幼心地の神隠し【無登録/NBL/おにショタ・おにロリ】

幼心地の神隠し【無登録/NBL/おにショタ・おにロリ】

サイノカミ  2017-03-23 21:54:40 
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――あのこがほしい

――あのこじゃわからん

そうだんしましょ、そうしましょ――


「可愛い__、お前がほしい」


笛や太鼓に囃子囃され誘われたるは薮知らず。

逢魔ヶ刻の細道くぐり、迷い込むのは極楽浄土か地獄の果てか。

この世とあの世のあわいに結びし神と童の奇なる縁、とくとその目に御覧じろ。


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  • No.1 by 送り雀  2017-03-23 22:17:06 


まァま、遠路遥々よくぞいらっしゃいました。
アタシは送り雀。今宵坊っちゃん嬢ちゃんの案内を賜りました、こうして常世の皆々様にこき使われとるしがない下男に御座います。

――えェそう、此処は「常世」です。
坊ちゃん嬢ちゃんの住まうこの世と死人の住まうあの世のあわい。生者でも死者でもない者共が住まう国。
神域とも言いますがね、……簡単に言やァ、現世から忘れられたものが集う侘しい国ってとこでしょうか。

ま、野暮ったい長話なんざやりたかねェし聞きたかねェでしょ。
そこへ札を立てといたんでね、ソッチを穴が空くまでよォく御覧になってくださいよ。




【背景】
明治より御国へ花咲くハイカラ文明。濁流の如き科学と革命の洪水に古い伝承や信仰は黴臭い過去の迷信として人の営みから押し流され、幾多もの山川はえぐられ埋められ殺された。
そこで困ったのは自然や信仰を依代とする土着の神々。住家もなく崇めてくれる者もなく、もはや現世に行き場のなくなった神々は存在の消滅を恐れ、永久不変の神域「常世」を作りそこへと逃げこむ。
しかし神とは人無しでは存在しえない脆弱なもの。
そこで彼らは現世から人の子供をさらい、自らの側に置いて世話をさせるようになった。その行いが人々の間で「神隠し」と嘆かれていることも知らず――。


【物語】
貴方はある日突然神隠しにあい常世へと連れてこられた子供。
ここでは「カンナギ」と呼ばれ、神様に仕え世話をする大切な存在――いわば巫女として丁重に扱われる。
仕えると言っても神様がたとお喋りをしたり遊んだり、時には下男と戯れてみたりその暮らしは御心のままに自由なもの。神様がたの願いや命令は叱られたくなければ優先すべきだが彼らにも強制する権利はない。
女児は14歳、男児は15歳になればお役目を終え元いた場所へ帰してもらえる。その際には褒美として富や才能、神通力など望むがまま幸を与えられるため一生暮らしには困らないとか。
ただし一つだけ、神に魅入られた子供は永遠にこの常世へと縛り付けられ二度と現世には帰れない。


【常世】
まず迷い子を迎えるのは幾十と連なる朱塗りの鳥居。
くぐった先には一面の彼岸花に染まる河原と深い深い川があり、赤い橋を渡った向こう岸が常世。この橋は橋守りによって迷い子と客を迎える時だけ架けられるため、一度渡ってしまえば帰りたくとも帰れない。
町並みはさ迷う鬼火や異形のものを覗けば古きよき日本のそれ。アッチの角を曲がれば大正、コッチの角を曲がれば江戸と失われたふるさとの景色がちぐはぐに並ぶ。
朝も夜も神と同じく住家にあぶれてやってきたモノノケ達で賑やかしく、彼らが営む不思議な店々はカンナギや神の心を楽しませる常世の花。
町中にもぽつりぽつりと大小様々なる鳥居が並び、ひとつくぐればあそこの薮へ。ふたつくぐればどこぞの細道へとあっちこっちへ奇妙に繋がっているため独り歩きはご用心。
その内一つをひょいとくぐればそこはもう神様がたの住まうお屋敷「マヨヒガ」、神と貴方が一つ屋根の下暮らすこととなる家。




――つまるところ、大人になるまで神さんがたと遊んでやるなり身の回りの世話してやるなり付き合ってやってくださいよって御話です。

さらってきた身で言うことじゃァありませんがね……アレです、気負わずのんびり常世で遊んで行きましょうや。いずれはキチンと帰れんですから、多分。

後の説明は犬ッコロが致します、ちィとばかしそのまんまでお待ちくださいよ。勝手に動いちゃァ酷えバチが当たりますんでね。

  • No.2 by 送り犬  2017-03-23 23:34:22 


いやぁーお待たせ致しやした、雀の奴があれもこれもと押し付けてくるもんでとっぷり陽が暮れちまった!
あっしは送り犬、雀とおんなしで常世の使いっ走りをやっとります。坊ちゃん、お嬢、今日からはどうぞあっしらを自分の手足と思って使ってやってくだせぇ。

っと、話が逸れちまった!
神様方から言付けを預かって来ましたんで、ハイ、まずはちょっくらお目通しをお願いしやす。




【約束事】
・募集は幼子のみ。色恋沙汰非強制。友人、親兄弟まがいの関係も可
・神同士の嫉妬、奪い合い、祟り合い等揉め事有り
・人の世の礼節を守り、行儀良く振る舞うこと
・遣り取りは百文字から。長ければ長いほど良し
・一神につき一人のカンナギをつける。同時指名不可。途中の指名変更は可
・カンナギの過労を防ぐ為、連続指名は二度まで
・三時間の無言にて指名解除
・相性重視。場合によっては断る可能性有り、了承されたし
・了承の証にロルテの場面設定は逢魔ヶ刻にすること


