竜ヶ崎 怜 2015-02-16 03:08:37 |
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可愛いよ、すっごく。怜ちゃん可愛い。
(こんなに焦っている相手を見れるのは初めてだと思うと悪戯をしたい気持ちが込み上げ、飲み物を飲んでいるのにも関わらず伸ばした手で頬をスリスリと撫で乍囁くように)
あ、あのっ…からかうのも程々にして下さいよ、渚くん…!男に向かって可愛い等と言うものでは無いですよ
(喉に流れ込むお茶を思わず吹き出しそうに成るも堪え確り飲み下せば其の手敢えて構わ無いでいれば矢張り気に成ってしまい其の手掴んで)
うん…ふふ、そうだねぇ。ごめんね?
(これ以上しつこく言うのは止めようと手を掴まれれば笑顔を見せて軽く謝罪をしつつ引っ込めて)
まぁ…良いんですよ。分かれば。
(謝罪する相手を見遣れば仕方無いと秤りに許して遣るも幾分切なげな表情を一瞬見せれば即座に口許緩めて)
わぁっ、本当ですね?!…早く戻らないとっ…!
(相手の言葉に己も時計に目を遣ればいつの間に平らげていた御弁当をそそくさと片付け急いで教室へ戻ろうと何気無く彼の手を取る様引き僅か小走りで向かって)
ご馳走様でしたーっ!
(両手を合わせお弁当を片付ければ教室へ向かおうと立ち上がるも急に手を引かれると一瞬驚くも直ぐに嬉しそうに握り返して)
はぁ…っ、危ないとこでしたよ…。しかし間に合って良かった
(危うく授業に遅れそうに成っていたもまだ始まっておらずぎりぎり間に合えばふう、と安堵の息を零すと途端握っていた相手の手をそっと離し御弁当を鞄に仕舞い込み席に着いて)
ギリギリセーフだね…。
(時計へ目を遣ればまだ授業の時間に余裕があり乱れた呼吸を整え乍自分もお弁当を鞄に仕舞い席に着くと先程相手に握られていた手を擦り思い出したかのように)…怜ちゃんの手、大きかった。
あと一教科受ければ帰りですね、渚くん。
(己も乱れた呼吸を大きく肩で整えれば後方に聞こえた相手の言葉にはてと僅か首傾けるもはっとし思い出し後頭部掻き乍軽く謝り)
あぁ、あれはですね、遅れちゃまずいと思いまして…思わず掴んじゃってました。すみません、
うん…、でも眠くなってきたよー…。
(御昼御飯を済ませた後、急に襲ってきた眠気にくわ、と小さく欠伸をすると其の侭机に突っ伏してしまい擦っていた手を胸元へ移動すればふふ、と微笑み)謝らなくても…嬉しかったよ、僕。
だめですよ?渚くん。
あと一教科だけですから、頑張りましょう?
(次の授業の準備を軽く終えてから机に突っ伏す彼を見遣れば肩に手を置きゆさゆさと揺さぶれば如何にか起こそうと試みて)そんな、嬉しいですか?でも、渚くんは僕に比べて、手小さかったですよ。可愛らしくて良いと思います
解ってる、けど…。
(くぐもった声で呟くも肩を揺らされれば机から少しだけ状態を起こして目を擦り大人しく授業の準備をし、褒められているのかいないのか解らずじっと自分の手を眺めてみると)僕だって怜ちゃんみたいに手、大きくなりたいー…。
頑張れたら、特別に何でも聞いてあげるんで…其れなら如何です?
(机から渋々上体引き離す相手に何気無く提案し、其の小柄な掌を己もじと見遣り)渚くんは渚くんで、良いとこだと思いますよ?僕は嫌いじゃ無いです
え、本当に?!何でも、だよ…?!
(ばっと勢い良く起き上がり眺めていた自分の手から相手へと視線を移し目を輝かせるとくぐもっていた声から急に声を張り上げるよう"何でも"を強調して)
えぇ、はい。勿論、言ったからには聞きますよ。何でも。
あ、でも宿題を代わりにやる等は禁止ですからね?
(先程と打って変わり相手の様子が急変すれば安堵する様口許緩め当然だと言わん秤りに相手から紡がれる言葉にこくり頷いて)
そ、そんなの解ってるよ…!
(特に考えていたことではいなかったが焦るように否定をし、何にしようかと口元に一指し指を当てて悩み)何でもかぁ。ふふ、何にしようかなー…。
分かっているなら良いんですが…。
(何にするのかとじっと待つも教室に担当科目の教師が入ってくれば其の話はまた後にでもと教卓側へ身体の方向戻し)
んんー…。
(自分も教卓の方へと身体を向けて授業を受けるもこの授業が終われば何でも聞いてくれる、という相手の発言を思い出し授業中にも関わらず何にしようか、等と相手の背中を見詰め乍考えて)
はぁ…此れは、こう…何ですか。なるほど…
(教師の話を真面目に聞き乍ノートに大事な事等を全て書き並べ移していきふつふつと独り言呟いて)
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