ANOTHER WORLD [魔法 / 3l / 途中参加歓迎]

( >>36/シーファ )

……なんだ小童よ、死にかけているぞ。
(緩い暖かな光に包まれたフィシの森は不気味ながらもどこか柔らかい空気に包まれていて、銀朱色や薄紅色を基調とした袴に本日は身を包み、腹拵えがてら森の奥にある川で魚や野鼠でも食おうかなんて思いながらのんびりと歩いていると何処からか聞こえてくる声に思わず耳が反応し、その声の元を探す様に左右に動く耳で捉えるとそちらへと足を運び辿り着いた先で見つけたのは蔦に囚われた娘。それを遠くから暫く見つめた後で絞め殺そうとしているのか強まる蔦の力を感じ取るとやれやれ、と言いたげに扇子を広げては口元を覆い隠しつつ相手の前に姿を見せてはすぐ近くまで近寄り上記、どこか楽しそうに呟いては口元を扇子で覆い隠し唇は孤を描き隠されたその下で鋭さを帯びる犬歯が覗いて)


( /ありがとうございますっ。駄文ではありますがお返しさせていただきますねっ )



( >>38/クレア )

---、観光か？童。
(社を少し離れて歩いていると無駄にちょっかいを出してくるのは蛾や蝶などの虫。虫と言えども普通のそれとは違い虫にしては高い知能と意思を持っており、妖精にも少し似たそれらで尻尾を引っ張ってみたり、耳に小さな牙で噛み付いてみたりとやたら鬱陶しくて、群青と空色を基調とした青のはかまに身を包み暫くの間は無視をして歩いていたが「退け。邪魔だ」と軽く手で払い除けたり尻尾を強く振ってみると簡単に退いてどこかへ飛び去っていき、少し目元を細めては冷たい視線でそれを見遣り、もう既に興味は無くなったようで前を向いて再び歩き出しては鼻に香る匂いに口元を緩めその匂いがする方へと進んでいくと川。煌めく川はこの不気味な森の中では唯一マシなものにも見えてしまい、その岩に腰掛ける魔法族の後ろ姿を見ると小首を傾げて見せて。何とも奇天烈な格好だなと眉を顰めながら上記不意に声を掛けてみせて)


( /ありがとうございますっ。こちらこそ駄文ではありますがよろしくお願いします! )

>>クレア

ちょっと…、ここがどんな所か分かってるのあんた…！
(溌剌とした声に気付き、そちらへと顔を向ければ如何にも「遊びで来ました」といった格好で此方に手を振る一人の女性が。ここサラサの海は綺麗に見えても死の海である事には変わりない。満面の笑みを浮かべる女性に呆れつつも慌てて上記を叫び返し、それから続けて「私以外に見つかる前に早く帰りなさい！」と忠告を口にして)

(/お褒めの言葉ありがとうございます…！此方こそブランクが長かった故に稚拙な返ししか出来ませんが精一杯頑張りますのでお相手させて頂けたらと思います)



>>ディーノ

ドラゴン…？
(立派な翼をたたみ降り立った其のドラゴンの体躯を見上げ、呆気にとられたようにポツリと零れた言葉は感嘆の色を含んでいる。しかし自身を気遣う言葉に自分をどうにかしに来たのではないと判断したのか、縄でぐるぐると巻かれた体を動かして「…この通り捕まって捨てられたわ。助けてもらえないかしら」と申し訳無さそうに軽く目を伏せて)



>>アシュレイ

申し訳ないのだけれど、助けてもらえないかしら。私、魔法族じゃないから魔法が使えるわけじゃないのよ
(自分がこうなっている原因は恐らくサラサから水中人や人魚を追い出したいと言っている一部の魔法族だろう。そんな事をぼんやりとしだした頭の片隅で考え、その魔法族への怒りが沸々と沸き出した時、酸素が足りず霞み始めた視界に捉えたのは男。必ず生きて戻り、自分をこんな目に合わせた奴は八つ裂きにしないと気が済まない、という思いから助けてくれとその男に懇願の姿勢を見せて)

