世界の偽神 2021-07-11 18:36:21 |
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>>来生さん
わかった。それじゃ、連絡先を教えておくね。
……あ、自己紹介が遅れてごめん。俺は高校2年の音原 輝春。よろしくね。
(Δのことや彼から与えられた力、後悔と向き合うことの意味など、数々の謎を一人であれこれ考えるよりは、との思いで出した提案に乗ってもらうと、さっそくスマートフォンを取り出して、コミュニケーションアプリを起動し。まずは自分の連絡先を送ろうと画面を切り替える最中、まだ自己紹介をしていなかったことを思い出し、少し申し訳なさそうに眉尻を下げながら名乗って。もしや今まで自分以外に相談できる人がいなかったのだろうか、一人で心細いと告げる中学生の少女を安心させようと、できるだけ優しい笑みを浮かべては、「困ったことがあったら、いつでも相談してね。俺たちは仲間だから」と自分の胸元に片手を置いて)
>>青葉くん
びっくりさせてごめん……やっぱり、青葉くんには見えてるんだね。Δから力をもらったことは話したけど……「武器を召喚する」ことまでは言ってなかったから、どうして知っているんだろうって気になったんだ。なるほど、そういうことか。君もΔに会ったんだね?
(振り下ろしかけた刀をぴたりと止めながら、淡々と言葉を紡いで。戸惑っている相手の反応は、明らかに自分の変貌が見えているものだと察し。先ほどの相手の言葉に感じた違和感の正体を掴み、納得の表情になるとゆっくりと刀を鞘へと納めて。後悔を抱えていない者には見えるはずのない姿が見えている、ということは相手も自分と同じ立場の人間だろうと考えて、普段通りの穏やかな口調で尋ね)
>>宮野さん
……! ありがとうございます、先輩。
(相手のヴェールから出現した盾により狼の攻撃が阻まれたため、なんとか危機を脱し。床を転がりつつ刀を拾い上げれば再び立ち上がり、狼に狙いを定めて。今度は低い体勢で駆け出し、ふっと短く息を吐くと同時に斜め上に刀を振り上げて狼の喉元を突き。すると、狼は一瞬苦しげな声を上げ、体の力が抜けたように倒れて。とどめを刺すなら今が絶好のチャンスというように、狼は虚ろな目でダウンしており)
>>不二くん
ここが、不二くんのお父さんの病室……?
お見舞いは、病院を調べるための単なる口実のつもり、だったんだけど……
(消毒液やら薬品やらが混ざったような病院独特の匂いに、どことなく懐かしさを覚えて無意識に目を細めながら、病棟の廊下を一人歩いて。受付の看護師から聞いた病室へと辿り着き、その入り口にあるネームプレートを確認してはぽつりと呟いて。図書室での彼の話によると植物状態で意識がないらしいが、せっかく来たのだからお見舞いしようと決心し。スマホをマナーモードに設定してから、そっと病室のドアを開けて)
(/了解しました! ありがとうございます!(返信不要))
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