司類 ♯

なんだ？やけに騒がしい…(蹲っていれば、廊下からなにやら騒がしい声が聞こえ、そちらへ向かえば相手が人を刺しており、慌てて相手に抱きついて止めようとして)

…
（無意識に人を刺していれば相手を振りはらい近くにいた医者などを刺し始めて）

類！！(自分が招いた結果だと思い、必死に相手を止めようと抱き締め、｢そんなに刺したければオレを刺すといい！！｣と声を上げて言い)

…司くんに愛して欲しくてやったことなのに…それを止めるんだね…
（相手に止められると表情が変わっては刃物を床に置き相手を睨みつけて）

…こんなことすれば、オレといれなくなるだろう？！(相手の睨みに少し怯みかけるも、相手を真剣に見つめながら言い、刃物を取ると、相手に持たせて、｢オレに言っただろう、お前以外を殺さないで、お前だけを殺せと。それはオレも同じだ｣と言い、自分の傷が塞がりかけた胸に当てさせ)

…どうせ君も裏切るつもりだったんだね
（刃物を床に投げつけると松葉杖を落としては屈んでしまい涙を流して）

！…(相手の様子を見ては、自分のせいだと自責の念に駆られ、相手に刃物を無理やり持たせた手の上から離させないようにと自分の手で強く握り、そのまま自分の足や腕、腹を何度も刺すも、痛覚がない事から無表情で)

…え？
（相手に上から手を被せられると驚くも相手の血が自分の手に着いてしまい）

…(許してと言おうとしたが、失血のショックから倒れてしまい)

…
（相手の悲惨な姿を見ると吐きそうになってしまい近くにあったゴミ箱に吐き出してしまい）

…(意識を失っていれば、医者が来てそのまま自分を抱えて病室に連れて行き)

…
（相手が連れていかれてしまうと松葉杖を持とうとするもどこかに行ってしまっては探し始めて）

ん…るいは…？(病室のベッドに寝かされ、少しすれば目を覚まし、相手の元に行こうとするも、医者に止められていて)

…
（松葉杖がみつからなく情緒不安定になってしまい自分の手首を刃物で切り始めて）

…るい…おれがいる、ぞ…(フラフラとしながら相手の元に向かい、道中で落ちていた松葉杖を拾い、なんとか相手の元にたどり着くと、｢これ、おちてたぞ｣と声を掛けながら松葉杖を差し出して)

…
（情緒不安定な為相手の声にも気づかずにひたすら切り進めて）

…(相手の様子に少しむっとすれば、刃物取り上げ、そのまま投げ捨て、相手に抱きついて)

…
（相手の方を見ると手が震えながらも相手の服を掴むように抱き締め返して）

かえろう、るい…(ふわふわとした声で相手に戻ろうと言い)

…
（相手の膝に倒れ込んでしまうと何も言わなくなってしまい）