もうひとりじゃないよ【ｇｌかｎｌ】

仕方ないじゃない…私は今それほど幸せを感じたから((涙を拭うように頬へ口付けを受けると、赤くしながら相手への言葉は、如何程嬉しかったことか表現できないほど話してみては、小さく首を傾げ相手の頬を再びなで始め｢そりゃあ、私嬉しくて泣いちゃってるし｣とおどける相手をクスリと笑い仕方ないことだと話せば、自分は嬉しくて泣いてるからと相手からの言葉でも出たけど話しておきたいので、スラスラと語ってみて

でも、泣いてる絵里ちゃんってあんまりないから新鮮かも
（普段、キリッとしていてあまりこうして泣いたりというのは見たことが無いため、新鮮で珍しいことに思えてクスクスと楽しげに笑っていて｢ふふふー、絵里ちゃんの貴重な泣き顔ゲットー、なんてね｣手をカメラのようにして構え、その中に相手の表情を収めながら冗談っぽくそう述べて

泣き顔は初めてよね？穂乃果に見せたの…((楽しそうに笑う相手の話には、確かに相手とかには泣き顔なんて見せてないため、納得はしたようで相手には見せてないよねと、確認を取るように話せば小さく首を傾げ｢穂乃果…その冗談…私は判定するとしたら追試にしちゃうほどかも｣と冗談っぽく話す相手に返すように冗談で返せば、ありがとうと言う意味を込めて、相手の頬にキスをしてみて

追試！？それは困るよ絵里ちゃんっ…（追試に苦しみ続けた高校時代の記憶が未だ根強く残っており、ほぼ条件反射的に追試という言葉へと反応を見せてはこの世の終わりであるかのような表情で相手へと縋りついて｢絵里ちゃんは穂乃果にそんな意地悪しないよねっ？｣終いには冗談であることも忘れて涙目で相手の情に訴えかける始末で

困るっていっても…私には面白みが((冗談で返したのが、逆にこの世の終わりと言うまでにした事へと変わり、自分は冗談で言ってはならないのかとわかれば、とりあえず何か誤解を解かないとと考えてしまい｢ほ、穂乃果？冗談…冗談言ったんけど…｣と涙目になってなしまわれるまで、相手を追い込んでしまった事になると、慌てながら冗談だからと言い聞かせようと試みては、優しく相手を抱きしめてみて

じょ、冗談？そうだよねっ、あはは…（慌てて冗談だと言ってきた相手を前に今更ながらにそもそも学校でもないのだから追試も何もないことに気がつき、必要以上に取り乱してしまったことを思い返せば照れくさそうにしながらも相手の腕の中で心を落ち着けては苦笑浮かべていて

穂乃果は学生してたいのね？勉強し続ける意味で((照れくさそうにした後、苦笑いしている相手を見ると、クスクス笑いながら相手は未だに学生をしていたいのかと、部活の意味ではなく勉強し続ける意味でと話せば、このあとの相手の反応が気になるところなので、相手を抱き締めながら問い掛けるようにして話しかけると、相手の後頭部に手を置きながら小さく首をかしげ

ええっ？べ、勉強はやだよっ…（せっかく学校を卒業し、ようやく苦手であった学業から解放されたというのにまたあの苦労の日々に戻ると思うと顔が青ざめていて｢…でも、あの頃は楽しかったねー。勉強は嫌いだったけど皆で一つの目標に向かって一生懸命で…｣フッと小さく微笑んではラブライブに向かって頑張っていたあの頃を思い出し懐かしんでいて

でしょ？だから、冗談って言ったの((顔が青くなる相手を見ると微笑みながら、冗談だからと相手を言い聞かせるように話してみると、学生の頃の相手を思い出して、相手の首筋に顔を埋めてしまい｢そうね…懐かしいわ…ねぇ、穂乃果…あの時私から距離を置いたこと覚えてる？あれは、私驚いたのよ？｣と懐かしむ相手を横目で見つめ、二年前の相手と自分が卒業までの、間にあった出来事について話しかけてみて

お、覚えてるよ…？忘れるわけないよ（僅かな不安と言い出したら聞かない自分の性格が災いして大好きな相手と距離を置いてしまうことになった一件を忘れるべくもなく｢…ごめんね絵里ちゃん…絵里ちゃんにとっては最後の一年だったのに穂乃果が意地を張ったりしたから…｣音乃木で一緒に過ごせる最後の一年を自分のせいで台無しにしてしまったことを改めて謝罪していて

