[ 無登録 ]　見果てぬ夢の跡　[ 半指名制 ]

＞瑠璃

君も聞かせてくれたって良いんだよ、私の事をどう思っているか。(負かそうとしている訳ではないが今の彼女のその表情は決して嫌いではなく、くっと喉を鳴らして笑えば徐に隣の彼女を見詰めてみて)此処へ来るまでの間、元気に過ごしていたかい？(あまり意地悪をし過ぎるのも可哀想だと、漸く世間話に話題を切り替え)

＞白

…驚いた、また水槽を抜け出してきたんだね。(部屋の入口に立つ彼女の姿を見、ぴくりと片眉を上げたが表情にはやんわりとした笑みを浮かべ)こっち、おいで。中の方が温かい。(部屋の中へ誘うようにすっと片腕を広げ、彼女が此方へ近づいて来るのを待つようにぼうっとそちらを眺め)


誉(ほまれ)　19歳 / やや重たげな黒髪、無造作ショートカット / 横に大きな一重の黒瞳 / 色白 / 178cm / 白シャツ / 黒スキニー

＞誉

──すいそう…？( 意識がハッキリした頃に見えたのは白黒の部屋。ぼう、と佇んでいると眼前に何処か懐かしさを覚える青年の姿があり。自身が金魚だと自覚していない為に水槽という単語に疑問符付けつつ、誘われるように部屋の中を示されるとこくりと頷きたた、と足早に駆け寄って。 )

＞白

元気そうだな。ちゃんとエサ――…いや、ご飯食べてるか？(駆け寄ってくる姿、さらりと揺れた真っ白の長い髪を眺めつつふっと微笑み。座って、と促したソファに己もまた腰を下ろしては人差し指の先で柔らかな白い頬をつんつん、とつついて瑞々しいその弾力を確かめて)

＞政さん

へ、え、っとっ。政さんは私のすべてを受け入れてくれて、お茶のようにリラックスできる人、です。いろんな意味でドキドキしますけど。（思わぬ相手の言葉に驚いたように相手へと視線を向け、相手のように上手く表現しようと言葉を紡ぎ最後のほうはぽつりと付け足すように言い）はい。でも朝布団から出るのが正直つらいです。（世間話へと話題は変わり元気に過ごしているが布団の魔力に抗えないことを苦笑交じりの表情で打ち明けて）

＞誉

ご飯…多分、食べてる。お腹空いてないから。( 彼に倣うようにゆっくりと腰を下ろし、己の頬を優しく啄く其の指に照れ臭そうに身動ぎしながらも、片手をお腹に当てて確認するように少し静止すると肯定して。白髪をさらりと揺らし顔を覗き込むように見遣ると同様に質問を投げ掛け。 ) アナタも、ちゃんとご飯食べてる…？

＞瑠璃

それは良かった――男たるもの、女性にときめきを忘れさせてはいけないからね。(ぽつりぽつりと、僅かなぎこちなさを残しながらの言葉に素直な喜びの表情を見せ、静かにこくりと頷いてから後者はややおどけた様に続け)ははっ、確かにそうだなぁ。この季節の布団の中は、どうしてあんなにも心地良いんだろうね。(苦笑交じりの言葉には己も全面的に賛同し、楽しげに笑ってみせながら頷いて)

＞政さん

十分すぎるほどときめいていますよ、いつも。（己の気持ちを言葉にしたのは良いが己の語彙力がなさすぎることを痛感しそれでも相手の伝わったことに安心しつつおどけた様に言われればクスリと小さく笑い声をこぼして）やらなければならないことややろうとしていることはあるのは分かっているんですが布団やおこたにいるとどうも心地よくて動きたくなくなるんですよねぇ。（お茶をのみながらゆったりとした雰囲気で共感できる話題に声を少し弾ませて）

＞白

ん、そうか。安心した。(空腹具合を確かめる様に腹を摩る小さな掌を見遣りつつ、返ってきた答えに表情こそあまり変わりはしなかったものの何処となく満足の色が浮かび)食べたよ、今日は……なんだったかな。(顔を覗き込む彼女の顔と同じ角度まで顔を傾け、正面からじっと見詰めれば暫し悩むような仕草の後、)オムライス。

＞瑠璃

君にそう言われると、年甲斐も無く嬉しくなってしまうよ。(己が彼女を想うように彼女もまた己を想ってくれている、とてもシンプルなその事実こそがゆっくりと心を幸福感で満たしていくのを感じて微笑み)炬燵から抜け出せずに、のんびりとしている君も宛ら子猫の様で愛らしいが――風邪には気をつけるんだよ、くれぐれも。(そう言ってティーカップを置けば、ぽんぽんと大きな掌で彼女の頭を撫で)