【契約書】

名/
年齢/(女児は13、男児は14まで)
容姿/(簡潔でも可)
性格/(簡潔でも可)
備考/(明治~平成までの元いた時代、出自、その他)
指名/(最初に仕える神の名、或いは下男の名を記載すること)
ロルテ/




あー、相変わらず龍神様の文はかたっくるしくていけねぇや。あっしにゃ何が何だかてんでサッパリ……
よくわかんねぇですが、坊ちゃんらが問題なけりゃこの、契約書ってのをチョチョイっと書いてあっしらに渡してくだせぇ。

ちなみに契約書の受け取りは四六時中やってますんで、今募集してねぇかなぁーっなんて思わず、遠慮なく呼んでやってくださいよ?この送り犬がいつだってすっとんで行きますから!
そんで、一度預かった契約書は大事に大事にとっとくんで次来る時は渡さなくても大丈夫。顔も名前もちゃーんと覚えますんでね。


そんじゃ次、次は……えぇと、そうそう。一等大事なお話をしましょうか。
坊ちゃんやお嬢の身に関わることです、よーく聞いてくださいね。


【カンナギについて】
神隠しに合う子供は孤児、はずれ者といった現世との繋がりが薄い者が多い。少数ではあるが信仰心の厚い子供も入り込みやすい。
また特例として常世の神々と縁のある者も誘われやすく、両者の自覚・記憶の有無に関わらず、現世で何かしらの接点があった場合はその神の元へたどり着く。

なお、以下の童をカンナギとすることを禁ず。

・過度に受け身、消極的、口数の少ない童
・女のような童子、男のような童女、中性的な童
・心身共に病弱な童
・会話ややり取りが成り立たない程の幼子
・度を超えた礼儀知らず


……常世ってのは現世とはちっとばかし違うんです。ですから心の弱いぼんやりした子や此処に耐えらんねぇ怖がりな子はもちろん、性別の境があやふやだったりする子が迷い込んだりしちゃぁ危ねえんです。ただでさえ子供ってモンはコッチ側に連れてかれやすいんですから、そんな子が来ちゃぁあっと言う間に呑まれちまう――逆に、最後に言ったみてぇな子でも危ないんですがね、バチや祟りをもらいやすくって。


後は――何だっけかなぁ、まぁ長話はここらで良しと致しましょう。わからねぇことがあったら後々なんでも聞いてくださいよ。
じゃ、そろっと神様方のお披露目と行きますか!

  • No.3 by 送り犬/送り雀  2017-03-23 23:53:49 

【常世の神々】


■「我らは子を愛でる父母ではない。子が役目を全うし、かくて戻った暁には己が生を全うできるよう導くのが私の努めだ――来い。先ずは礼儀から教えてやろう」
水分様(ミクマリサマ)
外見30代前半/178cm/ぴんと張った背筋が堂々たる巨躯に見せる/青みの強い髪をハーフアップのように結う長髪/凛とした切れ長の金眼/表情が硬い/静かな凄みのある精悍な顔立ち/縹と白を重ねた花薄の狩衣/鋭い爪と翡翠の鱗が生える龍の腕
礼節を重んじる厳格な、人間が想像する神らしい性格の龍神様。口煩く気難しく見えるが子の為を思って厳しくしているだけ、きつく当たった分優しさも与える父親のような性質。叱咤はすれど怒ることは滅多にない。常世一の良識、と見せかけて幼子を愛する歪な性癖を持ちそれをひた隠す。


□「わしゃ鬼じゃけぇ男も女も赤子も食うが、カンナギだきゃあ大事にしとる。わしら外れモンにゃぁ神さん仏さんより小んまいカンナギが有り難え。わしらは誰かが拝まにゃ糞にも劣る、まー墓石みてぇなもんじゃけん」
鬼神様(キジンサマ)
外見20代後半/190cm/筋肉質な大男/異人めいた短い赤髪と碧眼/傷跡の走る左目は潰れており隻眼/彫りの深い顔立ち/目元や鼻筋、頬に模様を描いた奇妙な化粧/錦の鯉が泳ぐ派手な着流しに燃えるような深紅の羽織/尖り耳に雉羽根の耳飾り/額には黒い一本角
怪力無双な鬼の神様。見た目通り派手好きの賑やか好き、底抜けに陽気だがそれは酒に酔っているからで本来は性悪乱暴者な駄目親父。明るいのは良いがハメを外しがちで、大きな図体もあってうっかり潰したカンナギは数知れず。人の命さえ丼勘定な大雑把。


■「……神隠しに厄神の世話係とは、お前もとんだ貧乏くじを引いたらしい。物に触るな。身体に触るな。物病みが厭なら近寄るな。……後は知らん、勝手にしろ」
疫病神(エヤミノカミ)
外見20代後半~30頭/179cm/猫背の痩せ型/うねった重たく長めの黒髪/目隠しで覆われた血色の悪い顔/首や手足も赤い布でぐるぐる巻き/布の下では真っ赤な目玉が百目鬼のようにひしめく/着物も赤一色、あちこちに剥がれかけた「物忌」「除厄」の札/赤ずくめの中、本当の瞳だけは澄んだ竜胆色
病に不幸、ありとあらゆる災厄を振り撒く厄神様。卑屈で陰鬱な常世一の嫌われ者。己もまた他者との関わりを嫌うが、それは抑えども抑えども漏れ出てしまう厄から周囲を遠ざけるためであり人嫌いという訳ではない。むしろ心の根底では人の温もりに誰より焦がれている優しい臆病者。慕ってくれていたカンナギを病で死なせてしまって以来子供を遠ざける。


