..さて、始めようか。 ( 黒ﾊﾞｽBL ) わんおんわん.

( さて、相手をﾁﾗﾘと見て遣れば眠気と戦っている御様子。此の侭寝てくれたら良いのに。なんて考えるもﾍﾟｰｽが早すぎたか残り2ﾍﾟｰｼﾞ｡如何構えばいいのか。そんな事を頭の片隅で考え乍対して此の本面白味が無かったかな。なんて本の内容を振り返り思い出せば1ﾍﾟｰｼﾞ捲る。"後書か、時間稼ぎに読むか。"後書に目線を写せば₋此の本を御手に取って下さり..。だの₋此の作品には..。だの如何でも良い事が書いてある。相手を横目で確認しては早く寝ないだろうか。その事ばかり考え願って。 )

(かくん、と首が落ちる程の眠気と戦闘中。相手の手元にある本を一瞥すれば後書まで読んでいる様子。後書何て大した事は書いていないのだろう。其れを真剣に見詰める相手を尊敬してしまう。一方睡魔は一向に治まらない訳で後書を読み終えるまでの間目を閉じているだけでも少しは違うだろうと、「悪い。読み終わったら起こして。」と手を顔の前で合わせ眉下げ乍笑って見せれば其の数秒後吐息混じりに溜まった息を吐いては首を下に落とし目を瞑って。)

( 思わず顔がﾆﾔ付く。自分は此の時を待って居たのだ。「..嗚呼、分かった。」眠た気な相手の方を見て左記を云えば彼が瞼を閉じるのを待つ。_さて、如何しようか。相手が仮眠を取っている間に自室に逃げようか。考えなくとも実行する予定だが其の後如何しようか。本を閉じては数分頭を悩ませる。そうだ、真太郎に電話しよう。不意に思い付いた名案。満足気に目を細めては相手が起きない様に、足音一つ立てずに立ち上がって。其の侭そろりそろり、と静かに自室へ向かって )

(静かに寝息を立て睡眠を取っていれば何度も頭が落ちる。其の度に意識が覚醒しそうになるが此の眠気は相当のものらしい。相手が自室に向かった事も知らず心地良い眠りに付いていた、筈なのだが頭ががくんと下がったと思った時には遅く目の前のﾃｰﾌﾞﾙに頭を強打。「ッ...。」と頭を押さえ必死に痛みを堪えていれば隣に居た彼が居ない事に気付く。嗚呼、寝ている隙にという事か。己が起きていると知った時の彼は如何面白い反応をしてくれるだろう。未だ眠気を感じさせる脳を無理矢理起こしさて、彼を探してみようかとﾘﾋﾞﾝｸﾞを出て。)

(/今日は此の辺で落ちますね!ﾚｽ置いていただければ明日?今日?にでも返しますので!
御相手感謝でしたー。)

( 自室の扉を閉めては満たされる達成感と開放感に背伸びを1つ。例え自室でも相手を起すと悪いからと、静かに小さな机の前に腰を下ろせば早速携帯を手にとって。..やはり、真太郎に掛けた方が良いのか、否か。少し頭の中で自問自答を繰り返しては緑間真太郎へと発信。彼なら相手の事をよく理解しているだろう。そう信じては掛かるのを待つ。...不意に思い出した事。..本忘れた。 )

(/ 落ち把握致しました‼︎
遅くまで御相手様感謝でした! また、御待ちしてますね。

(一番可能性があるのは彼の自室だろうか。無いとは思ったが1度玄関に靴が有るかを確認しては其処から自室へと足を進める。"読み終わったら起こしてくれ"と言った筈なのだが寝ている間に逃げるとは何とも彼らしい。其れ程構うのが面倒だったのだろうか、とﾌﾞﾂﾌﾞﾂ独り言を呟いていれば此の角を曲がり真っ直ぐ行けば彼の自室という所で。楽し気に口角上げては廊下の角を曲がろうと。)

( ..本は後で取りに行こうか。なんて事を考え筒3ｺｰﾙ経って掛かった電話。｢やあ、真太郎。｣小声で云軽い挨拶を交わせば"一体何の用なのだよ"と聞き慣れた口調で訊ねられる。｢少し聞きたい事が有ってね。｣通話相手の彼は高校時代己の同居人で有る相手と共にﾌﾟﾚｰしてきた仲。信頼関係は深く築いて来た事だろう、彼に聞けば相手に如何構って遣れば良いのか解かると思った自分。..余り良い案は期待してないけど。と内心思い筒電話を掛けた訳を話し始めて。 )

(彼の事だ、構うのは柄じゃ無いとか面倒臭いとかで自室で再び読書でもしているに違いない。部屋の前に来て何の躊躇いも無く悪戯っ子の様な笑みを浮かべ「赤司ー。」と其のﾄﾞｱを開ける。と、電話中だったようだ。邪魔しては悪いと文句は後回しにして彼の部屋内に足を踏み入れﾍﾞｯﾄﾞに腰掛ける。態とらしい笑みを浮かべてはまるで何で逃げたのかなー、とでも言う様にﾆﾔついて。顎に手を添えては通話の終わりを待って。)

