刑事A 2022-01-18 14:27:13 |
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( あの状況では誰がどう見ても危険だと判断しただろうし、拳銃を突き付ける人間を目の前にして反撃する事も逃げる事も無く、あろう事か唯一持っている武器を捨てるなど正気とは思えないと言われても反論出来ない筈。けれどあの時の相手には何の躊躇いも無かったのだろう。余りに真っ直ぐ断言された言葉に息を飲む。自分で聞いておきながら流石に驚いた。「……そっか。…うん、良かった。本当に。」返って来た言葉を心の中で繰り返し、灯った暖かさはきっと言葉で表す事は出来ない様に思えた。ただ、あの時撃たなくて、相手が怪我をしなくて、良かったとそれだけが残り。続けられた付け足しは危険な目にあった当事者とは思えないもので、思わずじっとりとした視線を投げる事となった訳だが、相手らしいと言えばらしい気もした。「そんな適当な事言ってたら早死にするよ。」と、肩を竦め、その後、こんな遣り取りがまた当たり前に出来る事が嬉しいのか小さく笑みを浮かべて紅茶を啜り )
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