□「めんこい、めんこい。今度の童は一等めんこい――我の間はおまえの遊ぶ庭。べべに鞠っこ、独楽もある。たんと遊んでゆけば良い」
御白様(オシラサマ)
外見20代半ば/177cm/お団子の髪は真珠のような光沢を持つ銀の絹糸/ぼんやりした半開きの目も極彩がかった黒真珠の色合い/フサフサとした睫毛の方が印象が強い/薄く笑ったような無表情/華やかに重ねられた着物/色白/服の下に虫の羽根と複数の腕を持つ異形
蚕の神様。ほとんど死んでいるようにぼうっとしている白痴めいた神。他のあらゆる感情が薄い代わりに子供を愛でる心は一等強く、やって来るカンナギを蝶や花やと甘やかす。ぼんやりしているように見えて肩入れが過ぎるあまり子を現世に返すのを拒んだり、子にあだなすものなら神でも祟ったりする過保護。


■「あんれぇ、なんだべや。鬼っこじゃぁ思うたら人っこでねぇか、人っこ、人っこ、はようこっちゃ来ぉ」
御行様(オコナイサマ)
外見20代半ば/177cm/お団子の髪は真珠のような光沢を持つ銀の絹糸、常に解けかけのぐしゃぐしゃ/ぼんやり見開いた目も極彩がかった黒真珠の色合い/表情豊かだが大人の顔で子供のような表情をするのでちぐはぐな印象/着崩れた重ね着の着物/褐色肌/肩から先の両腕がない異形
蚕の神様。オシラ様と瓜二つ。いつだってケタケタと白痴めいて賑やかしい神。間延びした口調からわかるように頭が弱く感情欲望剥き出しの無邪気、カンナギにも遊べや構えやとベッタリ甘えたがる。腕がない分足癖噛み癖が悪くじゃれつき方は動物的。カンナギと愉快に遊ぶ為なら意図せず幸を振り撒き、機嫌が傾けば自覚ないまま祟りを振り撒く自己中心。


【下男共】

□送り犬
見た目20代前半/176cm/筋肉質/ボサボサに跳ねた胸あたりまでの白灰髪/犬のような愛嬌のある灰色のつり目/八重歯の覗く大きな口/人懐っこそうな顔立ち/くるくると表情豊か/たすきがけで腕を捲った白い長着に浅葱色の括り袴/犬のような耳と尻尾付き
犬らしい元気印の使いっ走り、愚直なほど馬鹿正直でお人好しなため方々からこき使われる下っ端の下っ端。やれ困ったと言いつつそうして振り回されたり顎で使われるのがなんやかんや好きな忠犬。押しや我が儘にめっぽう弱いヘタレの善人。送り雀とは腐れ縁。


■送り雀
見た目20代前半/176cm/細身/鳥のように毛羽立った鎖骨までの黒髪/光のない真っ黒なつり目/冷たげな顔立ち/笑みを貼付けた無表情/白い水干に墨色の薄衣を羽織り、紫色の括り袴と黒い脛巾/片手にしゃなりしゃなりと鈴の鳴る錫杖/背中に鳥の羽
飄々と掴み所のない男。善人なのか悪人なのか、神やカンナギを敬っているのか見下げているのかさえ読めない食えない性格。怠惰的。目下の者をからかっている時の生き生きとした声音には少々自意識の高さが滲む。また年下の少年を好みちょっかいをかける厄介な性癖持ち。昔から送り犬を顎で使っている。


>まだほんのちょっとだけお待ちを。

  • No.4 by 送り雀  2017-03-24 00:28:17 


……こんなに長々とお付き合いくださってまァ、人の子ってのァどうしてこうも心の優しい利口者ばっかりなんでしょ。
拙い話を聞いてくださった礼としまして、最後にアタシからちょいとオマケを。

――坊ちゃん。嬢ちゃん。この常世では決して、アンタの本当の名前を口にしちゃァいけませんよ。
アンタらが持ってらっしゃる苗字と名前、それらをコッチの世界じゃ「真名」と呼びます。「真名」を知られれば支配される、なんて昔話か何かで聞いたこともおありでしょう。そりゃ紛れも無い真実だ。
神さんがたに真名を知られたが最後、アンタらは神さんがたの物にされちまう……現世に帰れないなんて生易しいモンじゃねェ、自分が何者だったのか。何処からやって来たのか。何処に帰りたかったのか……全部忘れて、ただ神さんの言うことを聞くお人形にされる訳だ。
アタシらはそれを知らんでしくじった。だからアンタらにゃこうして教えてやるんです。
良いですか、何遍尋ねられようと、真名だけは決して教えちゃいけません。そうして忘れても、いけない。胸のここんとこへ大事に大事にしまっとくんです。元の世界へ帰りたいんなら。
名を尋ねられたら……苗字だけか、名前だけ。それかあだ名でも答えてやんな。契約書も同じだ。


――あァあ、またお喋り雀になっちまった。くっちゃべってねェで仕事仕事っと……
そんじゃまァ、試しに一人や二人早速招いてみましょうか。こんな夜更けなんでね、ご質問や顔見せだけでも結構です。声が掛かりゃ万々歳。
そんじゃァ可愛い坊ちゃん、嬢ちゃん、何卒よろしくお願い致します。


>受付開始
>二人のカンナギを募集中

  • No.5 by 名無しさん  2017-03-24 01:56:36 

(/とても作り込まれた世界観に惹かれてやって参りました!参加希望なのですが、容姿は通常ならあり得ない髪色、等プロフ作成に際して禁止事項はありますか?)

