匿名さん 2018-05-15 23:11:32 |
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あ、はいっ!お邪魔します!
(ぺこ、と頭を下げて中へお邪魔する。下駄を脱いで、更に玄関の段の上まで。周りを見渡すと、やはり数日暮らした部屋。少し深呼吸して落ち着いてから、改めて向きなおり。)
助けてもらったお礼として。それと、しきたりもあるんですけど……
……私の気持ちです。嫁入りに、来ました。お邪魔でなければ、ここに置いてください。
(丁寧に正座をして、両手をつく。まるで土下座のように深く頭を下げた。)
え、っと。嫁入りって私は見てのとおり女性よ?それでも、良いというのなら…。
(あの時の狐だと名乗った少女を家に上がらせると両手をつき、まるで土下座をするかのような体勢で深々と頭を下げる相手に困惑したような声色で答えつつ「…私の傍に居て欲しいの。」と相手の目線に合わせるようにその場にしゃがみ込むと、光の見えない暗闇に射した一筋の光に手をさし伸ばすように少女の頭に手を置き優しく撫でながら傍に居てほしいと述べて)
(/私もそういう風にロルを回していきますね。)
……はい!勿論です!
(頭に手が触れると一瞬ビクつくものの、すぐに安心して。頭を上げると、その手をぎゅっと握り。その手を自らの頰に、軽く擦り付けるようにし、また「ありがとうございます。」と……耳と、尻尾が隠せていない。狐のそれがぴょこんと生えてしまっていて)
っ…!
(頭に触れると一瞬びくついた相手に嫌な思いをさせたという思いから手を引っ込めようとするが、それを制するように己の手を握られたので驚いたような反応を見せ「…ふふ。本当に狐だったのね。」と己の手を頬に擦り付けるようにされれば久しく感じていない他人の温もりを受け入れていると、相手に狐のような耳と尻尾が露わになったので決して根っから信じていなかったわけではなかったが目の前に目の当たりにしてゆるりと口元に弧を描いて)
あっ!こ、こんな歳になって…恥ずかしい…
(化けるのに失敗するなんて、とても見せられない。慌てて両手で耳を抑えて隠そうとするも、無論上手くいかない。そうして慌てるものだから、化け直すのも上手くいかず冷静でなるばかり。あわわわ、と何をしたらいいかも分からなくなり。)
……うう。化けるのは久しぶりなんです…
(そんな姿は見せられないと、ついに狐の姿に戻ってしまって。)
あら、そんなつもりはなかったのよ?ただ思ったことをいっただけなの。
(己の発した言葉で何故か慌てふためいている相手に失敗したことを指摘したわけでないと相手を落ち着かせるためそういう意味合いに取れる言葉を紡ぐが、そうこうしている内に相手は元の狐の姿に戻ってしまったので「失敗は誰にもあるわよ。肝心なのは失敗をしないように心掛ける気持ちじゃない?」と落ち込んでいている相手を励ますように相手の頭を優しく撫でて)
……そ、そう、かも…
(狐の姿に戻ったのと、頭を撫でてもらった事でだいぶ落ち着いて。また姿を変えてみる。……今度はうまくいって。ほっと胸をなでおろす。「来て早々、騒がしくってごめんなさい…」と、また頭を下げる。
「…ええと。こんな私にできることがあれば、なんでもします!何か手伝える事はありませんか?」少しでも役に立ちたいと、尋ねて)
気にしなくていいわ。賑やかなのは嫌いじゃないし。
(頭を撫でてやれば落ち着いたのか今度は一見すると人と全く変わりない姿になった相手に、よかったと一安心したように安堵の溜息を吐きつつも相手の謝罪にはふるふると首を横に振りながら否定の言葉を述べ「うーん。…じゃあ、要らないものを処分したいから手伝ってくれる?」と尋ねられたことに対して、しばし思案するように間を置いてから、酷い捨てられ方をした元彼との思い出の品等を処分することにしたのかどこか申し訳なさと苦々しさが入り混じった複雑な表情で手伝いの内容を述べて)
はいっ、分かりました!片付けは得意なんです!
(そんな背景があるとは知らず、元気に答える…も、ちょっと爽快とは言えない表情の沙織に違和感を覚えて。ただ、その詳細を尋ねるのは悪い事かもしれないと、気づかなかったふりをして。)
……でも、あんまりいらない物なんてないような気が…
(見渡す限り、あまり壊れているらしい物は見つからなくて。何を捨てたらいいのか、と沙織の方を見る)
…まぁ。貴女から見ればどれが片付けていいものか分からないわね。
(多分先程の己は他人から見れば心配される程度の表情をしていたのだろうそれを気にすることなく元気に答える相手にどこか助けられたような気持ちをいだきながら取捨の判別が出来ず己に問いかける相手に対して「まずは押し入れの中にあるものから片付けたいから出すのを手伝ってくれる?」と使わずに押し入れに仕舞ったものもあるため押し入れを指差しながら述べて)
押入れですね、分かりました!
