ピート 2013-09-11 22:21:20 |
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(明日に備えて動物達を小屋に戻しては丁寧にブラシを掛けてやり、先程までの出来事を思い出すとどこか嬉しそうに牛へと話しかけて)此処に人が来てくれるって、やっぱり嬉しいよ…それも、クリフが来てくれたし…。明日は雨だから水やりもないし…、久しぶりに宿屋に行ってみようかな。
……あ、もうこんな時間だ。カーターさん、そろそろ帰るね。外も真っ暗だし…。…ん?心配しなくても平気だよ、じゃあおやすみ。(久し振りに長々と話し込んでしまい外を見れば既に電柱のみの明かりで、早く帰らなければと立ち上がるとちゃんと帰れるのかと子供扱いのような心配をされてしまい、多少拗ねた表情で挨拶をすれば足早に教会を出ていき)
(散々拗ねた様子を見せておいて実際は夜道に恐怖心を抱いていたようで走って宿屋に帰ると汗を流したりご飯を食べたりと自分の時間を過ごし、既に遅い時間であるために早々と寝床について)
(翌朝、いつも通りに目を覚ますと朝食を食べ、外は天気予報通りの雨が降っているのを外からの音や窓の様子で確認すれば愛犬にもエサを食べさせ、動物たちの待つ小屋へと向かって)さて、今日も一日頑張ろう。
…!(悪い夢を見たのか勢い良く体を起こして目を覚ましては頬に流れる汗を強引に拭い、窓の外を見ると昨日ピートが言っていた通りの天気で。今日はアルバイトがある為、準備を済ませれば傘を持ち宿屋を出て)…ピートはいつ来るかなぁ。
(雨の日は動物達の機嫌もあまり良くないのか、丁寧にブラシ掛けをしたり声をかけたりと世話をしていき、ようやく世話が済んだのは昼過ぎで)…ふぅ、みんなも雨だと嫌だよね。俺も嫌だよ…(ぽつりと独り言のように告げると愛馬の毛並みを撫でてから外に出て)
デューク:(クリフと共に雨の中でも葡萄を取っていたが、昼ごろになれば愛妻の声で自宅の方を見て)おい、クリフ。少し休んで昼飯にしようや。お前も食ってくだろう?
(沢山取れた葡萄を見て満足そうな表情を見せるも雨の中での作業は未だに慣れず肌寒さから一つくしゃみをし。デュークの声にもう昼か、なんて呑気な事を考えながら有り難い言葉に控えめに頷いて)…いいんですか?マナさんの料理、楽しみだなぁ。
(牧場を出て行くと傘を片手に宿屋へと向かう道を歩いて、途中養鶏場で鳥の餌を購入し、比較的のんびりした足取りで、相手が果樹園にまだ居るとは予想しておらずに)クリフ居るといいけど…。
デューク:当たり前だろ、マナも楽しみにしてるんだ(豪快な笑顔でまるで息子でも出来たように夫婦して喜んでいる為、そう告げると先に自宅へと入って)
あ…すぐに行きます。(家族のような存在の二人には本当に感謝していて、それを実感する度に胸が熱くなり涙が出そうな感覚になると先に自宅に入るデュークに告げ)……やっぱり仕事中かな。(まだ来るとは分かっていないにも関わらず少しだけ待ってみようと雨具を着たまま果樹園の前で落ち着かない様子でピートの姿がないか探して)
(養鶏所を出たところで、一度相手の仕事場を見てから行こうと考えれば行き先を変えて、鍛冶屋を通り過ぎたところで雨の中雨具を着ている人物を見つけ、傘を少し上げるとそれが昨日会った相手で、今から会いに行こうとしていた人だと分かると自然と足を止めて、傍に行くと軽く頭を下げ)…こんにちは、クリフ。
(牧場へと続く方向を見たり俯いたりと時間を潰すと遠くからでも解る帽子を被った相手の姿を見つけ安堵の表情携え小走りで近づいては同じように軽く頭を下げて「こんにちは、ピート。」と挨拶を。こんな時間まで牧場の仕事をしていたのかと思うと寧ろワインを買いに来いと催促したのは迷惑だったのではないか少しだけ不安になり)…来てくれて嬉しい。でも仕事の邪魔にならなかった?
(相手が駆け寄ってきてくれることに少し驚きながらも嬉しそうに微笑むと問いかけには首を縦に振って見せて、傘を手にしたまま相手を見つめ)…ううん、大丈夫だよ。動物たちの世話はちゃんとしてきたから。(本当は宿屋に行くつもりだったとは恥ずかしくなったのか言えず、黙り込むと俯いて)
そっか、良かった。……あっ、そうだ!今からデュークさん達と昼食なんだけど一緒にどうかな?キミが一緒ならきっと二人も嬉しいと思うよ。賑やかになりそうだし…。(黙り込む相手にどうしたのか心配しながら顔を覗き込むように見て、こんな雨の中態々来てくれたのだからと相手を食事に誘い)
…え?(相手の誘いに何度目かの驚きを口にし、自分にも良くしてくれる夫婦のことを思うと嬉しそうに笑いつつも少し心配そうに呟いて)それは…ボクも嬉しいけど、急には迷惑じゃないかな…?
そ…それもそうだね。でもきっと……あ、いや…じゃあせめてワインだけでも買っていってよ。僕が収穫した物がワインになっているんだ。(相手の言葉に急には二人にも迷惑かと同じように心配になるも一緒に食事をしたい気持ちが大きくすぐに首を横に振って。結局自信を無くしてしまったのか視線を逸らしてワインの貯蔵庫を見れば申し訳なさそうに笑って)
…そうだね、ワインだけでも買っていくよ(少し悩んだ末に相手の言葉に頷いては入口に近づいて、傘を閉じると相手と並んで貯蔵庫を見てからドアに手をかけ)ワインはマナさんに言わないとね。クリフもそれを脱いだら入りなよ、風邪引いちゃうから(販売担当を思い出すと穏やかに笑い、先に中へと入っていき)
うん、先に行ってて。マナさんもデュークさんもいるから…。(先に室内へと入っていく相手に続こうとするも雨具を着ていることを思い出せば立ち止まり屋根の下で脱ぎ、思った以上の雨天に溜め息をついて)…はぁ、雨…凄い。(独り言を呟きながら既にマナと話し込んでいるであろう相手の元へ歩みを進めて)
こんにちは、デュークさん、マナさん(中に入れば食卓に並ぶ三人分の料理を横目に二人に挨拶をしてからマナへと近づいて)ワインを買いに来ました。今年のはクリフも一緒に育てたって聞いたんで…(楽しげにクリフのことをあおつものように長話で始めるマナに微笑みながら相づちを打ち、その姿を夫が呆れて眺めていて)
(マナと相手の声が自分のところにまで聴こえてくると自然と早足に歩いていることに気づき、気恥ずかしそうに速度を緩めては室内へと入っていき)……遅くなってごめん、デュークさん。…マナさん、早くピートにワイン見せてあげてくださいよ。(既に食卓に並ぶ料理を見ては申し訳なさそうに髪を掻いて、すぐに笑み携えながらマナへと催促の言葉を投げかければマナは微笑み浮かべてワインを相手へと手渡して)
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