(なりきり) 飴色キラー (ML)

(なりきり) 飴色キラー (ML)

豆  2014-01-06 15:13:58 
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 雨の日に男を拾った。
 それが全ての始まり。



―――――――――――――――

(!)注意
一人二役(もしくは三、四)
乱入禁止
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  • No.1 by 豆  2014-01-06 15:36:37 

>鷹嶺 庸介
28歳 IT企業の会社員
染めた事の無い黒髪は耳や項に掛からないように切り揃えており、
前髪は目に掛からないように右側に流してある。
同色の瞳は切れ長で三白眼。目付きは悪いが綺麗めで精悍な顔立ち。
身長は172cm。肌も程良く焼けた健康的な身体。程良く細身。
毒舌。暴言に加えてすぐ手や足が出る。しかし世話焼きである。

>るい
??歳 詳細不明の男
色素の薄い茶髪。後ろ髪は胸元まであり普段は項くらいで一つに結っている。
目を覆う程長い前髪は7:3分け。奥二重の垂れ目がちな目は珍しい蜜色。
所以ありげに伏せられている事が多い。中性的な綺麗めな顔立ち。
身長は180cm。細身で猫背。頼りなさげだが無駄のない引き締まった体躯。
ぼんやりとしている事が多く、基本的にいろいろと緩い。
自分の名を含めて殆どの記憶を失っている。名は庸介が付けたもの。
生活できるレベルの事や学生時代の記憶はあるため恐らく成人済み。

  • No.2 by 鷹嶺 庸介  2014-01-06 16:36:46 

"独白"

俺がそいつを拾ったのは一週間前の事だった。
久し振りに残業する程急ぐ仕事も無く、定時あがりだった筈だ。
何せ見ず知らずの野郎を拾ってやる程機嫌が良かったんだから。
…話を戻すが、雨の日の夕方だった。冬っつう季節柄、辺りは真っ暗だったな。
都内って言っても端の方だからぽつぽつ電灯があるくらいの、そんな帰り道。
毎日通ってる同じ道なのに、その日だけは違ってた。

道の端にある透明のビニールを被った"モノ"。最初はゴミだろうと思ったし
丁度電灯が近くにない所だったから普通に通り過ぎる所だった。
けど視界の端でそれは動いた。もぞっとな。此処だけの話だが…びびった。
死体が動くだの幽霊が出ただのそういう話は一切信じてねえけど。
ま、それでちょっと近付いてみたんだよ。ンで、軽く足で突っついてみた。
そしたらそれが呻いたんだよ。そこで初めてそれが人間の男だってわかった。
ビニールみたいなのは雨合羽で、此処でボロ雑巾みたく捨てられてんだなと。
赤の他人って言っても周囲に俺以外居ねえし、人通りも少ない手前、
放っておくってのは良心が痛んだ訳。…あ?良心くらいあるっつのクソが。
何時から居たか知らねえけど、雨に打たれて死ぬんじゃねえかってな。
けど見るからに俺よりでかいし雨降ってて手ェ塞がってるしで怠さはピーク。
そっからうちが近くて本当に良かったと思う。説明すると面倒臭えから
省くけど、そりゃあ苦労して連れて帰った。冷てえし水含んで重いし野郎だし最悪。
うちに帰ってからもまァ、濡れた身体拭いて暖かい部屋に入れて毛布巻き付けて、とか
色々あった。正直、犬猫拾う感じの軽いノリで拾った訳。普段なら考えらんねえけど。

――…そこから、今までと違う生活が始まった。

  • No.3 by ?  2014-01-06 16:53:38 

(冷たく硬いアスファルトとは相反する柔らかな感触に包まれた温もりに薄ら双眸を開くとぼんやりと霞んだ視界に映るは見た事の無いスマートフォン。微睡の中に居るような脳内のまま怠い身体をゆっくり起こすと其処は見知らぬ部屋で、一気に眠気も吹っ飛び身体を硬直させる。身体に掛けられた柔らかな毛布や着用している自分の物ではない少しサイズの小さい服に脳内は疑問符だらけであり。落ち着きを取り戻そうと左心に両手をあて数回深呼吸、ゆっくりと辺りを見回し完全に見覚えのない場所だと認識すると今度は他の記憶を辿ろうと試みるも其の辿るべき記憶は無くその虚無感と言葉に出来ない焦燥感に瞳を揺らし微かに震える手で不安を紛らわせる為に胸元の服をぎゅうと握り顔を伏せ身体を縮めて)

