、まるで此方に身を委ねる様な発言だ。それが何を意味するのか彼女には判って居るのだろうか。好きにして良い、と言われてしまっては先ず手篭めにしてしまうだろうに。籠絡するのは容易いのだが、今回は相手が意中の人というのも問題だ。他の男士が病に伏せたら同じ事をするかもしれない、と考えたら結構な心配事だ。主人と恋仲になった三条派の刀剣の話は聞いた事があるが、中々に執着深い。自分もそうなのだろうか、なんて忠告の意を含めて上記を告げると、彼女の唇に人差し指を押し当てる。数年恋い焦がれて来たのだから好きにして良いだなんて言われたら、望むのはより深くへと沈む事位か。前のめりに進もうとする気持ちを抑えつけて身体を近付ける。空いた腕で華奢な腰をぐっと引き寄せ距離を詰めると、藍鉄の硝子玉を覗き込む。「…ここ迄しておいて、君とするのが嫌だと思うかい?」__嗚呼、自分は狡い刀だ。結論を一言で出してしまえるのは簡単だと言うのに、今回ばかりは質問に質問で返すとは。彼女の目尻に浮かんだ涙に口付け、軽くリップ音を鳴らすと悪戯に微笑み。 )


【葵】

霊力の流し方、解んない……ごめん…。
( 足りない、その一言がなんだか嬉しくて心が跳ねる。彼が相手ならば口付けのもう一度位は何も問題がないのだが、問題として上げられるのは自分の審神者としての未熟さである。自分の霊力がどの程度なのか感じられない以上、流し方など解らない。気配を察知するのも苦手で、結界は張ったことがない以上は判らない。流し方、と言うよりは流れているのかが解らないのだが、果たして彼になら理解出来るのだろうか。上記を告げると、口をついて出た謝罪は彼の接吻を貰い受ける事ではなく純粋に審神者としての無力感から来るもので。口移し、という事を鑑みると__深い方、なのか。二回目でいきなり其れでは彼の接吻の認識が変わってしまう。随分と不満げな顔をしている彼に眉を下げて彼の頬に手を添えてやると、指先で容の好い輪郭をなぞる。この先を知っている事には知っているし、体験済である。一方で教えた覚えもない彼には未知の事かも知れない。其れに妬いてくれたら少しだけ嬉しい。そう思って「…多分普通じゃない事するけど、大丈夫?」だなんて微笑む。そう、あくまで之は所謂接吻より先の事。普通は触れるだけなのだから。大丈夫じゃない、と言われたらまた何か方法を模索しなくては、なんて遠く考えながらもう一度頬を撫で。 )




  • No.218 by 宗三 / 朧  2019-05-01 09:55:28 





(/ というか朧ちゃんとママとの距離感はどんな感じなんでしょうか。好きな人とキスしちゃったーとか言えるくらい気の置けない仲ってとっても素敵だと思います…
んんんそう言っていただければ幸いです。言いたいこと多すぎてつい心情過多になってしまう今日この頃… )


【朧】

__思わなくて、いいの?
( そんな風に互いの同意を確かめ合ったら、まるで本当の恋仲のようだ。目端に落とされた口付けも、いつも通りの距離感も、子猫のような悪戯な笑みも、今日は全てが妄りに感じてしまう。数年間で培った主人としての矜持がぐずぐずに蕩けていくのが手に取るように分かったが、生憎止める術は持ち合わせていなかった。小さく上記を問う。遠慮がちに彼の肩に手を置くと、膝を立て再び唇を重ねる。先程よりも少しだけ深く、今度はリップ音が聞こえた。そのままの距離で、唇だけを離す。甘い砂糖で埋め尽くされてしまった思考は既に春めいた色に乗っ取られ、想い人との口付けに浮かれる年頃の少女がいるのみだ。ああ、このまま霊力なんて流し込まなければ。そうすればずっと、彼とこうして口付けを交わすことが許されるのではないか。馬鹿な考えが頭を過り、それを否定する冷静さも今は頼りにならなかった。小さく彼の名を呼ぶ。僅かに唇を尖らせるだけで触れてしまいそうな距離で、彼の琥珀色の瞳を見詰め。)


【宗三左文字】

ええ、_____…なんて、言うとでも?先に説明してください、詐欺じゃあるまいし。
( 霊力の奔流は一滴も感じない。矢張り審神者として未熟だからなのか、二三瞬きをし。霊力だの結界だのには造詣がない。例え分かったとしても、言葉で説明できるものなのだろうか。出来ないのだとしたら、彼女よりも数年長く審神者に就いている相手に聞くのも余り期待は出来ない。まあ、何もしないよりはマシだろうか。「聞いてみるしかないでしょう」溜息交じりに告げると、いつの間にやら投げ出された携帯端末を示す。それにしても生真面目な性分だ。焦らされた分、意中の人の唇を感じる余韻程度は設けて欲しかった。肩を落とすと、彼女の細い指が?を滑る。普通じゃないこと。僅かに孕んだ淫猥な響きはただの気の所為だろうか。それが甘露ならばと伸ばしかけた自分の手をぐっと堪え、呆れたように上記を。何をするのかは知らないが、未知の体験に彼女の前で無様を晒すのだけは御免だ。)



  • No.219 by 葵 /髭切  2019-05-01 13:14:17 




(/気の置けない中であると心の底から信じて止まない私がおりました…。夕餉前とかに今日はこんなことあったっていう朧さんのお話をうんうんって聞いてくれる光忠ママとか、職務の合間に何だかんだ助言くれる歌仙ママが居たらいいなって思います。
いえいえお気になさらず!ゆるーくやっていきましょう!)