  • No.6 by 送り犬  2017-03-24 02:40:32 

>名無し様

こんな夜更けによくぞいらしてくださいました!
手土産に有り難ぇお言葉までいただいて……ホント、眠い目擦って起きてた甲斐があるってもんです。

一応、カンナギ様は現世からいらしてますんで、桃色だの空色だのあんまりぶっ飛んだ髪の子はいねぇんじゃねえかなって思っとります。
ただ常世へいらっしゃった際に、神気にあてられるってんですか?人じゃねぇ物らの影響で髪や目の色がちょっとばかし変わるってのも有り得ねぇ話じゃねえと思うんですよ。
そこらのツジツマがキチッとあってりゃ虹色でも何でもドーンと受け止めて見せやしょう!

あとはまぁ……【カンナギについて】でもお話致しましたけども、坊ちゃんなのにお嬢さんみてぇな顔だとか、いかつい顔のお嬢だとか、性別のわからねぇ見た目はなるべく避けていただけりゃ助かります。

……いけねぇ、どうも眠気で口下手の阿呆に拍車が掛かってやがる……すいませんね、答えが足りませんでしたらまた何遍でも聞いてやってくださいませ!

  • No.7 by 匿名さん  2017-03-24 11:13:42 



名/ 雪代(ゆきしろ)
年齢/12

容姿/胸元までストンと伸びた真直ぐな黒髪。顔の横髪は顎の辺りで、前髪は眉の辺りでパツンと真っ直ぐに切り揃えている。下がり気味の目は本来黒の瞳だったが、常世へ来てから右の瞳が青色に変わっている。背丈は138糎で、華奢な体型。くるぶしまでの丈の赤地に桃色と黄色の風車柄の着物。帯は黒色。下駄の鼻緒は萌木色。
性格/天真爛漫で、感情表現豊かで表情がころころと変わる。お転婆というわけではなくのんびりとした空気を纏っているが、好奇心が旺盛なため色々な所へ赴きあらゆる物に興味を示す。

備考/明治の頃、貧しくも前向きで賑やかな両親に愛情を与えられ生まれ育つ。ある日、家を訪れた怪我を負ったひとりの男性を招き入れもてなしたところ、両親が殺され家財も盗まれてしまう。その後、数少ない親戚の家を転々とするがどこにも馴染めずに居た。ある日、井戸へ水を汲みに行くよう命じられ寄り道をした美しい川に魅入られ、以来頻繁にそこを訪れ心を癒していた。

指名/水分様


ロルテ/

今日は日が落ちるのが早いなぁ……。早く帰らないと、迷わされそう。
(普段は明るいうちに水を汲んで来るように言われるが、日が伸びてきたからと朝と晩の二度行くように命じられてから暫くのこと。いつも通り、少し早めの時間に家を出て川の畔にしゃがみ指で水に触れその心地よさを感じていると、視界が徐々に暗くなっていることに気がついて。顔を上げると橙の空と灰色の空の割合は後者の方が随分と占めており、水を汲んで戻る頃にはすっかり暗くなってしまうだろうと考えて慌てて立ち上がり。木桶を落とさぬようしっかりと両腕に抱えて、井戸を目指し駆け出して)


(/キャラ口調と迷ったのですが、背後から失礼致します。よく練られた和の雰囲気にすっかり魅了されてしまい、逸る思いをどうにか抑えてプロフィールを作ったのですが……不備等あるかもしれません。ロルテに関しては、時間帯こそその時にしてみたものの、常世へ迷い込んでからの方が良いのかと悩んだ末、未だ現世に残っている状態にさせて頂きました。問題があれば書き直して参ります。その他、相性等あると思いますので、何卒ご検討のほどよろしくお願い致します。)

  • No.8 by 匿名さん  2017-03-24 13:40:48 


名/月子(つきこ)
年齢/9歳(女性)

容姿/くるくるとあちこちへ跳ねてしまう天然パーマの髪明るい薄茶、長さは短くベリーショートに整えられており、前髪も太めの眉や額が出てしまう程の短いものを軽く斜めに流している。左のこめかみ辺りには樒の実のような八角の木製の髪留めを差している。幼さの残るどんぐり眼は髪と同じ薄茶の睫毛に囲われ丸い瞳は透き通るような薄青色。白い肌のひょろりとした体型で、身長は130cm程。
白地に赤の水玉模様の半襟に、冴える様な青地に古典的な絵柄の赤白の椿の花が描かれた着物を重ね、墨色の袴を履いた時代の流れを感じさせる和装。僅かに西洋文化の入り込む様を窺わせるように足元は焦げ茶の編み上げブーツを着用しており、胸元には母から譲り受けた西洋のコインのペンダントを密かに身に付ける。

性格/年相応の幼さが際立つ陽気な性格で、新しい物事への興味関心が非常に深い。物言いこそ聊か子供っぽいもののその中身は案外芯がしっかりしており、時には大人びた意見を口にすることも。その生い立ちからか時折外国語を漏らしたり日本語の表現が上手く出来ないこともあり、また多少お転婆な部分が目立つが挨拶や礼儀といった事柄はそれなりに躾けられている模様。一人遊びも好むものの言葉にしないだけでやはり心のどこかには寂しさが残るようで、そんな思いすら明るく活発な振る舞いで包み隠してしまうのはひとえに周りの手を煩わせたくないという自立心にも似た自己抑制の形。

備考/明治時代の生まれでその出自は貿易商を営む名家の末娘にして妾との間に設けられた子供、そのため髪や瞳など随所に異国の血を感じさせる特徴を持つ。仕事で海外に渡った父親が現地で過ごしている間に授かり、婚姻を結ばない上で親権を父親に所有させるという条件を大金と共に女性に提示したことでその引き換えに日本の本家へと連れ帰った。本妻との間に生まれた一人息子が居るものの体が弱く、本妻も高齢であったため言わば保険の役割を担っており、むしろ万が一がない限りは邪魔者でしかない立場にある。外聞を気にしてか女学校ではなく家庭教師を雇い、本家屋敷の中で自室として宛がわれた離れからも許可なく外出することが出来ない身。そのためか外の自由に憧れるあまり夜空に浮かぶ星に強い興味を持ち、唯一父に強請って授かった鈍い真鍮色の天体望遠鏡が宝物。
一人称として自ら付けたあだ名の「つっこちゃん」という呼称を用い、他人に対しても独自のあだ名で呼びかけることが多い。好きなものは星と金平糖、嫌いなものは無いと言いつつ茄子と牛乳が苦手。

