傷口の毒味 [ 指名制 / NL BL / 吸血鬼 ]

 傷口の毒味 [ 指名制 / NL BL / 吸血鬼 ]

主.  2017-12-31 13:58:32 
通報





ある日貴方が目覚めたのが、
大きな暖炉の目の前であるなら。


「 こんにちは!こんにちは! 」
「 ビビさん!ギルさん!みんな!新しい〝エサ〟だ! 」

「「 しかも結構うまそうだ! 」」



貴方は館に囚われて、

鋭い牙を持つ何者かに魅入られる。




「 ねえ、帰りたいの? 」
「 いいよ、帰してあげる 」

「「 吸血鬼が良いって言ったらね!」」



何者かは、貴方を離しはしないだろう。

血の味を覚えた吸血鬼は、貪欲にソレを求めるようになるのだから。




> 暖炉の薪をくべるまでレス禁止

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  • No.1 by 主.  2017-12-31 14:13:04 

◆ 物語

ただの一般人である貴方は、ある日の睡眠中、突然何の知らせや前触れもなく《 吸血鬼 》の住む館へ送り込まれてしまう。

眠っていた貴方が目を覚まし、最初に見たのは見慣れた自室ではない。シックな雰囲気を持つ館の大きな暖炉の前だ。

突然のことに困惑する貴方を見つけたのは、この館の住人である吸血鬼。
吸血鬼は自分が血を吸う鬼だということと、この館がそんな人に似た人外たる者たちが住まう場所だと教える。

また、ただの一般人であった貴方も吸血鬼からすればとんでもなく美味しい《 ご馳走 》だということも明かしてくれるだろう。


館から出ることは難しくない。

この館に住む吸血鬼ならば、貴方を元の世界へ帰すことくらい簡単にやってのける。


___しかし、吸血鬼は気に入った餌を易々と逃がしたりはしない。


もし吸血鬼に気に入られてしまったのなら、___それ以上は言わなくても察しが付くだろう。


吸血鬼に酔いしれるも、抵抗してみるも、第3の選択肢を見つけるも全て貴方次第。

さあ、吸血鬼の住まう館を訪れてみませんか?



◇ つまり?

一般人の貴方は夜寝ていたら何故だか吸血鬼が住む館に送り込まれてしまった。

起きたら暖炉の前にいた貴方が戸惑っていれば吸血鬼が現れて、色々お話しします。

そうして吸血鬼と暮らしていく物語です。



◆ 簡単な用語解説


吸血鬼たちとその餌の人間が住む洋館のような場所。歩いても歩いても終わりがない程広く、館に住む吸血鬼でも訪れていない場所は山ほどある。外へと繋がる玄関は無い。

暖炉
館のロビーだと思われる場所に設置されたとても大きな暖炉。人間は送り込まれた時必ずこの場所に倒れている。この館には部屋ごとにいくつも暖炉があるものの、吸血鬼が暖炉と言えば大抵はこの場所を指す。

吸血鬼
血を吸って生きる人外。血以外に普通の食べ物も口にするが、無味に感じるため1番の食料は人間の血になる。容姿年齢は若く見えるものの実年齢は300そこそこ。

人間
館に吸血鬼の食料として送り込まれた存在。館では何百を超える数の人間が普通に生活をしていて、1人ひとつ部屋が与えられている。みんな貴方と同じ一般人だ。


>>レス禁止

  • No.2 by 主.  2017-12-31 16:06:04 

◆ 約束

1. ロルは中から長。小説ロルや終止ロル歓迎。確定ロルはお控えください。
2. 初心者様はお断りさせていただいております。
3. 主と1:1の指名制成りきりです。他参加者様との交流はございません。
4. お相手する人数は基本的にお1人です。お相手を募集する際にはお知らせをさせていただくので、質問からpfの提出までお気軽に。
5. 相性を重視しているため、pfの時点でお断りすることがあります。
6. ここまで読んだ証として名前に「血」の文字を組み込んでください
7. 2時間どちらかの返事が途切れた時点で成りきりは中断します。


◇ 流れ

(新規pfの提出) → 主からお相手募集のお知らせ → シチュエーションやキャラクターの指定、指名 → 開始

こちらが大まかな流れとなります。
成りきりが途中で中断されてしまった場合、前回の続きから再開しても構いません。新たなシチュエーションをご希望であればそちらにお応えします。


