刑事A 2022-01-18 14:27:13 |
|
通報 |
( 明日に備え、珍しく相手と共に仕事を早く切り上げて帰宅する。ソファに腰を下ろし、手渡された膝掛けを受け取ると相手の手は痛みを感じていた鳩尾へ。痛む箇所へと手を伸ばされても身構える事をしなかったのは、これまでの経験が培ったある種の“信頼“か。自分では痛みを訴えた覚えがなく、何故気付いたのかと思ったものの問い掛けには「…温かいミルクティーが飲みたい、」と素直に答える。湯を沸かしキッチンでマグカップの準備をする相手を眺めながら、リディアの事を思い出していた。ほんの11歳の少女だが、彼女は侮れない。あの男によく似た言動をする_______いつだったか、鳩尾を押さえ付け耐え難い痛みを与えられた事を思い出して背筋が冷たくなる。「…”あいつ“の取り調べを思い出した。」と、徐に言葉を紡ぐ。きっと彼とリディアの似た空気感のようなものは相手も感じていただろうと。 )
| トピック検索 |