  • No.4 by 鷹嶺 庸介  2014-01-06 17:01:41 

(あの男を拾い献身的な世話の後につい転寝をしてしまった様子、目を覚ますと時刻は午前7時。出勤する時間まではあと1時間程あり、仕事を控えている為に雨水と泥で汚れたスーツを脱ぎシャワーを浴び。漸くすっきりとしたものの昨晩の疲労感は抜けず気怠い身体を引きずるように男が眠っていた部屋へと向かい。扉を開くと室内はエアコンの暖房と加湿器により適度に保たれており吐息を漏らすと布団の上に座り込む姿を視界に捉え刹那歩みを止めてしまう。何処か頼りなさげな背中は微かに震えているのが見て取れゆっくり歩み寄ると逡巡の後に出来る限り脅かさぬように己なりに気遣いながら声を掛け。)
気が付いたか。…気分はどうだ。

  • No.5 by ?  2014-01-06 17:28:56 

(記憶を辿ろうとする程に底の見えない深い闇に吸い込まれるような感覚に陥り身体を震わせ、其れを抑える為に必死に柔らかな毛布を掻き抱きそれに顔を埋め思わず漏れそうになる弱音を必死に押し込むように下唇を噛み締めて。背後からの気配に気付かなかったのか唐突に掛けられた声に少々大袈裟にびくりと肩を縮こまらせるとそのぶっきらぼうながらも優しい言葉に恐る恐る振り向き其処に立っている見知らぬ男の姿を観察するようにまじまじと眺め。シャワーを浴びたのか湿った髪は黒々としておりきりりとした精悍な顔立ちであり小さめの黒い瞳は真っ直ぐに己へ向けられており何故か息が詰まりそうになる。眉尻を下げ毛布を抱き締めた侭思い切って唇を開き思い浮かぶ言葉をぽつりぽつりと告げ)
あの…ここ、どこ?…なんで、俺…ここに…――思い、だせなくて…。

  • No.6 by 鷹嶺 庸介  2014-01-06 17:37:50 

(怯えきった小動物の如く恐る恐る此方へ向いた相手は眠っていた時よりも生気が感じられ、青白い程だった頬も仄かにだが赤みが帯びており密かに安堵。観察するような視線を気に留める事無く瞬きをする度にきらりと鈍く煌めく深緑色を帯びた瞳を興味津々に見据え。然し次いで不安げな面持ちにてたどたしく紡がれる言葉に溜息混じりに「嗚呼、」と一言述べると相手の方へ歩み寄り布団の空いた位置に胡坐を掻くように腰をおろし片手に持っている髪の水分を吸ったフェイスタオルを簡単にたたみサイドテーブルへ放り投げて。漸く相手の方へ顔を向け呆れたような表情にて淡々と告げるは何とも高圧的な科白。)
雨ン中、御前が道で寝てたから連れて帰ってやった。…此処は俺ん家だよ。

  • No.7 by ?  2014-01-06 17:58:06 

(距離を詰めてくる彼に本能の赴くまま敷布団に片手付き器用に後退すると遠慮皆無にどっかりと腰を下ろす相手に一度目線を向けるもすぐに顔を伏せて。乱暴に放り投げられたタオルが無残な姿でテーブルに張り付いているのを一瞥し、上から目線な言葉であるものの倒れていたらしい場所から此処まで運び、服を着せ替えるなどと迷惑をかけてしまった事には違わず頭を下げて)…ありがとう、ございます。(自身の記憶が無くとも相手こそが己を救ってくれた恩人。不安な気持ちは胸の中にもやもやと燻ったままだが今現在自分の居る場所が危険でない事を認知しほんの少し安堵し小さく息を漏らして。)

  • No.8 by 鷹嶺 庸介  2014-01-06 18:07:12 

(何ともしおらしい姿で御礼述べる弱り切った様子の相手に毒を吐く気にもなれず一人小さく肩を竦め。然し目の前で縮こまる相手を拾ってからずっと引っ掛かっている事を思い出し真っ直ぐに見据え。相手の服を脱がし洗濯する為に中の物を出した際の私物の少なさである。彼のポケットから落ちた財布はすっかり濡れそぼっていた為中を取り出すと様々な外国の紙幣が数枚と日本円の小銭がちらほら、そしてカードが数枚であり、他に相手が持っていた物と言えばスマートフォンが一台に異国語の書かれたくしゃくしゃのメモが一枚のみ。家出や夜逃げ、借金に追われていたとは考えにくい生活感のない持ち物の類に疑問は大きくなるばかりで。遠回しな表現や遠慮、オブラートに包む等とは無縁の言葉にて問い掛け)…なァ、御前。何者なわけ?何であんなとこ倒れてたんだよ。

