語り部 2013-09-19 21:17:44 |
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*あの子について*
今日は彼女の誕生日、私の彼女の誕生日。
彼女にこの間プレゼントしたのとお揃いの傘を回しながら、降り注ぐ雨粒を横切りながらあの場所に向かう。
皆もう集まってるかな。
早足、速足、急ぎ足、からの駆け足ダッシュ。
恋って楽しい。
毎日が薔薇色ってこういうことかな?
女の子同士なんて関係ないよ。
私は私。
彼女は彼女。
私は彼女のもので、彼女は私のもの。
それの何がいけないのさ。
何が、駄目だっていうのさ。
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
いつもにこにこ、明るくて可愛くてクラスの人気者だった女の子。
昔は彼女と恋人ごっこのような付き合いをしていたが、年を重ねるごとに同性であることの虚しさと彼女が目覚めない悲しさに押されあいつと付き合うことになる。
そんな経験の積み重ねが人格構成に大きく影響を及ぼしたのか今ではさばさば、というより少し冷たく現実主義者。
勿論彼女の生き霊も信じる筈がなく、けれどもそんな思いとは裏腹に心の底では彼女の存在を信じたいと思うところがあるのか比較的僕には協力的。
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