黒の軌跡〆

ふぅ…さて、キタちゃんが戻ってくる間に飾り付け終わらすか…ダイヤちゃんそろそろ来るかな…
(外に出ていくキタちゃんを見送ると急いでトレーナー室を誕生日会のために飾り付けして、一緒に今日のサプライズを考えたダイヤちゃんを待ち)

(/いいですね！それじゃダイヤちゃんお願いしますね)

私でしたらここにいますよ？
(相手の独り言にそう返事をしたかと思えばトレーナー室のソファーの下からひょっこり顔を出して、どうやら相手も気づかないうちにやってきては隠れてスタンバイしていたようで)

うおっ！？びっくりしたあ……まぁいいや、来てくれてありがとうダイヤちゃん。それじゃ俺は机に料理並べるから部屋の装飾お願いね
(急に現れたダイヤちゃんに驚き、気を取り直して隠してあったケーキを机に置き、先程調理室で作ったグラタンや唐揚げなどを電子レンジで温め直し)

はい、お任せください。それにしても驚きました、まさかキタちゃんのお誕生日にサプライズパーティーをしようだなんて…素敵な企みに混ぜていただいてありがとうございます
(部屋の飾り付けや料理をテーブルへ並べるのを積極的に手伝いをしながら、まさかこんな風にして巻き込まれるとは思っていなかったが、こういった形で改めて親友の誕生日を祝えることは嬉しいと相手へとお礼を述べて)

キタちゃんには感謝しきれない程お世話になってるからね…これくらいのサプライズ当然だよ、ダイヤちゃんもいた方がキタちゃん喜ぶだろうしね。こちらこそ来てくれてありがとう。
(これくらいするのはキタちゃんに対して当然だと言うように説明して、自分が開いた催しに参加してくれてこちらも感謝して)

トレーナーさんにそこまで大切にされてキタちゃんは本当に幸せ者ですね、トレーナーとウマ娘の間にはこういう関係もあるんですね…ですが…いえ、こんな日にするようなお話しじゃないですね、そちらの準備は大丈夫ですか？
(相手にとっては結局のところキタちゃんが喜んでくれることが何より一番大事だということがわかれば二人の絆には一般的なウマ娘とトレーナーの関係とはまた違った何かを感じ、それを羨むと同時に何かを懸念するような表情になり口を開きかけたがすぐに、おめでたい日に話すようなことではないと途中で止めれば準備が終わったかを尋ねて)

……大丈夫だよ、ダイヤちゃんも飾り付けありがとう……そろそろキタちゃん戻ってくるかな…
(ダイヤちゃんの不自然な様子に疑問を抱いたが特に問い詰めることなく、机に料理を並び終わり部屋の飾り付けも完了したようなのでキタちゃんを待ち)

【キタサンブラック】

お待たせしました！トレーナーさん、見てください……って、あれ？
(まさかサプライズパーティーが企画されてるとは夢にも思わず、勝負服姿を早く見てもらおうとトレーナー室へと飛び込めば、自分が出て行く前とは大きく様変わりしており、パッと見誰も居ないことに戸惑って)

【サトノダイヤモンド】

…行きますよ、せーのっ…キタちゃん、お誕生日おめでとう！
(キタちゃんの戸惑った様子をテーブルの下に隠れながら見ては、一緒に隠れていた相手にそう合図を送ってからクラッカー鳴らしながら出ていき『キタちゃんお誕生日おめでとう』のメッセージの書かれたくす玉を共に割って)

誕生日おめでとうキタちゃん！勝負服似合ってるね、明るいキタちゃんにはピッタリでお祭り感あるね……自分のウマ娘の勝負服姿ってこんなに美しいんだね…
(クラッカー鳴らしながら誕生日をお祝いして、自慢のウマ娘の勝負服を見て、GIにも出ていないのになんだか感極まって泣きそうになるが今日はめでたい日なのでグッとこらえて)

【キタサンブラック】

わっ！？と、トレーナーさんにダイヤちゃん！？…あ、え、えっと、その…ありがとうございます…！びっくりしたー…
(少しの間があって鳴らされるクラッカーと祝福の言葉に驚くあまり耳をピンと立て、一瞬状況が飲み込めない様子で目を白黒させていたが、少ししてようやく今の状況を理解すれば二人へとそれぞれに、相手には二重の意味で噛み締めるようにお礼を述べ、それからホッとしたように胸を撫で下ろして)

【サトノダイヤモンド】

ふふ、サプライズ大成功。…それがキタちゃんの勝負服なんだね。…確かトレーナーさんがデザインしたって聞きましたけどキタちゃんらしくて素敵ですね
(とりあえずキタちゃんの反応を見るにサプライズは上手くいったと見て良さそうだなと嬉しそうにはしゃぎ、それから改めて話に聞いていたトレーナーがデザインの大半を請け負ったという勝負服のデザインを見れば確かに彼女のイメージにピッタリなお祭りっぽさと華やかさを感じられるそれを絶賛して)

素人が考えた勝負服だけどキタちゃんに似合ってよかったよ。改めてキタちゃん、これからもよろしくね。
(プロの人ではなく自分が勝負服を考えたので不安もあったが、改めて見ると中々に良いデザインでなにより本人に喜んでもらえたことが本当に嬉しくてこれからも彼女と二人三脚で歩いていきたいと伝え)

