通りすがりさん 2022-03-03 18:41:58 |
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そっか…。
わかりました!寝室には入らないようにしますね。
( きっと恥ずかしがり屋だということ以外にも理由はあるに違いないと思いながら、特にこれ以上追求するのは違うと思い納得し。寝室にはできるだけ近付かないでおこうと決めて。紅茶を再び口にすれば「こんな美味しい紅茶飲んだことないな」と改めてその紅茶の美味しさに感動して。)
紅茶に使っているハーブも、全部栽培したものなんだ。
なかなかの腕前だろう?
( 納得してくれた様子で返答する相手に「ありがとう」と一言返せば、再度、紅茶を飲み述べられた言葉に上記を返す。
料理や紅茶、薬に使われるものも全て自ら栽培しているものを使っているらしく、また、それらを作る際に魔法は使用しないらしい。そんなこだわりを得意げに話せば、味もなかなかだろうと腕を組みながら笑いかけた。)
…そうだ、住み込みでとは言ったけれど、キミも荷物や準備があるだろう。
移り住むのはいつでもいいんだが…。
( ふと、思い出したように手を叩いては、相手がいつから此処で暮らすのだろうかと首を捻る。
此方としては、今日からでも相手が来てくれると嬉しいのだが
、なんせ唐突な話だった故に強制することは出来ず、今行っているボランティアの仕事もあるだろう…。とにかく、引っ越してくるのはいつでもよいとだけ伝え、相手の返答を待った。 )
本当にすごい。
( 一からこういったものを作るというところに心から感動し、お手伝いができることを嬉しく思う。自分がここにきたら植物たちのお世話を頑張ろうと一人意気込むのであった。
紅茶を飲み干したところで投げかけられた言葉には、「そういえば…」 と考える仕草をみせ。もともと固定した住居に住んでいた経験はなく、転々と知り合いの家を渡り歩いているような状態だったし、現在借り住まいしている場所も、そう長いこと居られないと考えあぐねていたところで、できるだけ早くこの場所に来たいという思いから相手に問い返し。)
えっと、今日から住んでもいいですか?
できることなら早めにここに住みたいというか…。
あ、荷物なら必要最低限の物しか持ってないので、すぐとってこれますし。
( お金もなければ、そんなに大した所持品もなく。大事な物といえば、母の形見のロザリオを常に服の下に身に付けているので、それさえあれば後はいらないくらいなのだ。)
…勿論。
そうして貰えると僕も嬉しいよ、リトルハニー。
( 相手の言葉に、明らかに声音を明るくして頷けば、もう一度手を取って握手のようにその手を上下させた。 この家に誰かが住んでくれるなんて夢のようで、おまけに今日から住んでくれるともなれば、その喜びで少しはしゃいでいるようだ。)
荷物を取りに行くのなら、僕も同行しよう。
まだ日が落ちるのも早いし、ついでに買い物もしたいからね。
(少し落ち着くように咳払いを1つすると、相手の手を放し紅茶のカップを片付け、ふと窓の外に目をやる。
日が傾く時間が近づいてきており、だんだんと空は赤味が増してゆく。荷物を取りに行って、帰る頃には真っ暗だと森の中は危険だ。おまけに、調薬するために必要な材料を幾つか買いに行かねばならないらしく、上記を提案してはローブを手に取って。)
あの、リトルハニーってどういう意味ですか??
( 嬉しそうに握手をする相手に、喜んでもらえたなら良かったと一安心する。しかしながら先程も一度聞いた自分のことを指しているであろうその言葉の意味をやはり分かっていないのか、どういう意味かを相手に尋ねることにして。)
そうですか?じゃあ一緒に行きましょう。
( 空の色を見ればもうこのような時間になったのかと驚き。早いとこ行かないと、日が暮れてしまう。相手が一緒に行くというので、それならと同行してもらうことにして。何の買い物をするんだろうと、相手の行く先が気になるのもあって少しワクワクした気持ちで。)
( 相手の同意も得られたところで、捲っていた袖を直しカフスボタンを留めれば、手にしていたローブを羽織っていつものような外出スタイルを整える。
そうしながら、相手の問いに答えるようにして「 愛しい子 」と一言告げると、相手の正面に立って、出会った時のように彼の頭へそっと触れた。)
素直で真っ直ぐな瞳を持った…
僕の、可愛い可愛い愛しの愛弟子ってところかな。
…でも、キミのような立派な青年に言うべきものでは無かった、かな?