>アシュレイ
え？……あぁ、えっとこんにちはー！はい、見ての通り観光でーす。お兄さんは……散歩ですかー？
(心地よい川のせせらぎも耳で楽しみつつ持参した安物の葉野菜と軽く火を通したﾍﾞｰｺﾝに自作のｵｰﾛﾗｿｰｽを掛けたｻﾝﾄﾞｲｯﾁを片手に、ここに来る間今まで見たことの無かった虫や蝶、外見からして毒々しい植物達との出会いを思い出せば上機嫌で一人笑みを浮かべており。そんな中不意に聞こえた声に僅かに肩を震わせ驚きつつ体事振り返って確認すれば、自分にとっては物珍しい目元の赤い紅や袴姿につい凝視してしまいﾜﾝﾃﾝﾎﾟ遅れて返事をし、そう言う相手は何をしているのだろうかと疑問が湧けば問いかけ。また、せっかく誰か居るなら例え初対面でも一人で食べるよりは楽しいだろうと思い付けば膝の上に乗せていたｻﾝﾄﾞｲｯﾁの入った弁当箱と傍らの水筒を指差し軽い調子と声音で笑顔と共に下記を述べ)
あ、もし良かったらコレ一緒に食べません？今ならなんと、お茶もご馳走しちゃいますよ！

(/此方こそありがとうございます！では背後は失礼しますね)

>シーファ
わっ声まで綺麗だね！勿論分かってるよ、お姉さんみたいな人魚達が暮らしてるｻﾗｻの海でしょ？魔法族の住んでる所じゃこんなに綺麗な海はないもんね
(何故呆れつつ叫ばれているのか未だに分かっていないもののどうであれ反応してくれた事が嬉しく、声を弾ませつつ平らな胸を張って答えれば観光で行った他の街や地域で見た海と見比べても一番美しいと自分の両手を軽く握って拳を作って伝え。しかし忠告を聞けば途端に眉を寄せ口を尖らせ不満を遠慮無く述べれば首を傾げ疑問を投げ掛け)
えー、それは嫌。だって今来たばっかだし、泳いでないし、このまま何もせず帰るのはつまらないし、せっかくこうしてお姉さんに会えたのに勿体無いよ。と言うか何をそんなに慌ててるの？

(/此方こそありがとうございます、私も楽しいやり取りが出来るよう精一杯頑張りますね。では背後は失礼致します)

>シーファ

OK、任せて♪
(申し訳なさそうに目を伏せて助けを求められると元々一応助けるつもりだったので頷いて承諾すると素手で縄を意図も容易くブチブチと引きちぎって縄を解いてやってシーファを助けてあげ、「最初に見つけたのがアタシで良かったわね、運が良いわ～」と相手の運の良さを褒めてやり)

>クレア

えっ？あぁ、ちょっとこの辺りに腰の曲がったばあさんがやっている駄菓子屋があった気がしたんだけど無くなっていてね。知らない間にあまりにも変わりすぎていたことに驚いて腰が抜けただけだよ。そうだ、ヴ…そう、ブランデーが飲めるお店とか知らないかな？この辺りに美味しいお店があるって聞いたんだけどなぁ。
（まさか、絶望のあまり足に力が入らなくなって座り込んでしまった自分に声をかけてくる人間がいるとは思っておらず、声をかけられたことに驚き少々間の抜けた声を上げ。相手から差し出された手をつかんで立ち上がりながら、今の自分の状況を説明し。続けざまにヴノへの行き方をたずねようとするが。あんな危険な土地への行き方を聞いたら変な誤解を招くかもしれないと思い、あわてて途中で言うのを止め、少しの間をおいてから適当な嘘を言い。嘘を怪しまれないようにとさらに言葉を続け）

(/はじめまして。絡んでいただきありがとうございます。とても、返しやすいロルですよ！それでは、これからよろしくお願いします。それでは、背景は失礼いたします。)

