未来地図(非募)

（／　当日へ時間を飛ばしておきますね…！、）


（それから三日後。約束の時間まであと1時間。未だ何を着て行こうかと悩んでいて。先日、たまたま会う機会のあった友ちゃんに付き合って買ってもらった何着かの服。仕事の見学なのだから浮かれすぎず、かつ可愛い服をと。ようやく決めて着込めば時間まで、あと30分しかなく、「あわわ、翔君が来ちゃう…！」慌てて髪を整えるために洗面台へと向かって行って、）
　

（／　上げておきますね、！）
　

今日の俺のファッション大丈夫か...
(　仕事に行く用意は終わっていたが、行為を抱いている相手と行くため服装が変に思われないかとソワソワしながら鏡の前でウロチョロしており、「あっ、もう10分前か。七海を待たせるのも悪いからそろそろ行くか。」チラッと時計を見ると鏡の前に立ってからもう20分も進んでおり、少し焦りながらももう一度自分の姿を確認し頷くと仕事で誰もいない部屋にいってきます、と声を掛け彼女の部屋へと足を進め、　)




(／　返信が遅れてしまい申し訳ございませんっっ！！！忙しかったとはいえ貴方様に何もご連絡できず....本当にごめんなさい。漸く落ち着いたのでこれからは頻繁の返せると思いますっ！　)

　　
なんとか間に合った…かな。
（髪をキレイに整えて、ついでにいろいろな身支度を終わらせる頃には約束の時間まであと少しになっており、どうにか時間には間に合いそうだと安堵の息を吐いて。きっとそろそろ彼も来るだろうからおとなしく待っておこうと鞄を隣に置いてソファに腰掛けて。そういえばと、改めて思い出すとこうやって彼の仕事現場に行くことは初めてだなと。ドラマだと言っていたし、画面越しではない別の姿が見れるのかななんて想像するれば、会う前だというのにどきどきと心臓の音がなっていることに気づいては、これから大丈夫だろうかなんてため息を、）




（／　いえいえ、大丈夫ですよ！、お忙しかったのならば仕方がないですし、連絡ができないほど忙しかったのかと思えば、全然平気です。でも、病気だとかそういうのじゃなかったのならば一安心です。そうですか！、了解しました。けど、あまり無理はなさらないでくださいね？、）
　

5分前か、入っても大丈夫か？
(　腕時計を見て5分前ということを確認し、チャイムを鳴らしても大丈夫だろうかと一瞬考えるが押さなければ何も始まらないだろうと彼女の部屋のチャイムを鳴らし、彼女が出てくるのを待ちながら自分の身なりの最終チェックをし始め、彼女はなんて言ってくれるのだろうと一人で想像し、いい反応だったらいいが、もし悪い反応で会ったら自分は今日一日どうやって行こうかと勝手に落ち込んでおり、　)


(／　ありがとうごいます。。。。本当にお優しい方でっっっ！！！！病気には全然かかってないのでご安心ください！！めっちゃ元気ですっ！
今のやり取りにひと段落ついたらCCでもしますか？まだ続けたいというのならそれでも全然かまいませんっ！　)

　
　
…あ、翔君だ！
（特に何もすることなく時間まで暇を持て余していれば鳴り響くチャイムの音。時間を見れば約束の時間まで5分前。時間に余裕を持って行動するなんてと少し感心しながら鞄を持ってドアを開けて。見えた彼の格好は普段よりもかっこよく見えて、一瞬挨拶するのも忘れてしまって魅入ってしまい。「…あ。えっと…、おはようございます。翔君」ようやく我に返れば少し恥ずかしそうに笑いながら、朝の挨拶を、）

　

（／　そうですか！、それなら安心しましたー。本当に良かったです…。
私はどちらでもいいですよー。でもせっかくの申し出ですもんね。一段落したらCCしましょう！、どのキャラにしましょうか？以前、話していたトキヤと音也にしますか？、）
　