( 優しく相手の髪をわしゃわしゃと崩せば、上記を述べながら明るく笑い声をあげる。魔法を見た時のキラキラとした瞳と相手の笑顔には既に愛しさが芽生え、助手を引き受けてくれたその優しさにも感謝を示している。
だが、一間してその手を離せば、考えるように腕を組んで、歳的にはさほど変わらぬ大人の青年に「可愛い」という意味を持つハニーを使うのは気分を害してしまうのでは、と今更ながらに気になって。)
んー、なんだか呼ばれ慣れてなくてそわそわしますけど、嫌ではないです。
( 会って間もない自分だが、こうやって「愛弟子」と呼んでくれることには恥ずかしさはあるものの、嬉しい気持ちもあって。頭を撫でてくれる相手の手には不思議と安心する気持ちと、ドキドキする気持ちが入り交じり。少し照れたような笑顔を浮かべれば。)
…そうかい。
それなら良かった。
( 嫌ではない、と聞けば、安心したように頷いて明るく上記を返す。気分を害していないようで一安心だが、あまり浮かれ過ぎるのも良くはないかと、些か注意しようと心の中で考える。だが、呼び名に関して嫌がられていないと知れば、そこを変える気はさらさら無いようで。)
それでは、荷物から取りに行こうか。
案内をお願いするよ、リトルハニー。
( ローブを翻して相手へ背を向ければ、いこうか、とフードを被る。今の時間帯ならば、街の人通りも少なく、隣を歩いていてもさほど問題は無いだろうか。
同行すると言ったのは自分だが、未だ、自分のせいで相手に嫌な思いをさせないものかと少し気がかりだ。)
あ、はい!
( ローブを着た相手の背を追えば、相手の隣に並んで街を歩いていくと小さな家に辿り着き。「ちょっと待ってて下さいね」と一言相手に声をかけると家の中へ入り。
中には、お世話になった知人がいて出て行くこととなった経緯を簡単に話し、2階の部屋から荷物をサッと集めて家主に改めて礼を告げて出てくる。荷物は肩掛けバック1つのみでさほど大きさもなく荷物の回収には5分もかからず、相手の元に戻ってきて。)
お待たせしました!
……おや、随分と早かったね。
もういいのかい?
( 相手の言葉に頷き、大人しく外で待っていると、思ったよりもずっと早く戻ってきた相手に声を掛け、マスクの奥で1つに収まっている荷物を捉える。
この街で働いてきたのなら、この家にそれなりの別れや荷物などがあるかと思っていたが、きっと、彼は自分の思っているよりもずっと過酷な中で生活してきたのかもしれない。
それを物語る程よいサイズの鞄を少し見つめていると、気を取り直すかのように「 身軽で素晴らしいね 」なんて笑ってみせる。 )
大丈夫です!
ここに住んでたの、ほんのひと月程だったので。
( 鞄を見る相手に、さすがに物を持ってないことに何か思われてしまったかと思うと、「俺、必要な物しか持たない主義なんで!」と明るく笑って見せ。実際それは嘘ではないのだが。 )
それより、次どこにいくんですか??
( 相手の隣に立つと、自分よりも背が高い相手を見上げて次の行先について尋ね。)
( 相手の返答に「 そうだったのか 」と頷くと、それ以上は口にしなかった。
ひと月だけだったということは、既に引っ越してきたばかりだったらしく、手間を掛けさせてしまっただろうかなんて考えるが、きっと気を使って欲しい訳では無いだろうと思い、気に病むことをやめた。
あの家に来た暁には、持ち物に困るぐらい大切な物を増やしていこう、と思うのだ。)
奥の繁華街にある雑貨屋だよ。
あそこの店主は魔女でね、魔法や調薬に必要な品も取り寄せているから、よく寄らせて貰っているんだ。
( 問いを聞けば、前方の道を指差し、街の中心に向けて歩みを進めていく。魔法族が少数ながらも人間と共生している現在、人間に混じって商売をしている者もいる。といっても、実際に魔法を使う事は減っているため、ほとんど人間も魔法族も見た目に変わりはない。
繁華街にある雑貨屋は、人間も魔法族もよく通っているらしい洒落た店だが、そこで古びた魔法書や薬剤道具を買うのは恐らく自分だけだろうと思う。)
そうだったんだ。知らなかった。
( この街のことはそれなりに知っているつもりだったが、雑貨屋には今まで立ち寄ったことはなく、まさかそこの店主が魔女だったとは驚きだ。魔法族のことはよくわからないが、彼を見ていると確かに人間と見た目にそう変わりはないのかもしれない。などと思う。
繁華街を歩けば、「やはり人が沢山いるな」などと行き交う人々を目で追って。)