指名/疫病神
ロルテ/
__誰も、つっこちゃんに会いに来なければいいなあ。
(山々の影に陽が沈み血を垂らしたような赤色が山並みを彩る逢魔ヶ刻、人気のない屋敷の離れからひっそりと遠ざかっていく影がひとつあり。その胸には小さな体には少々余る天体望遠鏡をしっかりと抱えており、離れの裏に広がる山道と言うのも憚られるような獣道をよたよたと危なっかしく登って行けば暫く行き屋敷の全貌が望めるほどまで来た頃に漸く後ろを振り返って。明かりが灯り人の気配のする母屋とは対照的な自身が生活する離れ、そこに訪れる者などたかが知れているからこそのこの小さな脱走に計画性などほぼ皆無、それ故の僅かに不安の滲む言葉をぽつりと漏らし。それでもその不安を堪えてまでこうして抜け出したのは星々が空から無数に零れ落ちるという今夜のため、自分を奮い立たせるように息をついてから再び屋敷に背を向けると、次第に夜へ近づく深い紺色の空を見上げながら先行く足を進め始め)

(/凝った世界観の設定に惹かれて参りました!昨晩顔見せだけでも可能、とのお言葉を拝見いたしましたので取り急ぎプロフィールの提出のみさせて頂ければと思い投稿させて頂きました。
不備等ないつもりで制作致しましたがもしおかしな点があればご指摘いただけると有難いです。また相性重視とのことで、もし主様のお眼鏡に適うようでしたらお相手願いたいです。
それでは何卒ご検討お願いいたします。)

  • No.9 by セイチャットファンさん  2017-03-24 13:52:27 



名/ 彩 ( イロ )

年齢/ 六歳
容姿/ 胸の辺りまでのロングの黒髪に眉上の前髪。まん丸の黒の瞳。身長110cm程で凹凸のない標準的な体型。膝下までの白いワンピース姿。
性格/ 年齢の割に大人びていて基本的に敬語で話すが感情の高ぶりによってその敬語が抜ける事が多々。好奇心は旺盛。いい子でいなければ駄目だと思い込んでりる節も。
備考/ 生きてる時代は平成。赤ちゃんの頃に両親共に他界しており親戚の家で暮らしているがその家にも同じくらいの子供が居るため幼いながらにいろいろと気を遣い、居づらさを感じている。
指名/ 疫病神

ロルテ/

…もうこんな時間。早く帰らなきゃいけないね。
( 普段と変わらぬ真っ白のワンピースに身を包み赤色の小さなポシェットを下げ軽快な足取りでお散歩を。ふと見上げた空はいつの間にかオレンジがかって来ておりこんな時間になるまで気が付かなかったのはいつもより暖かかったからか、それとも何か考える事があったからか。どちらにせよ早く帰らなくてはまた何か言われてしまうかもしれないとぽつり、焦燥の滲む呟きを誰に宛てるでもなく一つ落としては今持てる全力で家へと向かって駆け出し。ふと、何かに気付き止まる足。まん丸の双眼をより丸く見開いた先には見た事のない朱塗りの鳥居が大きくそびえ立っており、それが醸し出す禍々しいような神々しいような雰囲気は幼いながらにも感じるようでごくりと一つ唾を飲んだ後にそろりと片手を伸ばして )


(/綺麗な世界観だなと思い書き込みさせてもらいました。プロフは簡単なものになってしまい、ロルに関しては鳥居はもう見えて大丈夫なのかな?という不安がありましたが相性に問題が無さそうでしたらよろしくお願いします! )


  • No.10 by 水分様  2017-03-24 17:40:08 

>雪代

――それ程までに私の元に居たいと言うのなら。望み通り側へ置いてやろう。
(常世の陽も三途の川の向こう岸へとその姿を隠す時分。今日も今日とて現世と此処とを取り持つ囃子に鈴の音が谺する川辺にて、ふと髪を撫でるが如く触れる温みに水面へ目を遣れば其処に映るは朝な夕なと己の現身に戯れる見知った顔の幼子が。まるでとうに主を失くしたその川だけが寄る辺と言うように日々訪れる子の気配は薄く、現世に確たる縁や居場所を未だ持てずにいることを言外に示しており。遠ざかっていく姿に暫し逡巡した後、水面に映るその背を掴むようにして己が手を差し入れればそれは渦巻く大波となって現世の彼の身体を飲み込み"こちら"の川へと引きずり込んで。やがて水中の手に確かな手応えを感じ、グイと首根っこを掴み河岸へと引き上げては相手が水を飲んで溺れていない事を確かめてから「……お前は家人と寄り添うでもなく、友と戯れる事もせず、朝晩とただ物言わぬ私の元へ通っていたな。お前は――あのまま現世に居た所で一つの実りも得られまい。暫し此処へ留まり我等に尽くせ」唐突だが簡潔に、彼の身を思い起こした神隠しの理由と今後の身の振り方を重々しく教え)

(/素敵なカンナギ様をありがとうございます!勿体ないお言葉までいただけて光栄です。ロルテ含め不備等はございませんので、お時間の合う際には是非ともお相手をお願い致します!
また確定ロルで申し訳ありませんが、雪代様を強引に常世へ連れ込ませていただきましたので次回からは常世にいらっしゃる状態でお返事をいただければ助かります。よろしくお願い致します!)

