猫 2015-03-18 13:55:38 |
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(>108)翠さん
ふふふ…こんな体ですからね、あまり周りの人は見たくないでしょう。
(相手の疑問に小さく肩を揺らしながら笑みを浮かべては、一つ吐息を吐き出して。そっと、和服の袖を捲り上げれば腕には所々蛇のような鱗、顔にも片手で手を持っていけば所々に鱗があり。自分はそれほど気にもしていないし、契約の上仕方のないことだとも分かってはいるが周りはそうは言ってくれない。妖の障りだと分かれば気味悪がられてしまうだろうと、守らなければいけない存在なのにそれを脅かしてしまっては元も子もなくて。袖を戻せば、緩やかに視線をそちらへ向けて僅かに目元を細めて「気にするだけあれなんでしょうけど…人間はそういう生き物ですから」気にする分だけ疲れるし、ならば気にしない方が気も楽というもので、しかしそれが簡単にできないのが人間で。周りと同じように流されるから、一人が嫌だと言えば周りも嫌だと拒絶を示す。今に始まったことではないが、少し眉を下げると小さく微笑んで、立っているのももう辛いのかゆるゆる、とその場に座り込んで)
(>109)橘さん
おや…そうですか。鱗蛇が嬉しいならば、私も嬉しいです。
(迷惑ばかりかけているのに、そう言ってくれる相手の優しさにはとても感謝していて。自分は何もできなくて、生気をあげて仕事をこなすだけなのに、鱗蛇はずっと付いてきてくれる。こんな自分は契約主に選ばれないだろうと思っていたあの日、契約を結んでくれ驚いたのを今でもよく覚えていて。目元を細めれば、相手の頬から手を離し紡がれた言葉はもえ図星でクスクス、と笑みを零せば小さく頷き。「ええ…私は嫌だと言ったんですけどね―もう帰りたくて仕方ないです」どこか子供のように最後は呟くとそろそろ体力が限界なのか僅かに瞼を伏せるとそのまま相手の横を通り過ぎて店の外に出れば店先にあった椅子に腰をおろして)
(>112)榊さん
―、はい。
(呼吸するのもやっとで返事をきちんとできたかも定かではないが、小さく頷けば指さされたそちらへ視線を向けて歩きだそうとするも足に力がはいらなくて、その場に座り込んでしまい。「ははっ…足が言うこと聞きません。私はこのまま休みます。時間がかかりますから…先に私の邸へ行っていてください。巻き込んでしまったお詫びを致しますので―それと、できれば使用人を呼んで来てくれると有難いのですが」思わず苦笑が溢れればふぅ、と息を吐いて。緩やかに小首を傾げ、使用人も言伝だと分かれば敵対しているといえどちゃんと分かってくれるだろうと見込んではいるが、しかし僅かに眉を下げると困ったように笑みを浮かべて)
(>113)鱗蛇さん
…ん? はい。
(ぼんやりと月明かりで照らされた石畳を歩いていれば、呼ばれて小首を傾げつつ振り返れば手をつなごうと提案され、一つ笑みを浮かべると静かに手を繋いで今度は少しばかり頼りがいのあるところを見せようと一歩先を歩いて。月も高く、気づけば静かなその空間で、二人の息遣いと足音だけが響けばこんなにものんびりとした時間は何時ぶりだろうかとぼんやり考えて。もう少しで着くかな、なんて思っていると聞こえてきた言葉に足を止めて、相手の方へ振り向くと目元を緩めて微笑み「私もね、鱗蛇の手、とても好きですよ…私を恐れないで触れてくれる、優しくて、とても温かい手ですよ」温度や見た目など関係なくて、相手の手は自分を穏やかな気持ちにさせてくれるもので、その手を両手で撫でると再び前を向いて)
(/のんびりで構いませんよ!ゆっくりいきましょう)
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