(たしかに押入れの中にあるなら、見渡しても分からないのは当たり前で。中の物を出す事になりそうだと、近くの物を少し退かしてから押入れを開けた)
…どれですか?
(結局、何が不要なのか分からないので再び沙織の事を見て。なんとなくそれらしい箱の目星はつけているものの)
一度全部外に出しましょうか。本当に片づけたい物以外にも何か出てくるかもしれないし。
(押し入れを開けたもののやはりどれか捨てて良いのか悪いのか分からないようで助けを求めるように己を見る相手に対して、一箇所にして纏めてあった本当に片づけるべき物が収まった箱に一度視線を向けたのちそれを見ない様、押し入れの中にあるものを出してもいいようにスペースを確保するため余計なものを避一時的な避難場所のように部屋の隅の方へと移動させながら次の指示を出して)
分かりました!……私に任せてください!
(また、狐耳と尻尾が出てくる…これはわざとで、両手を合わせて念じると、押入れの中の物が手前から一つづつ荷物が滑り出てくる。その中には沙織が目を背けたものも。そうして全て運び出すと、疲れてぺたんと座り込んで。)
…ふぁ……久しぶりに頑張ったので疲れました…でも、ここからが本番ですよね!
(と、のそのそと近くの箱まで向かって腕まくりをして)
!驚いたわね。貴女ってこんな力が使えたの?
(押し入れの中の物を出すというのは量にもよるが結構時間も労力も掛かる作業なので気合を入れていると何やら相手が両手を合わせて念じ始めたので、事の成り行きを見守っていると押し入れの中にあった荷物は独りでに出てきたので鳩が豆鉄砲を食ったような顔をするがこほんと気持ちを落ち着かせるため咳払いをしたのち相手の力に興味を示したような表情をし)
ふふ。お疲れ様。でもあまり無理はしないで適度に休憩を挟んでね。
(力を使って疲れたのか座り込んだ相手に対して労いの言葉を述べるものの、すぐに次の作業にとりかかったのをみて相手が過労で倒れることがないように疲れたら休むように言いながら己も主に段ボールやプラスチックの箱に収まった物を一つ一つ確認しはじめて)
妖力がありますから!前はもっと色々できたんですけど…
(驚いてもらえたのが嬉しく、つい頰が緩んでしまう。そのせいで耳と尻尾をしまい忘れていて。そのまま沙織の隣から箱の中を覗き込む)
はーい……何に使うのか、さっぱり分からないですね
(分からないなりに何かしようと、箱の中の物を色々と手にとって眺めてみる。「どんな物がいらないんですか?」と、少しでも手伝おうとして)
これが妖力…。事実は小説より奇なりっていうけれどまさか実査に自分が目の当たりにするとは思わなかったわ。
(妖怪も伝説上に存在でしかない生き物も本当はいたのかもしれないし、いなかったもしれない曖昧なもので科学とはかけ離れた存在なため大半の人間はそういうものだと認識しており己もその一人だったのだが実際科学等で説明できない事を目の当たりにしてそれを否定することをせず受け入れるような発言をして)
いる物かいらない物かは私が判断するわ。何か気になるものがあったら何でも聞いてね。
(いざというときいる物がなかったら困るため箱の中にある一つ一つの物を手に取り要らないものは外に出し居る物は再度取り出した箱に仕舞うという作業を繰り返して)
はーい!
(いらないと判断されたらしい物を両手に抱えて入り口の方へ。何往復かすればすぐ終わってしまい、近くの箱の中を見ていれば少し気になるものが。
それは、沙織の写った写真。隣には男の人が……誰だろうと思うも、ここ数日では見たことない顔で。特に悪気なく、「この人って誰ですか?」と尋ねて)
っ…!
(片付けると決めたからには生半可な気持ちで決めたらいけない、何でも勿体無いといって取っておくのはただのゴミ溜めにしかならないからと物の整理を続けていれば相手からの質問に相手が手に持っている写真の人物を見ればまぎれもなく元彼であり、一瞬言葉にならなかったのか少しの間沈黙し「…私が付き合っていた人。けど。一か月か二か月くらい前に別れたわ」と写真に写る男の人は誠実そうで優しそうな雰囲気の男性であり一緒に写っている己も幸せそうに笑っており、付き合っていた時の幸せなシーンを切り取った写真にいつまでも過去を引きづるわけにはいかないためやはり捨てるべきだと思っていて)
……そうなんですか。
(反応を見れば今やいい思い出ではなさそう。悪いことを聞いてしまったと、少し反省しながら写真を「いらないもの」の山の一番上に置いた。)
…これはもう、みんな捨てちゃっていいですか?
(次は、男物の服。明らかに沙織さんと体型があっていないし、先の彼氏の物だと思って)
(/片付け終わりまでカットします?)
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