BL-僕が嘘をつく理由は全部お前ry

とりあえず、風呂に入ってきたらどうですか？(リビングまで戻ってくるととりあえずと上記を勧めて。「タオルとかは、適当に使ってもらっていいです」それだけいうとソファーに腰掛けて。

…分かった(風呂をと勧められ返事を返せばリビングから出て風呂に行き。少しして上がれば髪をタオルで軽く拭きつつリビングへ入り。ソファーに腰掛けている相手へ礼を言おうと喉まで言葉が出ているも言えずに。「…明日、朝飯はどうする」話題を探していれば作ればいいのかは聞いていなかったのか問いを述べ。

ああ、とりあえず美味しいのをお願いします(いきなり聞こえた声に驚き肩を揺らすも振り返り作る前提の話かと思い、言葉を返して。「いまさらですが、名前…えーと…」転校初日で先輩ということもあり、曖昧なのか尋ねるような目で相手を見ていて。

執事頼む時に…名前、聞かなかったのか…(美味しいものを、と聞き納得しつつ。思い出すかと見ていたが尋ねる様な視線を向けられ上記を少々呆れながら告げ。キッチンに回り冷蔵庫の中を眺めつつ朝食ぐらいなら今の残りで作れるかと考えており。「遊馬。雇っといて名前くらい把握してろよ…用心ないな」キッチンから戻ってきては相手の隣へ腰降ろし名を名乗り左記を述べて。

名前見ずに指さしで選んだから、正直顔もわかりませんでした。(呆れられたことも気にせずのんびりと述べると隣に座った相手を横目で確認し。「なんか、見ます？」リモコンを相手に渡そうと手に取り尋ねて。

適当だな…(指差しで選ばれ挙句顔も見たことないと聞き送った履歴書の意味を教えてくれと内心思いながら。一度時計へ視線向け戻せば「そっちは？」リモコンを取り敢えず受け取るが見たいものは無いのかと。

人生なんてそんなものですよ(ふぅと一息吐きながら述べると「俺は雑誌でも読みますけど、読みます？」隣に重ねられたそれに手を伸ばすと尋ねて。

いや、いい。(雑誌を勧められるも断り時間帯的にバラエティ番組でも見ようとテレビつけ

ほう、ギャップ凄いですね(相手のかけた番組に少々驚き何がとは言わずに述べて。雑誌をしばらく読んでいるも徐々に瞼が重くなりいつの間にか眠っていて。

どのギャップだよ(自身では全く分からないのか軽く問い投げつつ。暫くテレビを眺めていたが時刻が気になり時計へ視線向けようと相手の方へ向くと眠ってしまっているのに気付き。いつの間に、と思えば「ここで寝るなよ…なあ」このまま眠られては困ると肩を軽く揺らせ。

うるさい、です……(肩を揺すられ不機嫌そうに眉を寄せつつ返すも未だ寝ているようで。

はぁ…(起きる気配が感じられず小さく溜め息零し。「っ…重」降ろす時に楽だろうと思い眠る相手を姫抱きし言葉漏らしつつ寝室へ入りベットにゆっくり降ろして。面倒だと思っていながらも内心風邪引くだろ、なんてお節介焼いており。

ん……(すっかり夢の中で自分の状態を全く把握しておらず。感覚の変化に薄く目を開けるも当然ながら寝ぼけており、「誰、だ……」と力なく掠れ声で述べて。

ん…？…今日言っただろ(ベット端のライトを付け手元を見えやすくし、布団を掛けていれば目覚めた相手と視線が交わり。今日自己紹介したばかりなのにと上記を述べ。

ああ、遊馬先輩、ですか。この場合さんの方がいいですか？(目が覚めたのか擦りそのままの体制でいて。不意に気になった疑問を問い。

……どっちでもいい。つか眠いんだろ…寝ろよ(無造作に乱れた髪と淡いライトの光に照らされ上目遣い気味に見つめてくる視線から何故か目が離せなくて。数秒の間そのままで居たが問いが耳に入りぱっ、と視線逸らせば言葉返し。

？じゃあ先輩でいいです。…何処で寝るか、考えてなかったんですが寝ることどうします？(目が逸らされ疑問に思うもの深くは考えずにいて。さらに疑問を重ね、眠い目を無理やりあけては相手を見上げ。

向こうで寝る。(基本どこでも眠れるタチなのでソファーでもいいかと上記言えば「…おやすみ」と付け足し枕横に手を置きベットを軋ませつつもう片方の手を伸ばし端のライトを消し。

あ、はい。…おやすみです(相手の言葉に納得してはおやすみと述べるも無意識に枕横に置かれた手を掴んでいて。その事にはっとしつつパッと離し「明日、６時半ですから。忘れないでくださいね」と誤魔化すようにそっぽ向いて述べ。

…わ、かった…(不意に掴まれた手に一瞬心乱されるも何事もなかったよう平然を装い。念を押された言葉に返事を返し。そっぽ向いてしまった相手から離れ寝室を出て行き。