◆ テンプレート

pfを提出なさる際、こちらを参考に作成をお願い致します。


[ 名前 ]国籍問わず
[ 性別 ]男性か女性のみ
[ 年齢 ]制限はありません
[ 性格 ]詳しく、長めだと助かります
[ 容姿 ]同上
[ 備考 ]何かあれば
[ ロルテ ]館に送り込まれ、暖炉の前で目覚めた際のロルをお願いします


>>レス禁止

  • No.3 by 主.  2017-12-31 17:00:29 

◆ 提供吸血鬼
♡マークは女性


ギル
[ 丁寧な物腰で毒を吐く超自己主義。冷静沈着な微サディストな反面でかなりの努力家。威圧的でリーダー気質である割に融通はある程度利き、話の通らない堅物であったりとっつきにくかったりするわけではない。頭脳や運動能力など努力で得られるものは全て得たものの、努力ではどうしようもない勘やセンスには恵まれていない。]
容姿年齢は20代後半から30代前半。肩辺りまで伸ばした自慢のプラチナブロンド。瞳は若葉のような真緑。
白のシャツ/黒のスキニー/赤黒ストライプのロングコート
「…案ずるな、時が来れば帰してやる。……気が向けばな」


イヴ
[ 言葉遣いがぶっきらぼうで愛敬がなく、極度のサボリ魔である上飄々と何事をもかわす面倒臭がり。ただ何事もこなす天才肌で面倒見も良く、意図せず子供や動物に好かれやすい。雑な対応と言葉遣いが相まって冷たく見えるものの、他人に興味がないわけではなくむしろ悪戯やちょっかいはよくやる方。独占欲や積極性も高め。]
容姿年齢は20代前半から半ば。燻んだ短い銀髪に赤く切れ長の瞳。身長175cmの細身。この世で1番恐れ、1番面倒臭いと思うものはビビ。エデンは双子の弟で喧嘩相手。
紺の長袖シャツを袖折り/黒のスキニー
「……帰れねーよ。俺が帰さねーから」


エデン
[ 俺様気質で自分に絶対的自信を持ち、常に上から目線でコミュニケーションをとる利己主義者。趣味は人を弄り倒して弄ぶこととあまり性格はよろしくない。褒められればその気になったりとおだてに乗せられやすく、あまりにも突飛な話でない限りは言われたことをすぐ信じたりとかなりピュア。自慢話も大抵は褒められたいがため。]
容姿年齢は20代前半から半ば。首元まで伸びた水色がかった色素の薄い髪をひとつ結び。瞳も髪と同色。180cmの細身。イヴは双子の兄で喧嘩相手。
黒のシャツ/紺のカプリパンツ/黒のテーラード
「帰りたいだァ?餌が抜かしてんじゃねーっつーの。お前は一生ここで俺に血ィ吸われんだよ」


ビビ
[ 柔和で温和な物腰の英国紳士。褒めて伸ばすタイプのフェミニストで、変化にも敏いイエスマン。保護者のようなポジションで見守るのが常で、心優しく父性にも溢れているが欲には人一倍素直。送り込まれた人間達をきちんと心を持つ相手として接する吸血鬼もいる中彼は特に餌として扱い、人間を餌と呼び始めたのも彼が最初。実は一番の自己主義。]
容姿年齢は20代後半。腰元まで伸ばした少し濁りのある白髪を高めの位置で結び、赤いゴムで縛る。瞳は夜を落としたように真っ黒。183cmの標準体型。吸血鬼の中では長老。
白ニット/茶のチノパン
「心配しなくてもすぐに慣れるよ。……この場所にも、吸血の痛みにもさ」


ライブ
[ 人懐っこく好奇心旺盛。素直故に笑顔で毒を吐いたり、嘘で本心を隠したりなんかはしない。鼻がよく利き、特に血の匂いには誰よりも敏感。味気のない普通の食事が大嫌いで血を求める頻度も高く、うっかり貧血を起こしてしまったことや体内の血を全て吸ってしまったことも一度や二度ではない。自分のものは触れさせず縄張り意識が強い。]
容姿年齢は10代後半。桃がかった金髪はノーセットでもふわふわとしたマッシュヘア。瞳はくりくりとした水色。身長は170cmと吸血鬼の中では低め。年齢はビビの下で2番目になるが、ギルにいいように扱われている。
黒シャツに黒ネクタイ/ワインレッドのスキニー
「他の吸血鬼はきみを殺しちゃう。…だからさ、俺と一緒にいよう?」


