交差する想い【nl / 人数制限有】

>シェリー
ではシェリー、よろしければ一緒に彼女を探しましょうか。
（温かな微笑みに絆の深さが見て取れて、さぞや心配だろうと手を差し出して提案し。注意されれば既視感を覚えて吹き出し「うちの執事みたいなことを言うんですね。実は俺も彼とはぐれた所でして」はぐれた、ではなく置いてきた、と言うべきだが相手の手前見栄を張り、困ったものだと腕を組んでみせ）

>オズワルド

一緒に探してくださるんですか？…でしたらそのはぐれた執事さんも一緒に探しましょうか、(微笑みながらきっとはぐれたのではないのだろうなと、相手の表情から読み取りはぐれたという言葉を強調して述べ、ふふつと口に手を添えて「大変ですね、」と付けたして手を差し出されるが「人前で手を繋ぐことにオズはあまり抵抗がないのですか？」と自分はあまりそういうことはしないので、自分は普通ではないのかと思い聞き)

>シェリー姫様
…それは気の毒ですね。良かったら一緒に探しますよ。…貴女と同じですよ、一緒に居たはずの王子とはぐれてしまったんです。（普段共に行動している人と離れてしまうと人は不安になるもの。このまま彼女を一人にして迷子にでもなったら元も子も無い、そこで共に行動すれば迷わずに済むと思いそう告げ、何故居るのかという問いには同じような事だと説明して）

>オズワルド王子
はあ…やっと見つけたと思えば何をなさっているのですか？さあ、帰りますよ。王子（足を踏み入れた治安の悪そうな場所で相変わらず我が主を探していると一つの人だかりが見え近寄ると見知った顔、主が絡まれていて、ひとつ溜め息付くと彼の肩を掴んでいる手を荒く取ると腕を引き何もなかったかのように振る舞い、周りを見ず視線を目の前の彼にだけ向け、一言告げて）

>アラン

えっ…いいのですか…？…そうでしたか、アランさんも…では、一緒に探しましょうか(親切に一緒に探してくれるという相手の言葉に嬉しくなるものの相手に悪い気もして躊躇っていると、相手も一緒に来た王子を探しているようなので同じ状況なのだとわかると少し安心してこちらからも相手を誘い「正直、一人では心細かったので、アランさんに偶然でも会えてよかったです、」安心したように自然に微笑み)

>シェリー姫様
まず貴女と一緒に来ていた人を探しましょう。…何処へ行くとか言ってませんでしたか？…有り難うございます。本来ならそのようなお言葉頂ける身分ではないのに（そうと決まれば早速行動、と歩き出し何はともあれ手掛かりが無ければ探しようが無いと思い問い掛け。会えて良かったなどと言われれば言われ慣れていないせいか頬赤らめるも直ぐに無表情に戻せばお礼の言葉投げかけて）

>アラン

それが…一緒にいたはずがいつの間にかはぐれてしまって…なので手掛かりというものは何も…すみません、(折角親切に探してくれようとしているのに自分は手掛かりを何も持っておらず申し訳なくなってしまい謝り「そんなかしこまらないでください、気を使われるのは苦手なので…」と苦笑して相手に楽にして欲しいと伝え、一瞬頬を赤らめた相手の表情に見惚れているとすぐに表情が変わり…ふふっ、と微笑み)

>シェリー姫様
そうですか…お気になさらず。手掛かりが無ければ自力で探すまでです。…とはいえ何処を探しましょうか。…ですが貴女は王子のいずれ奥方になられるお方、俺みたいなのに気を楽にして欲しいなどと…。何か可笑しな事、したでしょうか？（相手に手掛かりはと問い掛けたのはいいが主が行きそうな場所などアテも無く人の事は言えないと表情歪め、高貴な相手と真正面から視線を合わせるというのは失礼だと教わったので逸らしながら。あまりに綺麗に微笑むので目を奪われたかのように見開き）

>シェリー
…さすが王女様、聡明でいらっしゃる。まず人の多い広場の方から探してみましょう。
（言葉の調子から見抜かれていると気付き、降参とばかりに手を振って。手がかりもないため少し考え込んだ後そう申し出て、抵抗はないのかと聞かれれば「女性をリードするのが男の役目ですから」不思議そうにまばたきを繰り返すもすぐにこりと微笑み、不愉快でしたか、と小首を傾げ）

>アラン
お前こそこの俺を置いて何してたんだ。罰を受けたくなかったらもう少し付き合え。そしたらあれを買ってやろう。
（王子という言葉に慌てふためく集団を可笑しそうに眺め。相変わらず頼もしい相手に安堵の息を漏らすが、悟られないようまだ帰らないと駄々をこねて顔を逸らし。ついてくるよう視線で促すと涼しげな表情で男達の横をすり抜け歩き出し、ふと目に入った飴細工の店を指差して）