( _やはり、聞いた自分が馬鹿だったらしい。纏めれば"人事を尽くせ"だそうだ。｢厭、如何人事を―..?｣言葉を途中まで発するも部屋の扉が開けば唖然する。先程まで寝ていた筈の彼が目の前に居るのだから。..色々と拙い気がする。表情で訴えてくる相手を表情1つ変えずに平然を纏うも思わず電話を切ってしまう。其処は後で謝罪のﾒｰﾙでもしておこう。「..ﾉｯｸの1つもせずに他人の部屋に入って来るとは飛んだ無礼だね」なんて寝ている途中に逃げた己が言う事でも無いが強気で物事は言わなければ目の前の彼は随分手強いだろう。と考えては首を傾げて人事を尽くそうと。 )

(口元引き攣らせ相手の表情を見詰める。矢張り予想通りの反応といった所だろうか。ｹﾗｹﾗと腹を抱えていれば通話の切れる音が。其の後相手が己に向かって無礼、と言っただろうか。其れに対してｸｸｯと喉鳴らしては「起こしてって言ったのに寝てる隙に自室来た赤司が言っちゃうか。」と嫌みったらしく笑顔を貼り付け。ﾉｯｸをしなかったのは悪いと思っているが相手も自分の事は言えないだろう。ﾍﾞｯﾄﾞの上で胡座を組み「あー、そう言えば本読み終わったら構ってくれるんだっけ?」とﾀｲﾐﾝｸﾞを見計らった様に述べてはゆるりと首を傾げて。)

( 軽く思考を廻せば相手に背を向ける様体制を変える。..考えてみれば相手が寝ていたと言う事は一度起こした事にして置けばﾊﾞﾚ無いんじゃないか。冗談は元々嫌いな身だったが偶には良いだろう。「..数回起こしたけど、君が起きなかったから。」如何にも自分悪くないです発言。内心自嘲を零すも相手には表情なんて見えていない位置に居るのだから良いか。ﾀｲﾐﾝｸﾞ良く聞いて来る相手に少し嫌気が指す。「..君が如何しても構って欲しいなら構ってあげるよ。」ﾎﾞｿﾎﾞｿ､と左記を呟けば携帯を取り出しては"緑間真太郎"宛にﾒｰﾙを送って置く。相手の方に顔を振向けては結局如何人事を尽くせば良いのか。と思い乍取り敢えず厭味っぽく笑みを作り浮かべて。 )

(流石の彼も此処まで来たら言い返す言葉が無いのではと思っていた矢先に掛けられた言葉に瞬きを繰り返す。嗚呼、如何やら己は軽く睡眠を取る積もりが爆睡していた様だ。人指し指で頬搔き瞳を泳がせては「..其れは悪かった。」と素直に謝罪を述べる。彼が此方に背中を向けている事が怪しいが此処は敢えて其の事には触れないでおこう。彼の言葉に耳を傾ければ予想外の返答が。予想では「ｹﾞｰﾑでもやっていればいいじゃないか。」とか「僕は忙しい。」等素っ気ない言葉が返って来ると思っていたので多少表情に動揺の色が浮かんでしまう。然し此れは好都合である。「お、ﾏｼﾞで?珍しいな。」と口角上げたものの具体的に如何構ってもらうか等考えてもいなかったので取り敢えず手招きしては己の隣を叩き座る様促して。）

..別に良いよ。
( 素直に謝られると此方が悪い様な気がして心の内で謝っておく。"別に構わないのだよ"携帯の画面に左記の文字が移れば彼らしい、と目を細めて。結局何も聞き出せない侭当の本人が部屋に入って来た始末。"珍しい"と言われては自分でも改めて考えてみる。確かにそうか。手招きする相手に鼻で笑って遣れば立ち上がって相手の隣へと腰を掛けて。順に足を組めば一息。「今日だけだから。」と相手の方を見て言えば相手は何を言うのだろうかと首を傾けて。無理な事を云われたら顔面を殴ってやろうか。先の事まで予測しては視線を前に戻して。 )

お、さんきゅ。
（安堵の息吐いてはにっ、と笑み浮かべ。携帯画面を見詰め目を細める彼は高校時代からは想像も出来なかった。ｷｾｷの世代の主将という事で遠い存在に見てはいたが彼だって笑ったり怒ったり、極普通の高校生だったのだろう。自分が知らなかっただけで。と考えていれば手招きして数秒後に自分の隣に腰掛けている。彼らしい座り方に反して何とも意外な言葉に頬が緩めば「分かってるって。」と苦笑混じりに返す。肝心の如何構ってもらうか、だが再び睡魔が襲ってくるのも時間の問題である。ぐるぐると思考を巡らせて居れば何かを思い付いた様に顔上げ構ってもらうと言うよりは一方的な望みだが「膝枕!」名案とでも言う様に顔輝かせて。）

