検索 2022-07-09 20:46:55 |
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それは……ッ!ンでそうなるんだよ!!大体俺はこれくらいの怪我大丈夫だって前々から言ってんだろ!お前の気持ちはありがてぇけど心配しすぎなんだよ!…おやっさんが繋いでくれた縁で護衛の仕事が立て続けに来てる。今の俺ならこの仕事を全部受けられる!それの何が悪いってんだよ!風.都のために今持ってる力を全部使ってるだけだろ!
(この怪我を納得してもらうために必死で言い訳を重ねるが相手に響くことはなくてその声はさらに低く、目線は鋭くなっていく。こちらを心配する叫びには心が揺さぶられて目線が揺らいだが、直後吸血を拒否されると目を見開いて怒りを滲ませた声で叫んだ。相手の気持ちも理解は出来る、何より自分が相手に傷ついて欲しくない。しかしこの街の探偵である以上誰かが泣いているのを放っておくわけにはいかないのだ。今それを実現する力を持つ以上、全力をかけて依頼を遂行するのがこの街の探偵の責務だろう。相手の想いも回復要員扱いしてしまっている自覚もきっちりと持っているのに吸血への渇望のせいで怒りが上回ってしまって上手く感情をコントロールできない、多少の痛みを我慢すれば舞い込んだ依頼を全て解決できるのにそれを止めようとする相手が今は探偵業の障害のように思えた。相手に詰め寄って顔を付き合わせる、その瞳は怒りと、相手の血を求める人外の色を宿していて「明日も護衛頼まれてんだ。きっと今日より派手な乱闘になる。 あの仮面の集団を潰すためにも俺は行かなきゃならねぇんだ。だから、お前の血がなきゃ困る」と威圧するようにこちらも低い声を出しながら再び吸血を要求して)
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