( 殺戮の天使 / NL / ｻﾞｯｸ募集 )

...うん。 ( 彼の背中を眺めながら一歩後ろを歩いて行くも、まだ寝ぼけているせいで歩く速度が遅く、彼との距離は離れていく一方で。時折駆け足で追いつくも、また直ぐに離れてしまい。彼に迷惑を掛けてはいけないと必死についていき。 )

あ？んだお前寝ぼけてんのか？(後ろを振り向くと相手との距離が空いていて急いで駆け足で来てるのを見ていつもの調子ではないけど休憩もしてるから疲れてるとは思わずそう問いかけて「たく、しゃあねーな」と呆れたように言いながら相手の手ではなく手首を掴んで相手に歩幅を合わせてあげて

...ごめんなさい。 ( また迷惑を掛けてしまったと謝罪の言葉を呟きながらも、此方のペースに合わせてくれるのが何となく嬉しくて。掴まれた手首をじっと見据えれば、もっと彼の役に立てるように頑張ろうと密かに意気込み。 )

おー、お前を置いて言っても俺だけじゃどうせ詰まるからな(彼女を置いて言ったとしてもこの先に進むのも無理だろうと考えているのでお礼を言われる理由もないと言う照れ隠しなのだろうかそう言って

...うん。 ...けど、私一人でもきっと詰まる。 ( 素直な気持ちを伝えるだけだというのに、何だか擽ったくて不思議な感覚がする。お互い必要としている関係性に居心地の良さを覚えつつ、いつか彼が満足してくれるような笑顔を作れるようにと思いながら自分自身の頬に触れて。 )

ああ、そうだろうな。お前1人だとすぐ死んじまいそうだもんな(ニヤッと笑いながら今までの彼女の行動を思い返して見ても自分の身は自分で守れるタイプでも無さそうだと思い相手が自分の頬に手を触れてるのを見て相手が最高の笑顔を見せるのを想像しては少し楽しそうにまた笑い

ｻﾞｯｸに殺してもらわないと...、 ...困る。 ( にやつく彼とは反対に、眉を寄せつつ困った様子を見せ。此方を見て楽しげに笑う彼の様子に首を傾げれば、今上手く笑えているのだろうかと勘違いし、口角を上げるも相変わらず瞳は暗いまま。 )

おーおーちゃんと殺してやるよ。お前が本当に笑えるようになったらな(相手を見ると口角を上げて笑ってはいるのだがあいも変わらず目が死んでいるので相手をちゃんと殺すと言いながら相手の頭にチョップしながら言って

...痛い。 ( 上げていた口角は下がり、何処か不服そうな表情を浮かべ。痛みはそれ程感じなかったものの、己の頭を撫でながら痛みを訴え。此方からもやり返してやろうかと珍しく反抗の意思が芽生えるも、身長差のせいで仕返しをしようにもいい案が思い付かず。ひとり考え込むように視線を伏せて。 )

これくらいなんともねーだろ(相手の不服そうな顔を見てケラケラと楽しそうに笑いながら視線を伏せた相手を見て拗ねてんのか？と考えて少ししゃがんで相手の顔を覗き込み

...仕返し。 ( 考え込んでいると突然目の前に現れた彼の顔。何故だか鼓動が速まる。きっと驚いたせいだろうと自分自身に言い聞かせつつ、彼の頬を軽く摘んで。仕返しをすることが出来て満足した上に、頬を摘んだことによって歪んだ彼の顔が面白くて、自然と己の表情は綻び瞳には僅かではあるが光が宿り。 )

ああ？何すんだよ(相手が頬を摘んで来たことに少し驚いて先にこっちがしてたにも関わらず相手の頬を少し引っ張ろうとしたが相手の目に少し光が宿った笑顔を見て一瞬固まりニヤッと笑っては少し嬉しそうに相手の頭を乱雑に撫で

っ...、な、何...? ( 抵抗されるのかと思いきや、乱雑に撫でられ戸惑いを隠せず。いつもの表情に戻ってしまったが、良い笑顔ができたという自覚は無いようで。乱れた髪を軽く整えながら疑問符を浮かべ。 )

お前今の笑顔はなかなかに良かったぞ(相手が戸惑ってる様子を見て無意識の笑顔だったのだと気付き嬉しそうに相手に教えては折角相手が直してるのにも関わらずもう一回相手の髪をクシャと撫でて

あ...。...ありがとう。 ( 折角整えた髪がまた乱れ眉間に皺が寄るも、嬉しげな彼を見ていると不思議と此方まで嬉しくなってくる。何故だか頬が熱くなっていくような感覚を覚えるも、嫌な気はしない。ぽつり、と彼に届くか否かという程の小さな声音で礼を述べて。 )

あ？なんか言ったか？(相手がせっかく言ったお礼の言葉を声が小さかったせいか聞き取れず相手の頬が少し赤くなってるのを見て熱でもあるのかと少し考え込んで

...ううん、たいしたことじゃないから。 ...行こう、ｻﾞｯｸ。 ( もう一度同じ事を言うのは気恥ずかしくて、首を横に振りながら返答。顔の熱が早く冷めるようにと、敢えて話を逸らしながら前を向き。その己の表情はいつものように暗いものではあるが、心なしか少しだけ晴れやかに見えるような。今度こそ乱れた髪を整えながら彼の方を見上げて。 )

ああ？なんだよ…まあ、良いけどよ。おら、さっさと行くぞ(少し話をはぐらかされた感はあるがまあ大した話でもないみたいだし良いかと考えて見上げてくる相手を見ては少し明るく表情がなった気がしてニヤッと笑っては行くぞと今度は相手にスピードを合わせて歩き出し

...ｻﾞｯｸ、 ...私に出来ることなら、何でもするから。 ( 何かと此方のペースに合わせてくれる彼に感謝をしながらも、何かお返しが出来たらと思うばかりで。自分のペースで歩きながら、不器用ながらも精一杯の気持ちを言葉にし、伝え。 )

おー！しっかりと役に立ってくれよな！(相手がお返しの気持ちで言ってる事など露知らず役に立つ代わりにという約束を思い出しては相手に役立ってもらわないと困るので元気そうにいって