  • No.11 by 疫病神/送り雀  2017-03-24 17:52:13 

>月子

――可愛い嬢ちゃん、あいのこの嬢ちゃん、人に会いたかねェのかい。
(御山というものは存在そのものが神域に等しく、逢魔ヶ刻ともなれば響く足音は化生の行進、灯る明かりは鬼火ばかりの異郷と化す。そんな所へ無謀にもズンズン入り込んでくる子供が居ればどんな者かと覗いてみたくもなるもので、鳥居の向こうからぽっかり暗い口を開ける獣道へ鳥に化けてパタパタ繰り出せばその先には何ともハイカラな出で立ちの幼女。その風貌もさることながら、闇夜を恐れず進む足取りにほぅと少しばかり感心するとその呟きに梢の上から一声返し「そんじゃァ誰もいない所へ連れてってやろう。そんなからくりが無くったって、禍ツ星を一等綺麗に見せてくださる方ンとこへ案内しよう――さァさお早く、着いてきな」凶徴たる流星はきっと例の凶事の神の元へと降り注ぐ。それを知っていて誘いをかけると彼女に抱かれる文明の生み出した玩具をケッと一度意地悪く笑い飛ばし、それから一足先に鳥居の彼方へ羽根を散らしながらゆうるりと飛んでいき)

(/素敵なカンナギ様をありがとうございます!不備等は一切ございませんので、お時間が合いましたら是非ともお相手をお願い致します。
また都合上初回のみ使いの雀に案内をさせていただきましたが、次回からはご指名通り疫病神を登場させますので何卒ご了承くださいませ!)

  • No.12 by 疫病神  2017-03-24 17:55:56 

>彩

……それ以上近づくな。後一歩でも動いてみろ、要らん病か祟りを貰うぞ。
(常世も現世も皆橙色に溶ける頃、この時分はあちらでもこちらでも夕焼けに目の眩んだ者がフラフラと迷い込んで来る。カンナギを呼び寄せる大鳥居もまた無遠慮に大口を開け"そうでない"子供らまで引き込もうとするのだから質が悪い、今日も一つ小さな足音が寄ってくるのに眉をひそめては突き刺すように低く吐き捨てて。無事それ以上は寄って来なくなった気配に密かな溜息を吐けば改めて鳥居の彼方に気をやり、歳の割に入り組んではいるが確かと結ばれている彼女と現世の縁を感じ取りもう一度溜息を零して「お前は……お前のような子供がこんな所へ来るんじゃない。そこには、お前の帰りを待っている者達がいるんだろう。……早く帰ってやれ」淡々と、今度は言い聞かせるように背後を指差しながら語りかけ「血で結ばれた縁など――お前が考えている程大層なものじゃない」最後にぽつり、と一言、垣間見た血縁の異なる者達と結ばれた縁とそれに纏わる彼女の気苦労を和らげるような捨て台詞を見送る小さな背に残し)

(/参加希望ありがとうございます!お褒めの言葉までいただけて光栄でございます。
今回は相性を考慮した結果、大変申し訳ないのですがお相手を見送らせていただきたいと思います。彩様が良縁に巡り合えますよう心からお祈りしております!)

  • No.13 by 送り雀  2017-03-24 18:22:27 


――いやはや、早速キレイな坊ちゃん嬢ちゃんらが迷い込んでくださってねェ、実に有り難ェ事です。

……しかしお気づきでしょう?どうもこの契約書、アッチコッチ虫食い穴だらけなんです。あんだけ口煩くどやした性別の欄まで消えてやがる。
流石の龍神様も坊ちゃん嬢ちゃんに焦がれるあまり浮き足だっていやがったんですかね、あァ嫌だ嫌だ……チョイと手直ししておきましたんで、今日からはコッチをお使い下さい。




【契約書】

名/
性別/
年齢/(女児は13、男児は14まで)
容姿/(簡潔でも可)
性格/(簡潔でも可)
備考/(明治~平成までの元いた時代、出自、その他)
指名/(最初に仕える神の名、或いは下男の名を記載すること。お任せも可)
ロルテ/(常世に迷い込んだ場面から)




そうそう。ご質問をいただきましたんで、初回の場面設定についても統一させていただきました。
気がついたら鳥居の前に立ってたんでも、山や川、どっかの細道から常世へたどり着いた場面でも何でも構いませんで、どうぞよろしくお願い致します。

ただでさえ頭のこんがらがる御話だってのにねェ、何遍も何遍も迷わせちまってホント申し訳ございません。
口下手阿呆の送り犬にゃ後できつゥく言って聞かせますんで。わかんねェ事がおありでしたら、アイツじゃなくアタシに遠慮無く聞いてやってくださいよ。

  • No.14 by 名無しさん  2017-03-24 19:28:15 


名/ミズキ
年齢/10歳 男
容姿/やや癖のある黒髪と伏し目がちな瞳。前髪が長く、目にかかっており角度によっては目が隠れて表情がうかがえないことがある。やや神気の影響を受けたのか瞳の色は色素が薄くなり、琥珀色に見える。まともな栄養を取ってこなかったのか同年代の子供と比べると幾分か小さく、色白で痩せ身。服装は地味な水色の単衣と紺色の袴に裸足。
性格/物静かで大人しく、感情の起伏があまり無い。口数は少ないが全くの無口というわけではなく、多少の人見知りはするものの、慣れれば意外と饒舌。
備考/生まれは明治。独自の風習の残る閉鎖的な村に双子の弟として生まれるが、その村では双子の存在は忌み嫌われたため、両親兄弟共々村人から迫害を受ける。現世には帰りたくないと思う反面、両親や兄弟のことも気がかりなようす。