【髭切】

__…なぁに。
( 重なった唇が触れるだけで終わらない事に、身体の熱が少しばかり上がったような気がする。それと同時に流れ込む霊気を呑み込む。すうっとそれが溶け込んで行くのを感じると、気怠ぬ重かった身体が少しだけ軽くなるような気がした。軈て唇が離れると、心地好い光景に目を細める。睫毛だけで届いてしまいそうな距離に最愛の人が居る。視界いっぱいに拡がる彼女の秀麗さに目が眩んでしまいそうな程だ。これ程近ければ頬が紅潮している事もバレないのでは。吐息混じりの小さな声が自分の名を呼ぶのが心地好く、気分を昂らせる。自然と上がる口角を抑えることもせず掠れたのどで返事をすると、華奢な背中を抱き締める。何時もこれより少し遠い位の距離感で触れ合っているのに、それが今は少し気恥ずかしく感じる。だがそれもまた心地好い__そう思っていた矢先、邪魔するかのように端末の電子音が鳴る。折角好い雰囲気なのに、無粋な真似をするのは一体誰なのか。ちらと横目で端末を見ると、詰まらなさそうに彼女の腰を引き寄せ。 )


【葵】

うーん、だよねぇ……ごめん、未熟なばっかりに…。
( 同じ歳頃の審神者でももう少し上手くこの力を扱えているのではないだろうか。熟自分の不器用さが情けない。勉学の成績は悪くは無かったが、世の中当然それだけで何とかなるものでは無かった。男士達が戦場で頑張っている分、自分も成長しなければならないだろう、そんな事を随分と生真面目に考えて。先程迄の緊迫感が何処と無く薄れ、苦い笑みを浮かべて上記を。兎に角今は霊力を送る方法を知りたい。放り出した端末を手に取り、頼みの綱になりそうな先輩に恥を承知で訊ねる。"霊気ってどうやって送ればいいですか?""自分だと流せてるかどうか解らなくて"、彼処も大変そうなのにこんな事ばかりで申し訳が無いな、と思いながらメッセージを送信する。仮に自分の予想が当たっていて、触れるだけでは足りなかったら。そう思うと矢っ張り何処か緊張してしまう。誤魔化すように自分の髪を指に巻き付ける。この勢いで彼と恋仲になってしまっても良いかも知れない、だなんて馬鹿げた考えを頭の中に浮かべながら先輩の返信を待って。 )




  • No.220 by 宗三 / 朧  2019-05-01 15:01:01 





(/ 葵ちゃん本丸のお話聞いててちょっぴり羨ましくなった()のでちょっと聞きたいんですけど、朧本丸の初期刀誰だと思います???後でキャラ固まるかなーと思って決めてなかったんですけど、うーむ。当初思ってたより審神者してるしはっちとかでしょうか。 )


【朧】

___もう、そんな顔しないの。ただの業務の一環なんだから。
( 薄く掠れた彼の声色が酷く蠱惑的で、正常な思考回路が綿菓子となって溶けていく。背を抱かれ、身体が揺れ互いの唇を掠める。それに煽られ再び瞼を落とし___ふと、電子音が現実へと腕を引く。立てた膝を下ろし端末へと手を伸ばすと、行き詰まった様子の後輩からだった。唐突に腰を抱き寄せられ彼へと凭れる。随分と御機嫌斜めな様子に思わず笑みを零す。審神者という立場を忘れた自分に対しても上記を告げると、柔らかな象牙色の髪を撫で。さて、後輩にはどう教えるべきか。崩れた体勢を整え、一度頭を冷やすことも兼ねて卓へと向き直り頬杖を。“もしかして宗三とキスした?”取り敢えず当たり障りなく送っておく。しかし昨日も問題なく霊力を扱えていたし、彼女にも出来ると思うのだが。“お水口移しするイメージかなあ” 口移しというか、人工呼吸というか。兎に角口を介して霊気を吹き込むのだから、軽く触れるだけでは足りないのは確かだ。“それでも無理なら舌?”加えて送信する。審神者の体液となれば嫌でも霊気が混じるだろう。しかしこれは半ば揶揄。生真面目な彼女のこと、真に受けてしまうだろうか。くすりと笑みを零し。)


【宗三左文字】

それで、普通じゃないこと、…というのは?
( 彼女の指に合わせて形を変える艶のある緑髪をぼんやりと眺める。さらりと流され彼女の目線は小さな画面へと落とされているわけだが、未だ此方の思考は先程の言葉に囚われたままで。普通じゃないこと。個人的には先程の口付けだって普通と看過するにはやや大き過ぎる。だとすれば__一体何が起こってしまうのやら。自らの唇を指先でなぞる。薄らと甘い果実の匂いがするのは、彼女が常日頃使っているリップクリーム、とやらの味だろうか。嗚呼、もう一度口付けがしたい。無意識に視線が色付く女性的な彼女の唇へと注がれる。隣並ぶと、そっと彼女の嫋やかな細い肩を抱く。髪を弄る彼女の手を搦め捕り、湧き出ずる好奇心の逆らわず上記を問い掛け。新しい物に肯定的とは言えない性分であった筈だが、恋煩いともなるとこうも変わってしまうのか。単純な自らに呆れつつ、そっと髪を撫で。)



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