BL-満月ﾉ夜ﾆ-

(/ ﾏｼﾞっすか...! 嬉しい! じゃあ、宜しく御願いしますね! )

(/。 ｽｷﾝｼｯﾌﾟがやや激しい子ですがご勘弁を…←では、此方から絡み文を出させて頂きますね！

(/ 良いですよ、非常に萌えます←。
はい、待ってますねｰ! )

…ん-、何か喉が渇く、
(己の屋敷内にて、生活に必要な物が置かれている以外には何も無い殺風景な部屋でｽﾞﾙﾘと床にへたりこめば己の喉を片手で覆って。水分は先程から小まめに摂っている筈だが喉の渇きは潤されずにいて。双眸を閉じれば瞼の裏に浮かぶのは濃厚なあの味。自然と喉が鳴ればふと、そう言えば己はここ数年摂取していなかったと気付いてしまい。「…嗚呼、欲しいな、」等と小さく呟いては窓の外へと視線を遣れば)

っ...寒い、
( 天気予報では雨なんか降らないと言っていた筈なのに。雨具なんか持たずに、上機嫌で外へ出た己は突然雨が降りだしたことに驚いて。周りを見渡しても、中々雨宿り出来る場所が無い。今から家へ帰ろうという選択肢も有った筈だが、此処から家迄の距離は遠すぎて。仕方なく、成るべく近い雨宿り出来る場所を探そうと路地裏へ。歩いていれば、都合良く路地裏を抜けた所に屋敷が。丁度良い、入ろう。少し不気味な雰囲気を醸し出してはいたが、今はそんな事考えてられまいと早速其の屋敷へ脚を踏み入れ｡ )

…あれ、誰か来た。
(ﾉｯｸもしないなんて、最初の挨拶が成ってない、等と内心では毒付くもそんな考えも吹っ切れる程の甘美な香りが己の鼻腔を擽り「…嗚呼、これだ。これが欲しかったんだ、」と双眸をゆっくりと閉じれば、す、と立ち上がり長い廊下と階段を下り、一番下の階まで降りて。階段の手摺にもたれ掛かる様にして相手をひたと見据えれば「…今晩は、雨に降られたの？」とあくまでもゆるりとした口調で暗がりから相手へと問い掛ければ首を傾げて。ずぶ濡れで寒そうな相手を見遣れば一目瞭然なものをわざと問い掛けるのは思わず鳴ってしまう己の喉の音を隠す為のものなのか、「暗いけど、上がれば？」と短く云えば相手に背を向け足を二階へと進めて)

え... ?
( 小刻みに震える己の身体を包み込みながら、普通の人が住んでいるような家には到底見えない屋敷を物珍しそうに見回して。見渡した限りは誰も居そうに無かったが、どこか寒気を感じるような雰囲気に早く雨が止まないものかといった願望が沸き上がってくる。すると背後からは階段を降りるような足音が聞こえて。次いで焦る気持ちに上乗せするように誰かが己に向かって声を掛けてきて、ﾋﾞｸﾘと身体を揺らし。振り向いてみるも、暗闇であまりはっきりとは顔が分からない 。「...ええ、ちょっと。 」此処の住民だろうか、等考えれば相手の質問に応答して、いきなり見知らぬ人が自分の家に入ってきたら誰もが迷惑だろうと思い扉に向かおうとしてみるも、どうやら雨宿りさせてくれるらしい相手の言葉を聞き優しい人かもしれないと信じきり恐る恐る階段を上っていき。 )
...あの、済みません、勝手にお邪魔しちゃって。
( こんな状況でも礼儀は忘れてはならないと、相手の背後から声を掛け。 )

…寒そう、
(己の部屋に着けばﾊﾟﾁﾘと電気を付けて。上記を呟けば相手を観察するように視線を向ければ「あ、ﾀｵﾙだね、」と箪笥へと向かえばｺﾞｿｺﾞｿと暫し中をまさぐるも一つのﾀｵﾙを手に持ち、相手へと近付いて「びしょびしょだよ、お風呂入る？」等と立て続けに問い掛ければﾆｺﾘと口角を上げて。相手の頭にふわりとﾀｵﾙを掛けて遣れば優しく拭くようにして。「…君、いい匂いがする、」と双眸を閉じれば相手の首筋辺りへと徐に顔を近付けて。「…甘い、」等と小さく息を吐くようにして呟くも、冗談。と直ぐに離れて「ん、全然気にしていないから大丈夫、」と。もはや先程の感情はないのか、律儀な相手に首を振って)