あっ、あぁ。おはよう、七海！
(　鳴らしてからすぐに彼女が出てきてくれ、姿を目に納めると一段と可愛く自分の目に映り自分のために選んでくれたコーディネートだったらいいなと秘かに思い、自分の格好は変に思われてないだろうかと彼女の様子を伺い「そろそろ、行くか...遅れても困るしな！」とりあえずどうしたらいいかわからなくなり、声を掛け、　)


(／　そうですね、前に言っていたのでその二人にしましょうか！翔君と春ちゃんの終着点はどうしましょうか？　)　

　　

　
それもそうですね。…あの、翔君。
（行こうと声をかける相手に肯定の返事を返し。けれど、どうしても格好良いという一言を伝えたくて控えめに彼の服の裾を摘んではくいと引っ張り、「今日の翔君、すっごく格好良いです。なんだか、何時もより輝いてみせます」その青色の瞳を見つめながら一息に感想を述べた後、恥ずかしさからは耳まで赤く染め上げれば掴んでいた服から手を離して、「そ、それじゃあ、行きましょうか！」話題を切り替えるかのように告げれば先に歩き出して。）


（／ですね！。うーん…以前、翔君のロルで告白云々と書いてありましたので、撮影の見学が終わり、その帰り道に告白して、付き合うことになる…という所で区切りますか！）
　

...どうかしたか？
(　彼女から肯定を貰い歩き出そうとしていると、服の裾が引っ張られ不思議に思い彼女の方を振り向くと、耳まで赤く染めて自身の服装の感想を一生懸命伝えてくれている彼女の姿を見て、一瞬ポカンとしてから言葉の意味を理解すると自分も顔を真っ赤に染め、慌てて先に歩きだしてしまった彼女に追いつくと肩に手を置き、そっぽを向くと「...七海もいつにも増して可愛い...な。」と感想を述べ、　)


(／　そうですね！それがいいですね。
　　返信遅れてすみません。。。　)

！…あ、ありがとうございます…！
（これからどう顔を合わせればいいのやらと頬に両手を当ててあわあわとしていれば肩に乗せられた手に反射的に後ろを振り向いて。彼の口から、その言葉を聞けば恥ずかしいやら照れくさいやらで再び朱に染まり。それでも、必死に悩んで決めたものだからそれに気づいてくれたことが嬉しくて、堪らずに笑みをこぼして。改めて歩きだし、「そういえば、今日の撮影って何を撮るんですか？」見学させてもらえるとは言えども、その詳細を聞いていなかったことを思い出して　）



（／　了解です！
いえいえ、大丈夫ですよ。リアルの方もお忙しいでしょうし…貴方様のペースで進めて下さればと思います。）
　

い...いや。こっちこそ、ありがとな！
(ずっと彼女に伝えたかったことをしっかり自分の口から伝えられたことにホッとし、改めて自分の服装見て、先ほどの彼女の言葉を思い出し頑張ってよかったなと微笑み、彼女の隣に並び「今日の撮影は、ヒロインの女の子を抱えて崖をジャンプするっていう撮影なんだ！」彼女の前で一発OKしてカッコいい姿を見せたいなといつも以上にやる気を見せており、　)


(／　すいません、ありがとうございます。
本当にお優しい方で。。。ありがとうございます、、、、　)

すごいですね…！…でも、見てる側としてはすごくハラハラするシーンですね。
（やる気を全身にみなぎらせる姿を微笑ましく見て、きっとすごくかっこいいのだろうと想像するも、自分ではない女の子を抱き抱えている姿を思い浮かべれば一瞬ではあるも胸がつきりと痛み。アイドルだから、こういうのは仕方がないと思うけれどでも、嫌だと思う自分もいて浮かない表情をし。けど、いつまでも悩んでいるわけにも行かず頭の中の考えを振り切るように軽く首を横に振り。今日のシーンは、迫力のあるものだけれど同時に危険であることも確かで。アクシデントが起きなければいいのだけどと、心配そうに見つめ。）



