ピート 2013-09-11 22:21:20 |
通報 |
(後ろからの声に振り向くと相手を見てから差し出されたワインボトルを受け取り、それを大切に手に持つとじっと中の色を見ようと目を細めて)…美味しそうですね(ぽつと一言呟くとマナがワイングラスに注いで、渡されると少し困ったように笑い、本当はお酒が弱いとは言えずに)あ、いや…昼間からお酒はちょっと。後でじっくり頂きますよ。
(温かい内に料理を食べようと椅子に座り両手を合わせて「いただきます。」と言うとご飯を食べながら相手とマナの会話を聞き、デュークと目が合い小さく頷けばお酒が弱い事も知らずに声をかけ)ピート、折角だから少しだけ飲んでみてよ。
(何とか断ろうとしたところで後ろからの言葉にハッとし、慌てて振り返ると相手には酒が弱いことも知られたくはないが気を悪くさせたくもなく、困ったように手を横に振り)いや、ホント…家で…
デューク:おい、ピート!俺たちのワインが飲めないっていうのか!(昼食とともにワインを飲みながら楽しくしていたが、ピートの反応にふざけながら立ち上がると首に腕を回して軽く絞めるようにし)ほら、ぐっといけよ。
(悪ふざけし始めるデュークを止められる術を持っておらず、困った様子で断る相手にお酒を飲ませようとした事を後悔してしまうと立ち上がり一人どうしたらいいかわからずオロオロとして)…マナさん、ピートが困ってる…。(マナを見ればデュークの悪ふざけに苦笑いをするばかりで)
苦しいですって、デュークさん…(太く逞しい腕が首に回されるとそれを押さえつつ苦しげにその手を叩くも、元から強引なところがあることを思えば逃れる術が一つしかないことは容易に想像が出来、小さく息を吐くと観念したように告げ)分かりました、頂きますから!(そう告げると満足げなデュークに解放され、軽く咳き込むと心配げに見つめるマナに笑いかけてから呼吸を落ち着かせて)
(デュークを止めるべきか悩んでいると相手が先に折れてしまい、内心飲んでくれることには舞い上がってはいるもそれを表に出すことはせず)…ピート。(先程から困ったように断り続けていたこともあり、少しだけ心配になってきたのか小さな声で名を呼んで)
(やれやれ…と心の中で目の前のデュークに対して呟いていたが、呼吸も落ち着くと改めてマナからワイングラスを受け取り、自分の名を呼ぶ相手を見ては小さく笑ってから軽くグラスを掲げると口へと運んで行き)…頂きます(グラスを口に近付けると癖のように一気に飲み干して行けば酔いが回るのも当然であるもののそれには気づいておらず、元々弱いのもあるのか顔を一気に真っ赤にさせると少しふらりと身体をよろめかせ)
あ…。(一気に飲み干すとは思っていなかったのか慌ててデュークを見ると嬉しそうに笑っている姿があり、それを見ると己も嬉しくなってしまったようで相手の元へ駆け寄り)…ピート、味はどうかな?……ピート?(早々と感想を求めるも普段とは違う相手の様子におかしいと感じたのか、ふらつく体を慌てて抱いて真っ赤になった顔を見て青ざめて)…デュークさん!ピートお酒弱いみたい…っ。
(今にもよろけて倒れそうになった身体が支えられると無意識に肩に手を置いて自らも体勢を整えようとし、何かを三人が話している気がするもののぼんやりとどこか心地よく頭の回る感覚にクスクスと楽しげに笑い)…美味しい、流石クリフのワインだね…。(褒めながらも明らかに酔った様子で)
デューク:(ピートの様子とマナに小言を言われれば流石にバツが悪そうに頭を掻いて)誰も一気に飲めなんて言ってねぇが…ったく、二階の部屋で休ませてやれよ。クリフ。
…ごめん、マナさん。食事は後にします。……ピート、立てる?(反省しているデュークはマナに任せようと考え頷くと酔いが回り始める相手を心配しながらも褒められた事に関しては素直に嬉しく「…ありがとう。」と小さな声で返し、自分で立てそうにない相手を強引にでも歩かせようと己の肩に腕を回させれば引き摺るように歩いて)
(心配そうに此方を見ている三人にも気づかず、相手に支えられて歩きながらも迷惑はかけられないと思っているのか自由な方の手で軽く左右に振り)大丈夫、ボク帰れるから大丈夫だよ。もう、心配性なんだから…ご馳走様でした―(そう高らかに答えればふらつく足取りで入口へと歩いて行こうと進路方向を変えようとして)
なっ…大丈夫じゃ…(上手く相手を支えられず足取りはふらついたまま進路変えられては躓きそうになりながらも酔った相手を一人にする事は出来ないと足に力を込め、二階へ行こうと再び歩いて)…それでも帰りたいなら僕が牧場まで送るから。
ダメだよ、こんな雨の中歩いたら風邪ひくよ(再び方向が変わると自分は自宅に戻ろうとしていたが、相手の申し出にはぴたりと動きを止めれば正論と言わんばかりに注意をして)
あ…あれ?(酔っている相手が急に正論を述べると本当に酔っているのか疑いたくなるも紅潮した顔とふらつく足取りを見れば一目瞭然で、今度は子供に言い聞かせるように優しく笑いかけ)…だったら二階に行こう。
…もう、大丈夫なのに…(相手の言葉に不服そうに呟いたもののようやく素直に受け入れるつもりになったのか、大人しく相手と共に階段をゆっくりと上って行き)
…何かピートって酔うと可愛いね。(不服そうにしながらも結局己と共に階段を上がる相手を見ては普段とのギャップの違いに小さく笑い、階段も上っていき部屋に辿り着いてはベッドに座らせ漸く一息ついて)
可愛くなんかないよ(一緒に上に上がるとベッドへと腰を下ろし、未だにぼんやりと相手を見ていたが、何気なく手を伸ばすと相手の手を掴んでは引き留めようとして)…クリフ。
僕から見れば今日のピートは可愛いんだけどなぁ。(からかうような言葉を述べては水でも持ってこようかと背を向けるも不意に腕を掴まれ首だけで振り返ればぼんやりとする相手を心配して)…ピート、具合悪いの…?
可愛くないって言ってる(からかわれていると分かれば当然面白くはなく、酔いに任せて感情も豊かに表しているのか頬を膨らませて見せると掴んだ手はそのままに相手を見つめ)具合は悪くないけど…変。
(面白くなさそうに頬を膨らませる相手を見ては無言で振り返り近づいて、掴まれていない方の手を顔の側まで上げて指で軽く頬を押してみて)…きっと少し眠れば変な気持ちも治ると思うよ。
トピック検索 |