あ...はい、はい......!?
( どうやら相手の部屋へ着いたらしい。電気が付くと顔が見えて。意外と美形で、思わず見とれてしまう。色々とﾃｷﾊﾟｷ己の為に気に掛けてくれる様子には、短く返事をすることが出来なかったが、頭を拭いてくれた行為にはちょっと驚き。更に首筋へと近づく行為にはされたことが無かったもので、反射的に身体を逸らしてしまって。男相手に少しばかり心臓が鳴ってしまった己に呆れながら冗談と告げられるとﾎｯと胸を撫で下ろし。「有り難う御座います。」とにこりと笑って、先程己に掛けられたﾀｵﾙで頭をｶﾞｼｶﾞｼと強く拭いて。 )

ん、ごめんね。君が余りにもいい匂いだったから、
(相手が身体を逸らせば表情は変えないものの上記を述べて。此方側から思ういい匂いと相手に伝わるいい匂い、では恐らく聞こえ方が違うと確信しているも思わず呟いてしまうほどに相手から漂ってくる匂いは甘美であり。思わず双眸を細めてしまうも「…お風呂、どうする？」と声を掛けて。己としてはこれ以上相手と近くなると己を抑えきれなくなる事が分かっているためになるべく相手からは距離を取って。己が世間から忌み嫌われる吸血鬼と知ったら相手はどのような反応を取るだろうか。恐らくは逃げ帰るか気を失うかのどちらかだが、折角巡り会えた血を易々と逃す気は無いと言う己の中での2つの感情が頭を支配しており、取り敢えず落ち着こうと相手に風呂を進めれば

(/。 上げます、

はは...、
( 良い匂いか。嬉しいような嬉しくないような、そんな気分に包まれ乾いた笑いを溢して。何故こんな屋敷に住んでいるのか、等他様々な事が気になったが己には関係ない事だと考え問い掛ける事はせず。「あ、はい、出来れば入りたいです。」と風呂を進めてくる相手にはそう返し。初対面でこんなに気に掛けてくれるとはやっぱりいい人なんだ、と思い込み其の言葉に甘えることに。しかし着替えを持ってきていないことに気付き、どうしようかと思考巡らせていて。 )


(/ 置きﾚｽになりますが、ちゃんと返します! )

…あ、俺の服で良ければ、
(相手の考えるような顔に、ふと気が付いて。和装と言えど普通の服は持っている。再度、あの箪笥から黒のvﾈｯｸのｼｬﾂに灰色のｽｳｪｯﾄを取り出してくれば相手へと渡して。「…背格好は似てるからきっと入るよ」と薄く笑めば風呂場へと案内し「ﾀｵﾙ、此処に置いておく。濡れた服は其処に置いておいて。出たらさっきの部屋まで一人で来れるよね？」等と矢継ぎ早に言葉を並べるも、ゆるく首を傾げれば
ごゆっくり、と扉を閉めて。扉を閉めれば外にて、壁にもたれ掛かる様にしてｽﾞﾙｽﾞﾙと床に座り込んで。己の喉元を両手で覆えば苦し気に眉を寄せ「…毒だなぁ、こんな近くにいるのに、」と小さく呟いて。ﾌﾗﾘと立ち上がれば、よろつく足元で先程までの部屋へとようやく帰るも大きめのｿﾌｧへと倒れ混み、浅く呼吸を繰り返しつつも双眸を緩く閉じて)

(/。了解致しました!!

あ、じゃあ御言葉に甘えて。
( 相手も己が考えていたことを察したらしく、服を貸してくれるらしい。案外普通の服を出してくれたことに感謝しつつ、受け取って。風呂場へと案内してくれる相手の後ろを付いていき。結構広い。少なくとも己の家の風呂場よりは大きい筈。「はい。多分、戻れます。」ﾀｵﾙを置いてくれたりと、服の事まで云ってくれる相手に軽く会釈しながら先程の部屋迄の帰り道を思い出し苦笑いを浮かべ。正直色々な部屋を探検してしまいそうな予感がし、迷ってしまったらどうしようかと。扉が閉まり、相手が出ていくと早速服を脱ぎｼｬﾜｰを浴びて。 )

…あの子、いいこに戻ってくるかな…色んな部屋見なければいいけど…
(ｿﾌｧに寝転がったままﾎﾟﾂﾘと呟けば少し不安げに眉を寄せて。特に自室は見られて欲しくはないものであり。今までに摂取してきた血液等がﾍﾞｯﾄﾞに付いている為か不安は募るばかりで。自室以外ならば特に何も置いていないので安堵するが、もし自室を見られてしまえば無事に帰す訳にはいかない。等とそんなことを考えつつも自然と双眸は閉じ、浅い眠りへと着けば

