刑事A 2022-01-18 14:27:13 |
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( 牽制の言葉にも返事を返す事無く睨み付けるだけ。差し出された手を取る事も無く立ち上がり、自分が頼んだ飲み物のお金だけはきっちりと払うと重たい両足を引き摺る様にしてお店を出て。___BARの中は相変わらず薄暗く独特の雰囲気を醸し出していた。此処には嫌な思い出が多過ぎる。自然と表情は強張り、立ち竦みそうになる足を懸命に動か促されるまま店の奥の方へ進むと、ややして壁に凭れる様にして再び相手に睨む様な視線を向け「…そんなに人が苦しむのを見るのが楽しい?、」と、徐に問い掛ける。あの電話の内容ならばエバンズは間違いなく此処に来る。そうして来たら最後、再び薬により増幅された恐怖を一身に受け苦しむ事になるのだ___もう既に十分過ぎる程苦しんで生きていると言うのに。例え“あの事件”の遺族だったとしても、彼を苦しめる権利は何処にも無いのに )
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