そらいろまふらー　【非募集】

それは楽しみ(不意打ちばかりを仕掛ける相手、正直突然のキスにはそろそろ慣れねばと思っているもやはり大人ぶっている割りには相手からのキスに弱いのか小さく唸り声を上げては「俺もお前と同じくらいキスするから、覚悟しとくといいよ」と人差し指を相手の口にあてて)

(相手の言葉にドキリとしたのか一瞬反応が遅れたものの、幸せそうに柔らかな微笑を浮かべて小さく控えめに頷き。さすがに相手の指先が触れているということもあってか口を開くことはせず、期待に満ちた目で相手を見つめ)

あ、そうだ。そう言えばだけど温泉の計画..(敢えて今は口付けはせず、ゆっくりと相手から少し距離をとってはふと思い付いた様に相手を見つめ。「いつ行こうか」と首を傾げ問うてみて)

んー…作業してなければ割といつでも…。
(一瞬表情に落胆の色を浮かべるものの、気を取り直して腕組みをして真面目に考えだし。しかしすぐに閃いたと言わんばかりに、「なんなら僕はこのまま行ってもいいですよ。元々そらるさんの家に泊まる予定だったから準備してありますし」と相手の意向を問うようにに見つめ)

まさか今からって..事じゃ..(唐突な相手の発言に目を丸くさせては驚愕の表情をみせ。宿の事や交通の事で色々とどうしようか考えるも自分も予定が空いているし今しかないと思えば「ちょっと調べてくる」と自室へ移動し)

あ、僕も行きますよー。
(流れ的に温泉に行けるのであろうと察して嬉しそうに微笑み。自室へと向かう相手に気がついてその後ろをついていき、自分も一緒に宿を見ようとパソコン付近の机近くで覗き込み)

んー、何処がいいかな(パソコンを起動させ椅子に座って"温泉"や"宿"等それらしいワードで検索してみて。暫く見ていくうちに目に飛び込んできたのは静かな山奥の温泉。「ちょっと遠いし着く頃には夕方とかだけど..」と相手にも見えるように少し自分は横にずれてその宿のホームページを指差して)

おお…なんか情緒ありそうですね！
(横からひょいと顔を覗かせてそのホームページを一通り流し読みして確認していき。小さく感嘆の言葉をついて肯定するように頷いてから、「まだ空きもあるみたいですし行きましょう、そらるさん」と画面に向けていた視線を横にいる相手へと向け)

うん、じゃあ此処行こっか(相手の反応で決意したのか嬉しそうに頷けば予約を済ませて。パソコンをシャットダウンして椅子から立ち上がっては「じゃあちょっと準備してくる。まふまふもしといて」と相手の頭にぽすり、と手を置けば自分は早速準備を始めて)

はーい、了解です。
(相手の手の触れた部分に何気なく触れながら小さく頷き。すぐに自分も立ち上がると、もともと泊まりの準備をしてきていたこともあり昨日少し出していた荷物を素早く鞄の中へと仕舞って準備を終え。「そらるさーん。手伝いますかー？」と準備出来た鞄を置いて相手の方へと歩み寄り)

んー、あ、じゃあそこに置いてある洋服とか鞄詰めといて(手伝ってくれるらしい相手、何をしてもらおうかと考えながら準備を進めては先程出した洋服等に目線が行きそれらを指差して)

あ、了解です。
(相手の示す方向へと視線を向け、意図することを理解したのか一度頷き。詰めやすいようにと出ていた洋服を出来るだけ小さめに畳んでそれらを鞄の中に詰めていき)

..よし、終わった(相手が手伝ってくれた事もあり何とか準備を終えては一息ついて。相手の所までよりわしゃわしゃと髪を触れば「ありがと、じゃあ行こ」と置かれた荷物を手にとっては微笑んで)

はい！じゃあ行きますか。
(相手の手が触れた部分に自然と触れながら嬉しそうな笑みと共に頷き。置いておいた荷物を持って玄関の方へと向かいながら、「…あ、そういえば今日って十五夜らしいですよ。あの旅館で見たら風情ありそうですね」と相手を振り返り)

へぇー、そうだね(そんな特別な日に特別な人と一緒に旅行だなんて、嬉しさに胸を弾ますも表情に出す事はせず落ち着いた様子で。玄関を開けて外に出ては相手が出るのを待って)

らしいですよ。
(楽しげに微笑みながら相手の後について玄関を出て。話の流れ故かふと玄関先から空を眺めながら、「楽しみですね！」と声をかけて歩き出し)

うん、早く行こ(鍵を閉め何度か確認をしては自分も相手の後を追うように歩き始めて。これからの温泉旅行、何を食べようか、何があるのかなんて想像し口元を緩ませながら「まふまふとの旅行、俺も楽しみ」と珍しく子供の様に無邪気な満面な笑みを向けて鞄を力強く握りしめて)

(滅多に見ることのできない相手の無邪気な表情に思わず見入ってしまい。すぐに我に帰ると慌てて前を向いて再び歩き始めるも、「そらるさん可愛い…」と思わずにやけながら言葉が洩れ)

..?(何か言ったのだろうか、気になるも聞こうか聞くまいか迷い相手に視線を遣りながら微かに首を傾けては不思議そうな表情を浮かべて。「何か言った?」気になったのか恐る恐る聞いてみて)

いや、なんでもないですよ！
(口元にまだにやけが残りながらもゆったりとした口調で相手に笑い掛け。歩いているうちに駅へと辿り着き、「時間だけに空いてると思ってましたけど…そうでもないんですねー」と人混みが苦手な相手を気遣うように視線を向け)