執事 2017-03-14 17:33:58 |
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…落ち着いた?(相手が擦り寄ってくると心地の良い甘い香りのする髪に己も顔寄せて、可愛くないと思って居たもののほんの少し同情を混ぜながらも可愛いと思え、そっと声をかけて)
うん・・・(ゆっくり深呼吸をして目を閉じもう1度擦り寄ると緊張が解れたからかお腹がなり)え、あっこ、これは・・・っ(恥ずかしくて頬を真っ赤に染めてこんな顔を見せたくないので咲李の胸板に顔を埋めるようにして)
お腹空いてんなら何か作るけど、何食べたい?好きなの作る(にまにまとした笑み浮かべよしよし、と髪を撫で堅苦しい口調は外し折角だから甘えさせたくて)
えっと・・・お、オムライス・・・(まだ頬が赤くなってるので目を合わせないようにしながら髪を撫でられるくすぐったさに目を細め小さい声で呟きまともに食べていなかったので久しぶりのオムライスを考えるとまたお腹がなり)
ん、ちょっと待ってて(可笑しそうに呟けば相手のお腹ぽんぽん、と撫でまるでそこに言っているようで、体を離させれば立ち上がると部屋の中に設置されたキッチンへ入っていき)
うん、待ってる(お腹を優しく撫でられたことが恥ずかしくてまた頬を染めるが気を紛らす為に本を手に取り読書しようとして)・・・料理、出来るんだ(小さく呟けば「執事だから当たり前か」と思いじーっと咲李の後ろ姿を眺めて)
お待たせしました(数分後、リクエストされたオムライスにコーンスープ、サラダを付け盆に乗せて戻ってくると、相手の前のテーブルに並べて)
す、すごい・・・っ!(目の前の豪華な料理に目をキラキラさせ、ついよだれがこぼれてしまうのを我慢し、いつ食べてもいいのかとうずうずしながら咲李を見て)
、…どうぞ(食べる前から喜び表現する相手に、今までの主人とはまるで違うく思い新鮮さに思わずじーっと見てしまうものの、視線が合えば食べてもいいと上記呟き)
いただきますっ(食べてもいいと言われればすぐにオムライスを食べてその美味しさに頬が緩み)す、すごく美味しい・・・っ(あまりの美味しさに口にケチャップがついたのにも気付かず食べ続けて)ほんとに美味しい・・・咲李、ありがとう(咲李を見てやわらかく微笑みまた食べ始めて)
これまで…此処には一人で?(ただ当たり前の事をしただけで己には勿体無いくらい喜ぶ相手を見詰めて、側に腰降ろせば口元についたケチャップを拭ってあげてから問い掛けて)
んむ・・・うん。執事もいたけど皆優しくなくて、仕事放棄してた人もいたし・・・両親が厳しかったからあまり優しくされたことなくて・・・(少し俯くとまたオムライスを食べはじめて)でも、僕は本を読めたらそれで良かったから屋敷を追い出された時は別に良いかなって思ってたんだ(あったかいスープを飲み少し息を吐いて目を閉じて)
今は・・・寂しい。森の中だからすごく静かだし、1人がとても怖くて・・・(本音を言ってしまったと気づいた時にはもう遅くてこんな弱音を吐いたら嫌われるかもしれないと不安になりながら泣きそうな瞳で咲李を見て)
…そうだよな、俺だって一人は寂しいと思う。今まで良く耐えた、偉いな(来る道中、こんな森の奥に屋敷なんて、と考えていたのもあり相手の言葉にもすぐ納得いけて、不安そうな瞳に見詰められればあっさりな口調と共にそっと髪を撫でてやって)
・・・褒めてくれるの、咲李だけだよ・・・(褒められたのが嬉しくて頬を染めて涙目で微笑み、この人になら本当の自分で接しても大丈夫だと思い)本当はね、僕甘えん坊だし寂しがり屋で1人なんて絶対に嫌だったんだけど両親にそんな事言ったら怒られちゃうから・・・でも咲李は優しくしてくれるから本当のこと言ってもいいよね?寂しいなら寂しいって言っても、怒らないよね・・・?(顔を近づけ上目遣いで咲李を見ると長い髪が揺れて)
怒らない。どうして、寂しいってのを怒る必要あんの(髪を撫でていた手をそっと離し顔を近づけてくる相手をただ真っ直ぐ見詰めながら淡々と話して)
(真っ直ぐ見つめられて頬が赤くなりつい目をそらして)わ、わからないけど・・・僕の両親はよく怒ってたから・・・ダメなことなのかなって(怒っていた両親のことを思い出し俯いて)
それは、間違ってる…まぁ、雇い主の事を否定するの…、てか干渉するの駄目なんだけど、それは違うから(間違った育て方のせいで、今相手はこんなにも不安そうなのに、そう思いながら違うと否定し)…だから、寂しいとか、思ったら言えばいい(俯く相手の目元を隠す前髪を指で掬うと上まで少し上げさせ、表情よく見えるようにして)
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