（／　いえいえ。どういたしまして！それで、撮影シーンはどうしましょう。簡単に済ませるのもいいですし、思い切ってカットしちゃうという手もありますが。
全て本心ですよ。私も忙しい身であるのは確かですし。お互い様です。）
　

そうだなっ！でも、今日は日向先生も一緒の撮影だから成長したところを見せたいな。
( 普段は外のロケなどが多く、あまり同じ場所で憧れの人と撮影をしておらず、学生時代とは違う自分を見せることが出来たらいいなと意気込み、もし彼女が自分の撮影相手だったらどんなにいいんだろうと想像してみるが、寧ろ緊張や遠慮などから彼女を抱き抱えることすら出来ないのではやら、彼女が女優だったら自分以外の人も彼女に惚れてしまうのではやら考え始め、首を振りその思考を消し、「そろそろ、スタジオに着くぞ！」と姿を現し始めているビルを指差し、彼女に教え、 )



（ ／わわっ、今回も凄い遅くなりました。
そうですね、全部カットしてしまうのは少し勿体ないような気がしちゃうので簡単に纏めてみるのはどうでしょうか？？ ）

先生もいらっしゃるんですね。でも、大丈夫ですよ。翔君はすごく成長してます。何時ものように振舞っていれば、先生もきっとわかってくれますよ。
（彼の憧れの人も今日は現場に来るのだということを聞き、だからこんなにも意気込んでいるのかと納得した表情を見せ。けど、変に緊張してしまったら逆にいい演技ができないのではないかと思ったのか、相手に対し励ますような言葉をかけ。見えてきたビルに、期待で高鳴る胸もとを抑え。不意に何かに気がついたように目線をビルから相手の方へ移し、「撮影までに、翔君は準備があるんですよね？…私はどこにいたらいいのでしょうか」ずっと傍にいるわけには行かないということを思い出し、首をゆるりとかしげて。）


（／　全然、大丈夫ですよ。ゆっくりと、自分のペースで構いません。
それもそうですね…、それじゃあ、簡単に纏めるってことにしましょう！　）
　

そうだといいんだけどな…俺は俺のできる限り全力でやるしかないよな！
（ 彼女からの励ましで尚更頑張ろうと言う気力が湧いてとにかく自分の全力を出し切って後悔しない作品にしたいと思い、彼女からハッとしたように自分がいない間はどうすればいいかと聞かれ、こちらも気付いておらずハッとした様な顔でスタジオの中の様子を思い浮かべ、そういえば休憩スペース的なものが中にあったはずと思い出し、彼女の方に顔だけ向け「確か、スタジオの中に休憩スペースがあったはずだから、俺が準備してる間はそこに居たらいいんじゃないか？ほかの出演者とかも居るだろうから…」一人で待っているよりかはましなんじゃないかと彼女に場所を伝え、そのまま関係者の方達に挨拶しながらビルに入っていき、 ）

　
その意気ですよ、翔君！
（頬を上げてにっこりとした笑顔を浮かべれば、ぎゅっ、と小さく握り拳を作って応援をして。ビルの中に入りながら、その休憩スペースとやらの場所を教えてもらい。相手の準備があるためとビルの中で途中で別れ、自分は教えられたとおり休憩スペースへ向かい。ちょうど座る場所があったためちょこんと座って待っていてば、続々と出演者らしき人達が集まってきて。今度のことも考えて、ちゃんと挨拶しなければいけないということは承知しているが、どうしても人見知りなその性格が邪魔してしまい。どうすればとぐるぐると思考を頭の中で回らせていれば、そのうちの一人なのか、男性が話しかけてきてくれ。どうやら、その人は話をするのが好きな人で自分が相槌をする間もなく話し続け。不意に話題を振られ、今まで真っ白だった頭がすぐに働くはずもなく、「え、えーっと、ですね」ごにょごにょと話をごまかしていれば、いつしかその男性の顔は怪訝そうになっていき。どうすることもできず、顔を俯かせれば心の中でひたすら相手の助けを求め。）
　
　