( "分かってるって"と発した相手にﾌｯと笑みを浮かべては「聞き分けの良い犬だね。」とぼんやり壁の一点を見詰め筒述べて。"課題手伝え"とか"ｹﾞｰﾑしよう"とか彼は云うだろうか。十数秒待ってみて相手の発言した言葉に何秒固まって居ただろうか。"膝枕"。「....は?」と其の侭の表情は変えずに眉だけ顰めては相手を見詰め思考を巡らす。..膝枕をする事が構う事になるのか。だとか..此奴亦寝るつもりなのか。等様々な疑問を抱くも掻き消す様に首を横に振っては吹っ切れたのか口角を上げては「僕誰にもした事無いからね、..感謝しなよ。」足を元に戻す。左記は遠回しに承諾の意。照れ臭いのか単に相手の考えに呆れてるのか視線を相手から外せば己の膝元を見て。 )

（"犬"。笑みを貼り付けたまま硬直するが嗚呼、恐らく彼成りの褒め言葉だろうと都合の良い解釈をして。矢張り此処は予想通りの反応である。男に膝枕をしてくれと言われれば其の反応が当然だが逆に予想通り過ぎて笑えて来てしまう。吹き出し乍も「おーい、赤司?」と硬直状態の彼の目の前で手をひらひらと。構う、という御願いからは大分路線が外れてしまった様な気もするが言ってしまった以上此処は此れで通すのが妥当だ。暫く彼の様子を窺い筒器用にﾆﾔついて返答を待っていれば予想外の言葉に感嘆の声上げて。自分で望んでおいて何だが実際の所此方も照れ臭い所であって、然し此の様な状況で平然を装うのは得意である。「んじゃ、失礼しまっす。」と彼の膝にぽすっと頭置いて。）

( _失礼された。膝元を見ていた視界に相手が入って来ては微かに眉を寄せて。改めて冷静に考えて見れば彼は己の膝の上で睡眠を取るのではないか、という事。平然と淡々と頭を置いて来る相手に違う意味で尊敬しては苦笑。不意に浮かんだ疑問。相手も同じだがﾊﾞｽｹｯﾄ選手として活躍して居た身。勿論己に女性の様な柔らかい身体付きでは無い。..硬い筋肉な訳で。此の膝で彼は眠ると言うのだろうか。無理だ、自分だったら出来ないだろう。照れを隠し恥かしさに耐え筒平然を纏えば「普通の枕で寝た方が絶対良い、膝枕なんて君は恥ずかしくないのか?」と聞きたかった事、思った事を問い掛けては首を傾げて。..唯、彼も如何構ってもらおうか解らなかったのなら自分も同じだから良かったな。なんて上記を述べた後思って。 )

（何とも気まずい雰囲気に笑みが引き攣る。何も考えて無かったとはいえ咄嗟に出たのが膝枕とは己のｲﾒｰｼﾞが問われるな、何て。ま、彼の動揺した顔が見れたから良いかと苦笑浮かべていればふいに投げ掛けられた疑問。普通の枕じゃ構ってもらう事にならないのだが..、ｸｽｯと小さく零しては"恥ずかしくないのか"という問い。全く恥ずかしくない、と言えば嘘になる「膝枕は膝枕で良いとこがあんの。恥ずかしくは無いね。」ｷｯﾊﾟﾘ言い放つ。正直に恥ずかしい何て言えば恐らく彼は「じゃあ止めれば良いのに。」と的確なﾂｯｺﾐが飛んでくるだろう。此れは此れで良いんだ、と口元を緩めれば目を閉じる、が当然此の状況で眠れる訳が無い。己も少なからず動揺しているのだろう。恥ずかしさと動揺が入り混じり何故だかｸｸｯと笑みが込み上げて来て。）

..そうか。
( ｷｯﾊﾟﾘ述べる相手に納得の意を込め相槌を打てば苦笑交じりに上記を云って。膝枕の良い所とは、なんて考えてみるも考えるだけ無駄だと解かれば取り消す。瞼を閉じた相手を見ては"眠るのか"と内心思う。..眠れないだろ。と自問自答を脳内で行い筒彼から視線を逸らす。然し急に笑いを堪える様な声が聞こえては直ぐ視線を戻して。眉を顰め何となく、腹が立ったのか相手の頬を摘んで遣る。無言の侭むにむに、と相手を頬を弄れば面白いのか懲りずに続ける。相手の睡眠の妨げになるな、まあ良いだろう。と頭中で考え乍彼の反応を伺ってみようか。 )

ま、男同士だしな。
（自分で述べて置いてだが寧ろ其処が問題なのではと今さらになって気付く。先程膝枕にも良い所がある何て言ったものの其の場の雰囲気で適当に述べただけなのでﾊｯｷﾘ何が良いのかは分からないが彼の様々な表情も見れるし悪くはないだろう。ふいに恥ずかしさから零れた笑いに矢張り彼は不満気だった様で、しかし其の後の行動は予想外で彼は己の頬を摘んでいる。顔を顰め「ちょ、何してんの。」と動揺混じりの声色で問う。案外彼も此の状況を拒んではいない様で安心はするが此の侭頬を摘まれ続けるのも不服だ。閉じていた瞼を開ければ彼の頬へと手を伸ばし摘んでみようか。）