kon 2015-03-03 05:24:14 |
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>薄雪さん
私は、せめての償いとして…この毒と、広がる皹、不気味に思われるこの鱗を受け入れて生きていくと約束した…それでもいつかは、それが終わって欲しいと思っていたのかもしれません。
(憎んでいたと、殺してしまいたかった、と過去形で言っている、感情を押し殺しているつもりだがそれらは全て空気に伝わり此方にも全身に報せていて。きっと、今にもその牙を喉元に突き立てたいくらいなのだろうに。しかしそんな思いをさせてしまったのは、あの時の自分ではないのか。今更後悔したところで昔が変わるはずもないが、後悔の念というやつは、いつまでもついてまわるもので「苦しみを理解…ですか。それは私にはできません。本当の母親のように育ててはくれたけれど、実の親への思いとはまた違う。貴女と私の思いもまた…私自身からあの人への苦しい思いはあれど…貴女とは違うものです」深い瞳から溢れた涙を見つめては眉を下げて。苦しみを、理解するなとは言わないししたくないとも言わない。だがそれは単なる他人からの同情で、上辺だけに過ぎないのではないかと感じてしまい。湯呑にお茶を注げばゆっくりと立ち上がり相手の元へ、正座をし相手の前へ湯呑を差し出して)
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