おう、ありがとな！
(　自分のことを応援してくれている彼女に嬉しそうな顔をし、さらっと頭を撫で礼を言い、彼女とビルの中で別れ、楽屋の廊下を歩いていると共演者やスタッフに挨拶されるので、挨拶を返しながら自分の楽屋へと足を進め、そのまま自分の楽屋へと入っていくと手配されている自分の衣装へと着替え少し髪型などを整えたりなど撮影の準備をしっかり終え、スタジオへ入っていくと休憩スペースで共演者の俳優さんと彼女が何やら話しているのを見掛け邪魔しては悪いと少し遠目に見ていたが、彼女の困惑してる様子を見て、「おはようございます。今日はよろしくお願いしますね！」と声を掛け、自然と彼女と俳優さんの話の輪に入っていき、彼女の方を見て微笑みかけ、　)

――…あの、翔君。助けてくれてありがとうございました。
（どうにかならないかと必死に祈っていた最中、聞こえてきた声に顔を上げて。そこには、先ほど別れたばかりの彼の姿が。不安だった気持ちが安堵の色に塗り替えられていくのを感じ。暫く彼と話をしたその俳優は、ほかの出演者を見かけたのか軽く挨拶をした後にこの場を離れて行って。なんとか乗り切れたと、安堵に息を吐きつつその後ろ姿を見送れば相手の方へ向き直り軽く頭を下げてお礼の言葉を。そうして、顔を上げれば今更ながら衣装へ着替えていることに気づいて。いつもと髪型も誓うせいか、どこかまとっている雰囲気も違うように見えて、「すごく…かっこいいです、翔君っ」相手が居ることで緊張が抜けたこともあるのかへにゃりと破顔しながら、褒め言葉を照れくささもなく告げて。）
　

いや、七海を一人でここに居させてた俺が悪いからな。気にすんな！
(　自分の助け舟に対して礼を言ってきた彼女に少しの間で合っても一人にさせてしまっていた自分のせいでなにやら困らせてしまっていたようなので気にするなと首を振り、一人で彼女に悪いことをしてしまったなと反省をしていると突然自分の服装を褒める言葉が聞こえ、「いや...えっと、ありがとな。」とふにゃっと笑っている相手の顔をそのまま見れるわけもなく、自分だけ照れていて恥ずかしいのもあり礼を言った後すぐに視線をずらしていると、そのままスタッフに呼ばれると軽くリハーサルをし、そのまま本番へと入り、憧れの先生が自分の姿を見ているということもあり、ドキドキと早く脈打っている心臓をどうにかしようと彼女の方へと視線を向け、　)

そんな、私が不甲斐なかっただけなので、翔君が気にすることないです。
（ここに来たいと思ったのは自分の意思であるし、上手く対応できなかった自分に非があることは確かで。それに、彼は彼なりに用があったのだから悪くはないと首を横に振り否定し。自分が言った言葉がほぼ無意識であるせいか、どうして自分から顔を背けているのかよく分からずに首をひねり。それについて聞こうとしたところで、スタッフに呼ばれてしまい。リハーサルをするためにセットの方へ向かった後ろ姿を見送り。リハーサル中から既にドキドキしつつ見守っていれば、彼の尊敬しているという先生に話しかけられ、軽く話をしていればいつの間にか本番へと。他へ目線を向けず、一点、彼だけを見つめていれば、こちらへ振り買ってきたため目線が合い。強ばった表情に緊張しているのだろうかと思えば、声には出さないものの口パクでがんばって、と伝えて少しでもほぐれるようにと願いながらにこりと、笑みを浮かべ。）