竜ヶ崎 怜 2015-02-16 03:08:37 |
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……嬉しくない。
(小さいと言われたことに僅か乍頬を膨らまし一旦相手から離れ隣に座ると相手の頭へと手を伸ばしぽんぽん、と軽く撫でると自分の身長を悔やむように)僕だって怜ちゃんより大きかったら、こういう事…出来るに。
でも…其れは其れで、可愛らしくて良いと思いますし、渚くんの良い所でもあると思いますよ。
(己の発言に気に障った様子の相手に申し訳無さそうに幾分眉根寄せ、突如頭を撫でるといった一連の行動に数度瞬きし隣に座る相手へ視線向け慰める様に)大きくなくたって、しようと思えば出来るじゃないですか。だから、其の…あまり気にしなくて良いと思いますよ。僕はありのままの渚くんが、好きですから
怜ちゃんがそう言うならそうなの、かな…
(言い聞かせるようではあるが直ぐに表情を取り戻すと、自分を慰める為なのか急に告白をする相手に頭を撫でていた手を止め再び隣へ腰を下ろせば少々真剣な面持ちで気になった事を問い掛け)それって、どういう好き…?
そうですよ。だから、気にしなくて良いんですよ。其のままの自分を受け入れて呉れる人が居れば十分だと、僕は思いますけどね?
(何時もの表情に戻った彼を見れば何処か安心し、己の好きと言う言葉に質問して来るとは思っておらず此方が戸惑って仕舞い相手から視線背ける成りぽり、と頬掻き告げて)そう、ですね……もう、其のままの意味ですよ。其の…ときめくような…
うん、そっか…そうだよね。
(何故か相手が言うと説得力があり数回頷いてみては、まさか自分に好意を向けてくれているとは思ってもいなかったのでこの際自分も言ってしまおうと相手を見詰め)僕も同じ好き…だよ。怜ちゃんのこと、好き。
はい、だから渚くんが心配する事も不安に成る事も何一つないですよ
(何気無く相手の頭部へ掌を移動させれば優しい手付きで撫で遣り、相手も己と同じ気持ちだと耳を疑うも数度瞬きすれば恐る恐る相手へ視線向けるも何処か恥ずかしさがあるのか表には出さずも照れくさそうに視線外方向けぽつぽつと言の葉紡いでいけば相手に身体預ける様軽度凭れて)お、同じ好き、ですか……理論を考えれば僕たち男性がお互い好意を持って居るなんて有り得無い事ですが…此れは一層の事、認めてしまった方が良さそうですね、
ありがと…、
(撫でられては気持ち良さそうに片目を閉じ 、凭れるように身体を預けてくる相手にふふ、と微笑みゆっくりと腕を背中へ回し引き寄せては確認するように)じゃあ今日から僕と怜ちゃんは…恋人同士?
いえ、礼にも及びません。
(左記ではそう告げているも彼の其の言葉にほっと安堵する様肩の力を抜き依然として梳く様に撫でて、引き寄せられるといった行動に僅かとくりと胸が跳ね確認する様尋ねる相手に顔上げ見上げれば表情綻ばせ頷き)えぇ、そうですよ。…今日から僕たちは、恋人同士です
怜ちゃん、撫でるの上手…。
(優しい手付きで撫でられれば梳くように撫でたりと撫で方の変化に頬緩ませて呟くと、”恋人同士”だと返されたことに嬉しくなり回した腕に僅か力を込めて)怜ちゃん好き…大好き。
そうですか?撫で方を褒められたのは初めてです
此れは、渚くん限定ですね
(褒める相手にふ、と思わず笑む様に鼻洩らせば髪の感触暫し愉しみ、嬉々とする相手を目にすれば何故か此方まで嬉しく成り自ら相手へ更に距離詰めくっ付けば慣れ無い単語をぽつり口にし幾分頬に朱が差して)…僕もです、渚くん。…大、好きです、
…他の子にはしちゃ駄目だよ?
(又もや自分だけを限定する発言に髪を触らせた侭相手を独占するようかのようにぽつりと左記呟き、頬を朱くし乍も好きと言ってくれる相手にくすり、と笑みを零せば縮められた距離に相手の額と自分の額をくっ付け囁くように)こんなに近いとキス…したくなっちゃう。
勿論です!渚くんにしかしませんよ
(当然だと言わん秤りに告げればこくり頷き髪から手を退ければ彼の手に己の手を重ね指先絡めて、相手の発する言葉に目を見張ればみるみる内に顔に熱が込もり其の囁きにひくりと肩竦ませ恥ずかしさのあまり額からずれ顔隠す様相手の胸元に顔埋めて)なっ、渚くんは良くもそんな恥ずかしい事を…っ
ふふ、怜ちゃん…恥ずかしいの?
(相手の反応を待つよう見詰めていれば胸元へ顔を埋められ思わず微笑むと羞恥を煽るよう絡められた指先をきゅっと握り口元へ持っていけば軽いキスを落として)…駄目、かな。
そ、そんなの…恥ずかしいに決まってるじゃないですか…。
(ぽつりと返すも途端に己の指先に彼の唇と思われる温もりを感じ取れば更に火照り後に問われれば徐に顔上げ照れくささから居た堪れないのか視線は他所にやった侭で言の葉紡ぎ)…駄目な訳、ないじゃないですか…
これから沢山して、慣れていこうね。
(恥ずかしがる相手とは真逆に余裕な表情でいると視線は合わせないが許可を下す相手に微笑み、繋がっていない方の手を朱くなった相手の頬へ伸ばして)
えぇ、はい…そうですね。
(己とは違って余裕そうな相手に幾分むう、とするも頬に触れられればふと相手へ視線向け僅かに睫毛震わし)
んっ…ぅ……
(徐々に距離が縮まっていけば至近距離な相手に反射的にきゅ、と双眸伏せ互いの唇が触れ合えば僅か硬直する様握っている手に聊か力加えて)
…そっ、そんな事はありませんよ!別に固くなんてなっていません、
(硬直した己を指摘されてはふるりと僅かに首振り否定して、今度こそはと己を落ち着かせれば軽く一息付いた後御返しにと徐に顔寄せ相手の口端に唇押し付けて)
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