>ディーノ

いや、昔この辺りにあったと思っていた腰の曲がったばあさんがやっていた駄菓子屋が無くなっちゃってて驚いただけだよ。それよりも、この都市からの抜け道を知らない？ちょっと道に迷っちゃったみたいで…
(声をかけられると自分に声をかける物好きがいたことと失礼ながらも自分よりも身長が高い相手の存在に驚くと同時に情けない姿を見られた恥ずかしさで少々はにかみながら、自分の状況を話し立ち上がり。声をかけてもらってこれ幸いと言わんばかりに状況を話した流れのまま帰り道を尋ね、申し訳なさそうに小さな声で自分の現状を語り）

ふふ、そうだったんだ、随分とオーバーな驚き方をするんだねぇ。と言うかこの辺りに駄菓子屋なんかあったの？珍しいね、私も食べてみたかったなぁ……。え、意外。お兄さんお酒好きな人なんだ。私も好きだよ！ブランデーって言うと果実酒だっけ……あ、フルクトってお店のは美味しかった気がするけど、そこかな？違うかな？
(相手が自分の手を掴めば握り返して引っ張り上げつつ、怪我では無く驚いた事が原因である事に口角を上げ思わず声を立てて笑い、無事立ち上がったのを見れば手を離し。仕事をする上でそれなりの地理を頭に入れていたはずだが知らない情報に何度か瞬きして聞き返し、普段口にしない類いの菓子を空想してはため息をついて残念がり。何かを隠すような僅かな間に違和感は感じるもﾌﾞﾗﾝﾃﾞｰと聞けば自分にとっては相手の持つ雰囲気と酒が結び付かない為面白がるように瞳を一瞬輝かせ、しかしｳﾗﾉｽで実際に飲んだ事は少なく、記憶の底から何とか引っ張りだせば一件思い当たる店名を口に出し、相手の反応を待ち)

>ジノ・バラン

そう、ならいいけど・・・迷ったの？じゃあ、アタシについてきて♪
(内心はぎっくり腰にでもなったのかなと思ったがそうではないことに少し安心して。迷っていると聞くと申し訳なさそうな相手に対して別にそんなの気にしてない言う風にニコッと笑うと案内しようと歩こうとするが何故か初対面の男にも関わらず手を掴んでこようとしてきて)

>クレア

あ、あれ？もしかしたら、記憶違いだったかもなぁ。あぁそうさ、きっと記憶違いさ。なんだよ。僕がお酒好きだったらおかしいかい？フルクト？…あぁ、うんたぶんそこって言うか。あそこだね。なんかもう、いいや。お酒が好きなら、一緒に来るかい？今日お金入ったばかりだから奢るよ。
（駄菓子屋の話をすれば、相手から何やらきょとんとしているため、不思議に思い昔懐かしい駄菓子屋の記憶を辿るとなにやら現代の光景とはかけ離れた古い風景が脳裏に浮かんできたため、すぐにかなり昔の記憶を頼りに動いていたことを悟り。そして、相手から変な疑いをかけられないためにも、少々目を泳がせながらもとぼけ始め。相手から驚きの声を聞くと口を尖らせて少々ムッとしたかのような表情を浮かべ相手に顔を近づけてから文句を言い。まさか、この辺りに本当にお酒で有名なお店があるとは思っておらず、焦ったような表情を浮かべて聞きなれないお店の名前をぎこちなく返し。やっちまった、と思い相手から少し目線をそらした瞬間に「フルクト」という看板がふと目に入ってしまい、自分の運のなさに悲しさを覚え、ガクッと肩を落とし相手の後ろに位置する看板を力なく指差していい。もう、あれこれ誤魔化す事に疲れてしまい、どうせなら自分の憂さ晴らしに相手もつき合わせてしまおうと思い立ち提案し）