♡ ルーネリコ
[ 大人びた快活な雰囲気を持つ少女。当たり前のことを自信ありげに口にする癖があり、子供扱いされることもあればうざがられることもあるものの常に冷静で館の頭脳。吸血は最も少ないものの、時々無性に欲しくなる時があるらしい。]
容姿年齢は10代前半。鮮やかなブロンドを2つに結い、ボリュームのある縦ロールに。瞳は右が真っ赤で左が緑のオッドアイ。身長は148cmと容姿年齢相応。
裾の広がった赤いミニドレス/ニーハイに艶のあるおでこ靴
「心配しないで!帰してあげられはしないけれど、あなたにはあたしが付いてるじゃない!」


♡ ルーネラ
[ 消え入りそうな雰囲気を持つ無気力な少女。口癖は「だるい」「むり」「やだ」の三拍子。低燃費で低血圧だがやるべきことはしっかりとやる責任感の持ち主で、やらせたら優秀。やる気がないため判断権は人に委ねがち。自分の意見を持たないわけではなく、自己主張をしない主義。]
容姿年齢は10代前半。ルーネリコと揃いのブロンドは切ることを放置してそのまま伸ばし、今現在後ろ髪は尻あたりまである。瞳の色は燻んだ灰色。身長は143cm。
装飾のない膝下の白いワンピース/ゆるゆるとした白いソックスのみ
「えー…。じゃあなに?……面倒だから返さないって言ったら、納得してくれる?」


>>レス解禁、pf提出などどうぞ!

  • No.4 by 吸血鬼  2017-12-31 17:04:58 




>>お相手募集


これからお1人お相手の募集を致します。
新規の方はpfの提出をお願いします。


pfの提出や質問などはお相手中でも受付。
ぜひお越しください。


>1 世界観
>2 ルール、テンプレート
>3 提供吸血鬼

  • No.5 by 参加希望  2017-12-31 22:29:23 

 

名前 血廻 紅 ちめぐり べに
年齢 21y
性別 女
性格 気が強くメリハリのある行動を好み要求するものの、本人自体は結構な優柔不断。無自覚ながら少々難ありな性格。駆引き事や愛想を振り撒く事は得意分野。その為、接待、及び取引関係の業務につくこと多々。基本嘘は嫌い、その為嘘つきな自身も嫌い、だからといって今の己の状況や現場を嫌う訳ではなく、只 一種の職業柄だと考えている様子。裏表が激しく、コロコロと変わりやすい変人気質。
容姿 艶の有るこっくりとした焦茶髪のストレート セミロングを一つに結っている。世に出て結構経つものの、今だに着慣れない 地味な黒に白のストライプが入ったスーツにスカートを身に纏う。此方も履きなれていない黒のパンプス。身長160cm前半、体重もそれに伴い平均的。少々猫目気味で、左目元に涙袋。愛想笑いは十八番。
備考 現在詐欺グループの一員。こう見えて結構なヘビースモーカー、しかし全く持って酒は苦手。少々偽名チックな名前は察しの通り偽名、本名 鶇 紅 つぐみ べに
希望 ビビさん