>アラン

ふふっ…頼もしいですね、イヴは可愛いものが好きなのでそういったお店とか…ですかね…？(手がかりがないと言うと自分で探すまでと言う相手が頼もしく思えて微笑み、手がかりになるかは分からないが探している相手の趣味を述べて、「…そうですけど…、じゃあこれは私からのお願いです、気を使わないでください」自分の立場を利用して相手が断れないように言うとにっこり微笑み、「すみません…一瞬だけ照れていた表情が可愛く思えてしまって」と素直に思ったことを伝えて)

>オズワルド

褒めてくださるのは嬉しいですが…次に王女と言ったら罰ゲーム？というのをしますよっ？(折角服装も市民と同じものにし遊んでいるときに王女などと呼ばれるのは好ましくなく、罰ゲームを実行すると言い出し、「なるほど…男性は大変なのですね…ですが今はそんな扱いしないでください、私は普通がいいのですっ」市民に憧れを持っていることもあり普通の友達のように接して欲しいと頼み)

>オズワルド王子
置いて行ったのでは無く王子が知らぬ間に居なくなっていたのです。…飴ひとつでは動きませんよ。ですがお仕置きだけは避けたいので付き合いますよ…というか飴を食べたいのは王子なのでは？（無表情で自分の思いを告げ指が差されている店をチラッと見ては相手へと向き直り子供では無いのだから飴で吊られないと発言するも王子を一人にする訳にも行かず頷きジーッと見て）

>シェリー姫様
でしたら可愛いものが置いてある店を片っ端から当たって行くしかありませんね。…っ、分かりました。出来るだけ気を遣わないよう、頑張ってみます。…それは此方も同じです、貴女もとても可愛いらしい方ですよ…いえ、何でもありません。（此処ら辺にはかなりの店が立ち並んでいるので探すのに一苦労だが彼女の頼みならば仕方無いと腹を括り、命令だと分かると逆らえないので了承して。言われ慣れていない単語にまたもや照れた表情見せるも気付かぬ内に本音を伝えていたのだがハッとなり忘れるよう促して）

>シェリー
はは、それは怖いな。じゃあ行こうかシェリー？
（楽しそうに目を細めて芝居がかった手招きをし。相手がどんな罰ゲームを実行するのか見てみたい気もするが、おとなしく従い広場に向かって歩き出して。「…普通の男は女性の手を取らないのか？無礼な奴らだ」自分も王宮育ちゆえに普通を知らず、相手が言うならそうなのだろうと眉をひそめ、釈然としないながらも手を引っ込めて）

>アラン
従者なら主から目を離すな、どこへだってついてこい。それから俺は飴なんて子供っぽいものは嫌いだ。…お前が食べたそうにしてるから付き合ってやるけどな。
（自分から振り切ったことも忘れて偉そうに胸を叩き。あくまで相手のためという言い分を貫き、早口でまくしたてるとにやっと笑って。腕を引っ張って強引に店に連れて行き、むせるほどの甘い匂いに顔をほころばせ、花弁の一枚一枚まで繊細に作り込まれた薔薇の飴を手に取って「ほら、好きな方を選んでいいぞ」もう片方の手には可愛らしい小鳥の飴を持ち、両手を相手に掲げてみせ）

>アラン

えぇ、そうですね、それに…可愛いものは私も少し興味がありますし(2人を探しながらも観光もしようと思いつき、気を使わないようにすると言う相手に微笑み、「これからは長いお付き合いになるでしょうから…一々気を使っているのも大変ですからね、」と何処かさみしそうに言ったと思えばすぐに笑顔に戻り、可愛いと相手に言われて恥ずかしくなってしまい…「わ、忘れませんっ…ご、ごめんなさいっ」忘れてと言われて慌てて言ってしまい慌てて謝り)

>オズワルド

えぇ、行きましょうか、オズ(相手が芝居がかったことをするので自分もノッて微笑みながら来たことのない場所なので周りを見回しながら歩き。相手が普通の男は失礼だと言うので「そうかしら？私は色んな人に手を差し伸べるのもどうかと思いますよ？男性は好きな女性に良くするものでしょ？」と自分の意見を言いい)

>オズワルド王子
目を離すなって子供ですか…分かりましたよ、何処へでも着いて行きます。…自分が食べたいと、何故素直になられないのでしょう。素直だと気持ちが楽になるのに…。へぇ、最近の飴は手の込んだ形をなさっているのですね。では薔薇の方を頂きます（苦笑いで一言発するもやはり最終的に相手に甘く着いて行くと了承して。強制的に連れて来られた店内を見渡し目の前で差し出された二つの飴に感心を持ち、是非とも自分も飴細工の腕を磨きたいものだと心の中でぼやき。とても美しく出来上がった薔薇の花を指差しこれに決めたと告げ）

