神様 2017-02-11 19:30:30 |
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>ジノ
ふーん……ま、そんな事もあるよね。うん、だってさ、細いし白いし眼鏡だし、驚きのあまり腰を抜かしちゃうくらい繊細なハートの持ち主だしさ?……なーんか自棄になってない?やけ酒?愚痴なら聞いてあげるよ、って事で喜んで!誘ってくれてありがとね、じゃ行こっか。──あ、私はクレアって言うんだけど太っ腹なお兄さんのお名前は?
(何処か遠い目をして思い出しているような様子に内心首を傾げるも、泳ぐ瞳を見ればそれ以上は突っ込まずあっさりと流し。顔が近づいた事や文句にも笑みを浮かべたまま頷き、相手の外見からして年が近いだろうと判断した為か遠慮無く指を折って数えつつ自分基準の偏見の入った要素を上げていき。此方から視線を反らし、諦めたように肩を落とした姿に原因の一端が己にあるとは考えておらず親切心から上記を述べ。仕事終わりの思わぬ一杯、見知らぬ相手との出会い、そして奢りであることに背中に羽でも生えたかのような軽い足取りで上機嫌に話しつつ後方にある店へと進めば見覚えのある看板を一瞥し、扉に手を掛け開けば目線で先に入るよう促し。扉の先には鼻腔を擽る酒と果実の混ざった仄かな匂いとクラシカルな音楽、バーテンダーの居るカウンターの奥の棚には色鮮やかなボトルが所狭しに並べられ、外と比べれば薄暗い照明が灯る落ち着いた雰囲気の店内が見えるだろう)
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