kon 2015-03-03 05:24:14 |
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>127 芦屋様
…そうですね、すみません。貴方は母に育てられたとしてもやはりその身は人の子…私の言葉は、同情にしかなりませんよね。
(これだけ言えば今まで誑かし、食してきた人間たちは皆陥落し泣くなりなんなりで自分の想いを自分なんぞにさらけ出していた。それにも拘らずその身に酷く重苦しい罪悪感を抱いているはずの相手は崩れる様子もなく、中々に疑い深い人間だと判断するとこれ以上ごり押しするのは無駄だと察し。すっと自分の中で何かが覚めていくのを感じ、ほろほろと流していた涙を拭ってしまうと差し出された茶を小さく頭を下げてから受け取って。自分の言葉をまるで受け入れなかった相手を悲しんでいるような、寂しげな表情を浮かべながら謝罪の言葉を口にすると湯呑に口をつけ、熱い茶に思わずびくりと肩を震わせてから二度目は用心するように何度も息を吹きかけてから漸く茶を口にして。「…湿っぽい話をしてしまってすみません。でも、診てほしいというのも本当のことで…その、頬にいつも包帯を巻いているせいで鱗が少し軟化してしまっていて…。診て、頂けますでしょうか?」茶を少し飲んでからそれを傍に一旦置き、初めの口実も一応本当のことと自分の頬の鱗を指さしながら伝えると、まだ少し寂しげな様子を残しつつも薄く笑みを浮かべ、彼の反応を窺って。)
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