  • No.9 by ?  2014-01-06 18:15:38 

(少し距離をあけた相手から漂うシャンプーかボディーソープの爽やかな石鹸の香りは鼻腔を擽り、その良い香りに一度誤魔化すように鼻を啜り。目覚めた際に見つけた枕元にあったスマートフォンに手を伸ばし手繰り寄せると傷だらけの表面をぼんやりと眺め。相手の物が此処にある筈無い為、己の物であろうが相変らず記憶にない物であり小さく肩を落とす。呼び掛けるような声に顔を上げるも唐突且つ当然の問いに喉を引き攣らせたような不自然なか細い呼吸音を漏らし。どくどくと早鐘を打つ鼓動に動揺を隠し切れず目線を泳がせてはまた顔を伏せ垂れ下がる長い横髪を落ち着きなく耳に掛け自身を落ち着かせるようにまた毛布を強く握り締め吃りながらも正直な言葉を紡ぎ。)
お、ッ…おれ、…俺…っわから、ない。…ぜんぶ、なにも…

  • No.10 by 鷹嶺 庸介  2014-01-06 18:36:02 

(不意に彼が手に取るは相手のポケットに入っていたスマートフォン、自分の物ではないかのような様子に疑問や違和感、相手の人間としての危うさは膨らむばかりで。女かと紛う枝垂れのような長い髪の隙間から見える所以あるような憂いを帯びた表情を視界に捉えると不思議と胸中はざわつき。己の問いに対し怯える様に細く息を吸い込む音に怪訝そうに眉間に皺を寄せ、明らかに動揺したような所作を呆れたように眺めながらも催促する事は無くただただ言葉を待ち。かちこちと秒針の音がやけに響く室内の静けさを破るは相手の不安げに揺れ動く言葉。ぽつりぽつりと漏れる其れに脳裏を占めるのは"記憶喪失"との単語。厄介な拾い物をした事に深く息を吐くと己なりに言葉を選びながら生乾きの髪をがしがしと掻き)
何も覚えてねえんなら、これから思い出でも何でも作りゃあいい。…無理に思い出す必要ねえし、焦る事もねえだろ。行く宛てがねえんなら、一人にしちゃ広すぎると思ってたし……此処に居てもいい。

  • No.11 by ?  2014-01-07 14:14:16 

(自分の名すらも分からぬ孤独という名の不安に全身は覆い尽くされ、薄らぼんやりと残る遠い過去の記憶に縋り付ける物等無く頭の中を掻き乱すどろどろとした黒いモノに耐えるべく固く双眸を伏せ。聞こえてきた呆れのような溜息に頭から冷水を被せられた心地に為る。つい数分前に出逢ったばかりの彼だが己の中に唯一存在する相手という人からの拒絶は酷く恐ろしい物であり、何故か目頭が熱くなり横隔膜が押し上げられる感覚に短い呼吸を繰り返し。然し紡がれた優しい言葉は想定外なもので思わず顔を上げると何処か困ったような居心地の悪そうな相手、ぽかんと呆けた表情を浮かべていると無意識の内にじわりと双眸に滲む水滴が飽和量を超え頬を伝い落ち。)
いい、の…?俺、ここに…いても、

  • No.12 by 鷹嶺 庸介  2014-01-07 14:41:42 

(細い肩を震わせ何かに酷く怯えた様子の相手は見るに痛々しく、記憶を失くす事の恐怖心等を共感するような安易な言葉を掛けてやれる程無責任には為れず唇を閉ざし。己らしからぬ言葉に内心にて嘲笑しつつも其の言葉を撤回する気は皆無であり反応を窺うように目線を相手へ戻し。刹那、驚いたような表情のまま潤んだ緑を帯びた黒い瞳から白い頬を伝う雫に瞠目し硬直。この世のものでは無いような美しさと透けて消えてしまいそうな透明感に目を逸らす事が出来ず思わず相手との間に隻手を付き身をのり出しては別側の手伸ばすと触れる寸前で一度躊躇うも出来る限り優しい手付きにて指の腹で涙を拭い。後付けのように唇にニヒルな弧を描き呆れたような笑みを浮かべてみせ)
…好きにしろ。

  • No.13 by 豆  2014-03-23 12:43:07 

久し振りに来て読み返してみたら
目の色が緑色になってる…!
設定は蜜色なのに…!なんてこった。

書きたくなったので戻ってきました。
なりきりもどこかに参加したいな。

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