(彼の事だ、構うのは柄じゃ無いとか面倒臭いとかで自室で再び読書でもしているに違いない。部屋の前に来て何の躊躇いも無く悪戯っ子の様な笑みを浮かべ「赤司ー。」と其のドアを開ける。と、電話中だったようだ。邪魔しては悪いと文句は後回しにして彼の部屋内に足を踏み入れベッドに腰掛ける。態とらしい笑みを浮かべてはまるで何で逃げたのかなー、とでも言う様にニヤついて。顎に手を添えては通話の終わりを待って。)