語り部 2013-09-19 21:17:44 |
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*規約*
・長期参加型のトピックのため登録逃げ等はお断りします。
・ロルは中~長推奨。
・置きレス進行、週1以上の参加は必須。
・キャラリセは二週間。
・プロフィールは選定式、早さ長さよりも内容重視。しかしあまり極端に短過ぎるものはNG。
・キャラクター名はあくまで良識の範囲で。キラキラネームや存在しない名字は選定から除外することも考えられます。
・容姿等もある程度現実的に。瞳に色をつける等の行為はカラコン、クォーター等の設定を。
*募集内容*
僕/男/大学生/彼女に恋をした少年
彼女(主)/女/生き霊/あの子を愛した少女
あの子/女/大学生/現実を見た女の子
あいつ/男/大学生/彼女を憎んだ男の子
細かい設定は各自のページに記載
*僕について*
彼女は今日もくるくると、傘を回しながら歩いていた。
雨の中の水曜日、彼女の誕生日。
僕はプレゼントを持ってかけ上がる、少しだけ滑る石段を。
そう、少しだけ滑る、雨に濡れた石段を。
手を振る彼女、手には何時もの傘。
次の瞬間、傘が舞う。
空を、ワルツでも踊るように舞った傘を
彼女が拾うことは、なかった。
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
昔は幼馴染み三人組の中でもしっかりしていていながら活発で、所謂中心的な少年だった。
現在はどちらかというとあいつやあの子に付いていく側の非常に大人しい、大人びた青年になった。
彼女を今でも好いている。
彼女が石段から転げ落ちた際に石段に来ており、その手を掴めないまま落ちていく彼女を見つめることしかできなかった自分を悔いている。
生き霊となった彼女が見える唯一の人間で大好きな彼女のために奮闘する。
*彼女について*
私は、今日も傘を差していた。
雨降りの神社、ぽつぽつと傘に当たっては弾かれる雨粒。
今日は私のお誕生日、皆がお祝いをしてくれるらしい。
ああ、早速誰か来たみたい。
石段に向かえばいつもの笑顔が私を見上げて。
何だか嬉しくて、手を振ってみた。
その時、急に足がふらつく。
あ、傘。
あの子に貰ったのに、飛んでいっちゃう。
いや、
行かないで、行かないで
行かないで。
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
中学二年生の夏に転校してきた少女。
人見知りで、怖がりで、どこか幼稚で不思議な子。
あの子が好きで、女の子同士なんてことも考えずただ純粋に愛していた。
中学三年生の冬のある日、神社の石段から転げ落ちその際頭を何度も強く打ったことが原因で意識不明のまま目を醒まさなくなる。
その数年後、僕の元へ生き霊という形で現れるもののその姿はあの日のままで僕以外には見えない。
わずかな現象を起こすことは可能で、後々中学生時代に作ったあるものにより会話のみ僕以外とも可能になる。
*あの子について*
今日は彼女の誕生日、私の彼女の誕生日。
彼女にこの間プレゼントしたのとお揃いの傘を回しながら、降り注ぐ雨粒を横切りながらあの場所に向かう。
皆もう集まってるかな。
早足、速足、急ぎ足、からの駆け足ダッシュ。
恋って楽しい。
毎日が薔薇色ってこういうことかな?
女の子同士なんて関係ないよ。
私は私。
彼女は彼女。
私は彼女のもので、彼女は私のもの。
それの何がいけないのさ。
何が、駄目だっていうのさ。
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いつもにこにこ、明るくて可愛くてクラスの人気者だった女の子。
昔は彼女と恋人ごっこのような付き合いをしていたが、年を重ねるごとに同性であることの虚しさと彼女が目覚めない悲しさに押されあいつと付き合うことになる。
そんな経験の積み重ねが人格構成に大きく影響を及ぼしたのか今ではさばさば、というより少し冷たく現実主義者。
勿論彼女の生き霊も信じる筈がなく、けれどもそんな思いとは裏腹に心の底では彼女の存在を信じたいと思うところがあるのか比較的僕には協力的。
*あいつについて*
雨なんて、嫌いだ。
彼女は、もっともっと嫌いだ。
俺の皆を奪っていく彼女なんて、嫌いだ。
だから誕生日なんて祝いたくないし、むしろ会いたくもなかったけど。
でも、"僕"が行くなら。
そう思って来たけど、間違いだったみたいだ。
嬉しそうな二人の声。
煩い、煩い煩い煩い煩い煩い!!
静かにしろよ、って。
そう、注意したかっただけなのに。
何で俺は、彼女の背中に手を伸ばしているんだ?
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
昔から頭は良かったけれど少しだけ卑屈な性格で、人とはあまり馴染めなかった。
初めての友達だった僕とあの子が好きで、でも僕はもっと好きで、恋をしてしまった男の子。
大好きな人達の中にするすると溶け込む彼女が許せなくて石段から僕を見る彼女の背中に手を伸ばした。
今ではすっかり外面を固める術を身につけ顔だけの付き合いをする好青年?に。
今でも彼女は憎くて、腹いせ紛いにあの子と付き合うことをOKした。
彼女が生き霊となったことを僕の手前信じてるとはいうものの本当は逆で、けれど過去の後ろめたさと恐怖から彼女の生き霊を消すために僕を誘導する。
これより募集を開始致します。
選定期限につきましては募集状況によりある程度目処がついたらお知らせします。
story参照の僕、あの子、あいつを募集中でございます。
皆様ふるってご応募くださいませ。
名前/碓氷 雨(ウスイ アメ)
性格/人見知りがち故に物静かで人の後ろについていくタイプ。リーダーシップを取るのは苦手で意見も他人に左右されやすいものの、本当に大切なことは何があっても変えることをしない芯の強さも持ち合わせる。その筆頭があの子との恋愛感情で、これについては事故で意識不明になる前に発言した「もし死んでも、私はずっと〇〇ちゃんのこと好き。」との、今となってはホラーにしか聞こえない台詞が物語っている。
容姿/身長156cm程度。以前は黒い髪を前髪は軽く散らし、後ろ髪は少し長めのボブ程度に伸ばしており左横髪の米神辺りに紺地に白い花を刺繍した胡桃釦をピン止めに加工した髪飾りを着けていた。瞳はロシア人の祖父から隔離遺伝した灰色の瞳をしていて、肌は白くスレンダーな体つき。事故当時は中学校の制服、白い襟とカフスに赤いラインが入り胴体部分と膝たけのスカートが紺色の赤いスカーフをまくタイプのセーラー服に少し大きめのカーディガン、その上からまたサイズの合わないモッズコートという格好だった。事故の後意識不明のままとなっているのが原因か体の方はあまり成長が活発ではなく、強いて変わったと言えば髪の長さが推定腰辺りまで伸びたことくらい。
備考/好物はレモネードとサバランというお菓子で、学校帰りによく近くの喫茶店で食べていた。趣味が刺繍と少し古風で、友人たちには時折その刺繍を使ったアクセサリーやキーホルダーをプレゼントしていた。髪飾りも同じく、自分で手作りしたもの。昔から酷い雨女でそれを自覚していたからか基本的にいつも片手には傘を持っていた。当時モッズコートを着ていたのも一部雨ガッパ代わりだったところもあり、夏は雨ガッパ冬はモッズコートというスタイルだった。生き霊として彼等と関わるうちに、昔友人たちと喧嘩して神社の本堂に篭った時に使われた赤い刺繍糸の糸電話でのみ会話が可能に。
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