この街も、随分と栄えてきたからね。
まだまだ知らないこともあるさ。
( 相手の言葉にフフッと笑いながら上記を述べる。知らないことがあるのは自分も同様で、我が物顔で歩いてはいるが、用がある時以外はほとんど自宅に籠ることも多い。
日暮れの時間になるからとやってきてはみたものの、やはりまだまだ行き交う人は多く、彼の呟きに此方も周囲の人々を目で追ってみる。
奇妙なマスクを見れば、種族問わずヒソヒソと話をはじめたり、早足で去っていく者もいる。その視線は、自分のみならず、隣に並び歩く相手にまで注がれる。その為、思わず隣の相手へ小さく呟く。)
…すまないね。少し、僕の後ろを歩くといいよ。
あと、もう少しで着くからね。
( 周囲の視線が自分ではなく、彼に注がれているものだと気付くのに時間はかからなかった。自分のことなどどうでもよいが、相手がこういった類の視線や、陰口などを受けることの意味が理解出来ず、腹立たしい気持ちになる。後方を歩くように、という自分を気遣っての発言だろうが、何だか納得がいかず、相手を見て真剣な様子で相手を見上げて。)
…あと少しなんですよね。俺は気にならないんで、隣歩きたいです。
…….、ありがとう。
キミは、真っ直ぐで強い人だ。
( 相手を見れば、真っ直ぐに此方を見つめる瞳があり、周囲の視線に怯えているのは自分自身であることを改めて思い知った。
隣にいる彼は、歪んだ視線など気にせず、真っ直ぐに此方を見てくれているのだ。その事に気付き、胸が暖かくなるのを感じながら優しく礼を述べた。
先程、彼の事情についてはあまり気に病むまいとしていたが、これらの件についてもどうやら気遣いは無用らしい。)
着いたよ。
少し店主と話して来るから、色々と見て回っているといい。
( 更に暫く歩けば、シンプルな外装の雑貨屋の前で立ち止まる。扉を開けて相手を中へと促せば、様々な品が目に入ってくる。
奥にいる年配の女性を見つければ、お目当てのものを探すために話してこようと上記を告げる。色々な用途に使える雑貨が揃っているため、相手にとっても何か気になる物があると良いが、なんて考えながら、一時その場を離れた。)
( 相手からの礼を述べる言葉には、小さく微笑み。真っ直ぐで強い、本当はそんな素敵な言葉に当て嵌る人間では無いと思うが、相手にそう言われるだけで認めてもらえているようで心が暖かくなった。
雑貨屋までの道のりは、それほどまで遠く感じなかった。)
はーい。…雑貨屋ってなんでもあるんだな…。
これ…。
( 店に入るとそこに広がる空間に驚き。雑貨屋というだけあって本当に色々な雑貨が揃っているのだなと思う。相手が店主の元へ行っている間、色々見てみようと並べられているものを見ていると、自分が身につけているのとよく似たデザインのロザリオ=十字架がついたネックレスを見つけて。シンプルなのだが十字架の中心に蒼い宝石が一つ埋め込まれている。自分が持っている物とそっくりで暫く魅入ってしまい。)
…何か、気に入ったものでもあったかい?
( そう時間もかからない間に、もう一度相手の元へと帰って来れば、その手には中くらいの紙袋が抱えられおり、どうやら、お目当てのものを購入できたらしい。
通っている割には、店主と特に会話をする事もないようで、戻ってきては、何やら相手が魅入っている事に気付いて此方も手元を覗いてみる。)
へぇ、綺麗なネックレスだね。
( 普段、アクセサリーは付けないが、相手の見ていた其れはシンプルながらも美しい宝石が輝いていて、思わず上記を呟く。)
あ、いや。
俺の持ってる物とそっくりだったから、つい。
( 相手の声で我に返ったのか、声のするほうを見ると相手が買い物を済ませて立っていて。それを魅入っていた訳を話せば、自分の首元にかかっている物を取り出し。「俺が小さい頃母さんからもらったんだ。」と微笑み。 )
なるほど、ペンダントか。
( 相手の首元にかかっていたネックレスを見れば、確かに似ているなと思いつつ、微笑みながら告げられた言葉に相槌を打つように頷いた。
相手の方へと身を寄せ、そっと棚に飾られた売り物のネックレスを手に取れば、それを見つめながら「 お母様は? 」と問い掛けた。
答えはなんとなくわかる気がしたが、こればかりはしっかりと確認しておかなければ、後々失礼があっては困る。)
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