看守とシ二タガリ少女【NL/左記募集】

……ありがとう…ございます…(/相手の言葉に嬉しく思い掴み返された手をしばらくジッと見ては嬉しくなり先程より少し強く握り安心感を求めるようにギュウッと体を押し付け空いてる方の手で相手の服を掴んで。)

なんっ…お、おい…
(最後の鉄壁だと知れ渡る己の頬が微かに熱くなるのを感じ。表情だけは崩さずに「そんな必死に掴まんくとも、俺は此処にいるから大丈夫だ」と空いている手で頭を撫でれば監獄へ戻ろうと、)

……あの…も、もう少し一緒にいてくれません…か…？(/相手に頭を撫でられては視線を泳がせ掴んでいた相手の服を少し離すも、監獄へと戻ろうとする相手の手を両手で掴んで無理なのをわかっていながらも小さな声で左記を述べてチラッと相手を見上げて。)

…構わないが、場所を移そう
(相手からもう少し一緒にいて欲しいなんて言われる日が来るなんて思っておらず、思わず数秒程反応が遅れてしまい。この食堂は食事の決められた時間しか空いていないため、そろそろ締まるころだろうとちらりと壁掛け時計で時間を確認して)

……は、はい(/反応の遅かった相手に迷惑だったかなと少し不安になりながら相手の手をしっかりと握り小さくコクリと頷き。)

クロの行きたい所でいい
(普段檻の中で息苦しい生活を強いられていることだ、この監獄から街へ出なければ好きなところでも大丈夫だろうと、行き先を相手に委ねて)

……えっと…貴方のおすすめのところ…がいいです(/行きたいところと言われても何があるかもよくわからずに少しの間悩み考えついたのは相手のおすすめの場所があるのでは、と左記を述べて。)

俺の好きな場所か…
(思い当たる場所が見つかったのか、「行くか」と相手の歩調に合わせるように歩幅を小さめに歩き出し。「水は大丈夫か」歩き出して数歩のところで少し不安そうに尋ねて)

……少しなら大丈夫ですよ(/歩幅を合わせてくれる相手に少し嬉しく感じて。問い掛けてくる相手の不安そうな表情に『…珍しい』と思いながら左記を述べて。どういうところなんだろうかと楽しみになり口元が緩みかけていて。)

そうか…、ほら、今のうちに通れ
(少しなら大丈夫との反応に、猫に水は本当に大丈夫だろうかと不安そうな表情を崩さず。少し寂れ、蔦が壁に這っている少し大きめの通気口のような場所を指さして。「クロから先に、真っ直ぐ進め」と伝えつつ見られないように辺りに目を光らせて)

……は、はいっ(/相手の不安の表情に大丈夫だと言うようにコクコク頷き。相手の指指した場所を見れば『…こんなところ通って大丈夫なのかな…』と不安を感じるも相手の言う通り通気口の中に入り相手が入ってくる前に、不安を隠すように能力を使い猫の姿になり先へと進み。　その時近くを通った別の看守二人が相手に話しかけて。)

は、最後の鉄壁と謳われる私であります故、ここもしっかり点検せねばと思いまして
(相手が猫の姿になれてよかった、猫の子一匹に目くじら立てる様な看守はいない為安心して。話しかけてきた看守たちの腕章を見れば自分よりひとつ上の階級。こんな所で立っていた自分を気にかけてくれたようで敬礼しつつそう返して事なきを得、)

……にゃ…(/途中まだ来てない相手に不安を感じればチラッと後ろを振り返るもまた先へ進み。僅かに明かりが漏れているところがありそこの近くから看守達の話し声が聞こえてきて不安になり隙間からチラッと中を覗くと5、6人いるのを見ては焦りを感じて思わずカタッと足音がたってしまい。)

…何、ただの鉄の板ですよ。この鉄壁が人を逃すわけがないでしょう
(看守たちから「誰かいるのではないか」と疑いを掛けられれば素知らぬ顔をして。相手が通気口の入り口から自分は見えるようにしゃがみ込み、「さっさと行け」とジェスチャーをしつつその手で運良く通気口に落ちていた鉄の板を拾い上げて看守たちに見せて)

……っ…(/相手の姿が見えジェスチャーに気がつけばなるべく音をたてないようにそっと走っていき。だいぶ走って少し疲れてはハァハァ…と息切れし人の姿に戻ってしまえばその場に倒れるように座りこみ。)

それより、今日は街でケーキの無料配布があるとお聞きしましたが
(なんだ、ただの整備不良かとほかの看守たちと揃ってしばし談笑した後、先日の休暇のときに耳にした話題を振ってみて「丁度これくらいの刻だったはずですし、どうでしょうか」その間に通気口も直しておきます、そう言って看守たちが違う棟に行ったのを千里眼で確認してから静かに相手の方へと行き、)

………る、ルイン…さん……(/先程よりは上体を軽く起こすも足に力が入らず両手を地につき自分の体を支えながら前に聞いた相手の名前をボソッと呟いていて。相手が自分の近くまで来ていることには気づけず。)

どうした、ああ…すまない、いらん心配をかけた
(そっと前から相手を抱きかかえ、奥へ進むと中央に神殿の残骸のような柱が一本、つる性の植物を巻きつけながら太陽の光を浴びて聳え立っていて。そのさらに奥からは心地良い水音と共に澄んだ水が流れてきていて。相手を暖かな壁に寄りかかるようにして下ろせば「飲めるか」と手で汲んだ水を差し出して)

……ありがとうございます(/相手に降ろしてもらえばお礼を述べ。その場所から辺りを見れば初めて見る景色に感動しては、差し出された水を見て「……ありがとうございます」と述べて水をいただき。「……ありがとうございます。……こんな綺麗な場所初めて見ました。」と嬉しそうに述べて。)

ここ、昔は教会かなにかだったんだが
(嬉しそうな相手を見、落ち着いた様で安堵の息を漏らし。相手の隣に腰を下ろせば、いつも見回りに来ている張り詰めたような顔より、どこか柔らかな光目に宿していて)