＞誉

おむらいす？それは美味しい、ですか？( ばちりと合わさった視線、覗く黒い瞳を何度か瞬く赤い瞳で同様に見つめ返し、返って来た答えに小さく首を傾げてみせ。言い慣れず聞き慣れない単語に、恐らく食物なんだろうと大方の予想を付けると顔をずい、と近付けて積極的に質問し。 )

＞政さん

年だなんていわないで下さいよ、いつでも政さんには元気でいてほしいんですから。（相思相愛、そんな言葉がぴたりと当てはまる事実に胸にこみ上げる暖かい感情を噛み締めつつ心配そうに相手を見やり）ふふ、はーい。でも政さんに看病されるのも悪くないかもしれません。（撫で心地のよい大きな手で撫でられれば猫のように微睡んだ表情で少し悪戯心が芽生えたのかクスリと悪戯っぽい声色と表情をして）

＞白

やっぱり食いついた。(彼女のそんな反応は予想通り、興味津々と言った様子で今し方己が口にした言葉の意味を問い掛けてくる姿にくつくつと笑い。暫し彼女の瞳をじっと見詰め、その鮮やかな赤を楽しんでいた視線を一度外して黒いローテーブルの方へ向き直れば、その上をさっとひと撫でするように手をかざして。たちまちテーブルの上に現れた、ほかほかと湯気の立つオムライスの皿を彼女へ差し出して)…ほら、これがオムライス。食べてみる？

＞瑠璃

看病されるのも悪くない、そんな風に思うのは私も同じさ。勿論、まだまだ元気で居るつもりだから、心配は要らないが。(心配そうな眼差しすら彼女の想いの証のように思え、つい笑みが浮かんでしまった事に肩を竦めつつその視線を見返して)とは言え…君が体調を崩すのは賛成出来ないな。回復するまで、私は気が気じゃないだろうからね。(参ったな、と悪戯な声音に苦笑しつつふんわりと柔らかな彼女の髪から手を離し)

＞誉

…？──わあ、( 無知な幼子のようだ、という自覚は微塵もないが、悪意は無いにしろ喉を鳴らし笑われると恥ずかしそうに肩を竦め。今一度此方を見据える黒瞳を不思議そうに見返すと、彼が不意にローテーブルに手を翳しぱちくりと瞳を瞠り。掌が横に薙ぐと、突如として現れた"おむらいす"であろう物体に思わず感嘆の声漏らし、赤い瞳を最大限に輝かせながら。 ) た、食べたい…！

＞白

…お食べ。ここでしか食べられない。(あどけなさを残すその表情がくるくると変化する様は、見ていて退屈しない。何処までも無垢な興味関心と感動、それを素直に表現出来る彼女と言う存在を愛おしく思いながら皿に添えられたスプーンに一口分を掬い取り)ほら、こうやって食べるんだ。自分でやってみな。(その一口分は己の口へ。再び空になったスプーンを彼女の手に握らせながら促して)

＞政さん

それを言うのなら私も元気でいるつもりですよ。心配をかけすぎたくありませんし。（悪戯心から述べた言葉だったが本気では思っていないため先ほどの発言を訂正するように述べ）ふふ。私も多分そんな感じにんるでしょうから互いに気を付けましょう。（互いが元気でいられることそれが何よりも幸せなのだとどこかの本で書いていたことを思い出しつつそっと己を撫でていた相手の手に添えるように触れて）

＞瑠璃

それは頼もしい限りだな。その調子で、私を安心させていてくれ。(若さ故の輝きに満ちた彼女の事、己よりもずっと元気にそして可憐に日々を過ごしてゆくのだろうと信じているからこその言葉を笑顔と共に返し)あぁ、そうだね。君とこうして――いつまでも元気に暮らしてゆける事ほど、幸せな事はない。(触れ合った手から伝わる体温を閉じ込めるように、そっと指先を絡めながら彼女の手を握り締めて)

＞政さん

政さんも、どうかお元気でいてくださいね。頼りないかもしれませんが微力ながら政さんの支えになりますから。（己のほうが年下で人生経験も浅いが相手の力になりたいという気持ちから述べて）その通りです。例え傍に居なくても相手が元気でいると思えば不思議と頑張れますし。（恋人同士がするように指を絡めて握られれば伝わる体温から心地よさを感じながらもう少し相手の傍へと距離を詰めて）

＞誉

──あ、りがとう。( 鼻腔を擽る食欲を唆る香りに頬を緩め乍、僅かに突っかえて仕舞ったが身体に染み込んでいる人間なりの感謝の言葉を反射的に返し。手本を見せるように一連の動作を己に示す彼をじい、と眺め手渡されたスプーンを掌で握る新鮮さに感動を覚えつつ頷き。見様見真似でぎこちない動きではあるにしろ、オムライスを掬ったスプーンを口まで運ぶと顔を綻ばせ、玉子の欠片を頬に付け乍。 ) 美味しい…！おむらいす、美味しいです…！