指名/ 鬼神様
ロルテ/…ゆーやけこやけでひがくれて…
(西に傾いた太陽が世界を黄昏に染める、逢魔ヶ刻と呼ばれる時刻。辺り一帯を見渡せる一等高い樹の上に登り、時折強く吹く風に乱れる髪を鬱陶しく思いながら黄金の輝きが山々の向こうに消えていく様をじっと見つめ。太めの枝に腰掛け足をぶらぶらと揺らしながら、幼い頃に母親が歌っているのを聞いた童謡の歌詞を小さく口ずさみ。僅かに残る懐かしい記憶にそっと目を閉じて)

(/>5のものです。プロフ完成いたしました!簡素なものしかできなくてすみません。合わなければ切ってくださっても構いません。)

  • No.15 by 鬼神様  2017-03-24 22:15:18 

>ミズキ

山の――鐘がなる前に帰らにゃあいけん、悪い鴉がさらいに来るけんのぉ。
(神隠しは鬼ごっこか隠れん坊、あの子が欲しいと取っ捕まえてさらうが勝ちの一人相撲。今日も今日とて鬼さんどちらと茜色の古びた村まで右へ左へ千鳥足を伸ばし、いたいけな歌につられて顔を上げた巨木のてっぺんにちょうど良い子の影を見つけてはドンと一蹴り幹に叩き付け、柿の実でも落とすように落ちてきた小さな体を受け止めて。腕の中の少年へ捕まえた、とばかりにニイッと笑みを向けるが“――あぁ、こりゃあおえんがな“とすぐに落胆の声を上げ。「えぇ塩梅じゃ思うたが、ぼっけぇ因果が絡んどる。半身がこっちにおるんじゃぁ連れては行けん、勿体ねぇわ」おそらくは両親と、魂を分けた双子であろう兄弟との固い縁。それがカッチリ相手を現世に縛り付けていることに気づいて譫言めいた嘆きをぼやき、勿体ない勿体ないと繰り返しながらそっと地面に下ろしてやって。しかしタダで帰すのもまた惜しく、目元の紅を拭った指先で相手の白い手のひらに何やらキュッキュと模様を描けばもう一度ニヤリと意地悪く笑い「――ええ歌聞かせてもろうた礼じゃ。これでもうおめぇは虐められん……虐めた奴にゃバチが当たるでな」相手が纏う不幸の匂いを払うようにまじないを一つ手土産として、夜のとばりに溶けかけた家々の方へ早う帰れと背中を押して)

(/改めまして参加希望ありがとうございます!当方の拙い説明を上手くpfに組み込んでくださり感謝しております…!
ですが性格等の相性を考慮し、消極的なお子様では少々話を進めづらいため、申し訳ありませんが今回はお相手を見送らせていただきたいと思います。このようなトピックに興味を持ってくださり本当にありがとうございました!)

  • No.16 by 送り犬  2017-03-24 22:29:48 


やれやれ、夕餉の後始末に雀の説教までついてきたんじゃ夜が明けちまいやす……あっしだってカンナギ様んとこへご挨拶に伺いたかったのになぁ。もう皆様寝ちまったんじゃねぇでしょうか……あ、まだ起きてらっしゃいますか?そうですかそうですか!いやぁー良かった良かったぁ!

っつーわけで、うつらうつらっとしてくるまでで構いませんでどなたか一人か二人、神様がたの夜更かしに付き合ってくださるカンナギ様を募集してみようかと。
眠くなっちまったらそのまま寝ちまって良いですからね!皆々様どーぞよろしくお願い致します。


>二名のカンナギを募集中

>契約書随時受付中

  • No.17 by 月子  2017-03-24 22:45:22 


>送り雀
つっこちゃん、誰にも会いたくないんじゃないよ。誰かがつっこちゃんに会いに来ちゃったら、お部屋に居ないの分かっちゃうから嫌なんだよ。
(山道を懸命に歩んでいれば何時からだろうか、獣道のような鬱蒼と茂っていた木々や草花が徐々に道を開いていくのをそれが道として形を成したところで漸く気づき。屋敷の裏山にこんな道があっただろうか、そう不思議に思うより早く意識に入り込んだのは見知らぬ人の声で焦りを滲ませながら聞こえた方向へばっと勢いよく顔を上げればそこに居たのは屋敷の者どころか人ですらない、枝に留まる一羽の鳥で。何故鳥が話すのか、なんて疑問より先に口から零れたのは掛けられた言葉への否定と訂正、それと共にかの鳥の居座る樹木の元へと歩み寄っていき。「ぴっち、つっこちゃんにお星様見せてくれるの?うふふー、つっこちゃんお星様大好きなんだよ!」明らかに異様な状況であること位流石に分かるのに仄かな恐怖心よりも心を強く占めてしまったのは相手からの魅力的な誘い文句の方で、星の一言にぱっと瞳を輝かせると恐らく鳥はピチピチ鳴くからだろうか、間の抜けたあだ名と共に嬉しそうに弾んだ声を響かせて。嬉々とした様子で仄かに頬を染めながらぎゅっと宝物の天体望遠鏡を抱きしめると先行く導き手の鳥を追い、目先の誘惑に気を取られたまま見知らぬ鳥居の連なる道へと夢中で駆けだして)

(/本体よりのお声掛け失礼いたします。
プロフィール受理の件ありがとうございました、改めてこれからよろしくお願いいたします!
ご案内頂いておりましたので其方へのお返事を続けさせて頂きました、もしお手隙とのことでしたらお相手お願いいたします。)