ロルテ
( ___ッ_ 。
頭部に鈍痛が走る。凄まじい日々が走馬灯の様に駆け巡り、しかし呆気なくそれは跡絶え、暗黒の世界へと意識は送られた。理解せずまま、否、出来ぬままに時は経ち、いつの間にか 見覚えのない場所へと連れ去られていたらしい。意識は有るものの、瞳を開けようとは思えない。自室の匂い、温度、雰囲気等を感じられずに、こんなにもすんなりと非現実的なこの状況を受け入れてしまう己は少々物分かりが良すぎるのではないか、と一人で称賛しよう。変にコメディチックな脳内は一旦切り離して、やっとこさ重たい瞼を開けると、心地好く暖かな炎がゆったりと己を照らしている。嗚呼、先程の余裕は何だったのか、こんなにも笑えない状況乍、炎の明かりに安心している己がいるらしい、周囲を見渡す勇気も、気力さえもなく、只ひたすらに、延々と燃え続ける静かな炎を見詰めていた。 
” 本当に、笑えないなァ。”
嘲笑を言の葉に含ませ、炎へそれを投げ掛ける。当たり前の様に返答は無く只ひたすらに燃え続ける。さて、そろそろ己も潮時だったのだろうか。恐る恐る周囲を見渡せば品のある、アンティーク調の洒落た室内。如何にも自身の様な世間のはみ出し者には縁のない場である。誰か居ないのか、そんな事はどうでもいい。どうにか早く此処を抜け出さなくては、そんな本能に駆られ立ち上がって脚を出そうとも困惑故、現在地が不明であると言う点からも出すことは出来ず。諦めた様子で、再びへたりとその場にすわり込んでは炎へ視線を向けてしまう、こんな自身はなんとも哀れなこと。 )


/ 素敵な文章に心惹かれ、参加希望を出させて頂きました。不備等ありましたら御手数おかけしますが、ご指摘御願い致します。

  • No.6 by 主.  2017-12-31 22:38:11 



(/ こんばんは、ちょうど確認したらお客様が…。
pfの提出ありがとうございます!不備等ございません。本日これからお相手が可能ですが、いかがいたしますか?)

  • No.7 by 匿名  2017-12-31 23:27:03 

/ 返答が遅くなってしまい申し訳ございません。主様が宜しいのならば、是非お願い致します。

  • No.8 by 主.  2017-12-31 23:32:28 



(/ 了解致しました。次レスから始めさせていただきますね。)

  • No.9 by 匿名  2017-12-31 23:35:22 

/ ありがとうございます。はい、宜しくお願い致します。

  • No.10 by ビビ  2018-01-01 00:13:36 

(ギルに雑用を頼まれ弱音を吐いていたライブが急に目を輝かせたと思えば、飛び出しそうな勢いで「新しいエサだ」と言った。ここに迷い込んだ、否送り込まれた餌の血の匂いは全て覚えているというあまり誇れない特技を持つライブのことだ。ギルはライブの言葉を聞いて眉を寄せたけれど、きっと嘘偽りではなく本当に新しい餌が来たのだろう。餌を捕まえに行くと叫んだライブをギルが咎めたのを見て微笑を浮かべてみせれば、適当に言葉を並べてその場から立ち去った己はふらりといつもの暖炉の下へ向かう。急に館へ飛ばされ、戸惑っているであろう餌を迎えに行くためだ。)
…困るな。僕は女性の笑顔が一番好きなのに。
(へたり込む彼女の背中に向け、ゆったりとした歩調で近付く。ギルやライブに浮かべた微笑よりきっといい笑みだ。吸血鬼の証である長い八重歯が見えてしまうくらい。自分でもそう自覚できるほどに口角が上がったのは、いつもの餌よりどこか美味しそうに見えたからで。きっとこの見立ては間違っていない。片手をひらりと振る姿は彼女にどう映っただろう。なるべく柔和で紳士的な雰囲気に見えていたら嬉しい。その方が事が楽に進むし、いろんな方面で都合がいい。そんな邪な気持ちを混ぜ、「やあ」と明らかに順序が逆な挨拶をして。)

  • No.11 by 匿名  2018-01-01 00:31:43 

 
 
 
( 胸元辺りが酷く騒がしい、と言うのも きっと慣れない状況の下、燃え盛る暖炉の炎とは裏腹に冷たい孤独を一人感じていた。ふと、微かに聞こえる足音と、確定付けるに相応しい柔らかな言葉。反射的に振り向くと、所謂美形の男性が其処には居た。中々キザな言葉を第一声に吐いた彼は、遅れて緩く手を振って、己に挨拶をしたらしい。その笑顔は嘘なのか真なのか、彼、否 ¨ 彼等 ” の真意を露知らずに、己の瞳には紳士的な彼が、まるで干からびた砂漠のオアシス、笑顔が命綱のように感じてしまう。僅か、戸惑いを隠せずにいながらも、重たい腰を上げて立ち上がる。小さく頭を下げては、はは、と視線を游がせながらも固く下手な笑みを浮かべてみせた。彼は何なのか、それ以前にその場の幸福に身を染めてしまうのは、悪い癖だと知りながらも無意識でやってしまう己も学習能力が足りないのだろうか。)
 