>ディーノ

そうか、土地勘があ…って、え？最近の若い女の子はこうさ、異性に触れることに対してためらいって言うのを覚えないもんなんだねぇ。これも時代の移り変わりってやつか。
（何やら、この土地について知っていそうな人に出会えて良かったと安堵の息をついているのもつかの間、唐突に腕をつかまれ驚くが、これも時代の流れのせいなんだろうなぁと、自分ひとり過去に取り残されていくかのような切なさと寂しさを覚え、感慨にふけつつ相手に引っ張られるがままに相手についていくことにし）

>ジノ
ふーん……ま、そんな事もあるよね。うん、だってさ、細いし白いし眼鏡だし、驚きのあまり腰を抜かしちゃうくらい繊細なﾊｰﾄの持ち主だしさ？……なーんか自棄になってない？やけ酒？愚痴なら聞いてあげるよ、って事で喜んで！誘ってくれてありがとね、じゃ行こっか。──あ、私はクレアって言うんだけど太っ腹なお兄さんのお名前は？
(何処か遠い目をして思い出しているような様子に内心首を傾げるも、泳ぐ瞳を見ればそれ以上は突っ込まずあっさりと流し。顔が近づいた事や文句にも笑みを浮かべたまま頷き、相手の外見からして年が近いだろうと判断した為か遠慮無く指を折って数えつつ自分基準の偏見の入った要素を上げていき。此方から視線を反らし、諦めたように肩を落とした姿に原因の一端が己にあるとは考えておらず親切心から上記を述べ。仕事終わりの思わぬ一杯､見知らぬ相手との出会い､そして奢りであることに背中に羽でも生えたかのような軽い足取りで上機嫌に話しつつ後方にある店へと進めば見覚えのある看板を一瞥し、扉に手を掛け開けば目線で先に入るよう促し。扉の先には鼻腔を擽る酒と果実の混ざった仄かな匂いとｸﾗｼｶﾙな音楽、ﾊﾞｰﾃﾝﾀﾞｰの居るｶｳﾝﾀｰの奥の棚には色鮮やかなﾎﾞﾄﾙが所狭しに並べられ、外と比べれば薄暗い照明が灯る落ち着いた雰囲気の店内が見えるだろう)

>クレア

自暴自棄になる原因を作っているのは誰なんだよ。なんと言うか、悪い男に捕まらないようにね。──ありがとう。クレアか。なんだか美味しそうな名前だね。僕は…大丈夫だね。ジノだよ。普段からここにはよく来るのかい？
（自分が自暴自棄になっている原因の一端を担っている相手にだけは言われたくない一言を言われ、ジトッと物凄く不満を抱えているような視線を相手に贈りつつ皮肉を一つこぼし。お酒を奢ると言われてすぐさまその話に乗る相手を見て気軽に誘った張本人であるにもかかわらず相手の将来を不満に思い一言添え。相手に扉を開けてもらうと一言お礼を言い、そのまま薄暗い店内を直進しカウンターの一番奥の席へと向かいちょいちょいと手招きをし。相手の名前を聞くと少々小腹がすいていることもあり「エクレア」を連想し、その連想の感想をそのまま口に出し。続いて名前を名乗ろうとするが、自分は禁忌を犯した大罪人であるため名前を聞いたらピンとこられるかもしれないと警戒を一瞬するが、相手の今までの言動からそこまで勉強に精を出している人間ではないだろうと失礼ながらも判断し。一言ぼそりとつぶやいた後、万が一のことに備えた保険もかねてフルネームでは言わず。この名前についての話題を早く終わらせるために名乗った後立て続けに質問をし）

>ジノ・バラン

うーん・・・アタシとしては離れ離れにならないようにするためなんだけどな？
(無意識に歩調を合わせる気もないほど早足で歩くためジノの手をグイグイと引っ張って町の外まで歩きつつ相手の言葉に首を傾げてそう言って。早足で歩いたお陰か町の外までもうすぐ着く頃に「あ、そうだ、お兄さんの住んでる所まで送ってあげようか？」と聞いてきて)