  • No.18 by 雪代  2017-03-24 22:46:52 



名/雪代(ゆきしろ)
性別/女
年齢/12

容姿/胸元までストンと伸びた真直ぐな黒髪。顔の横髪は顎の辺りで、前髪は眉の辺りでパツンと真っ直ぐに切り揃えている。下がり気味の目は本来黒の瞳だったが、常世へ来てから右の瞳が青色に変わっている。背丈は138糎で、華奢な体型。くるぶしまでの丈の赤地に桃色と黄色の風車柄の着物。帯は黒色。下駄の鼻緒は萌木色。
性格/天真爛漫で、感情表現豊かで表情がころころと変わる。お転婆というわけではなくのんびりとした空気を纏っているが、好奇心が旺盛なため色々な所へ赴きあらゆる物に興味を示す。

備考/明治の頃、貧しくも前向きで賑やかな両親に愛情を与えられ生まれ育つ。ある日、家を訪れた怪我を負ったひとりの男性を招き入れもてなしたところ、両親が殺され家財も盗まれてしまう。その後、数少ない親戚の家を転々とするがどこにも馴染めずに居た。ある日、井戸へ水を汲みに行くよう命じられ寄り道をした美しい川に魅入られ、以来頻繁にそこを訪れ心を癒していた。

指名/水分様


んう……あなた、だあれ?
(駆け出したと思ったところで首の辺りを引かれ。そのままバランスを崩し、抗う間もなく水へ引き込まれれば体がふわりと浮遊するような感覚。体へ入った水のせいで鼻と喉がツンと痛んだが、目を開いた時にはいつもと変わらぬ体の重さ。ゴシゴシと手の甲で数回目を擦ってから、目の前に映る鋭い金の瞳と、流れるような美しい青い髪にほうと魅入り。どこか懐かしいような心地がするのは気のせいだろうか。さっきまで居た川辺とは全く異なる建物や空気にきょとんと瞬きを数度繰り返し、くるりと首を回して辺りを見回し。「わたし、水を汲んで行かないと!」はた、と自分に課せられていた役割を思い出せば慌てて立ち上がるけれど、帰り道の分からぬ状況に戸惑い困ったように眉を下げ)


(/参加の了承とロルの誘導、重ねて感謝致します!プロフィールですが、改めて新しい形式の物で書き直しをさせて頂きました。早速ですが、お相手頂けると嬉しいです!)

  • No.19 by 疫病神/送り雀  2017-03-24 23:17:25 

>月子

――っ……成る程、お前が"つっこ"か。大方妙な鳥に騙されてついて来たんだろう……無用心にも程がある。
(今宵は空より星の落ちる不吉な夜、そんな夜だから疫病神の縁を取り持つには良い日だ何だと言いながら使いの雀が現世へ飛び立ってもう半刻ほど。赤黒く淀む夕空と血染めの花が禍々しい常世の本性を覗かせる景色の中その帰りをボンヤリ突っ立って待っていればおもむろにヒュンッと烏の姿がすぐ隣を横切って"ハイハイ、ぴっちがつっこちゃんをお連れ致しましたよ"などと訳の分からぬことを言いながらそのまま橋の向こうへ飛んでいき。眉をひそめつつ遠く現世へ連なる鳥居を覗いてみたその途端、何者かがトンッと己の腹の辺りへ飛び込み驚いて見下ろせばそこにいたのは何やら異国の香りの濃く香る少女。抱える固い物は玩具の類だろうか、思わず触れて確かめそうになるが厄神が生身の子供に触ったら何が起こるかわかったものではない。慌てて振り払うように体を離すとかの鳥の言葉をようやく理解し疎ましげに口にして「此処はお前達人間の住む所じゃない。……帰りたければ今のうちに帰れ」本当は迷い子でもない限り行き来させることは禁じられている。しかしどういういきさつかはさておき、無邪気に楽しげに駆けてきた子供を連れ去るのはあまりに哀れでついぽつりと吐き捨てて)

  • No.20 by 水分様  2017-03-24 23:51:50 

>雪代

……お前が今し方覗き込んでいた川があるだろう。その川の主が私だ。もはや昔の話だが、守り神であると捉えれば良い。
(呆けて此方を見上げる顔によもや泣き出すかも知れぬ、と険しい顔つきに一層力の張ったのも束の間。此処は何処でお前は何者だと無知に周囲を見渡す素振りに不思議と怯えの色は無く、忙しない様子を鎮めるように凛と響く声音でまずは己の正体を教え。それから帰り道を探して右左と揺れる頭に龍の爪持つ手を置いて落ち着かせ「今宵よりお前の務めは水汲みではない。この常世に御座す神々へ――私へ仕える事が新たなお前の仕事になる。家へは暫く帰してやれんが、此処で確と奉仕を果たせば富や才、望みの褒美を持って帰れるだろう」やはり淡々と刻み込むように言葉を並べ、既に己等の神気へ当てられたか瑠璃の色を浮かべる片目を僅かに同情の眼差しで見下ろし「……お前は、現世の者と上手く縁を結べずに居ただろう。故に私が此処へ招いた。あのまま現世へ留まるよりはその方がお前の為になる、と」親との縁を断ち切られ、残る身内との繋がりも薄い。そんな現世をさ迷うよりかは此処へ来て幾許かの幸を得た方が先々の人生に恵まれるであろう、そう先刻抱いた考えを嘘偽りなく打ち明けて)

(/プロフィールの修正有り難うございます!そして申し訳ありません、先ほどのロルにて雪代様を男性と勘違いしてしまい「彼」と描写しておりました…!可愛らしいお嬢様に大変失礼致しました。今後そのような事がないよう気をつけますので、改めてよろしくお願い致します。)

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