 

  • No.12 by ビビ  2018-01-01 01:07:31 

__うん、そうか。そうだね。やっぱりキミだ。
(どことなくぎこちない雰囲気に、確信が確定に変わった。送り込まれたのはまず間違いなくこの美味しそうな彼女だ。浮かべる固い笑みを見る限りでもあまり悪い印象は持たれていないようで安心したのと同時に、自分であるから当たり前だとも思った。「悪いね。いきなりで驚いただろ?」立ち上がった彼女をまじまじと観察し、心の中で及第点だと印を与える。一拍置いて飛び出たのはひとまずの謝罪だった。疑問符で終わった言葉も彼女に答えさせる余地はなく、新しい餌を見つけた吸血鬼に課せられる使命、ここの説明に再度口を開く。説明は面倒だけれど、好んではいた。餌にとって初めての吸血痕を残すことができるのはこの時だけなのだから。)
でも仕方ないんだ。そういうトコロだからね。君には抗う術がなかったんだよ。
(主語がない一方的な会話だと思った。けれどこれ以上に程度のいい言葉が見つからず、的を射ているから仕方がない。さあそろそろ自己紹介をしてあげよう。迷い込んで混乱する者の観察は楽しいけれど好まない。「僕はビビ。この館に住む吸血鬼さ」目を細めて笑い、意識して尖った八重歯を見せた。こんな突飛な説明を聞いて驚かない人はいなかったけれど、た彼女はどうだろう。まあどんな反応を見せても己がやることは変わらないのだけれど。)
そしてここは吸血鬼の住む館。君はここに送り込まれたんだ。
(大げさなことではない。己らにとってはよくあることだ。淡々とした口調で説明する中でもあくまでも柔らかな笑みは崩さずにいて。)

  • No.13 by 匿名  2018-01-01 01:34:12 

 
________ え、きみ ?
( 謎の確信染みた言葉を発する彼、思わず小さく聞き返すものの、彼は返答する気など更々無いらしい。不思議な雰囲気をかもし出す彼、少々気に留めながら、立ち上がり彼の次の言葉を待った。すると次に彼から言われた言葉は謝罪。きっと己を此処に連れてきたのは彼なのだろう、突拍子も無く、勝手な推理をしていれば、再び己の有無を言わせぬまま、彼は唐突に簡易な説明を始めた。彼の説明の中、なんとなく、ぼんやりとは感じていたのだが、己はこの館に送り込まれて、吸血鬼である彼の食料元とならなくてはいけないらしい。簡潔に纏めてしまうと、何とも強引な話だ。当初から僅かに気になっていた異様な八重歯も、信憑性を秘めている。しかしだ、先ず大体にして、何故己なのか、もし選ばれるのが何等かの偶然ならば非常に運の悪いこと。しっかと、柔らかな口調で、淡々と言葉を紡いでいく彼の 瞳 と、少々人間とは異なる鋭く長い、そう、童話やらに出てくる吸血鬼の象徴とも言える 八重牙 を慌ただしいながら交互に目配せする。彼の言葉が一旦止めば、相槌を打つように、
“ へぇ、そうなんですか。 ”
と、先程とは打って変わり、つまらないとでも言うような簡素な反応を見せる。別に此処で家畜として飼われても然程人生に支障は無いのだろう。非現実な状況ながら、案外冷静にのしかかるアレヤコレヤを理解すれば、愛想を見せる事も忘れ、彼の話を聞いていた。 )
 

