* MEZZO”の２人 * ≪ アイドリッシュセブン / BL ≫

……俺には妹がいるんだよ。( 自分が相手に触れても対抗する行為を見せない相手にそっと呟いて。「もし、あんたが誰かに言ったら妹が…危険な目にあうかもしれないから」危険な目とは、無論狼を退治する村を守る猟師のことを言っていて相手を見据えると真剣な眼差しで。 )

…分かった、絶対に言わないよ。（相手が真剣に此方に話しかけていると分かれば、なぜ獣が言葉を話せるか、妹は狼なのかなどという疑問は全く頭に浮かばず。こちらも返すように相手の目をしっかりと見て上記を述べれば）

！ほ、本当か…？( しっかりとこちらを見て述べる相手に頭に生えた耳をぴくんと動かしながら期待した目で見て。「本当に誰にも言わない？絶対、絶対だぞ…！」更に念をおすように相手にのべて。 )

うん、絶対だよ。約束する。（まだ完全に緊張を解いたわけではないが、顔を捕まえれながらも少しだけ微笑み優しい音色で上記を述べながら、妹を大切にする優しいお兄さんなんだなと思い）

…！…なら、あんたのこと乱暴には扱わないよ( 相手の表情が和らいできたのを己の瞳で見るとどきりとして。相手を手から離すと食ったりはしねぇよ、と安心させる声をかけて。 )

あ、ありがとう。（体の拘束を解かれ相手の言葉にも安心したように礼を述べれば、おずおずと「君は狼なのかい？」と尋ね）

…そーだよ。俺は人間じゃない…( おずおずと尋ねてくる相手にそう返答すれば「環だ」と自ら名前を相手に教えるように述べて。 )

環、くん？いい名前だね。（狼でも根は優しいのであろう相手の名前を聞けば、笑いかけながら優しく上記を述べ。「僕は壮五だよ。」と相手の短い自己紹介に返すように自分も名を名乗れば）

ん…。じゃあそーちゃんで( いい名前だと相手に言われれば機嫌もよさそうで。相手の名前を知ると勝手にあだ名をつけては「なんか赤ずきんかぶってて女々しいし」と自分の印象を述べ。 )

な…！？女々しいって、これは大切な赤頭巾なんだ！（相手の言葉に頭巾を小馬鹿にされたと思えば、眉を寄せて上記を述べ不機嫌そうな顔をしながら頭巾の端を掴んで顔を隠すように俯けば）

えー…。…でも男がかぶってると女々しく見える。( そんなに気にされるとは思っていなかったが思ったことを素直に述べては顔を俯かせる相手をじっとみて )

……。（これは今から見舞いに行く祖母から貰ったものだ、と言い返したかったが、何も言わずに押し黙りただ頭巾の中からじとりと視線を送れば。驚いた拍子に落とした籠を拾いあげ「僕急いでるんだ」とそそくさとその場を立ち去ろうとし）

！そーちゃん？それ持ってどこ行くんだよ( 強い視線を頭巾の中から見上げられると訳もわからなさそうで。籠を拾い上げてこの場を去ろうとする相手を呼び止めては興味ありげに首を傾げて。 )

…お見舞い。早く行かないと。（きょとんとこちらを見る相手に絶対分かってないなとさらにむっとすれば、不機嫌そうに上記を述べ。時間も余裕があるにも関わらずぱっと背中ければじゃあね、と別れるように軽く手を振って）

あっ……待って。( 相手が自分に対して機嫌悪そうに接するのを見るとこちらも相手を見据えて。そのまま相手に逃げられるのはいやだ、と相手の背を追いかけるように近寄って。 )

環くんのこと、誰にも言わないから大丈夫だよ。（誰かに狼がいたと言われるのではないかと焦っているのか、ちらと相手を見れば上記を述べてまた再度ひらひらと手を振って歩き出そうとし）

…本当…？( 相手が自分にそう言い聞かせるとそれは本当なんだな、と感じて。「じゃあ、俺もいく」納得した後にすぐに話を切り替えると籠をもった相手がどこへいくのか気になり。じっと相手を見据え。 )

え、いやいやいや…駄目だよ…（相手の問いかけに一度こくりと頷くも、続けられた言葉に驚いたように相手の方を見て。今さっき人にバレたくないと言ったばかりじゃないか、と上記を述べた後言葉を続ければ）

…でも、気になるし…。( 相手に拒否をされるも好奇心は収まらず。広い森の中、他の狼に襲われたりしないだろうかと心配して。ちらちら、と相手が持ってる籠を見てはなにがあるのかも気になり。 )

…でも、気になるし…。( 相手に拒否をされるも好奇心は収まらず。広い森の中、他の狼に襲われたりしないだろうかと心配して。ちらちら、と相手が持ってる籠を見てはなにがあるのかも気になり。 )