>シェリー姫様
でしたら気に入った物を仰って頂ければプレゼント致しますよ。俺からのお祝いです…ご婚約の。それもそうですが…気を遣うのは昔からの癖…といいますか、なかなか治らないのですが…いえ、姫様のお気持ちを尊重してなるべく遣わないように致します。…どちらでも構いませんよ。忘れるも忘れないも姫様のご自由で。（そういえば婚約との知らせを受けて以来慌ただしかった事もあり何もお祝い品を渡していなかったと気付けば咄嗟に思い付いた事を伝えて。癖、というものは意識しても治らないもの。どうにかして頑張ると意気込み、その反応が面白く失礼だと分かってはいるものの微笑しながら意志の自由だと訂正して）

>アラン

お祝い…？(相手がお祝いに何かくれると言ってくれて嬉しいはずなのに、婚約なんて実感も湧かず、自分は好きな人と一緒になりたいという気持ちがあるので気が進まず…。気を遣うのは癖だという相手に「流石王子の執事さんですね、無理にとは言いませんよ、癖というのはなかなかとれないものですからね」と褒めて、無理はしなくていいと告げ、「だ、だって…折角褒めてくれたのを忘れるなんて勿体無いですっ」と相手の目を見て主張すると、相手は微笑んでおりこちらまで笑顔になり)

＞シェリー
シェリー……？　シェリー！
（どこからか声が聞こえ、そちらを向いて少しずつ歩いて行くと、見慣れた美しい白金色の髪を見つけて。人を押しどけるようにしながら近づくと、その腕をぐっと掴んで笑みを浮かべ）

＞ディール
あなたは……。グラン国の城の方、でしたね
（姫を探している最中に見つけたのは、婚約パーティで痛い一言をくれたグラン国の使いだった。使いの中でもかなり上の者に仕えているであろう相手が、なぜこんな町中に居るのだろう。姫を見失ってしまった手前、きっとまた何か言われるのだろうと思いながらも、相手を見つけてしまっては声をかけないわけにいかなくて）

（/こちらこそ、よろしくお願い致します！）

＞グラン王子
あ、ええっと……。今回は、グラン国の町の視察、のようなもので、特に目的地といったものは…
（素直に姫とはぐれたと言ってしまったほうがいっそ早かったかもしれない、と思いつつ、歩いていればそのうち会えるだろうか、と甘い考えが浮かんできて。心の何処かで、この方と少しでも一緒に居たいという気持ちがそうさせるのかもしれない。それは罪であるのに。なんてことのないように繋がれた手を、ほんのわずかに握り返して）

>シェリー
なるほど、好きな女性…ならシェリーには手を差し伸べてもいいだろう？婚約者なんだから。
（相手に合わせて心持ちゆっくり歩き。女性であれば誰でも礼儀正しくもてなすべきという私見を否定され驚くも、その新鮮さは不快ではなくゆるく微笑んで。しかし無意識のうちに婚約者、と述べる声が陰ってしまい、そっと唇を撫で眉を寄せ「…今日くらいこの話はしないほうが良かったかな」相手の反応をうかがうように横目でちらりと顔を見て）

>アラン
よし、それでいい。…じゃあこれはお前の働きへの褒美だな。
（偉そうな口調のまま嬉しそうに何度も頷いて。こんな時、相手の言う通り素直だったら礼のひとつも言えるのだろう。もどかしく思い軽く唇を噛むが、長い付き合いの相手に今さら改まるのも気恥ずかしく、さっさと支払いを終えて飴を手渡すと自分も小鳥の羽をかじり始め。店を出てあたりを見回し、ふと「次はお前の行きたい場所に行くぞ」行き先が思いつかず無茶ぶりをして）

>イヴ
そうか、なら都合がいいな。このまま少し町を見て回ろう。視察にはなるし構わないだろう？
（あっさり叶った願望に表情が緩んでしまい、さりげなく手で隠して提案し。尋ねるような言い方とは裏腹に返事を待たずに前を向き、さっそくどこかへ向かい始めて。と、ある露点の前で突然足を止め。見つめる先にはきらびやかなリボンや髪飾りが所狭しと並べられており「…困ったな。どれも君に似合いそうだ」真剣な様子で相手の柔らかそうな金髪に目をやり）

＞グラン王子
……は、い
（願ってもなかった申し出にためらいがちに頷くと同時に、既に相手の足は進み始めており。慌てて追いかけると、目の前の露店に並んでいるのは、自分では到底着けないような華やかな装飾品。「そんな、シェリーならともかく、私なんてとても！」相手の口から出てきた言葉に、勢い良く首を振って。思わず口をついて出た名前だったが、再び品物へ目を向けると、それを着けた幼なじみの姿が容易に想像できてしまい、つい頬を緩ませて）

>イヴ
シェリー王女か。確かに美人だし、これなんか特に似合いそうだ。
（穏やかな笑顔にこちらもつられて微笑んで。婚約者の顔を思い浮かべると豪奢な細工の施された水色の髪飾りを指差し。しかし手に取ったのはシンプルだが質のいい青いリボンで、相手の髪に軽く添えると「人にはそれぞれ魅力があるからな。こっちのほうが君の可愛さによく映える」満足げに目を細め、歯の浮くような台詞を平然と言ってのけ）