  • No.14 by ビビ  2018-01-01 02:18:38 

(話の妨げになるものはあまり好きじゃない。彼女の疑問めいた発言も無視し、自分の発言だけに力を持たせる。そんな己の話がいかに突飛で信じ難いものだということは自分が一番良く分かっていて、一度で理解してもらおうとも思っていない。ただ目の前の彼女は幾らか落ち着いて己の話を聞いているように感じた。内面では倒れそうになっているやもしれないけれど。自らの瞳を捉えているように感じた双眸に目配せをして彼女からの返事の間を埋めるようにしばし見つめれば、次いで返された及第点からの言葉に驚いたような表情を見せて。)
…珍しいな。どうせ君も驚くモノだと思ってた。
…いや、好都合ではあるけどさ。そこまで面白くない話だった?
(カツンとわざと靴の音を立てて彼女に一歩近付いた。固い表情を浮かべていた顔にもう愛想と呼べるものはなく、まるて興味を失ったような、もっと面白い話を期待していたような、そんな表情の無い表情。炎を浮かべる暖炉を背景に、どことなく何か大きな物事をくぐって来たような雰囲気を彼女から感じ、瞳を少しだけ輝かせてみせ、「…いいね。素敵だ。血も甘そうに見える」血液以外に興味はほとんどないのだけれど、ほんの少し何かは感じる。そんな気がする。)

  • No.15 by 匿名  2018-01-01 02:46:43 



 

( ええ、おもしろくないです。だってその話には私に取ってのメリットは無い、傲慢過ぎます。
彼の驚いた表情、と同時に己に一歩分距離が近くなる。そして、聞かれた言葉に強気に上記を紡いでは、近くなった距離を何とも思っていない と言うような素振りを。行動にこそ出していないものの、やはり、今彼に対して感じている感情は恐怖なのかもしれない。勿論、紳士的な容姿に、物腰柔らかな口調、全て完璧に見えるものの、何処か現実的では無い彼の印象や、僅か、言葉一つ一つに感じられる冷たさがあるのだった。
は____ い、嫌です。
見ず知らずの男性に吸血されると言う経験は当然ながら無く、また当然の如く嫌で、恐怖の対象と化した。彼の瞳孔が僅かな輝きを見せ、それと同時に発せられた言葉には、思わず いてはいけない場所なんだ と言う今更の様な危険信号に無意識の内に鳥肌がたつ。ぼんやりと口を明け、ぽろりと出た言葉。それを拭うように今だ強気な口調ながら、何処か動揺を見せる己の発した上記の言葉。加えて首を拒否する様に振っては、今だ鳥肌のたったままの腕をスーツ越しに撫で。嗚呼、只ひたすらに最悪の状態に目を瞑りたくなったと言うのは内緒にしておこう。)

  • No.16 by ビビ  2018-01-01 03:14:39 

(表情がないと思えば、隠れたソレがちらりとこちらに顔を見せる。強がりや意地なんて言葉が頭に浮かんで、その言葉に見合う人物なのかを確かめるように彼女と目が合わせた。…分からない。人物を見定めるギルやライブのような能力は自分には無かったらしい。…けれど、吸血鬼の本能がむずむずと胸と頭に訴えかける。美味そうだと言って聞かなくなる。だろうね。僕もそう思うよ。誰に言うでもなくそう胸に語りかけ、嫌ですだなんて明確な拒絶を示した言葉を聞いて舌なめずりをした。酷く唇は潤っていて、そこで初めて自分が吸血を待ちかねているのだと察した。)
__あぁ、怯えないで。血の味は気持ちで変わるんだ。恐怖の味はあまり美味しくない。
…ねえ大丈夫だよ。安心して。そこまで深く君を傷付けたりはしないから。
(たぶんね。そんな付け足すべき言葉は敢えて口にせず、心に留めておくだけにした。血の味をより美味にするための薄っぺらい励ましの言葉だけれど、込めれるだけの感情を込めた言葉だ。それでもやはり薄っぺらいのは初めての吸血痕をつける行為に魅力を感じてしまっているからで、彼女自身にはやはりただのエサとしての感情が抜けていないからだろうか。魅力的な性格を持つエサに、初めての吸血痕を打つ。酷く魅力的でどうしようもなく、手を差し出して笑った。「…君は逃げられやしないんだ」。己が浮かべた笑みが、彼女にはどう映っているだろう。紳士的に、柔和に見えたらこれ以上のことはない。)