>ジノ
え、私？何でさ、ちゃんとお店教えてあげたのに……。大丈夫だよ、こー見えて私は騙す側の女だから、なんてね。はは、面白い事を言うね、そう言われたのは初めて。まっｹｰｷみたいに食べても美味しくはないけどね。……へぇ良い名前だね！それに覚えやすい。ううん、此処に来たのは久しぶりだよ、ｳﾗﾉｽ自体明るすぎて飲もうって気分になりにくくてさ。ジノお兄さんは？よく飲むのはどんなお店なの？
(睨まれるような視線を送られれば目を丸くし､何処に自暴自棄になる原因があったのだろうと不思議そうに見つめ返し。此方を心配するような言葉には瞳を細め、にやにやと悪い顔を浮かべれば胸を張って自信あり気に、しかし最後は冗談っぽく答え。手招きされれば後を追い掛け奥まで進み隣の席に腰掛け。自分の名前に菓子を連想したのだと気づけば楽しげに笑って返し、ぼそりとだが確かに聞こえた相手の名に大罪人だ、とピンと来るはずもなく素直な感想を述べ。問いには首を左右に振り、店内を見渡せば前回来た時と比べ変化したｲﾝﾃﾘｱや新しいﾒﾆｭｰに笑みを深めつつ訳を話し。何を頼もうかﾒﾆｭｰ表を手に取ればそれとなく値段の高いものから視線を走らせつつ、お酒が好きと言っていた相手なら自分の知らない良いお店を知っているのではと期待するような声音で問いかけ)

>>クレア

はぁ…？この海は綺麗なだけじゃないわ。貴方、下手したら水中人に八つ裂きにされる可能性があるのよ？
(海の事を何にも分かってない、そう言いたげに向けた視線は真っ直ぐクレアを捉える。その視線にはめんどくさいから早く帰ってくれ、といった色が含まれており、髪を搔き上げるその仕草もどこか苛つきを孕んでいて。「私はこの海を血で汚されたくないし、あまり人と関わりたくもないわ。だから早く帰って頂戴」と冷たく言い放つと薄いシルクのような尾鰭をひらりと揺らめかせて)



>>ディーノ

ありがとう。お陰で助かったわ
(身動きが取れないまでに縛られるのは心地の良いものではない。ロープを切ってもらい動けるようになった体をぐぐ、と伸ばして固まった筋肉を動かして解す。あの男は見つけ次第八つ裂きにする。そう心に決めて、相手の体躯を見上げれば「空飛ぶ種族なんて初めて見たわ…。貴方、魔法族？」と訪ね)

>シーファ
あ……そっか、水中人か。教えてくれてありがとーございます！ふふ、お姉さんが居なかったらきっと今頃は海の藻屑と一緒に、肉片になって漂ってたね。命の恩人だよ！
(指摘されようやく相手の態度に合点が行けばｻﾗｻに行く際は気を付けろと言われた意味を思いだし、その場で深々と頭を下げ、顔を上げれば笑みを浮かべつつもしもの可能性に笑えない冗談を述べながら感謝の気持ちを伝え。目の前に広がる煌めく海を見つめては眉を下げため息をつくも帰るつもりはまだ無く、相手の視線をそ知らぬ顔で受け流せば砂浜に腰を下ろし体操座りになり。水中人や人魚に手を出す魔法族も居るなか忠告してくれた相手と仲良くなりたいと言葉を続け、揺らめいた尾鰭が日の光によって半透明に透けて見えれば綺麗だなと瞳を細めつつ相手の名を問いかけ)
残念だけど泳ぐのは諦めるよ……。だからさ、海を汚さない代わりにちょっとお喋りしよ！そしたらすぐ帰るからさ。悪い魔法族も沢山居るなか親切にしてくれた優しいお姉さんに私興味がもっと湧いちゃったんだ。私はクレアって言うんだけど、人魚のお姉さんの名前は何て言うの？