...あｰ、さっぱりした。
( 短時間でｼｬﾜｰを浴びれば、さっさと着替えて風呂場を出て行き。貸してくれた服を着た自分の身体を見れば、ちょっとつついてみたりして。筋肉増えたかも。そんな些細な事を思いながら先程の部屋へ戻ろうと脚を進めるが、途中、別の部屋が有ることに気付いて。このまま真っ直ぐ進めば良いだけなのに何故か其の部屋が無性に気になってしまい、躊躇したが其の部屋の扉へ手を掛けて。ｺﾞｸﾘ、と唾を喉へ押し込めば扉を開け。初めは暗くて何も見えなかったが、壁を触るとｽｲｯﾁらしきものを見付け押すと電気がつき。すると、目の前に広がった光景は所々付いている血液の痕。「＿っ!?」思わず尻餅をついてしまい、大きな音がたってしまう。此の屋敷を出なければ。走り出そうと何とか立ち上がり床を蹴って。 )

…何処に行くの、？
(ﾄﾞｱの向こうから大きな音がすれば眼を開けて。やはり見てしまったか。起き上がればﾄﾞｱを開け、す、と相手の前に立ち「見ちゃったんだね、もしかしたらって思ったんだけどね」と呟けば双眸鋭く相手へと向けて。「大丈夫、殺人とかじゃない」と一応本当の事を云うも信じてはもらえないかもしれない「…なんで、あんなんになったか知りたい？」とまだ濡れている相手の髪へと己の指を絡ませればつつ、と視線を相手の首筋へと逸らして「…この世に存在しない物を君は信じる？」等と怯えているであろう相手の手首を掴めば此方へｸﾞｲと引き寄せて。後頭部をもう片方の手で押さえるようにして、完全に相手の動きを封じればあくまで口調は緩やかに問い掛けて

ちょっ...止めろ..よ !!
( いざ部屋を出ようとしたところで、一番会いたくない人物が見える。今すぐ叫んでしまいそうな己の口を塞ぎ、相手を怯えた目で見詰め。身体が僅かに震えているのが分かる。殺人じゃない訳が無いじゃないか。普通、血痕を見れば誰もが殺人だと思うはず、それ以外考えられない。何故こんなことに成ったのかなんて知りたくもなく、己の髪に触れられた行為にﾋﾞｸﾘと肩を震わせ。次いで、己には理解し難い言葉が耳に入り、意味が分からないとでも言いたげにﾌﾙﾌﾙと肩を振って。突然首を捕まれると、反射的に相手から離れようとするが両手で押さえつけられては逃げるに逃げられない。言葉で一生懸命に抵抗して、相手を恐怖に満ちた瞳で睨み付け。 )

…少し落ち着いて、って、無理か。
(完全に怯えきっている相手。其の様子を見遣れば、だから見ちゃ駄目だったんだよ、と困った様に眉を微かに下げて。「…教えてあげるよ、俺は人を殺してなんかいないよ、ただ、少し血が必要なだけ。」と相手の耳許で低く呟けば相手をﾄﾞﾝ、と近くの壁へと押し付けて。暴れないように相手の両足の間に己の足を捩じ込めば真正面から相手を見詰めて。風呂上がりの相手の身体はまだ温かく、それだけでも高められた血液の摂取衝動に暫し血を口にしていなかったこの身。もはや其の瞳は金色ではなく深い紅に染まっており、小さく息を吐けば「…無理。もう限界、…ねぇ、お願い。君の血を頂戴…?」等と低く呟けば相手の首筋へと顔を寄せて。「…嗚呼、教えてあげるよ。俺はね、吸血鬼、本物。」とだけ云えば舌で相手の首筋をﾂﾂ、と舐め上げ、久々の吸血に自我は抑えられないのか、其のまま鋭い己の犬歯をﾌﾞﾂ、と柔らかい首筋に突き立て

..は?
( 血が必要、とはどういうことだろうか。益々意味が分からなくなってきて、瞳を丸くし、首を傾げ。お陰で少し冷静になったかもしれない。がしかし、背中へと凄い衝撃が来たために再び恐怖が沸き上がってきて。体勢を立て直すのに精一杯で、逃げる余裕が無い。その隙を狙ってか己の動きを封じ込められ、ぱっと顔を上げると相手と目が合ってしまい。段々と其の瞳が紅い色に染まっていき、冷や汗が流れてくる。まるで人間じゃないみたいだ。「吸血鬼って意味分かんねえ...っ! 」殺人を犯す時の台詞だろうか等思いながら、首筋へと来る気持ち悪い感触に目をぎゅっと瞑り。「いってえ!!」とまさか噛みつかれるとは思っていなかったので、空いていた己の両手で相手をﾄﾞﾝｯと押して。 )