  • No.17 by 匿名  2018-01-01 03:42:46 




 
(  人とのコミュニケーションにおいては、己にとって一番簡単な物だと思っていた。実際巧みに笑顔や言葉を使いこなしているつもりであった。しかし、彼の前でそれは通用せず、それ以前に使う気さえも失せていた。
さて、彼は端から己を帰す気が無いらしい、己の拒絶の言葉は逆効果、舌舐めずりをする彼を見ては、一層食欲をそそったらしい事が明らかに分かった。加えて、先程まで優しさを保っていた瞳は、輝きを見せ、そして猟奇的な物へと変貌している。はて、いっそこのまま血を吸われてしまった方が楽なのではないか。きっとそう、そうよ。己がいなくても世間は成り立つし、逆に平和で穏便に済ませられるのかもしれないわ。それに、きっと楽になれるでしょう。きっとそうよ。彼の甘い言葉に相応って、次々と浮かび上がる己の負が直ぐ其処にはある。傷付けたりはしない、と言う彼の言葉。本意を知らぬままに信じきっては、何処か安心してしまう己が居る。彼の欲望を知らない、恐ろしさも、権力の大きさも、何れほど欲望に忠実なのかさえも知らない。にこにこと笑みを浮かべ、己に取って絶望的且つ皮肉な言葉を掛けた彼、差し出された手を取っては、僅かな悔しさ故に彼に顔を向けまいと下を向いた。 )

  • No.18 by ビビ  2018-01-01 05:03:37 

(人のころりと変わりゆく感情を見ているのは楽しい。人を支配している感覚がして、己が他人に影響を与えていると感じられるからだ。欲が満たされていく時に興奮するのだと言ったのは誰の持論だったか忘れたけれど、今ではその言葉が身に染みて理解できるようになった。支配欲が満たされ、今まさに吸血せんといったこの状況が最高に楽しい。重ねた肌は肯定の証。何れ自分に全てを委ねることになる予言だ。予言はただの希望に過ぎないけれど。)
…綺麗な手をしているね。汚れを知らないみたいだ。
(本当は手など見ていなかった。初めて彼女に触れ、血液の循環を促す脈の動きに高揚していた。それでも柔和な笑顔を保ち、軽く手を引いてやってその手の甲に口を付け、穏やかな風を装って嘘を吐く。そのまま手に牙を立ててやろうかと思ったけれど、もっと血の巡りが良く目立つところがいい。__例えばそう、多くの吸血鬼が好む首元。1番を奪った証はよく人目に晒されたほうがいい。片手を彼女の首に回して静かに顔をそこへ近付け、触れたままの手は指を絡めた。俯いた彼女の顔を覗き込んでやろうと思ったけれど、それより細い首にどうしても目がいく。濡れた唇で首筋にひとつキスを落とせば、唇の隙間から舌を出してちろりと舐めた。湿ったそこに待ちきれないといった様子で八重歯を立てたものの刺すことはせず、ただ己や彼女を焦らすように視線を一度だけ彼女にやって。)

  • No.19 by 匿名  2018-01-01 07:17:47 

( 我ながらころり またころり と、変わりやすい心に嫌気が刺した。彼の手は思っていたより遥かに冷たく、人間ではないのだ と言うことを度々思い出させた。このまま、そしてずっと彼に取って詰まらない人間を演じるのはどうだろう。はて、そうすれば返してくれるだろうか。何て、僅かな希望を胸に潜め、只じっと差し出した手を見ていれば、あっというまにそれは彼の口許へ持っていかれた。手元に感じた柔らかな感触はきっと唇だろう、何処か擽ったいそれは、自身を麻痺させるかの様。
髪の毛の隙間から幾度か見えた彼の顔、はて、どれも視線は己の首にあるのだろう。今だぼんやりとうつ向いたまま、彼の行動を見ていれば、いきなり距離が近くなり、首筋には口付けをされたらしい。先程触れられていた掌は呆気なく指を絡まれ、彼のもう片手は首筋に回っている。嗚呼、血を吸われてしまうのか。眉間に皺を寄せ、ぎゅっと瞳を閉じるものの ......、痛みは無い。固く閉じた瞼をゆっくりと開けて彼を見れば、己に視線を向けていた。何故かは知らない、彼の脳内の中など、知る由も無く。 )


/ 遅くなってしまい申し訳無い、と同時にあけましておめでとうございます。主様も良い御年をお過ごしください。此方の寝落ち故、きっと二時間経ってしまったとは思いますが一応。御相手ありがとうございます。是非また、主様がお暇している時は続きをさせて下さい。

  • No.20 by 主.  2018-01-01 12:07:44 

(/ 態々返してくださってありがとうございます、そしてあけましておめでとうございます!

またお相手の募集を致しますので、ぜひお声かけていただければと思います。)

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