>ディーノ
僕ってそんなに道に迷いやすそうに見えるかな？僕の家の近くと言うか僕が住んでいる所はちょっと物騒だから町の外までで十分だよ。僕は、戦闘が苦手だから自分の身くらいしか守れないし…
（相手から見れば自分は方向音痴のように見えていると受け取り、少々落ち込みつつ相手に引っ張られるがままについて行き。相手に家まで送ると言われれば、道案内をしてくれた恩人に危険しかないヴノまで付き合わせるのは申し訳ないため、断り。情けなさそうに自分の非力さを述べ）


>クレア

騙す側の女ねぇ。ふふ、世の中色々な人がいるものなんだね。良い名前か、ありがとう。僕は、普段は家に引きこもっているから外ではほとんど飲まないんだよ。飲むとしたらお客さんが持ってきてくれるお酒だからお酒を選んだこともほとんどないんだよね。とりあえず、僕はこのピスコで良いかな。これ以外知らないし…。
（騙す側の人間と聞き、女性が騙すとしたらハニーとラップかな？と思い、相手の容姿と体型を頭の上から足までさらっと一度見て、相手の胸元に視線を戻して口元に手を当てて小さく笑うと。何か言いたそうな視線を相手に送りつつ、何やら感心しているかのような口調でコクコクと小さく頷きながら言い。お世辞にも自分の名前を褒められたのは最近なかったため、うれしく思い頬を少し緩めてお礼を言い。自分のお酒事情を聞かれれば、説明を行いつつも相手のメニュー表を横から覗くような形で読むが知らないお酒の名前ばかりで少し頬を引きつらせ。ようやく見つけた知っている結構値の張るお酒の名前を指差して言い。ぼそりと選択理由を悲しげにつぶやき）

>>クレア

…シーファ・グレイス。名前は教えるけど魔法族と慣れ合うつもりはないわ
(早く帰れという色を含んだ視線を何食わぬ顔で受ける彼女は苦手な部類だ、と判断すれば、より一層苛立ちは募り。意識して声を低くしたつもりだがその苛立ちは顕著に声色に現れ思った以上に低い声が出たことに自分でも少し驚いたが、人と慣れ合うつもりが無いのは事実で水の中に飛び込み胸部から上を覗かせ厳しい目つきでクレアを見つめて)

>ジノ
まぁね、十人十色って言葉があるくらい、だし……ねぇ、今どこを見て、何を思って笑ったのかなぁ？　あぁ、肌白いもんね。じゃあこうして会えたのはﾚｱなんだねぇ……。へぇお酒をくれるなんて良いお客さんだね。そうなんだ、なら新しい発見と失敗のし放題じゃん？楽しまなきゃ損じゃない？コレは甘いしこっちはちょっと辛口だけど美味しいからオススメかな。私は……このサンシャインって奴とチョコの盛り合わせにしよっと。すいませーん、注文お願いしまーす
(相手の言葉に何気なく頷くもさらっと全身を見られた後胸元に視線を向けられた際、口元を手で隠されれば笑ったのだと勘づき、眉をﾋﾟｸﾘと動かせばﾜﾝﾄｰﾝ声を落とし睨むような眼差しで問いかけ。話しを聞けば容姿を見て納得したように頷き、偶然の出会いに笑みを浮かべ。何故か頬をひきつらせ悲しげに呟いた姿に、むしろその事を楽しめば良いのにと不思議そうに述べればﾒﾆｭｰにある幾つか手頃な価格のお酒を指差して伝え。自分も値の張る注文を頼めばちゃっかりお摘まみも追加し。すると奥の棚から二本のﾎﾞﾄﾙがふわりと浮き上がればﾊﾞｰﾃﾝﾀﾞｰの手に一本吸い寄せられるように収まり、やがてｸﾞﾗｽに注がれる液体に熱い視線を送りつつ注文が届くのを今か今かと瞳を輝かせて待ち)

