腐男子くんと人気者くん(〆)

……そっか、まぁ、姉ちゃんたまに鈍感だし、俺的には琉斗の兄ちゃんに頑張って欲しいけど。（彼からの言葉に、遥の姉はたまに鈍感な部分があることを呟けば、個人的に彼のお兄ちゃんには姉と付き合って欲しいと思っていて。そして、色んな話をしているうちに彼の家について。）

あ、もう着いちゃった(相手と色々と話していれば家に着いて、少し残念そうに呟いて。相手にお礼を伝えて別れようとしたと同時に家の扉が開き、兄が出てきて、「琉、おせぇぞ…あ、ハルじゃん！久しぶりだな」と自分に声をかけようとしたが、相手の存在に気付き、にっと笑いながら声を掛けて)

久しぶり、琉斗のお兄ちゃん！（彼の家の扉が開くとそこには先ほどまで話していた彼の兄がいて。彼の兄とは結構仲が良かったので彼の兄を見つけるととびっきりの笑顔でいて。そして、彼との別れ際「あ、琉斗、さっきの話、俺の勘違いの可能性もあるからあんまり当てにしないでね」と先ほどの話は彼の兄から聞いたわけでなく勝手に自分が勘違いをしている可能性もあると思い彼に伝えて）

うん、送ってくれてありがとう(相手の勘違いという言葉に頷いて、送ってくれたことに対してお礼を言い。兄は、相手を送れば相手の姉に会えるかもと思い、「ハル、一人で大丈夫か？送ってってやろうか？」と言い)

ん、じゃあ、また明日な！（彼からお礼を言われると彼に向かって手を振り1人でのんびり帰ろうかなーとか思ってたら彼の兄が送ろうか？と聞いてくるのでもしかしてと、おもい「…んー、じゃあ、お願いしようかな。」と少し悩んだ後に彼の兄に送ってもらうことを頼んで）

「ん、じゃハル送ってくるな」
わかった、また明日ね、はるちゃん(兄は、相手が頷いてくれるのを見て、内心喜び、平静を装いつつ言い。自分は、2人に手を振りながら見送り)

理人兄ちゃんは、姉ちゃんのこともしかして好き？（彼と別れた後彼の兄と2人きりとなり、彼と先ほど話していたことが事実なのかと気になり彼の兄に聞いてみて。）

「っ、はぁ？！何言ってんだよ、違うからっ！」(突然相手に相手の姉が好きなのかと聞かれると、否定するも真っ赤になる顔が全てを物語っており)

…理人兄ちゃん、顔に出過ぎだよ笑 大丈夫、姉ちゃんには言わないから。（顔が真っ赤になる姿を見ているとクスリと笑うと、きっと姉には言わないで欲しいだろうと思いそれを彼に伝えて。そして、「姉ちゃんに告白しないの？あの人鈍感だからアピらないと誰かにとられちゃうよー？」とふと疑問に思ったことを伝えた後に姉が鈍感ということを教えて。内心姉は黙ればモテるからなと思っていて）

「…一応アピってはいるんだけど、告白はしないかな」(相手に告白しないのかと言われると、顔を赤くしたまま恥ずかしそうにアピールはしても、告白はしないと言って、「俺ばっか教えて卑怯だろ。お前も教えろよ」と言い)

でも、姉ちゃん美容の専門学校行ってるお友達さんから聞いたけどモテるらしいよ。（彼から恥ずかしそうに告白はしないという言葉を聞くと、彼の兄には伝えるか悩んでいたがこれを機に言おうと思い姉の知り合いが家に来た時に話を聞いた為少し知っている姉のことを彼に伝えて。そして彼から自分のことを聞かれると「…え、俺？…あー…琉斗に聞いて…」と顔が段々と赤くなりながら彼に聞いてと頼み）

「！…でも、心咲は俺の事男として見てくれてねぇし、告白して仲のいい友達って立場を失うのも嫌なんだよ」(相手にモテると聞かされ、確かにあの見た目に惹かれるのも仕方ないと思うも、諦めたような笑顔を浮かべながら言い。相手が顔を赤くしながら弟に聞けと言うと、「つー事は、琉と付き合ってんのか」とニヤニヤと笑いながら言い)

そうかなぁ…でも、もしも告白しなくて姉ちゃんも好きだったらどうするの？もったいないよ。（彼が諦めた様な顔をしながらいうので彼の兄にアドバイスをたくさんしようと思い、かれに、もしもの可能性を話して。そして彼から当てられると図星とわかりやすい様に黙ってしまい。）

「ハルは俺と心咲にくっついて欲しいのか？」(相手が色々とアドバイスしてくれる為、相手の髪をくしゃくしゃと撫でながら、相手の姉と付き合って欲しいのかと言い。図星なのであろう相手が黙ると、くすくすと笑いながら「お前も顔に出てんぞ。…で？いつから付き合ってんだ？どっちから告白したんだよ」と尋ねて)

んー…俺は正直何か変な男に捕まるくらいなら、理人兄ちゃんと付き合って欲しいってだけ。（彼に尋ねられると少し悩んだ後に、少しばかりシスコンみたいな発言をして。そして、彼から笑われながら尋ねられると「…今日付き合った。でも…お試しみたいな感じ…。俺から、告白した。…でも、正直琉斗嫌なんじゃないかなって思ってる。」と彼の前では見せなかった弱音を少し寂しそうな表情をしながら少し吐き出していて）

「！…信頼してくれてるみたいで何よりだよ」(相手のシスコンのような言葉、ふはっと笑いつつ言い。相手が寂しそうな表情で弱音を吐くと、「なんでそう思うわけ？」と尋ねてみて)

まぁ、琉斗の兄貴だし。（彼のことを完全に信じきっているので彼の兄も優しく良好な為姉にはいいのではと思っていて。そして彼から尋ねられると「…んー、なんか自信ないんだよね」と少し辛そうな笑みをしながら答え）

「自信、ねぇ…」(相手が辛そうに自信ないと言うため、携帯を取り出すと弟に掛け、出るとスピーカーの状態にして「ハルの事、お兄ちゃんがもらってもいい？」と言うと、焦った声で「だ、ダメっ！はるちゃん取っちゃやだ！」と必死に言っていて)

（彼のする行動を隣で大人しく見ていれば彼の弟に電話をかけていて。そして、静かに聞いていると彼の言葉に驚いていると、彼の弟からもっとびっくりする言葉が出てきて。そして、少し安心ができたのか「…よかった…」と呟いていて）

「冗談だよ、大丈夫だから安心しろよ、じゃな」(相手の頭を撫でつつ、弟に冗談だと伝えてから電話を切り、相手を見ては、「俺の弟は、嫌なことは嫌って言えるから、安心して付き合ってやれ」と言い)