覚えてて良かったわ、本当に((あの時のことを覚えているという、相手を見るとなんとなく安心して、頷きながら安心するように話せば、小さく首をかしげ｢それは、もういいのよ？何と言うか、これも青春なのかなって少し思えたわ。穂乃果、少し理由聞いていい？｣と謝罪を受けるも気にしていない様子で、むしろいい思い出と話せばなぜ相手は自分との距離を、置き始めたのかを質問しては相手に顔を近づけ

う…えっと、これ言わなきゃ駄目…？（相手と思いが通じ合った今となっては何故あんなにも悩んでいたのか恥ずかしくなるほどで、素直にそれを話すことに少なからず抵抗があって、ダメ元で出来るなら秘密にしておきたいという意志を見せて

ダメ…私の穂乃果なんだし…聞きたいわ((小さく頷き折角恋人同士になったのだから、聞かないといけない気がしているようで相手の頬にキスをしながらお願いしてみては、首をかしげながら自分に話してくれるかどうか、不安になってしまうと｢言わなかったら…わかってる？｣と相手の頬に手を伸ばすと、言って欲しいのでプレッシャーをかけに行きながら、問い詰めていくと相手を見つめながら不安そうにして

それは…えっと、言うよ！言うけど、わ、笑わないでね？（問い詰められ、逃げ場は無さそうだと観念しては素直に話すことにするも話したら相手にからかわれそうだと危惧すればそう前置きをするだけしてからゆっくり語り始めて｢…もし、穂乃果が同じ女の子を好きなんて言ったら絵里ちゃんに気持ち悪いとか思われて嫌われたらどうしようって思って不安だったから…そんな事情も知らずに絵里ちゃんが素直に話すようにって言ってきたのが穂乃果は耐えられなかったんだよ…｣自分の抱えていた不安や弱さを一つ一つ語っていき、結果的に相手を信用することが出来なかった事実に申し訳無さそうな表情を浮かべていて

笑わないわよ？私が聞きたいことだし((前置きをされると、否定はしないし笑うことはしないので相手の言う通りにすると頷きながら、話していくと耳を澄ませ、相手の話を聞こうとして｢そう？別に私はあなたを否定なんかしないわよ…あの頃から穂乃果が好きになって今までどう気持ちを伝えればいいのかなって考えたもの…それは希からも言わなくていいのかって…言われ続けるほどに｣と申し訳なさそうな相手の話を聞くと、笑いはせず優しく頬を撫でながら、自分の心境を語っていき前から相手が好きで告白する勇気がなかったと話せば、小さく笑い

そっか…絵里ちゃんも同じだったんだねっ、二人とも臆病で一歩を踏み出せなかった、それだけだったんだ！（相手への想いに戸惑い素直に伝えることが出来ず怯えていたのは自分だけでは無かったのだということが2年越しになった今になってわかり、二人同じ気持ちであったことが無性に嬉しく思えて笑顔が自然と零れれば、今こうして思いが通じあえたのはお互い想い合っていたのだから必然だったのだろうと信じて疑わずにいて

そう、だって…私達は女の子同士だったもの((笑顔を零す相手を見つめると、自分も笑顔になり自分は性別という壁に臆病になっていて、相手もそれが同じだったのがどう仕様もないくらいに嬉しいくらいで、必然だったに違いないと今なら思え、相手の事を信じながら呟いてみて｢穂乃果って私の何処に惚れてたの？｣と問いかけるように自分のどこが好き、でここまでの関係まで来たのかを質問して

絵里ちゃんはカッコいいし綺麗だし、優しくて頼りになるお姉さんって感じだし、でも意外と暗いところが怖かったりとか可愛いところとかもあって…えへへ、結局全部好きなんだよね（相手の好きな部分と聞かれてとても一言では纏まらず、長々とそう語ってしまってから要は自分は目の前の絢瀬絵里という人間の全てが好きで、知らず知らずのうちに惹かれてしまっていたのだとヘラッと笑いながら述べ

はぅ…穂乃果…もぅ、可愛い！((長々と話す相手にそこまで好きでいてくれるんだと思い、赤くしながら嬉しそうにすると、相手に抱き着きながら後頭部を撫で、相手の笑顔を見ながら、お礼と言わんばかりに頬にキスをすると、満足そうにして｢私はね？いつも元気で前向きで…私の事を引っ張ってくれて可愛くて子犬みたいとか…私も一言ではまとめられないくらい好きなの｣と自分も何か相手の好きになった理由を語りだして、一言では纏まらなくなったのか、微笑みながら照れくさそうにして

えへへ、そんなに褒められたら照れちゃうよ…
（自分のことをひたすらに一言では言い表せないぐらいの勢いで褒めてくれて、それだけ自分のことをこんなにもよく見てくれていることがわかれば、照れくさいながらも嬉しくて仕方無く、まるで相手に甘えるように身体をすり寄らせては胸の辺りに顔埋めて