【キタサンブラック】

はい、トレーナーさんには本当に感謝しかないです！これからもずっとずっと一緒に頑張っていきたいです
(自分にぴったりの勝負服を用意してくれたり、こうしてサプライズで誕生日を祝ってくれたり、自分にとっていつも素敵なものを与えてくれる相手に謝意を示しては、相手といつまでも一緒に居たいとそんな想いを力強く口にして)

【サトノダイヤモンド】

ふふ、素敵な誕生日になって良かったね、キタちゃん。…それじゃあそろそろご馳走食べよ、キタちゃんのためにトレーナーさんが色々用意してくれたみたいだから
(仲睦まじい二人のやり取りを見ながら、きっとキタちゃんにとっても特別な誕生日になっただろうと微笑むと、トレーナーが時間をかけて用意したであろうご馳走の並んだテーブルを見て、そろそろ誕生日パーティーを始めようと提案し)

ご馳走って言われるとなんだか恥ずかしいな……でもキタちゃんのために頑張って作ってきたよ。ダイヤちゃんも遠慮せずにたくさん食べてね。
(照れくさそうにしながらもキタちゃんにテーブルの上に置かれた、グラタンや唐揚げにポテトサラダ、それからダイヤちゃんから聞いたキタちゃんの好きなイカの沖漬けを見させて2人を席に座らせて)

【キタサンブラック】

あたしからすれば十分過ぎるぐらいのご馳走ですよー！…あ、イカの沖漬け！…もしかしてこれもトレーナーさんが？
(ご馳走だなんて、と謙遜する相手に対し、自分の為にと相手が用意してくれた料理は全部がご馳走だと断言しては、その中に自分の好物を見つけ、見るからに手作りとわかるそれをわざわざ用意してくれたのかと尋ねて)

【サトノダイヤモンド】

うん、キタちゃんの好物を聞かれたから教えておいたんだ。でも、流石に沖漬けを手作りしちゃうとは思わなかったけど……キタちゃんのトレーナーさんってお菓子作りだけじゃなくお料理も上手なんですね
(キタちゃんからのトレーナーに向けた質問に対して先回りしてそう返せば、用意するにしても市販のものではなく一から作るとは思ってはおらず、前回のマカロン作りの一件でお菓子作りが得意なのは知っていたが料理全般が上手だなんてと感心していて)

ずっと一人暮らしだから勝手に料理上手くなっただけだよ。まぁ沖漬けなんて渋い料理初めて作ったから味は保証できないけどね……
(料理が上手なんて言われて照れくさくなるが、おじさんのおつまみみたいな物を作るのは初めてなのでちゃんと美味しいか分からないと一応のため予防線を張り)

【キタサンブラック】

トレーナーさん、これすごく美味しいですよ！あたしの好きな味ですよー！
(待ちきれず早くも料理に手をつけると、相手が自信がないと言っていた沖漬けをよく味わってから絶賛しては沖漬けを肴にニンジンジュースをグッと飲んで、ぷはっと息を吐いて)

【サトノダイヤモンド】

もう、キタちゃんってば行儀悪いよ？…それじゃあ私もいただきますね、何が欲しいか言ってくださればトレーナーさんの分もお取りしますよ
(いただきますも言わずに大好物にがっついたキタちゃんを苦笑混じりに咎めながらも、挨拶をしてから料理を取り皿へと取っていき、トレーナーへと気を回して)

良かったぁ…キタちゃんの口にあって、なんかジジくさいけど……ありがとうダイヤちゃん、それじゃあ唐揚げ撮って欲しいな。
(初めて作った料理を美味しそうに食べる姿見てほっとすれば、仕草が飲み会のおじさんみたいでクスクスと笑えば、ダイヤちゃんの言葉に甘えて自分の料理を取ってもらい)

【キタサンブラック】

トレーナーさん、唐揚げよりもやっぱ沖漬けですよ！トレーナーさんも食べましょー、さあさあ！
(ダイヤちゃんがトレーナーの希望を聞き唐揚げ盛り付けるのを見ながら、何故かジュースですっかりできあがっている様子でトレーナーへと絡みながら自分の好物を相手に勧めるように手を添えながら箸で口元へと持っていき)

【サトノダイヤモンド】

アルコールは…入ってないよね…
(やたらハイテンションなキタちゃんを見れば、思わず手元のニンジンジュースの匂いや味を確かめていて)

えっ、キタちゃん？んぐっ……美味しいけどキタちゃん大丈夫？……あれ、このジュースカクテルだ…ごめんダイヤちゃん、俺のせいです。
(キタちゃんに身を近づけられて、勝負服を着ているため谷間が見えて露出度も普段より多いためドギマギするがキタちゃんが食べさせてくれるならと押し付けられた沖漬けパクリと食べながら飲んでいたジュース確認するとアルコールが入っているカクテルだと分かり、買ってきたのは自分なのでキタちゃんがこうなったのは自分のせいだとダイヤちゃんに謝って)

【キタサンブラック】

何言ってるんですかー、大丈夫に決まってるじゃないですか、おめでたい日ですよ！お祭りですよー！…キタサンブラック歌います！…ハァアーーン！！
(全然元気だとむしろ見ていて心配になるぐらいのハイテンションで、手元のニンジンジュースもといカクテルをクイッと飲み干したかと思うと自慢のコブシをきかせて歌い始めて)

【サトノダイヤモンド】

ええええー！？ちょ、ちょっと、キタちゃん、もうそれ以上飲んじゃダメー！
(トレーナーから告げられた驚愕の事実にコップを置けば、キタちゃんの手から慌ててコップを取り上げようとするが、一足遅く目の前で中身を全部飲み干されてしまって)