サイノカミ 2017-03-23 21:54:40 |
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>雪代
――それ程までに私の元に居たいと言うのなら。望み通り側へ置いてやろう。
(常世の陽も三途の川の向こう岸へとその姿を隠す時分。今日も今日とて現世と此処とを取り持つ囃子に鈴の音が谺する川辺にて、ふと髪を撫でるが如く触れる温みに水面へ目を遣れば其処に映るは朝な夕なと己の現身に戯れる見知った顔の幼子が。まるでとうに主を失くしたその川だけが寄る辺と言うように日々訪れる子の気配は薄く、現世に確たる縁や居場所を未だ持てずにいることを言外に示しており。遠ざかっていく姿に暫し逡巡した後、水面に映るその背を掴むようにして己が手を差し入れればそれは渦巻く大波となって現世の彼の身体を飲み込み"こちら"の川へと引きずり込んで。やがて水中の手に確かな手応えを感じ、グイと首根っこを掴み河岸へと引き上げては相手が水を飲んで溺れていない事を確かめてから「……お前は家人と寄り添うでもなく、友と戯れる事もせず、朝晩とただ物言わぬ私の元へ通っていたな。お前は――あのまま現世に居た所で一つの実りも得られまい。暫し此処へ留まり我等に尽くせ」唐突だが簡潔に、彼の身を思い起こした神隠しの理由と今後の身の振り方を重々しく教え)
(/素敵なカンナギ様をありがとうございます!勿体ないお言葉までいただけて光栄です。ロルテ含め不備等はございませんので、お時間の合う際には是非ともお相手をお願い致します!
また確定ロルで申し訳ありませんが、雪代様を強引に常世へ連れ込ませていただきましたので次回からは常世にいらっしゃる状態でお返事をいただければ助かります。よろしくお願い致します!)
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