>シーファ
シーファさん、だね！よろしく、してくれないのかぁ。……んー……弱ったな。それはまたどーして？私が何か悪いことしちゃったなら謝るからさ、教えてくれないかな？
(名前を教えてもらえば笑みを浮かべるも、最初よりも苛立ったような雰囲気と視線の冷たさが増せば力無く肩を落とし。低い声と共に告げられた拒絶の言葉が思ったよりも胸に響き一度口を閉ざし、晴れ晴れとした空を見上げ暫し考えるように唸るも良い案が浮かばなければ視線を戻し、此方も相手の瞳を真っ直ぐ見つめ返し。体育座りからあぐらに体勢を変えれば首を傾げつつ理由を訊ね)

>クレア

ほ、ほらさ、無いことだって立派な個性だよ。だからさ、他人に胸板を笑われても気にしないで良いんじゃないかな？楽しむか…。ふふっ、そうだね。ありがとう。さて、今日くらいは羽目をはずすのに付き合ってもらうよ。チーズの盛り合わせも追加で。
（相手に自分が胸を見て笑った事に気が付いた瞬間、普段は相手の感情を読めない自分でも本能的な危険を感じサッと斜め上を見て、相手が傷つくような言葉を言った本人であるにもかかわらず、墓穴を掘りながら思いつく限り精一杯の励ましの言葉を早口でかけ。まさか、自分よりもかなり年下の相手に自分が長年忘れていたことを思い出させてもらうなんて思ってもおらず、遠い目をしてぼそりと呟き。その後、すぐさま目に生気を宿しとても楽しそうに小さい声で笑った後に呟き。グッと一度背伸びをした後にお酒が来ることに目を輝かせている相手に聞こえるか聞こえないか位の小さな声で忘れていた事を思い出させてくれたことに対するお礼を言い。間髪入れずに、恥ずかしさをごまかそうと少々強引な口調で相手に向かって言い。さらにオーダーを重ね）

( >>42/シーファ )

…、ふむ。助けてやるのは構わんが---。こやつらは自由に意思を持っているからの、助けたところとてまたちょっかいを出されるぞ。
(口元を隠している扇子を軽く扇ぎながら助けてくれという懇願に二つ返事で扇子をたたんでは腰に提げて、軽く手で払う仕草をすると大人しく蔦は引いていき。それを見ながら上記後半付け足して、まだ近くで意思を持ってうねりをだしているそれらを指差し。ついで空気から伝わる怒りにさてなんでもこんなに怒っているのか、匂いからして魔法族でないのも確かであり人外と同じ、水の中で生活する種族なのはすぐに分かり、それらから結びついた答えに理解してはくつりと喉を震わせて「なんだ娘よ、魔法族がそんなに憎いか。しかしな、争えばそこからは憎しみしか生みはせんよ、最近の小童は血の気が多くて困るの…」相手の元に近寄っては扇子の先で相手の顎先を持ち上げ「あまり怒りに怖い顔をしていると、皺が増えるぞ」一言余計でもあるが付け加えては緩い笑みを浮かべてスルリと相手から離れていき)


( >>43/クレア )

散歩…、まあそんなところだ。
(風の揺れで聞こえる葉切れの音は耳に心地よく、川のせせらぎは心を落ち着かせてくれるものがあり耳を左右へと動かしながらどうやら驚かせてしまったようだがどこかそんな相手が滑稽で面白く小さく喉を鳴らしては笑い。して掛けられた言葉には視線を少し斜めへ持ち上げてからゆっくりとした調子で頷きながら答えては、差出されたそれの匂いは初めてのもので興味があり、しかし所詮は人間の食べるもので尻尾を左右に揺らしては口元を緩め「すまんな、人間のものは口に合わなくてな……そこらの---、魚で結構。」足を進めては相手の横を通り過ぎて川へと躊躇なく入り、しゃがんでみては素早く腕を突っ込んで活きのいい川魚を掴んで見せてはそのまま頭から口に放り込んで)