...ううん、たいしたことじゃないから。 ...行こう、ザック。 ( もう一度同じ事を言うのは気恥ずかしくて、首を横に振りながら返答。顔の熱が早く冷めるようにと、敢えて話を逸らしながら前を向き。その己の表情はいつものように暗いものではあるが、心なしか少しだけ晴れやかに見えるような。今度こそ乱れた髪を整えながら彼の方を見上げて。 )